![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 1歳児の授業の導入です。 今回もはめ込みパズルです。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 5 両眼視手がかりによる刺激性制御 両眼視手がかりによって制御される奥行き知覚は、輻轃角 (ふくそうかく) あるいは像差 (または非対応) によってもたらされる。 輻轃角は両眼と凝視点によって生じる角度である。 したがって、距離が近いほど角度は大きくなる。 像差とは、ある対象を異なった距離で凝視するときに輻輳に生じる変化である。(Aslin, 1987) この像差による相対的な奥行き知覚は、 「立体視」 (stereopsis) と呼ばれる。 網膜像差の両眼視手がかりによる制御は生後2ヶ月から3ヶ月にかけて初めて現れ、5ヶ月までにはっきりしてくることは、多くの研究者が一致して認めている。(Banks & Salapatek, 1983;Granrud, 1986) グランラド (Granrud, 1986) は、生後4,5ヶ月の乳児の空間 (すなわち距離と大きさ) の知覚行動では、単眼視手がかりよりも両眼像差の方が有効な手がかりであることを明らかにしている。 実際にいくつかの研究で、両眼視手がかりによる奥行きに応じた反応の刺激性制御が、ほぼ生後5ヶ月頃に生じることが証明されている。(Bechtoldt & Hutz, 1979;Gordon & Yonas,1976;Yonas,Oberg, & Norcia,1978) 例えば、乳児の顔に向かって対象が近づいてくることをシュミレートした立体映像ディスプレーを用いて、ヨナスら (Yonas et al., 1978) は、生後5ヶ月の乳児は手を伸ばしたり、手を引っ込めたり、瞬きを多く示し、一方、生後3ヶ月の乳児にはそうした行動が見られないことを明らかにしている。 ピーターセン、ヨナス、フィッシュ (Pettersen, Yonas,& Fisch, 1980) は、生まれて間もない生後6週目の乳児が、横に向かって動いてくる対象に対して「防御的に」瞬きする事を明らかにし、さらにその瞬きは空気圧の変化には関係なく、ディスプレーの視覚的な特徴と関係していることも明らかにしている。 バンクスとサラパテク (Banks & Salapatek, 1983) は、奥行きに応じた反応が生後4ヶ月以前の乳児では見られないことを示している研究は決定的なものではないことを指摘している。 その理由は、測定された反応 (手伸ばし行動と防御反応) は生後4ヶ月頃まで生じない可能性が高いからである。 したがって、奥行き手がかりによる何らかの制御がその月齢以前に生じていても、手伸ばし行動や防御反応では評定できない可能性もある。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 1歳児、がんばってたのですが、電池切れです。 朝4時半に起きていたらしいので無理ありません(笑) ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 4 奥行き知覚 奥行き知覚は、環境内を移動したり、環境の配置に正しく反応するために重要であるばかりでなく、対象を正しく認知するためにも重要である。(Banks & Salapatek, 1983) 奥行き知覚の基本的な問題は、視覚像が投影される網膜面が2次元であるにもかかわらず、人はどのようにして3次元の環境に反応できるようになるのか、という問題である。(Banks & Salapatek, 1983) 遠くの (あるいは奥行きのある) 対象に正しく反応する能力は、両眼視手がかり、動的手がかり、及び静的 (単眼視) 手がかりないしは絵画的手がかりという少なくとも3つのクラスの基本的手がかりに依存している。(Aslin, 1987;Banks & Salapatek, 1983) 網膜像差 (retinal disparity ; いわゆる両眼視差) という「両眼視」(binocular) 手がかりは、両眼が少し離れていることによって、近くに置かれた対象の網膜像が若干異なって映ることによる。 動的 (kinetic) 手がかりは単眼視手がかりであり、対象の像が網膜上を異なる距離で動く速さの違いによって生み出される。 これらの変化は、対象の空間内での動き (いわゆる「視覚的拡充」 [optical expansion]) かあるいは見る人の顔や身体の動き (いわゆる 運動視差 [motion parallax]) によって生み出される。 奥行き知覚にとって重要な静的 ( 単眼視 )(static[monocular]) 手がかりは、奥行き感覚を作り出すために芸術家がよく用いており、絵画的 (pictorial) 手がかりと言われることも多い。 この手がかりには、線遠近法 (linear perspective) 、重なり (interposition) 、きめの勾配 (texture gradient) 、相対的大きさと親しみのある大きさ (relative and familiar size) 、大遠近法 (aerial perspective) と呼ばれる手がかりがあり、奥行き知覚にとって重要な手がかりである。 数年間の研究を経て、ある発達研究者はこれら3つのクラスの手がかりによる奥行き知覚が、生後3ヶ月から7ヶ月までの乳児に最初に見られることを突き止めている。(Aslin, 1987) 次の3つの項では、これら3つの奥行き手がかりのクラスそれぞれについて述べ、それらの手がかりによって乳児の知覚行動が制御されることを実証した実験をいくつか検討する。 必要なときには、実験結果についての認知的な記述を行動論的な立場と対比してみたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 一歳児の数の認知の取り組みです。 まだまだ先ではありますが、数の増減をしっかり認知できるよう頑張ります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 3 視知覚行動 キーオとサグデン (1985) は次のように述べている。 ==================== 視覚は、われわれが環境を同定するための基本的でもっとも包括的な手段であり、視野に入る環境のさまざまな部分を映し出すディスプレーである。 この視覚ディスプレーを読み取ることが、視知覚発達の基本的課題となる。 人は特定の対象の部分や全体を見て知る必要があり、それはより大きな配置やパターンに結びつけられなければならない。 人は環境を調べることもでき、距離や奥行きを知覚し、それを実行する。 ==================== この引用は、これから述べる視知覚行動の序論として役立つ。 ここには、奥行き知覚と (対象の永続性を含む) 対象知覚という、視知覚発達について検討すべき重要な2つの領域が示されている。 この知覚発達の2つの領域は、運動制御の発達にとっても重要である。(Keogh & Sugden, 1985) 以下で見ていくように、知覚的な制御の一部は、乳児が3次元の空間を十分に移動できるようになる前から成立していることがわかっている。 しかし、この問題について論議を続ける前に、まず最初に、引用したキーオとサグデンの記述を行動分析学の立場から再検討しておきたい。 行動分析学の立場では、「視覚ディスプレイを読み取る」ことが知覚発達の「基本的課題」であると記述するのではなく、視覚デイスプレイ (すなわち刺激) がいわゆる知覚と言われる行動の機能的な制御をどのようにして獲得するかを説明すべきであると主張する。 キーオとサグデン (1985) が、「人は特定の対象とその時空間関係を見て知る必要がある」と述べているのは、おそらく正しいだろう。 これは、結局のところ、その環境で生き延びる上で、人の行動はその人が相互作用すべき対象に関係した随伴性にしたがわなければならないことを意味していると言える。 これには、対象の特定のパターンや形状に反応するだけでなく、他の刺激と比較して、特にその部分や全体に対して反応する事が重要となる随伴性が含まれている。 前に記憶と運動行動について論議した場合と同じく、これらの「知覚」は多くの研究者が言っているような心的あるいは認知的な操作やプロセスではなく、オペラント随伴性に影響され、それによって変化する行動であることをよく覚えておいて欲しい。 最後に、対象そのものやその対象と他のものとの関係を「見て知る」には乳児ではなく、強化随伴性によってその対象に関連した行動が選択されることも銘記しておくべきである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 一歳児の立体図形の認知です。 少しずつ難易度を上げていきます。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 2 感覚と知覚 心理学のテキストでは、感覚と知覚が対照的な形で述べられていることが多い。 「感覚」(sensation) という用語は、通常、刺激が感覚受容器に及ぼす基本的な効果を意味している。 一方、知覚については、認知的立場から次のように記述されている。 ==================== 知覚とは、動物が環境について、あるいは環境と自分との関係についての「知識を獲得する」プロセスである。 また、知覚は知識の始めであり、認知の基本的な部分を構成している。 もっと細かく言えば、知覚するということは、刺激作用を通して世界についての「情報を獲得する」ことである。(Gibson & Spelke, 1983) =================== ドワレツキー (1990) は、個体が感覚経験を解釈する仕方という意味で「知覚」という用語を使っている。 ガラヒュー (1989) によれば、感覚が知覚になるのは、「感覚刺激が貯蔵されている情報と統合される。」まさにそのときである。 次の引用は、乳児の知覚発達に対する一般的な認知的アプローチを示している。 ==================== 新生児が感覚刺激を「意味づけ」することはほとんど無い。 しかも、貯蔵されたテータを「統合する」能力は限られたものでしかない。 例えば、目に入る光線は網膜上に作用を及ぼし、大脳皮質の感覚野にある当該の神経中枢に伝達される。 新生児の反応は単純で (感覚レベル) 、光が暗ければ瞳孔が拡大し、明るければ瞳孔が収縮して刺激作用の一部がシャットアウトされる (共感性瞳孔反射)。 やがて、新生児は刺激が近づくとまばたきするようになる。 こうした単純な反射的な反応は生涯続くが、乳児は間もなく受け取った感覚刺激を「意味づけする」ようになる。 そして、ある特定の顔が「母親」を意味するようになる。 対象は3つあるいは4つの面をもつものとして「同定される」。 乳児はいまでは特定の刺激に「注意を向け」、それらに「基本的な意味を付与する」ようになっている。(Gallahue, 1989) ==================== この引用の中で、刺激は行動を制御するのではなく、 「意味」をもっていると考えられていることに注目して欲しい。 刺激に 「注意を向け」 、それを 「同定し」 、最後にそれに意味を 「付与する」 のは乳児であると見なされている。 行動分析学の立場から知覚行動を考えると、 「注目」 と呼ばれる行動を制御しているのはある特定の刺激であり、 「同定」 と呼ばれる行動に関与しているのはある特定の強化随伴性であり、刺激が特定の行動を制御しているときその刺激は 「意味」 を持っていると言われる。 さらに、もしあるものがある刺激に意味を 「付与する」 としたら、それはその刺激と個体の行動を含む環境的な随伴性であると言える。 別の言い方をすれば、こうした名称はいずれも、行動と環境の関係を意味していると言える。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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