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親はなぜ子を叱るのでしょうか? 先生はなぜ生徒を叱るのでしょうか? その他の場合でも、なぜ人は対象者を「叱る」という行動を取るのでしようか? 今、育児真っ只中のお父さん、お母さんのの中に、「子どもを叱ってしまう。」という事にお悩みになってらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思います。 そうした方々のために、今回、そのメカニズムを解き明かし、そうした悩みの解決に少しでもお役に立てればな、と思います。 今回、杉山尚子先生の著書「行動分析学入門」から、抜粋させていただきました。 嫌子出現の弱化 行動の直後に嫌子が出現すると、その行動は将来しなくなる。 不始末をしでかした部下や学生や子どもに対して、普通の人がする事は、叱ったり怒鳴りつけたりする事だ。 叱る方としては、次の効果を期待している。 直前 上司が怒鳴りつけていない。 ↓ 行動 部下が不始末をしでかす。 ↓ 直後 上司が怒鳴りつける。 「怒鳴る」という嫌子の出現によって二度と不始末をしなくなる事を狙っているのだろう。 しかし、嫌子という刺激は先天的に存在するわけではない。 「怒鳴る」事が嫌子だといえるのは、「怒鳴る」事によって、同じような不始末をしなくなった事が確認された時である。 いくら怒鳴りつけても懲りずに不始末を繰り返すとしたら、「怒鳴る」事は嫌子ではないといえる。 事実、叱る事によって行動が弱化しないどころか増える場合さえある。 いたずらを叱ると、かえっていたずらの度がエスカレートするのを経験した人はいるだろう。 こういう時、反抗心の表れとか、反発したといって説明するのはもちろん心的、概念的説明による医学モデルである。 叱る事が好子となって、いたずらが強化されたと考えるのが行動分析家である。 怒鳴っても効果が無い事がすでに実証済みの場合でも、なぜ上司や家族や教師は、飽きもせずにいつも怒鳴るのだろうか。 毎度怒鳴りつけるという事は、怒鳴る行動が強化されているという事だ。 随伴性で記述してみよう。 随伴性によって行動を分析する時、まず第一に考えるべきは、分析の対象になる行動である。 先ほどの場合は部下の行動であったが、今回は、なぜ上司はいつも怒鳴りつけるのかを考えるのだから、上司の行動が分析の対象となる。 直前 部下の顔がひきつっていない。 ↓ 行動 上司が怒鳴りつける。 ↓ 直後 部下の顔がひきつる。 怒鳴りつけると部下の顔の一部がひきつったり、ピクリと動いたりする。 あるいは、それまでくどくどしていた言い訳を止めるかもしれない。 一つの行動に対する状況の変化は一つとは限らない。 むしろ複数ある方が普通である。 上司が怒鳴りつける行動にも、これ以上にいろいろの随伴性があるだろう。 直前 部下が言い訳をしている。 ↓ 行動 上司が怒鳴りつける。 ↓ 直後 部下が言い訳をしていない。 いずれにしても、顔がひきつったり、怒鳴り声を聞いてビクッとするのは、「ない」→「ある」への状況の変化だから、出現によって行動が強化されている。 一方、言い訳を止める方は、「ある」→「ない」への変化だから消失の変化である。 従って、上司が部下を怒鳴りつける行動は、好子出現の強化と嫌子消失の強化の2つで強力に強化されている。 たとえ何度怒鳴っても効果がみられないとしても、毎度怒鳴らないといられないのは、強化の随伴性が強力にあるからなのである。 強化の随伴性と違って、弱化の随伴性は日常生活の中で見つけにくいところがある。 なぜなら、弱化されている行動とは、現在ほとんど、あるいは全くしていない行動であるから、存在自体が無いか、あっても希薄である。 無いものをみつけるのは難しい。 以上です。 いかがでしたか? 他者を「叱る」というのは、決して「叱ろうと思った。」のではなく、経験上習得した (学習した) 強化随伴性によって「叱る」という行動を自動的にとっているだけなのです。 ですから、「叱る」という行動をしたくないのであれば、「叱らないように」と考えるのではなく、「叱らない行動」を学習 (強化) する必要があるのです。 子どもを叱ってしまう事に悩んでいる保護者の皆さん。 それはみなさんの「心」が悪いのではありません。 ですから、自分で自分を責めたり、恥じたりする必要は無いのです。 つまりそんな事は無意味なのであり、大事な事は、「新たな行動パターンを学ぶ」という事なのです。 そうしたお悩みを持っている方々、また育児や教育全般にお悩みのある方。 是非一度、我が育児教育研究会に一度ご相談ください。 ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまたお手数ではございますが、下の4つの四角のバナーに矢印を合わせて一回ずつ押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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