![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← オンライン授業の、とてもかわいい2歳児さんです。 お家での取り組みをお母さんが動画で送ってくれました。 ほんと可愛くって、何度も観てしまいます(⌒∇⌒) マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 13 これまでの発達心理学等における、乳児の動作の出現の説明は非常に不明確で、幅のある動作出現の時期には言及していますが、その原因・・・・つまり因果関係についての解明は全くなされていません。 身体的機能は遺伝しても動作は遺伝しないので、その説明にはやはり行動分析学の理論が必要になります。 単なる相関関係を、あたかも因果関係のように説明し、結局は循環論になり行動生起の因果関係の説明ができない・・・・。 これが発達心理学であり、認知心理学なのです。 -------------------- 姿勢の制御の行動分析 姿勢の制御について行動分析学は、後で現れる姿勢動作の発達における乳児の姿勢反射の役割に関する論争については特定の立場を取らない。 しかし、姿勢の制御や安定性に繋がる非反射的な行動はオペラントであり、その結果によって決定 (すなわち選択) される、という見解をもっている。 ある姿勢行動を選択する結果は、おそらく自己受容的フィードバックや視覚的フィードバックで構成されている。 その例として、結果的に姿勢を変えたり新しい姿勢をとることにつながる行動の発達に関して、以下に抜粋したキーオとサグデン (1985) の記述を検討してみよう。 「姿勢を変えるためには腕や脚や頭部の協応動作が必要であり、それはさまざまな仕方でなされる。 赤ちゃんは、胴体を回転しているように見える一連のまとまりのない動作として手足や頭を動かすが、最初はうまくいかない。 一旦胴体の回転がうまくいくと、手足と頭の動作を協応させ、やがて必要な時はいつでも寝返りするためにいくつかの協応した組み合わせとして使うことができるようになる。」 寝返りに成功する事は、自己受容器や触覚や視覚の変化を生み出すだけでなく、それらの行動を選択する強化的な結果と見なす事もできる。 この場合のオペラントクラスは、結果的に寝返りをもたらす協応行動のクラスを含む複数の行動で構成される。 同様の分析は、座位以外の姿勢から座位への変化や、座位から立位への変化を含め、ある姿勢から別の姿勢への変化についても可能であろう。 いずれの場合も、明瞭な自己受容器や触覚における結果だけでなく、それ固有の視覚的結果もある。 さまざまな視覚刺激の変化が、乳児の任意の行動にとって強化子となり得るという有力な実験的証拠についてはすでに述べた。 以下のような、動作の変化に本来伴う視覚刺激の変化を考えてみよう。 乳児がうつ伏せの状態から仰向けの状態に変わると、それに機能的に関連した視覚刺激は、顔を下に向けている時に見ることができたものから、特に頭の動きがオペラント制御下におかれると、顔を上に向けている時に見ることができる視覚的事象に変わっていく。 頭部を一方から他方へ回転させると、視覚世界はほぼ180度可能となる。 寝た状態から座位や立位に変わると、その視覚世界は水平線まで広がり、頭部 (あるいは身体) を適切に動かせば、最終的には360度可能となる。 このような仮説は、本章で「手を伸ばすことと握ること」の節で論議するホワイト (White,1967) の研究からある程度支持される。 これまでの論議に基づいて言えば、姿勢を変えたり別の姿勢をとることができるようになるには、姿勢の制御だけでなく動作スキルも必要であることが明らかである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 良くできる年中児に「行動で体系を集中思考する」という取り組みをやってもらいました。 いくつのガードレールでもいいので物語を作ってもらう取り組みです。 決まった正解が1つではなく、変な組合せでもものがたりになっていたら良しとします。 言葉の豊富なこの子でも最初かなり手こずりましたが、程なくできるようになり、最高は7まいで物語を作りました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 4 ある研究で (zelazo,zelazo&kolb,1972) で、研究者は乳児に毎日12分間 (3分間4セッション) 、歩行反射 (walking reflex) を練習させた。 その結果、乳児の歩行反射は平均以上に持続し、そのような経験が全く無い乳児や、脚を前後に受動的に動かされた乳児より歩き始めが早かった。 ほとんどの発達のテキストで、親が子どもに歩行を教えることが大切であると見なされている社会では、子どもは平均して歩行開始が早いことを実証した研究が報告されている。 乳児が運動スキルを「練習」させられている時に実際に何が起きていたかについては、これらの報告でははっきりしない。 特に、ゼラゾーが述べているように、「練習」によってただ単に筋肉が強化され、他の身体部位 (例えば脂肪) の質量以上に筋肉の質量を増大させた可能性もある。(thelen,1983) また多くの場合、「練習」が歩行を強化するオペラント条件付けである可能性もある。 ドワレツキー (1993) は米国の子どもがひとりで歩くのが、60年前と比べ今では一般に数ヶ月早くなっていることを示した研究を引用している。 遺伝子プールがこの期間に劇的に変化したとは極めて考えにくく、経験がその主たる原因であると考えられる。 どのような経験が必要だったのだろうか? ドワレツキーはいくつかの示唆を与えている。 一つは、60年前、子ども達は世界大恐慌の最中に成長し、栄養が十分でなかったのかもしれない。 もう一つの要因は、社会文化的要因である。 今日、親は子どもが歩くのを早く見たいと願い、そのために早く歩くことを「励ます」。 一方、60年前の親は大家族を抱え、4番目、5番目の子どもが早く歩くために励ますよう駆り立てられることは無かったと考えられる。 ドワレツキーは、部屋にカーペットを敷き詰める様式の導入が、一つの役割を果たしていることも示唆している。 60年前、子どもが初めて歩いて転ぶと、そこにはたいてい硬い床があった。(恐らくある種の弱化として機能していたであろう。) 一方、今日では、子どもが転んでもそこはやわらかな表面の床がある。(弱化であったとしても、おそらくその力は弱い。) この論議の大切な点は、こうした経験的な要因によって、特に年齢幅の下限が拡げられる事で、乳児に見られる正常な運動発達の平均年齢が下がったということである。 これは、成熟というものは、行動が環境の選択に敏感である範囲をいくらか広く設定していることを示している。 ここで、姿勢・移動の発達と把握運動の発達に関する研究のいくつかについて、行動分析学的な見解を検討してみたい。 まず最初に、多くの発達研究者は、乳児の反射と律動的な繰り返し運動がその後の運動発達にとって機能的に重要と考えているので、乳児の姿勢反射と律動的な繰り返し運動について簡単に論じておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 数年通ったジムを辞め、設備が最新で会費が半額以下のジムに変えてそろそろ二か月になります。 朝4時からトレーニングしてる僕に、時々会う男性二人が声かけてきてくれて、「ベンチプレスのやり方を教えてください。」とのこと。 それから数度教えていると徐々に仲良くなり、先日はお礼にと入浴剤をいただきました。 そうこうしているうちに、若い男性トレーニー数人が声かけてくれて、その子達にもレクチャーするとかなり喜ばれました。 爺な僕がガチトレーニングしてるのを、やはり気にしてみてくれていたようです。 どの方も「凄い身体ですね。」と言ってくれて、年齢を言うと二度びっくりしてくれます。 ただ、僕みたいなのがつべこべ言うと絶対嫌われるのでジムではなるべくしゃべらないように気を付けています。 そうでなくても年寄りが必死で身体づくりをしていると、痛いジジイ、ということで若い人達には結構嫌われます。 年寄りは、迷惑にならないよう密かに黙々と・・・・です。 悲しい現実です(笑) マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 2 運動発達における基本概念 乳児の特定の反射や律動的な繰り返し運動などの例外を除けば、運動発達は姿勢・移動行動か、物を握る行動のどちらかに分類される。 姿勢や移動はその名称が示すように、身体、腕、脚を制御する行動で構成されている。 物を握る個と手の制御は、環境を操作する手の能力の変化に関係する。 乳児が示す他のすべての行動と比べて、運動行動における変化は恐らくかなり固定した順序で生じ、しかもおおよそ予測可能な時期に起こるように思われる。 運動行動の発達の順序は頭部から脚部へ (cephalocaudal) へ向かい、また身体の中心部から周辺部へ (proximodistal) 向かうと言われる。 頭部から脚部へ (すなわち頭から足へ) の発達は、身体の制御と協応が頭から足の方へ向かって生ずる事を意味する。 言い換えれば、下半身 (足と脚部) が制御できるようになる前に、上半身 (例えば頭と首) の制御ができるようになるという事である。 同様に、身体の中心部から周辺部へ (すなわち近くから遠くへ) の発達は、腕など身体の中心に最も近い部位が、手や指など中心から離れた部位よりも先に協応するようになることを意味している。 発達心理学者が指摘するように、運動の主要な発達指標が現れる年齢に多少ずれがあったとしても、その順序はかなり一定している。 このことは、運動発達の重要な決定因が成熟にあることを意味しているように見える。 しかし、成熟それ自体は行動の発達を決定するものではない。 むしろ、身体の組織や行動 (例えば筋肉や骨格) の発達の順序を決定し、行動が発達する限界を定めている。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 四谷大塚全国小学生統一テスト一年生国語の問題です。 この子は、こうした構文の問題は未経験だったので意味が全く分からず苦労しました。 取り敢えず問題を切り取り説明をするとやっと少しできるようになりました。 この後の長文読解はほぼ満点だったので、後は経験を積むだけです。 少し希望の光が見えました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 12 第二次循環反応の他にも、ギンスバーグとオパー (1988) は、「乳児のクラス形成あるいは意味形成」という第3段階で生じる変化についても指摘している。 娘ルシアンヌについてのピアジェ (1952) の2つの観察を考えてみよう。 ******************** ルシアンヌは、シャンデリアに吊り下げられた2羽のセルロイドのオウムを遠くから見ている。 このオウムは、ときどき乳母車の中に入れられていたものである。 オウムを見たとたん、彼女は遠くからオウムに働きかけようとはしなかったが、彼女の足をはっきりと、しかしほんのわずかの間バタバタさせた。 ・・・・・そして、同じように・・・・彼女は遠くから人形の姿を見ただけで、手でその人形を揺する仕草をした。 ・・・・・したがって、実際に何回も揺すったことのある人形を見たとき、ルシアンヌは手を開いたり閉じたり、あるいは足をバタバタさせただけで、それは極めて短時間で、実際には何の効果も無かった。 ******************** ピアジェ派の説明は倹約性のあるものではなく、テスト不可能な推論が多く含まれている。 この例にある行動の「短縮」(abbreviation) は、「 分類 ないしは 意味づけ の行動的な前兆」と解釈される。(Ginsburg & Opper, 1988) ルシアンヌは、「そのスキーム全体を表すこともできたが、そうすることを選ばなかった」と言われる。 ******************** 短縮行動として、ルシアンヌはその対象を分類するという行動を示した。 例えば、短時間蹴ったのは、「あれはオウムだ。 揺れるものだ。」と考える最初のステップが生じていることを示唆する行動を示している。(Ginsburg & Opper, 1988) ******************** この例で、ギンスバーグとオパーは、この短時間の足蹴りを、対象に名前をつけたり、特定の結果を生み出すためになすべきことを記述したりする年長児の言語反応と機能的に同じもの考えているように思われる。 このような解釈や他の推論の証拠は、当該の文脈で観察された行動だけである。 こうしたピアジェ派の説明では、本当の意味での理解に近づくことはできない。 最初の観察についての行動分析学的な解釈は、刺激般化に関連付けることである。 別の言い方をすれば、行動すると対象が動いたことで、過去にその行動 (手足を動かしたり、バタバタする) を喚起した対象 (セルロイドのオウム) が、いまでは短縮された形でしかも力が弱くてもその行動と同じような形式の行動を喚起するようになっていると言える。 これは、弁別訓練の初期の段階で生じることがある般化減衰 (generalization decrement) と似ている。 2番目の例でその行動が弱くなった様子は、おそらく消去効果を表していると考えられる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← さぁ5月に入り、もう来月の今頃は全国テストが終わっている時期です。 一年生にとっては、生まれて初めての全国テストに驚きや戸惑いもあるはずです。 それを克服するためにも、今月は過去問にしっかりチャレンジし、テストの経験を積んでおく必要があります。 他の学年の経験者も、今月は過去問縛りの授業なので、いつも以上に真剣に取り組み、自宅での学習にも生かしてほしいです。 今回は次々と進めていくのではなく、一つ一つ克服していく、という事を意識して学習していきます。 それまで経験した事のない問題や考え方をしっかり身に付け、来月の本番には実力が発揮できるよう勉強していきます。 連休明けはみんな頑張ろうね(⌒∇⌒) マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 28 視覚に導かれた手伸ばし行動は、大きさの恒常性を示す唯一の例ではない。 言語行動が現れると、それは奥行き手がかりによる制御を受けた反応クラスの一部にもなる。 ほとんどの人にとって、言語行動は非言語行動の場合と同じく対象によって制限を受け、普通は対象の感覚特性が異なるさまざまな状況下で獲得される。 こうした違いがあるにもかかわらず、適切に発せられる言語反応はタクトと呼ばれ (Skinner, 1957) 、それは対象の名称である。 ほとんどの言語共同体では、タクトの対象の他の特徴の感覚が変化しても、一貫して単純なタクトが保持される。 例えば、椅子はその高さや色や形などに関係なく、どれも「いす」と呼ばれる。 このような言語行動の獲得は、タクトが初めて条件付けられたり、より直接的な制御を受けたときに存在した刺激特性の刺激般化によって促進される。 例えば、母親が乳児のすぐそばにいて大きな網膜像ができるときに「ママ」というタクトが獲得されたとする。 しかし、もし母親が遠ざかってもその物理的特徴は同じであるので、「ママ」という反応がそこで喚起されれば、通常、その発話は母親が反応する事によって素早く強化されるであろう。 もしそうでない場合には、プロンプティングが必要となる。 他の多くの行動と同様、一般にタクトもさまざまな条件下で獲得され、そのために刺激性制御が生じることとなる。 本章で行った知覚行動に関する論議は、視覚刺激に制御される行動の発達、特に奥行きと大きさに関連した行動に限られていたが、行動分析学は行動を制御する刺激のタイプに関係なく、すべての知覚行動に広く適用する事ができる。 他のあらゆる行動と同じく、知覚行動も環境を操作し、結果を生み出す行動であり、その環境に適した行動が選択される。 行動の生起を説明するために、認知、知覚、あるいはその他の心的プロセスを推論する必要はまったくない。 こうした用語を使うと、行動の環境的な決定因を検討する事ができなくなり、仮説的な因果関係のメカニズムを証明したり、反証したりすることを認めない世界になってしまう。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← トレーニングには「三原理五原則」という覚えておかなければいけない大事な原理原則があります。 これを考えず闇雲にトレーニングを行ってもトレーニングの効率が悪く、成果もなかなか上がりません。 これは教育や勉強においても言える事なので、皆さんも是非覚えておいてください。 トレーニングの三原理 過負荷の原理 「過負荷の原理」とは、機能を向上するためには、すでに持っている能力以上の負荷を与える必要があるということ。 トレーニングを行うときは、日常生活では行わないような重さを扱うことが重要で、ある程度重さや動きに慣れてきた場合には、さらに大きな負荷をかける必要があるということを意味しています。 特異性の原理 「特異性の原理」とは、トレーニングの種類によって効果は変わってくるというものです。 つまり、何か特定の効果が必要なら、それに応じたトレーニングを行わなければならないということ。 そのため、トレーニングによってどのような違いや効果があるのかを知ることが重要になります。 可逆性の原理 「可逆性の原理」とは、トレーニングをやめてしまうと、身体が元の状態に戻ってしまうという原理です。 どれほど鍛えても、トレーニングをストップするとその時点で筋力は低下していきます。 ただし、ゆっくりと時間をかけて鍛えた身体は、トレーニングをやめても元に戻るまで時間がかかりますが、短期間のトレーニングの場合、元に戻るまでの時間も短くなってしまいます。 トレーニングの5原則 トレーニングの5原則は、トレーニングを行うときの基本的なルールを指しています。 意識性の原則 「意識性の原則」とは、トレーニングを行うときには、意識をすることでさらに効果が高まるという原則です。 何も考えず、言われたことをそのまま行うよりも、自分がやっているトレーニングの意味や効果、鍛えている部分などを理解することで、トレーニングの効果はさらにアップします。 全面性の原則 「全面性の原則」とは、身体の一部分ではなく、全身をまんべんなく鍛えることで効果がアップするというものです。 身体の一か所だけを鍛えると、関節や筋肉に負担がかかり、ケガの原因になってしまいます。 さらに全身の筋力バランスが崩れることで、身体が歪み、運動の効果が少なくなってしまうことも。それを防ぐためにも、身体は全体を鍛えることが重要です。 漸進性の原則 「漸進性」とは、物事をゆっくり進めるという意味です。 トレーニングでは、最初から強い運動をするよりも、少しずつ負荷を上げていくほうが効果的。 特にトレーニングを始めるときには、まずは筋肉や神経を目覚めさせることが必要。 さらにトレーニングを継続していると、筋肉がその重さや動きに慣れてしまい、同じ運動でも効果が低くなってしまいます。 それを防ぐためにも、負荷の強さだけでなく、反復回数やセット数、インターバルの時間、バリエーション、トレーニングの順番などを継続的に変える必要があります。 個別性の原則 「個別性の原則」とは、トレーニングを行う人の体力や性別、年齢に合わせたメニューが必要という意味です。 さらに同じ年齢や性別、体力の人でも、身体の筋肉バランスや身体の使い方の特徴が全く異なるもの。 そのため、トレーニングのメニューははそれぞれの身体特性に合わせて決定する必要があります。 反復性の原則 「反復性の原則」とは、トレーニングは繰り返し、規則的に長い時間かけて行うことで、効果が高くなるというものです。 「可逆性の原理」でも説明したように、短期間のトレーニングで鍛えた身体は、運動を辞めてしまうと短い時間で元に戻ってしまいます。 逆に長い時間をかけてトレーニングを行った場合、筋肉や神経がゆっくりと成長、身体の中で定着するため、少しトレーニングを休んでも、なかなか元に戻ることがありません。 そのためにも、トレーニングは継続して行うことが必要になります マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 27 科学の定義すら知らない人が、科学を否定するような事を書いたりしています。 知識を得ようとせず、ひたすら自分の経験のみに基づいたり、自分に都合の良い情報のみで論理を組み立てたりしても、所詮客観的事実の前には無力です。 自然科学の法則は、地球上における普遍の原理です。 この事実を無視せずに、しっかり学び人生に生かして行きましょう。 --------------------- もう一つの例を考えてみよう。 平均的な大きさの部屋の床に乳児が座っているとする。 そこには、その他に大きさが異なる動物のぬいぐるみが2つある。 小さいほうのぬいぐるみは乳児の近くにあり、大きいほうは遠くにある。 しかし、2つのぬいぐるみの網膜像の大きさは同じで、像差も同じだとする。 この部屋には他にもおもちゃがあり、そのうちのあるものは遠くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作り、別のおもちゃは近くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作るとする。 2つの動物のぬいぐるみとその他のおもちゃによって生み出される視覚手がかりのうち、ぬいぐるみの動物に手を伸ばす行動を制御するのはどの手がかりだろうか? 従来の伝統的なアプローチでは、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして距離を「測る」のか、乳児がどのようにして大きさの恒常性を「獲得する」のか、といった問いに答えようとする。 行動分析家は、大きさの恒常性を示す行動を生み出すのはどのような経験 (すなわち、環境との相互作用) によるのかを問題にする。 2つの動物のぬいぐるみは同じ大きさの網膜像を投影しているので、網膜像の大きさは大きさに応じた手伸ばし行動の基本的な機能刺激とはならない。 最初に、乳児は2つのぬいぐるみのどちらにも手を伸ばす。 近くにあるぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいき、遠くにあるぬいぐるみにはうまくいかない。 たとえ両眼視手がかりと動的手がかりがあったとしても、それ以外の静的な単眼視手がかりのほとんどが利用される。 例えば、近くのぬいぐるみか近くの他の対象物が、遠くのぬいぐるみを覆い隠してしまったり (重なり) 、さらには、その部屋の奥のほうに延びる線が遠くのぬいぐるみの辺りに収束するように見えるだろう (線遠近法) 。 また、遠くにあるぬいぐるみや同じ距離にある他の対象物のきめは、近くにある対象物よりも小さく細かく見えるだろう。 こうした複合刺激があるところで、近いほうのぬいぐるみに手を伸ばす行動がうまくいくと (つまり強化される) 、この複合刺激はSDとなり、将来同じような状況で近くにある対象に手を伸ばす行動が喚起されるだろう。 遠い方のぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいかず、その複合刺激はSデルタ (すなわち、失敗したり強化されない反応と結びついた刺激) となり、遠くにある対象に手を伸ばす行動を喚起する事はなくなるだろう。 もちろん、環境のどの部分が機能的関係を持っているかを明確にするには、実験的分析が必要となる。 ここで述べたことは一つの可能性を示唆したにすぎない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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