![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 新型コロナウイルスのせいで、ついに小、中、高校が春休みまでお休みになりましたね。 このままでいくと、日本経済にも大きな打撃となりそうです。 このような事態になるまでに打つべき対策はあったと思いますが、様々な事情でそれができないのは残念な気持ちでいっぱいです。 僕の塾は人数も少ないですし、一クラス当たりの生徒は少ないので通常通り行いますが、大きな塾だと休まざるを得ない状況も出てくるかもしれません。 あと公立高校の試験は来月なのですが大丈夫なんですかねぇ? オリンピックは・・・・・・。 令和になっても災いの絶えることはありませんねぇ・・・・。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 26 視覚に導かれた手伸ばし行動に関する行動分析学見解 対象の大きさやおくゆき手がかりによる制御をかなり早くから適切に受けるようになる乳児の行動には、(視覚に導かれた) 手伸ばし行動がある。 親しみのある大きさによって手伸ばし行動が制御されることを明らかにしたヨナスら (1982) の研究については、すでに述べた。 その研究結果が行動分析家にとって興味深いのは、形に応じた反応が一般に生後7ヶ月頃までに現れることを明らかにしたことだけではなく、行動分析学的な解釈をしていることである。 対象が「親しみ」のあるものになるのは、その対象に対する適切な反応を生み出す強化歴による。 しかし、行動分析家は事後説明するだけでは不十分である。 事後説明では可能性のあるプロセスが提案されているにすぎない。 理想を言えば、この問題に対する行動分析は、大きさに応じた反応をまだ示していない個体を対象に、その反応が生起するプロセスを実験的に証明する事であろう。 このような証明をしなければ、行動分析家も単に行動分析学の原理や法則に従って考えられ得る解釈を提案しているに過ぎないことになる。 以下では、乳児のこのような行動上の変化について、「自然な」環境で行動分析家がどう解釈するかを検討したい。 筋肉と骨格の発達が環境的な操作によって促進されることははっきりしているが (White & Held, 1966;White, Castle, & Held, 1964) 、それらの構造が成熟しなければ手伸ばし行動が生じないことも明らかである。 ベビーベッドに寝かされた乳児について考えてみよう。 この状況で手伸ばし行動が物理的に可能であるようにする。 そして、手伸ばし行動によって親と接触を持ったりかかわったりする事ができるという意味で、その刺激があるところで手伸ばし行動が成功する刺激として親の姿が乳児に呈示されるという最初の随伴性が設定される。 このような刺激は弁別刺激 (SD) と呼ばれ、次の機会に、以前その刺激が呈示された時にうまくいった (ある結果を生み出した) 行動をその刺激が喚起すれば、その刺激はその行動を制御していることが証明される。 しかし、ここで取り上げた例では、手伸ばし行動がうまくいくのは、親の網膜像が比較的大きい場合だけであろう (例えば、親がベビーベッドを覗き込んでいるとき) 。 網膜像が小さいと (すなわち、親がずっと離れている場合) 、おそらく弁別学習の初期の段階で生じていた手伸ばし行動は強化されない。 この状況では、親が動くか乳児が顔を動かすかして、動的手がかり (例えば、運動視差やきめの増大と削減) がSD複合の一部となれば、網膜像は大きさに応じた行動の最も重要なSD (あるいは、その刺激が存在するところでは行動がうまくいかない刺激であるSデルタ) となる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 保護者の皆様には、平素から格別のお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。 さて今回、春期講習のお知らせをさせていただきます。 ご好評いただきました昨年の冬期講習に引き続きまして、今回春期講習を開催させていただくこととなりました。 日時 3月20日金曜日~4月10日金曜日 午前9時~午後3時 講習費 1日5000円×3日 最低3日以上のお申し込みとなります。 (春期講習期間中の上限はありません。) 参加学年 新年少以上 お申し込みは別途申込用紙に希望日、氏名等をご記入の上、講習費を沿えて3月10日までにご提出ください。 冬期講習同様、多少の時間のずれは結構です。(臨機応変に対処いたします。) また、ご入金後のキャンセルにつきましては、講習費のご返金には応じられません。 また、3月、4月のレギュラーレッスンのお休みはありません。 目前に四谷大塚全国小学生統一テストが迫ってきています。 長期休みを利用し、学力アップと定着を目指し、しっかり講習日を取り勉強してください。 低学年の生徒は、長時間勉強する訓練と、優秀な年長者がいる環境でより学年を飛び越えた学習ができるようがんばってください。 いずれにしろ、「やればできるようになる。 やらねば停滞以下になる。」というのは自明です。 みんなで楽しく、そしてしっかり勉強してみましょう。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 21 デイと共同研究者 (Day, 1987;Day & McKenzie, 1981) は、生後18週の乳児の大きさの恒常性が、刺激対象が移動する場合のようにわずかに条件が異なる時にも見られるかどうかを調べた。 デイとマッケンジー (1981) は生後18週の乳児について実験を行い、この場合の測度は同じく馴化からの回復だったが、刺激対象である模型の顔を動かし、馴化期の間中央軸に沿って近づいたり遠ざかるようにした。 テスト期では、大きさが異なる対象が同じ距離と視覚の範囲で移動するようにした。 この実験デザインを用いると、テスト期における馴化からの回復を、距離や視覚と区別してその対象の大きさによるものとみなすことができる (Day, 1987)。 結果は以下の通りであった。 大きさが同じ対象よりも、大きさが異なる対象が移動する方が馴化からの回復が大きく、これは対象の物理的大きさが変わらないことが制御刺激であり、視角ではないことを意味していてる。 グランラド (1986) の研究は、大きさに応じた行動と奥行きに応じた行動の関連性を明らかにするのに役立つと思われる。 グランラド (1986) は、奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動の両方で両眼像差への感受性が果たしている役割を解明するためにデザインされた一連の研究を行い、以下のような結果を報告した。 ① 単眼視手がかりが現実世界のものとよく似ている状況では、網膜像の大きさが同じになるように距離を変えて並んで置かれた大きさが異なる2つの対象への手伸ばし行動を制御するには、単眼視手がかりよりも両眼視手がかりのほうが効果的である。 ② 両眼像差に感受性のある生後4ヶ月の乳児の方が、感受性の無い4ヶ月の乳児よりも、網膜像が同じ2つの対象が近づくほど手を伸ばす行動が多く見られたが、これは奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動を制御する手がかりとして、両眼像差手がかりが重要な役割を果たしていることを示唆している。 最後に、グランラド (1986) は像差に感受性のある4ヶ月児と感受性の無い4ヶ月児について、デイとマッケンジー (1981) と同じ実験条件で追試した。 その結果、像差に感受性のあるグループは、感受性の無いグループよりも、新奇な対象への馴化からの回復が有意に大きいことが明らかになった。(ただし、像差に感受性の無いグループに関する結果は、いま少しはっきりしたものではなかった。) グランラド (1986) によれば、「これらの知見は、両眼像差に対する感受性の発達が、対象の距離と大きさを知覚する能力の増大に伴って生じることを示している。」 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 男女で多少差異はありますが、子供の発達段階における絵の描き方には特徴があります。 下のイラストを見ていただければわかるのですが、結局子供は「知っている事を表現している」に過ぎないのです。 対象物が目の前にあってもそれを観察することなく、知っているもの描きます。 成長の確認は、こうした絵の描き方でもわかります。 こうした事は訓練によって改善されるので、お家でも是非何かを見て表現する練習をしてみてください。 ![]() ![]() マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 20 幼児教育を標榜している方々の中で、どれほどこうした知識を持ってらっしゃる方がいらっしゃるのでしょうか? 単に与えられた教材などで、マニュアルに従って行われている「幼児教室」がいかに多い事か・・・・。 ヘラヘラ笑っているだけの担当者に、疑問を感じたことはありませんか? 科学的なアドバイスではなく、単なる経験論や感情論、はたまた主観論のみによる、誰でも言えそうな説明に満足してらっしゃいますか? みなさん自身がちゃんと学べば、こうした人達に惑わされず、ちゃんとした育児や教育が行えます。 それでは今日もがんばって読んでみてくださいね。 -------------------- 奥行きに応じた反応に対してさまざまな手がかりが果たしている役割を調べた実験の中には、大きさの恒常性についても示唆しているものもあるが (例えば、Yonas et al., 1978;Yonas et al., 1982)、大きさの恒常性を可能な範囲で独立した現象として実際に調べている研究はほんのわずかしかない。(例えば、Bower,1966;Day & McKennzie, 1981;McKenzi, Tootell, & Day, 1980) 生後6週という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性についてのバウワー (1966) の知見は、運動視差が基本的な制御変数であることを意味している。 マッケンジーら (McKenzi et al., 1980) は、着色した模型の人の顔を刺激として、生後18週、26週、33週の乳児を対象に大きさの恒常性を知らべた。 模型の人の顔を刺激として用いたのは、先行研究で用いられた刺激 (例えば立方体) よりも「リアル」な刺激であり、しかも生得的 (つまり生物学的) に見ることを制御していると考えるからである。 そして、次のような対象の大きさ (大と小) と距離 (30cmと60cm) の4つの条件で、注視反応の馴化を調べた。 ① 60cm離れた大きい顔 (統制条件) ② 30cm離れた大きい顔 (大きさだけが統制刺激と同じで、大きさの恒常性条件と呼ばれる。) ③ 60cm離れた小さい顔 (距離だけが統制刺激と同じで、距離条件と呼ばれる。) ④ 30cm離れた小さい顔 (視角だけが統制刺激と同じで、視角条件と呼ばれる。) 馴化条件は、60cm離れた大きい顔であった。(統制条件とテスト条件) 馴化からの回復を調べ、次のような結果が得られた。 生後26週と33週の乳児では、30cm離れた大きい顔 (大きさの恒常性条件) と60cm離れた大きい顔 (統制条件とテスト条件) に対する注視反応の回復はわずかで、これは大きさに応じた反応を示唆している。 一方、距離条件と視角条件での回復は大きかった。 しかし、18週の乳児は、テスト条件だけでなく、大きさの恒常性条件と距離条件に対しても回復を示した。 おそらく対象が静止し、しかもそれほど目立つものではなかったことから、大かさの恒常性について何らかの結論を下すのは難しいことが明らかになった。(Day & McKenzie, 1981) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← トレーニングの3原理 トレーニングの3原理とは、トレーニングを行うときに知っておきたい三つの法則を指しています。 過負荷の原理 「過負荷の原理」とは、機能を向上するためには、すでに持っている能力以上の負荷を与える必要があるということ。 トレーニングを行うときは、日常生活では行わないような重さを扱うことが重要で、ある程度重さや動きに慣れてきた場合には、さらに大きな負荷をかける必要があるということを意味しています 特異性の原理 「特異性の原理」とは、トレーニングの種類によって効果は変わってくるというものです。 つまり、何か特定の効果が必要なら、それに応じたトレーニングを行わなければならないということ。 そのため、トレーニングによってどのような違いや効果があるのかを知ることが重要になります。 可逆性の原理 「可逆性の原理」とは、トレーニングをやめてしまうと、身体が元の状態に戻ってしまうという原理です。どれほど鍛えても、トレーニングをストップするとその時点で筋力は低下していきます。 ただし、ゆっくりと時間をかけて鍛えた身体は、トレーニングをやめても元に戻るまで時間がかかりますが、短期間のトレーニングの場合、元に戻るまでの時間も短くなってしまいます。 トレーニングの5原則 トレーニングの5原則は、トレーニングを行うときの基本的なルールを指しています。 意識性の原則 「意識性の原則」とは、トレーニングを行うときには、意識をすることでさらに効果が高まるという原則です。 何も考えず、言われたことをそのまま行うよりも、自分がやっているトレーニングの意味や効果、鍛えている部分などを理解することで、トレーニングの効果はさらにアップします。 全面性の原則 「全面性の原則」とは、身体の一部分ではなく、全身をまんべんなく鍛えることで効果がアップするというものです。 身体の一か所だけを鍛えると、関節や筋肉に負担がかかり、ケガの原因になってしまいます。 さらに全身の筋力バランスが崩れることで、身体が歪み、運動の効果が少なくなってしまうことも。 それを防ぐためにも、身体は全体を鍛えることが重要です。 漸進性の原則 「漸進性」とは、物事をゆっくり進めるという意味です。 トレーニングでは、最初から強い運動をするよりも、少しずつ負荷を上げていくほうが効果的。 特にトレーニングを始めるときには、まずは筋肉や神経を目覚めさせることが必要。 さらにトレーニングを継続していると、筋肉がその重さや動きに慣れてしまい、同じ運動でも効果が低くなってしまいます。 それを防ぐためにも、負荷の強さだけでなく、反復回数やセット数、インターバルの時間、バリエーション、トレーニングの順番などを継続的に変える必要があります。 個別性の原則 「個別性の原則」とは、トレーニングを行う人の体力や性別、年齢に合わせたメニューが必要という意味です。 さらに同じ年齢や性別、体力の人でも、身体の筋肉バランスや身体の使い方の特徴が全く異なるもの。 そのため、トレーニングのメニューははそれぞれの身体特性に合わせて決定する必要があります。 反復性の原則 「反復性の原則」とは、トレーニングは繰り返し、規則的に長い時間かけて行うことで、効果が高くなるというものです。 「可逆性の原理」でも説明したように、短期間のトレーニングで鍛えた身体は、運動を辞めてしまうと短い時間で元に戻ってしまいます。 逆に長い時間をかけてトレーニングを行った場合、筋肉や神経がゆっくりと成長、身体の中で定着するため、少しトレーニングを休んでも、なかなか元に戻ることがありません。 そのためにも、トレーニングは継続して行うことが必要になります。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 19 大きさの恒常性の実験 すでに別の項で奥行き知覚の実験について論議したが、大きさの恒常性と奥行き知覚は本質的に互いに関連していることを指摘しておくことは重要である。 前述のように、奥行きに応じた反応の最も重要な静的手がかりの一つ、特に生後7ヶ月までの乳児にとって重要な手がかりは対象の相対的な大きさである。 他の研究でも、距離手がかり、特に網膜上の輻輳によってもたらされる手がかりに対する感受性は、大きさに応じた反応 (つまり大きさの恒常性) に必要であることが示唆されている。(Aslin, 1987;Granrud, 1986) 視覚受容器に近づいたり遠ざかったりする対象に対して適切に反応する事は、奥行き手がかりや三次元手がかりに対する反応の本質的な部分の一つである。 もちろん、対象が視野に近づいたり視野から遠ざかったりすると、網膜像はその度に大きくなったり小さくなったりする。 研究者たちは、奥行き知覚と大きさ知覚の手がかりに対する感受性が最初に現れる年齢を明らかにしようとしてきた。 しかし、大きさの恒常性はさまざまな種類の視覚手がかりの制御を受けており、またこうした多様な視覚制御の「発達」は決して一度に現れるものでないことが、ある研究者によって明らかにされている。(Day, 1987) このように大きさの恒常性に成熟と学習が果たしている役割のどちらが重要なのかという論争が起きている。(例えば、Bower, 1966;Pettersen et al,.1980) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 四歳児の「図形で体系を認知する」という取り組みです。 前回もやったのですが、まだまだ手先が未熟なので、図形を描く訓練も兼ねて再度の挑戦です。 少し描けるようになったのですが、まだまだ筆圧も弱く、運筆もままなりません。 お家では数字の練習問題を宿題として出しました。 少しずつですも上手に字や形が書けるようにしたいです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 18 大きさの恒常性知覚に関する伝統的アプローチ 対象の恒常性の規則は、次のように言うことができる。 網膜上に投影された像の大きさ、形、位置が変わっても、その環境における対象の実際の大きさや形や位置は変わらず、同じままであるということである。 バウワー (1966) が説明しているように、「知覚は網膜像よりも対象そのものに忠実であるように思われる。」 もっと正確な言い方をすれば、おそらく対象によって制御される行動は網膜像よりも対象そのものに忠実である、と言えるだろう。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性を、「網膜上に映る像が対象と観察者の距離によって変化しているにもかかわらず、対象の大きさはそのままであるということが学習された知覚である。」と定義している。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性について、以下のような例を記載している。 ==================== 駐車したあなたの車から降りて、歩きながらその車を見るとき、あなたの視覚系は脳にメッセージを送っている。 最初は、レンズを通して両眼後部にある網膜と呼ばれる領域に車の像が投影される。 あなたが (車を見ながら) 歩き出すと、車から離れるに従って、網膜に映る像は徐々に小さくなる。 あなたの車の感覚像は急激に小さくなっていくが、あなた自身は自分の車の大きさは変わらないと知覚している。 ただ、車がだんだん遠く離れていくだけだと知覚しているのである。 ==================== われわれは対象が小さく見えることがあっても、その実際の大きさは変わらないことを「知っている」と言われる。 網膜上に対象の像が小さく映っても、われわれはその対象を同じ大きさのものとして「見ている」と言われることもある。 さらに、発達研究者は、子どもが「大きさの恒常性を獲得する」年齢についても語っている。(例えば、Day & Mckenzie, 1981;Yonas, Granrud, & Pettersen, 1985) このような言い方はこの現象の本質を曖昧にし、行動を構造的に解釈することに伴う問題が全て含まれている。 記述の章で述べたように、行動はある状況下で観察され、その行動に名称がつけられ、この場合は「知覚」という名称、もっと細かく言えば「大きさの恒常性」という名称が付けられているのである。 知識や認識は決して直接観察できるものではないが、このような名称を付けることによって、この世界についての知識や認識の仕方が実体化される。 このような説明をすると、子どもは大きさの恒常性を「獲得し」、大きさの恒常性を「持っている」という言い方ができる。 このような言い方は、ある経験の結果、子どもの中にある構造が作り出され、その構造によって子どもは対象の大きさを正確に解釈できるようになることを意味している。 このような推論的な構造に研究の焦点を合わせてしまうと、経験そのものの性質といった、最も基礎的な行動プロセス (例えば、観察された行動に関与する強化随伴性) の研究がおろそかになってしまう。 ほとんどの認知的な説明は子どもの行動を強調せず、その代わりに「解釈」とか「認知」と呼ばれる行動の推論上の代用物を強調している。 しかし、その推論的な代用物を唯一の証拠は、それによって説明される行動そのものなのである。 実際は、知覚は特定の環境的文脈で子どもが示す行動そのものである。 しかし、研究者は感覚情報を解釈するものとして内的な代用物を考え出すばかりで、このより倹約性のある記述の仕方に目を向けようとしない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 4歳児の「図形で見通しを集中思考する」です。 お家でも練習しているようで、サクサクこなしてくれるようになりました。 基礎ができてきたので、そろそろ難しいプリント問題に移行していきたいのですが、この子運筆、筆圧共々まだまだなんです。 なので今後はそれを強化すべく取り組みをしていこうと思います。 頭に身体がついて来るようしっかり指導します。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 17 対象知覚 われわれが環境内を動いて対象を見ると、対象の網膜像はそのたびに変化する。(Banks & Salapatek, 1983) したがって、こうした網膜像の連続的な変化は、対象を正確に認識し同定する上で当然ながら問題となる。 特に、行動が最初に静止した対象に条件付けられている場合に問題となる。 キーオとサグデン (1985) は対象知覚、特に対象の恒常性 (object constancy) の重要性について、以下のように述べている。 ==================== 新生児は対象を物としてみるが、それらの間にある空間はそれとして見ない。 すなわち、新生児が目に映るものからある対象を抽出するのは空間によってではなく、彼ら自身の視覚的注意によるのである。 ある対象が既知のものとなると、どの角度から見ても、その対象として認識されるようになる。 この時点でその対象は恒常性を持つと言えるが、それは網膜像が変化しているにもかかわらず、その対象の形は同じであると見なされているからである。 もし、われわれが視野にある静止した対象に近づいていくと、形は同じで、大きさも同じで、場所も同じままであるにも関わらず、網膜像は少しずつ大きくなり、網膜上の位置も変化しているはずである。 ==================== 対象は「物として」子どもの行動を適切に制御するようになるが、対象間の空間はどうしてそうならないのだろうか? 対象知覚という場合、対象の恒常性の全てのクラスが含まれるが、ここでは知覚される大きさの恒常性についての議論だけを取り上げたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 良くできる三歳児の初めての取り組みです。 6歳から推奨されているので、3年の飛び級となります。 これまでこの子は縦と横の並びの考え方は習熟していたのですが、今回は初めて「□の中」という新しい概念を覚えるのに必死でした。 ご存知の通りこの取り組みは「数独」なので、縦横以外に、四個の置き場所で構成される□の中を考えなければいけません。 どれにも同じ数字を入れてはいけないので、本当に高難易度の問題となります。 多分この年代の生徒では、この子以外には中々難しいと思います。 来週もこの問題をしっかり教えていこうと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 16 これまでの論議からわかるように、奥行きに応じた行動の刺激性制御という点から、研究者は乳児がいつ何をするかについては満足いく知見を得ている。 しかも、距離反応を制御する奥行き手がかりのタイプや、その手がかりが利用される年齢についても十分な知見が得られている。 奥行きに応じた反応の出現に関するこれらの標準的な知見は、成熟プロセス仮説を支持している。 他にもう一つ、奥行きに応じた行動の発達について同じく倹約性のある説明として、適応価値 (adaptive value) の立場からのものがある。 行動分析家にとっては、奥行きに応じた行動が出現する生後7ヶ月までの乳児に何が起きているのかが問題となる。 奥行き手がかり (例えば運動視差) について何か生得的な行動的関係があるかもしれないが、乳児の奥行きに応じた行動のほとんどが生後5ヶ月から7ヶ月の間に出現するという事実は、成熟による説明だけでなく、環境による説明も同じように支持するものである。 行動分析学の立場から言えば、、乳児の行動 (例えば、瞬き、頭を動かす、手を伸ばす、這い這いなど) がさまざまな奥行き手がかりの制御 (刺激関係) を受けるようになるのは、うまく反応するためにそれが必要だからである。 さらに、奥行き手がかりによる刺激性制御は、一定の順序 (両眼視手がかり、動的手がかり、静的[絵画的]手がかり) に従っていると考えられるが、これは乳児と環境の相互作用の順序を反映しているように思われる。 例えば、運動視差という動的手がかりに制御される奥行きに応じた行動のいくつかは、生まれて間もない生後6週の乳児にも認められている。(Bower, 1966;Campos & Langer, 1971) この秋冷の週齢の乳児は手伸ばし行動など他の奥行きに応じた行動の能力はまだないので、乳児の可能な行動 (頭や目の運動) が運動視差手がかりの制御を受けることはさして驚くべきことではない。 したがって、はっきり区別するために、視覚に導かれた手伸ばし行動や移動する行動を検討すべきである。 というのは、これらの行動はもっとはっきりした形で環境を操作し、最初は協応的ではなく、触覚刺激や視覚刺激による制御も弱いからである。 とはいえ、視覚に導かれた手伸ばし行動について検討する前に、視覚的な大きさの恒常性についてもう少し詳しく述べておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日の授業は人数の多い授業でした。 主に新一年生だったのですが、今回丁寧語や謙譲語を教えました。 「先生が言った。」→「先生が言いました。」→「先生がおっしゃった。」 「先生に聞く。」→「先生に聞きます。」→「先生にうかがう。」 こうしたものです。 一部の生徒は既に習熟済みだったのですが、多くの生徒は初めてでした。 しかし帰る頃には全員使い方をマスターできていました。 来週また質問し、より定着させようと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 15 奥行きに応じた反応に関する行動分析学的見解 これまでの5つの章で主張してきたことは、人の行動の多くは環境との相互作用の結果として形成され、変容し、維持されるということである。 種々の環境それぞれに適した行動がオペラント条件付けによって選択され、これは遺伝子の突然変異のうち当該の環境で必要とされるものに適したものが自然選択されるのと同じである。 われわれはこうした行動を適応的であるという。 個々の個体の行動が環境との相互作用によって選択されるプロセスが、オペラント条件付けである。 長い間、知覚の発達は主に成熟のプロセスによると考えられていたが、乳児を用いた研究結果の多くは、その発達に環境的な要素も強く働いていることを示唆している。 これは、環境と遺伝に相互作用的な関係があることを意味している。 しかしながら、遺伝子によって学習が制限を受ける度合いは大きく、それは決して小さくは無い。 行動分析学の立場でない研究者が、特に知覚の発達についてオペラント随伴性を見過ごしていると思われる理由の一つは、単にオペラント随伴性による説明の有効性を知らないということである。 もう一つの理由は、知覚行動についての行動分析学の見解を研究者たちが誤解していることである。 例えば、知覚の発達についてのオペラント的な説明の中で言われる強化子は他者から与えられるものでなければならない、と誤解している研究者も少なくない。(Gibson, 1977) 実際はこれとは全く逆で、運動行動の場合と同じく、知覚行動における強化子のほとんどは他者から与えられるというよりも、むしろその人と他者の相互関係の中に本来的に含まれているという意味で自動的なものである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 新年少の男の子。 この子もとてもかわいいお子さんです。 ただしまだまだ訓練が必要なのですが、お家では中々やってくれないらしいんです。 しかし僕の授業だけはいつもご機嫌で、最後まで楽しそうにがんばってくれます。 来た当初は多動の傾向があり、落ち着きもなく、支離滅裂な事を急にしゃべりだしたりしてました。 今では授業中勝手な行動は一切なく、積極的に参加してくれます。 まだ少し時間がかかると思いますが、もっともっとできる事を増やしてあげたいです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 13 親しみのある大きさ 距離に応じた反応の制御変数として、もう一つ親しみのある大きさがある。 対象と慣れ親しむことは、その対象との経験が適切な奥行き反応に不可欠なものとは言えなくても、対象が慣れ親しんだものであれば、網膜像の大きさが奥行き反応の有力な手がかりになることもある。 ヨナス、ピーターセン、グランラド (1982) が行った研究を考えてみよう。 彼らは、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児について、距離反応の手がかりとして親しみのある大きさを検討した。 親しみのある対象として、子どもの母親の顔写真が用いられ、大きさが異なる2枚の写真が使われた。 親しみの無い対象としては、大きさが異なる2枚の市松模様のカードが用いられた。 これらの刺激はいずれも同じ距離から提示され、乳児は片方の目でその刺激を見るようにされた。 その結果、7ヶ月の乳児は顔写真では大きい方に手を伸ばすことが多く、市松模様のカードについては大きさに関係なく手を伸ばしていた。 一方、5ヶ月の乳児はどの刺激に対しても同じように手を伸ばしていた。 これらの結果は、7ヶ月の乳児は親しみのある対象に対して大きさに応じた反応をし、5ヶ月の乳児ではそうではないことを示唆している。 そして、大きさに応じた反応は一般に生後7ヶ月頃までに見られるようになり、空間知覚においては経験が重要な役割を果たしていると結論付けることができる。 (Yonas & Owsley, 1987;Yonas et al.,1982) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 目標を持って取り組むというのは、結果を得るために重要だということは誰でも知っています。 しかしその目標が遠ければ遠い程、結果を得るための行動は鈍化していきます。 行動分析学の言う「好子」は、行動直後に生起しなければ標的行動を強化することはできません。 つまり「結果を得た」という好子が遠ければ遠い程、今の行動は長続きしない、ということなのです。 ですから僕は自らのトレーニング時、常に近い目標を決めて行い、それをクリアーすると直後に水を飲んだり塩分タブレットを食べたりします。 そうすることにより自らの行動に介入し、結果を得ることができるので。 そしてその積み重ねが長期間の適切な行動を継続させ、結果を得させます。 僕の今年の目標は、ベンチプレス140kg挙上。 今の所110kgを9回挙げられるので条件は満たしています。 子供達は今目標を持って頑張っています。 僕も子供達に負けないようがんばります。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 12 線遠近法 いくつかの研究で、さまざまな単眼視手がかりによる知覚行動の制御が検討されている (例えば、Granrud & Yonas, 1984;Granrud, Yonas, & Opland, 1985;Grarud, Yonas & Pettersen, 1984;Grarud, Yonas et al.,1984;Yonas, Cleaves, & Pettersen, 1978) 。 例えば、ヨナス、クリーブズ、ピーターセン (Yonas, Cleaves & Pettersen, 1978) は、前方の平行面に提示された台形窓の写真を用いて、線遠近法の絵画的手がかりによる制御を調べている。 片方の目が目隠しされると、生後6ヶ月と7ヶ月の乳児は、写真の台形窓の大きい (つまり絵画的に近い) 方に (間違って) 手を伸ばすことが多かった。 しかし、両方の目が見えるようにすると、同じくらいの距離にあるように、前方の平行面に提示された写真のいろいろな部分に手を伸ばすことが多かった。 一方、生後5ヶ月の乳児は、台形窓写真のどちら側にも同じくらい手を伸ばしており、絵画的手がかりを利用していないことが示唆された。 しかし、5ヶ月児のもう一つのグループでは、実物の窓を垂直軸から約45度回転させると、実際は長方形の窓であっても近い方に手を伸ばすことが多く、これは動的手がかり (つまり運動視差) を利用していたことを示唆している。 これらの結果は、バウワー (1966) が乳児の行動を制御している奥行き知覚手がかりについて予測していたことと一致する。 他にも、生後5ヶ月の乳児の手伸ばし行動が両眼視手がかりによって制御され、絵画的な奥行き知覚手がかりの制御をそれほど受けていないという点で、ヨナス (Yonas et at.,1978) らの結果を支持する研究もある。(例えば、Kaufman, Maland, & Yonas, 1981) 繰り返しになるが、この結果は、知覚行動の発達は乳児の行動とその環境との斬新的な相互作用の結果と考える行動分析学の見解を支持している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← かわいい四歳児に新しい問題に取り組んでもらいました。 座標感覚には問題ないのですが、運筆、筆圧には問題ありでした。 今後は書く練習をするという課題を見つけたので、お家でもがんばってもらいます。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 11 静的 (単眼視) 手がかりによる刺激性制御 ヨナスとアウズリー (1987) は、奥行き知覚における単眼視手がかりの重要性についてうまく説明している。 ===================== もし読者がこのページから目を上げれば、そこには部屋の三次元の光景がすぐに見えてくるだろう。 もし読者が片方の目をつぶれば、両眼視の奥行き情報が失われることになるが、その空間の鮮明度はほとんど失われず、さらに観察者が顔を動かし動的な奥行き情報を生み出せば、失われるものはほとんどない。 もしこのシナリオを一歩進め、観察者が目や顔や身体をほとんど動かさず、しかも対象が動かないようにして、動的な情報をその場から取り除いてしまったとしても、観察者はまだ三次元で世界を見ているだろう。 その部屋はただ色がつぎはぎに配列されたような二次元の光景には見えないはずである。 ==================== この記述には、片方の目だけが見え、静止した視覚的配列しか見えない状態でも、奥行きに応じた反応を制御する刺激があることが示唆されている。 すでに述べたように、こうした静的な単眼視による奥行き手がかりは「絵画的手がかり」とも呼ばれる。 というのは、これらの手がかりは二次元のディスプレー上に奥行き感をもたせるために、芸術家がよく用いるからである。 画家が用いる奥行き手がかりの多くを初めて使って描いたのは、イタリア・ルネッサンスの芸術家レオナルド・ダ・ビンチである。 生後5ヶ月頃には、奥行きに応じた行動が両眼視手がかりによって制御されるようになり、それよりも早い時期に動的手がかりによる制御が見られることについてはすでに述べた。 おもしろいことに、静的 (単眼視) 手がかりによる制御は、両眼視手がかりによる制御よりも遅れて見られるようになる。 バウワー (1966) は、生後6週と8週の乳児の行動は、生後間もないほど運動視差に感受性を示し、その後、両眼視差、静的 (絵画的) 手がかりの順で感受性を示すようになることを見出している。 すでに述べたように、バウワー (1966) の研究の生後6週目と8週目の乳児の大きさの恒常性を示す行動に対して、静的 (絵画的) 手がかりはほとんどあるいは全くと言っていいほど制御力をもっていなかった。 前に論議したように、これらの知見は、知覚手がかりと行動の相互作用が徐々に増していった結果、奥行き知覚の発達が生じるという行動分析学の考え方を裏付けるものである。 静的 (絵画的) な奥行き手がかりにはいくつかのタイプがあるが、ここではそのうち線遠近法と親しみのある大きさについて論議する。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← よくできる三歳児の「図形で体系を認知する、または評価する」という問題です。 よく見比べて、座標通りに図形を描いていきます。 この子にとっては軽い問題だったらしく、予想以上にでき、プリント10枚こなしてくれました。 5枚できたらいいなぁと思っていたので、本当によくできました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 10 運動視差と視覚的拡充の他にも、もう一つの奥行き知覚の静的手がかりとして、きめの増大と削減 (accretion-deletion of texture) がある。 これは、見る人か周囲の対象のいずれかが動くことによって、見る人の目に映し出されたきめの模様が崩れる際に生み出される手がかりである。 ヨナスとアウズリー (Yonas & Owsley, 1987) は、きめの増大と削減について次のように述べている。 ==================== 地球上の環境には光を通さない対象や表面が数多くあるので、視覚的世界は地上のある観察点から見て、目に映る面と目に映らない面とに二分される。 観察者が環境内を動いたり、対象が観察者に対して動いたりすると、目に映らなくなる面と目に映るようになる面が出てくる。 ==================== 他の静的な奥行き手がかりによる制御を用いて、生後5ヶ月頃の乳児の行動が増大-削減手がかりの制御を受けていると結論付けている研究者もいる。 ある研究で、グランラド、ヨナス、スミス、アターベリー、グリックスマン、ソークネス (Granrud,Yinas,Smith,Arterberry,Glicksman & Sorknes, 1984) は、コンピュータによるランダムドットのディスプレーを用いて、きめの増大と削減だけが縁の輪郭や奥行きの手がかりとなるようにした。 ディスプレーが動くと、前方の平面が前に動き、一方で後方の背景が徐々に見えなくなる (増大と削減) 。 しかし、ディスプレーが動かないと、ドットはただ平らに並んでいるように見える。 この研究者は、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児が背景よりも前方の平面の方により頻繁に手を伸ばすことを見出した。 この項で取り上げた研究から導かれる一般的な結論は、乳児の行動は動的手がかりによる刺激性制御の影響を受け、これらの手がかりが実際には生後6週間くらいの生後間もない乳児では唯一の奥行き手がかりであると考えられるということである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ハンディキャップのある三年生のお母さんから、どうしても二桁×二桁のかけ算ができないから教えてくれとの依頼があり、早速教えました。 実は去年できていた問題なので不思議に思っていましたが、やらせてみるとちゃんとでぎすし、新たに三桁×三桁を教えるとちゃんとできるのです。 学校の先生が教えるとできないそうなので、どうやらそこら辺に問題がありそうです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 9 大きさの恒常性については後で別の項で詳しく述べるが、ここでは生後6週間という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性に関するバウワー (Bower, 1966) の報告は、運動視差の動的手がかりが基本的制御変数であることを示唆していることを指摘しておきたい。 生後間もない乳児にとって、奥行き手がかりのうちどの手がかりが最も大きく影響を及ぼしているかを調べるために、バウワーはまず初めに、乳児が1m離れた所に固定された30cm四方の立方体の方へ顔を向けることをオペラント的に条件付けた。 条件付け終了後、立方体の大きさと距離を変えて、般化テストを行った。 般化テストでは、30cm四方の立方体を3m離して置いた試行、90cm四方の立方体を1m離した試行、90cm四方の立方体を3m離した試行が行われた。 この配置では、1m離れて置かれた30cm四方の立方体より網膜像が小さくても、3m離れた30cm四方の立方体への反応が一番多ければ、それは大きさの恒常性を証明するデータと言える。 3m離れた90cm四方の立方体への反応のほうが多ければ、3m離れた90cm四方の立方体の網膜像は1m離れた30cm四方の立方体の網膜像と同じ大きさなので、この場合には網膜像が主な制御変数と考える事ができる。 乳児は3つのグループに分けられ、第1のグループでは、運動視差あるいは絵画的手がかり (両方とも単眼視手がかり) だけを使うことが可能になるように、片方の目を隠しして実物の立方体を見せた。 第2のグループでは、絵画的手がかりだけが可能で、両眼視や運動視差の手がかりは使えないようにするために、実物の立方体ではなくスライドの実写が見せられた。 第3のグループでは、両眼視差と絵画的手がかりが可能で、運動視差は使えないようにするために、特別に作った立体映像メガネをかけ、立体映像のスライド映写が見せられた。 そして、次のような結果が得られた。 第1グループ (単眼視手がかり) の乳児は、遠くにある同じ大きさの立方体に一番多く反応を示し、これは彼らの行動を制御しているのが網膜像の大きさではなく実物の大きさであること (すなわち大きさの恒常性) を示唆していると考えられた。 スライドを見せられた乳児 (第2、第3グループ) では、異なる結果が得られた。 絵画的手がかりだけが利用できた第2グループの乳児と、両眼視手がかりも利用できた第3グループの乳児では、3つの般化刺激への反応に優位な差が無かった。 これらの結果から、生後6週間の乳児にとって奥行きと大きさの手がかりとして最も有効なのは運動視差であることが示唆された。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日は振り替えを取る生徒もいて大にぎわいでした。 ほぼ新一年生の中、ある問題を全員で考え、覚えていきました。 それは算数の問題で、「友達に八個あげたから今二個になりました。最初いくつ持っていたでしょう?」という問題です。 障害児にとっては非常に難易度の高い問題となっていますが、なんとかできるようになりました。 こうした問題は、言葉に難のある子供にとってハードルが非常に高いので、今回だけでなく忘れた頃に何度もやる必要があります。 入学する前までに、みんなサクサクできるようにしたいです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 8 ギブソンとウォーク (1960) は、人以外の動物の子どもの視覚的断崖での行動を制御する基本的手がかりについて、大人になると模様やきめの密度 (texture density) の影響を受ける事が多くなるものの、子どもの場合は運動視差が基本的な手がかりである、と結論付けている。 距離に対する基本的な2つの視覚手がかりの一つである運動視差の場合 (Bower, 1966) 、顔を回したり動かしたりすると、網膜上の像が移動する事を思い出してほしい。 網膜上での移動の程度は、焦点が合っている点から実際に見ているものまでの距離と方向に関係している。(Keogh & Sugden, 1985) 視覚的断崖装置では、ガラス板の上で動物が位置を変えたりただ頭を動かすだけでも、断崖側の模様と比べて平面側の模様の方が視野を移動するのが早い。 視覚的断崖で人以外の動物の子どもについて見出された事は、キャンポスと共同研究者が観察した生後間もない乳児の心拍数の変化が、動的手がかりによって制御されていることを示唆しているように思われる。 それらの研究に参加した乳児は生後まだ間もなく、這う事ができず、そのために実験者の手で視覚的断崖を渡らせ、その場合当然ながら平面側から断崖側に移動する際に模様の変化が生じている事にも留意すべきである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 良くできる新年少児の四枚話の取り組みです。 難しいのは最後の問題。 三枚ですが、拡散思考の問題となります。 優秀なこの子は、難なくやり切ってしまったので、その結果を是非ご覧ください。 お母さんもびっくりでした。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 4 視知覚については、神経学的立場から見たその構造を少し勉強しました。 視覚は神経学の中で最も研究が進んでおり、そのシステムはほぼ解明されています。 そうした中、行動学的立場からの視知覚行動についての記述は、非常に興味のあるところです。 読み進めていきましよう。 -------------------- 奥行き知覚 奥行き知覚は、環境内を移動したり、環境の配置に正しく反応するために重要であるばかりでなく、対象を正しく認知するためにも重要である。(Banks & Salapatek, 1983) 奥行き知覚の基本的な問題は、視覚像が投影される網膜面が2次元であるにもかかわらず、人はどのようにして3次元の環境に反応できるようになるのか、という問題である。(Banks & Salapatek, 1983) 遠くの (あるいは奥行きのある) 対象に正しく反応する能力は、両眼視手がかり、動的手がかり、及び静的 (単眼視) 手がかりないしは絵画的手がかりという少なくとも3つのクラスの基本的手がかりに依存している。(Aslin, 1987;Banks & Salapatek, 1983) 網膜像差 (retinal disparity ; いわゆる両眼視差) という「両眼視」(binocular) 手がかりは、両眼が少し離れていることによって、近くに置かれた対象の網膜像が若干異なって映ることによる。 動的 (kinetic) 手がかりは単眼視手がかりであり、対象の像が網膜上を異なる距離で動く速さの違いによって生み出される。 これらの変化は、対象の空間内での動き (いわゆる「視覚的拡充」 [optical expansion]) かあるいは見る人の顔や身体の動き (いわゆる 運動視差 [motion parallax]) によって生み出される。 奥行き知覚にとって重要な静的 ( 単眼視 )(static[monocular]) 手がかりは、奥行き感覚を作り出すために芸術家がよく用いており、絵画的 (pictorial) 手がかりと言われることも多い。 この手がかりには、線遠近法 (linear perspective) 、重なり (interposition) 、きめの勾配 (texture gradient) 、相対的大きさと親しみのある大きさ (relative and familiar size) 、大遠近法 (aerial perspective) と呼ばれる手がかりがあり、奥行き知覚にとって重要な手がかりである。 数年間の研究を経て、ある発達研究者はこれら3つのクラスの手がかりによる奥行き知覚が、生後3ヶ月から7ヶ月までの乳児に最初に見られることを突き止めている。(Aslin, 1987) 次の3つの項では、これら3つの奥行き手がかりのクラスそれぞれについて述べ、それらの手がかりによって乳児の知覚行動が制御されることを実証した実験をいくつか検討する。 必要なときには、実験結果についての認知的な記述を行動論的な立場と対比してみたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← よくできる新年少児の「行動で見通しを評価する」という取り組みです。 この問題は年長児の取り組みなのですが、この子は本当によくできました。 もともと拡散思考や概念の問題が本格的にでてくるのは年長児以降です。 なぜならそれらは、特に経験を必要とするからです。 しかしこの子は、物覚えの良さも手伝ってかいろいろな事を良く知っています。 この取り組みを通じて、知らない事は教え、覚える、という教材として使っても良いと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 3 視知覚行動 キーオとサグデン (1985) は次のように述べている。 ==================== 視覚は、われわれが環境を同定するための基本的でもっとも包括的な手段であり、視野に入る環境のさまざまな部分を映し出すディスプレーである。 この視覚ディスプレーを読み取ることが、視知覚発達の基本的課題となる。 人は特定の対象の部分や全体を見て知る必要があり、それはより大きな配置やパターンに結びつけられなければならない。 人は環境を調べることもでき、距離や奥行きを知覚し、それを実行する。 ==================== この引用は、これから述べる視知覚行動の序論として役立つ。 ここには、奥行き知覚と (対象の永続性を含む) 対象知覚という、視知覚発達について検討すべき重要な2つの領域が示されている。 この知覚発達の2つの領域は、運動制御の発達にとっても重要である。(Keogh & Sugden, 1985) 以下で見ていくように、知覚的な制御の一部は、乳児が3次元の空間を十分に移動できるようになる前から成立していることがわかっている。 しかし、この問題について論議を続ける前に、まず最初に、引用したキーオとサグデンの記述を行動分析学の立場から再検討しておきたい。 行動分析学の立場では、「視覚ディスプレイを読み取る」ことが知覚発達の「基本的課題」であると記述するのではなく、視覚デイスプレイ (すなわち刺激) がいわゆる知覚と言われる行動の機能的な制御をどのようにして獲得するかを説明すべきであると主張する。 キーオとサグデン (1985) が、「人は特定の対象とその時空間関係を見て知る必要がある」と述べているのは、おそらく正しいだろう。 これは、結局のところ、その環境で生き延びる上で、人の行動はその人が相互作用すべき対象に関係した随伴性にしたがわなければならないことを意味していると言える。 これには、対象の特定のパターンや形状に反応するだけでなく、他の刺激と比較して、特にその部分や全体に対して反応する事が重要となる随伴性が含まれている。 前に記憶と運動行動について論議した場合と同じく、これらの「知覚」は多くの研究者が言っているような心的あるいは認知的な操作やプロセスではなく、オペラント随伴性に影響され、それによって変化する行動であることをよく覚えておいて欲しい。 最後に、対象そのものやその対象と他のものとの関係を「見て知る」には乳児ではなく、強化随伴性によってその対象に関連した行動が選択されることも銘記しておくべきである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いつものよくできる新年少児です。 因みに「新」とつけているのは、まだ年少前だからです。 今回も見通しの取り組みをしたのですが、完答できました。 終始ご機嫌で、この日の出来は最高でした。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 2 感覚と知覚 心理学のテキストでは、感覚と知覚が対照的な形で述べられていることが多い。 「感覚」(sensation) という用語は、通常、刺激が感覚受容器に及ぼす基本的な効果を意味している。 一方、知覚については、認知的立場から次のように記述されている。 ==================== 知覚とは、動物が環境について、あるいは環境と自分との関係についての「知識を獲得する」プロセスである。 また、知覚は知識の始めであり、認知の基本的な部分を構成している。 もっと細かく言えば、知覚するということは、刺激作用を通して世界についての「情報を獲得する」ことである。(Gibson & Spelke, 1983) =================== ドワレツキー (1990) は、個体が感覚経験を解釈する仕方という意味で「知覚」という用語を使っている。 ガラヒュー (1989) によれば、感覚が知覚になるのは、「感覚刺激が貯蔵されている情報と統合される。」まさにそのときである。 次の引用は、乳児の知覚発達に対する一般的な認知的アプローチを示している。 ==================== 新生児が感覚刺激を「意味づけ」することはほとんど無い。 しかも、貯蔵されたテータを「統合する」能力は限られたものでしかない。 例えば、目に入る光線は網膜上に作用を及ぼし、大脳皮質の感覚野にある当該の神経中枢に伝達される。 新生児の反応は単純で (感覚レベル) 、光が暗ければ瞳孔が拡大し、明るければ瞳孔が収縮して刺激作用の一部がシャットアウトされる (共感性瞳孔反射)。 やがて、新生児は刺激が近づくとまばたきするようになる。 こうした単純な反射的な反応は生涯続くが、乳児は間もなく受け取った感覚刺激を「意味づけする」ようになる。 そして、ある特定の顔が「母親」を意味するようになる。 対象は3つあるいは4つの面をもつものとして「同定される」。 乳児はいまでは特定の刺激に「注意を向け」、それらに「基本的な意味を付与する」ようになっている。(Gallahue, 1989) ==================== この引用の中で、刺激は行動を制御するのではなく、 「意味」をもっていると考えられていることに注目して欲しい。 刺激に 「注意を向け」 、それを 「同定し」 、最後にそれに意味を 「付与する」 のは乳児であると見なされている。 行動分析学の立場から知覚行動を考えると、 「注目」 と呼ばれる行動を制御しているのはある特定の刺激であり、 「同定」 と呼ばれる行動に関与しているのはある特定の強化随伴性であり、刺激が特定の行動を制御しているときその刺激は 「意味」 を持っていると言われる。 さらに、もしあるものがある刺激に意味を 「付与する」 としたら、それはその刺激と個体の行動を含む環境的な随伴性であると言える。 別の言い方をすれば、こうした名称はいずれも、行動と環境の関係を意味していると言える。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 全く科学的ではなく、極めて主観的ではありますが、今更ながら人には知能、或いは記憶の器がそれぞれ違うと実感している今日この頃です。 先日、知的遅れのある生徒に授業をしたのですが、以前できていたことが全くできなくなっていたのです。 例えば「真ん中」。 これがわからなかったりするレベルなのです。 しかし真ん中がわからないのに、小数の計算は直ぐに覚えましたし、先週教えた長さの単位などは覚えているのです。 恐らく復習不足だとは思うのですが、そもそも学校のカリキュラムは系統立てて作られているので、新しい事をやっているようで実は前の事の復習であったりもするはずなのです。 ですから健常児であればそれも含めて学習できているのでしょうが、この子のようなタイプの生徒は、「それはそれ、これはこれ」と関連付けられていないのだと思います。 それも踏まえて、今後は一年生のカリキュラムも忘れず取り入れ、日常生活に支障が無いような知識を与え続けていこうと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 1 知覚の発達 心理学者が乳児の運動の制御や発達について語るとき、同時に感覚や知覚の発達について言及する事も多い。(例えば、Gallahue, 1989;Keogh & Sugden, 1985) キーオとサグデンによれば、運動を分析する場合、「運動課題の質や動作者を取り巻く環境的な文脈についても説明しなければならない。」。 ガラヒュー (1989) は、乳児が「環境との関わり方を学習するプロセスは・・・・運動のプロセスだけではなく、知覚のプロセスでもある。」と考えている。 本章では、乳児の知覚行動の発達に関するいくつかの研究、特に運動の制御の点で重要な行動に関する研究について述べている。 また、行動分析家は、ほとんどの認知心理学者がしているように、知覚を一つの事物とか一つのプロセスと考えるのではなく、ある特定の刺激制御を受けている行動と考える (例えば、Knapp, 1987;Nevin, 1973;Schoenfeld & Cumming, 1963)。 したがって、知覚行動の発達は、単にこうした刺激性制御が単純なものから複雑なものへと変化する事を意味しているに過ぎない。 本章で最も強調点を置いているのは視知覚行動であり、視覚刺激による行動の制御とそれらの相互関係についてである。 この点を強調しているのは、第5章で述べた移動運動や視覚に導かれた手伸ばし行動などで、視覚刺激が重要な役割を果たしているからである。 本章で論議する主なトピックスは、(空間定位を含む) 奥行き知覚と対象知覚 (例えば対象の永続性) である。 聴知覚行動の発達については、第8章の言語の発達に関連して検討する。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 確定申告の季節になりました。 僕も例に漏れず先日郵送にて提出しました。 元々仕入れの多い仕事ではないので現金等の出し入れも少なく、日々の記帳はそう大変なものではありません。 ですからマメに記入、打ち込みをしていれば、後はほとんどソフトがやってくれるのでそう苦痛ではないのです。 ただそうは言ってもやらなくてはいけない事もあるので、毎年新年明けると憂鬱な気分になり、書類提出後はとてもすっきりするのです。 今年もちゃんと税務署様にご挨拶ができ、また新しい一年が始まるのだと気持ちも新たにしたのです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 15 科学的理解 自然現象についての科学的理解は、通常、いくつかの特殊性の水準で達成される。 特定の関数関係の水準や関数関係のクラスの水準で理論について語ることができるかもしれないが、科学的法則を確立した後で理論を語った方がおそらくより安全である。 良い科学的理論とは、少なくとも3通りの方法でその理解を深めたり広げるものであろう。 ヘンペル (Hempel, 1966) は次のように述べている。 #################### 第一に、このような理論は極めて多様な現象に対して体系的に統一された説明を提供する。 その理論はそれらの現象すべてを同一の基礎的プロセスまでさかのぼり、現象が示すさまざまな経験的な一様性を共通した一組の基本法則の現れとして提示する。 #################### これは包括性の基準に似ている。 心理学における良い発達理論とは、見た目が異なるさまざまな行動上の現象を、一組の同じ基本法則や原理で説明できるものである。 ヘンペル (1966) は続けて次のように述べている。 #################### 理論はわれわれの理解をさまざまな形で深めるだろう。 つまり、以前定式化され、説明すると思われていた経験的な法則が、厳密にしかも例外なく適用されるものではなく、おおまかに当てはまるものであり、しかもその適用範囲には制限があることなどが明らかになることによって、われわれの理解は深まっていく。 ################### このことは包括性の基準とも関連する。 心理学における行動についての良い理論とは、その理論では行動を説明できない条件や、説明が正確にできない条件を認めるものでなければならない。 例えば、行動の理論は、その理論の適用可能性を制限するような遺伝変数や生物学的変数を認めなければならないこともあるだろう。 ヘンペル (1966) は結論として次のように述べている。 ################## 最後に、良い理論は、その理論が定式化された時にはまだ知られていなかった現象を予測したり説明する事によって、われわれの知識と理解を深めるだろう。 ################## これは一般性の基準と似ている。 心理学における良い理論とは、行動上の諸現象に出会った時、一貫してそれらを予測し説明するものでなければならない。 要約すると、「理論の目的は、ひとまとまりのデータを統一し、それによってそれらのデータを説明することである。」(Green, 1989) ということを覚えておくことが大切である。 前述のヘンペル (1966) の引用文が示唆しているように、良い科学的理論は、その理論を構成する諸法則が適用される条件の範囲を明記する事によって、またいまだ説明されていない現象を説明する事によって、われわれの理解を更に推し進める。 言い換えれば、良い理論は、その理論が最初に定式化された時に知られていた観察だけに縛られるものではない。 本書は、行動分析学が他の心理学理論にもまして、子どもの発達の領域でこれらの必要条件を満足させることができるものであることを明らかにしようとしている。 この主張を支持するためには、行動分析学理論がこの目的にどれほどうまく適合しているかが評価されなければならない。 そのために、いくつかの科学的価値を紹介してきた。 これらの価値基準にさまざまな程度で当てはまる理論は多数あるが、それだけではその理論を良い科学的理論とするには十分でない。 最強の科学的理論とは、全てとは言わないまでも、基準のほとんどを満たすものである。 本書は、行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である、と主張するものである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 少し遅れ気味の新年少さんに平仮名を教えました。 先々週からやっていますが、ほぼ覚えました。 公文に半年通って「お」しか覚えられなかったのに、うちで勉強するとあっという間に覚えきったのです。 授業中も本当に楽しそうで、僕もその子も笑顔が絶えません。 同級生とまだまだ差はありますが、今後は追い付き追い越せるようしっかり指導していきたいと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 14 倹約製 (parsimony) の概念は心理学ではよく知られているが、それはどのような意味だろうか? 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によれば、倹約性は節約を意味するラテン語のparcereから派生している。 倹約する人とは、お金の支出について過度に注意深い人のことである。 科学では、理論が最も少ない数の仮定と陳述でひとまとまりのデータを説明する場合、その理論は倹約性があると言われる。 科学における倹約性は理論的経済性を意味するが、グリーン (1989) によればそれは2通りの方法で評価される。 第1は、もし2つ (あるいはそれ以上) の理論がいずれも同一の現象を説明ししかもすべての条件が同じであれば、最も少ない仮定を持つ理論のほうが説明としてはふさわしい。 第2は、もし2つの理論が同数の仮定を持つならば、より多くの現象を説明する理論のほうが理論としてふさわしい。 例えば6歳の子どものかんしゃく行動を考えてみよう。 フロイト派の理論家は、基本的な原因であり、そしてそれゆえその行動の説明となるものは、その子のイドとスーパーエゴの未解決の葛藤であるというかもしれない。 つまり、注目されることを求めるイドの要求が、エゴの理性や適切な行動を求めるスーパーエゴの要求より優位にあると考える。 対照的に行動分析家は、かんしゃく行動が観察される文脈の中で、その行動を増加させるような結果 (ここでは注目) がかんしゃく行動に続いて生じていると提案するかもしれない。 この2つの理論のうち、どちらの方が倹約性があると言えるだろうか? 行動分析理論は観察されていない事象や観察不可能な事象についての仮定がより少なく、一方で同時に、潜在的に観察可能でテスト可能なかんしゃく行動と強化刺激の関係を示唆している。 このこと自体はフロイト派の理論が間違っていることを意味している訳ではないが、ただ科学的な意味でフロイト派の理論は倹約性のあるものとは言えないということである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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