![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 三歳児の「概念で単位を認知する」という課題です。 音の表現を聞いて、それに関係するカードを取るというものです。 他の生徒に比べ、言葉が少し遅れているこの子に、当初少し心配したのですがそれは杞憂に終わりました。 いろいろな事を知っているのですが、それを表現する手段に乏しいだけだったのです。 これは、この子の身体的な発達や成長を待たなくてはいけない部分もあるので、今後気長に訓練を続けていかなくてはいけません。 それにしても、調子よくサクサクやってくれたのには驚きました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 4 ある研究で (zelazo,zelazo&kolb,1972) で、研究者は乳児に毎日12分間 (3分間4セッション) 、歩行反射 (walking reflex) を練習させた。 その結果、乳児の歩行反射は平均以上に持続し、そのような経験が全く無い乳児や、脚を前後に受動的に動かされた乳児より歩き始めが早かった。 ほとんどの発達のテキストで、親が子どもに歩行を教えることが大切であると見なされている社会では、子どもは平均して歩行開始が早いことを実証した研究が報告されている。 乳児が運動スキルを「練習」させられている時に実際に何が起きていたかについては、これらの報告でははっきりしない。 特に、ゼラゾーが述べているように、「練習」によってただ単に筋肉が強化され、他の身体部位 (例えば脂肪) の質量以上に筋肉の質量を増大させた可能性もある。(thelen,1983) また多くの場合、「練習」が歩行を強化するオペラント条件付けである可能性もある。 ドワレツキー (1993) は米国の子どもがひとりで歩くのが、60年前と比べ今では一般に数ヶ月早くなっていることを示した研究を引用している。 遺伝子プールがこの期間に劇的に変化したとは極めて考えにくく、経験がその主たる原因であると考えられる。 どのような経験が必要だったのだろうか? ドワレツキーはいくつかの示唆を与えている。 一つは、60年前、子ども達は世界大恐慌の最中に成長し、栄養が十分でなかったのかもしれない。 もう一つの要因は、社会文化的要因である。 今日、親は子どもが歩くのを早く見たいと願い、そのために早く歩くことを「励ます」。 一方、60年前の親は大家族を抱え、4番目、5番目の子どもが早く歩くために励ますよう駆り立てられることは無かったと考えられる。 ドワレツキーは、部屋にカーペットを敷き詰める様式の導入が、一つの役割を果たしていることも示唆している。 60年前、子どもが初めて歩いて転ぶと、そこにはたいてい硬い床があった。(恐らくある種の弱化として機能していたであろう。) 一方、今日では、子どもが転んでもそこはやわらかな表面の床がある。(弱化であったとしても、おそらくその力は弱い。) この論議の大切な点は、こうした経験的な要因によって、特に年齢幅の下限が拡げられる事で、乳児に見られる正常な運動発達の平均年齢が下がったということである。 これは、成熟というものは、行動が環境の選択に敏感である範囲をいくらか広く設定していることを示している。 ここで、姿勢・移動の発達と把握運動の発達に関する研究のいくつかについて、行動分析学的な見解を検討してみたい。 まず最初に、多くの発達研究者は、乳児の反射と律動的な繰り返し運動がその後の運動発達にとって機能的に重要と考えているので、乳児の姿勢反射と律動的な繰り返し運動について簡単に論じておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 三歳児の「図形で見通しを集中思考する」という課題です。 かわいいこの子は、いつもおばあちゃんと来てくれます。 振り替えの時は、お父さんかお母さんと来るのですが、その時はいつも冒頭号泣です(笑) けれどおばあちゃんと来るときはいつもご機嫌さん(^▽^)/ 今日も泣かずに最後まで頑張ってくれました。 少しずつお兄さんになってくれているようです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 3 発達における成熟と経験 発達のテキストでは、さまざまな行動の発達において成熟と経験が果たしている相対的な役割について頻繁に論議されているが、運動発達もその例外ではない。 「成熟」は、一般に、「遺伝的に仮定された発達の生物学的プラン」と定義される。 すなわち、「比較的経験に依存しない」(Dworetzky 1990) ものである。 全く経験に依存しないで生じる発達の生物学的プランは無いので、「比較的経験に依存しない」という言い方よりも、「全ての環境的な影響は等しい」と言う方がよいだろう。 成熟によって発達を説明する際の問題点は、多くの場合、環境は物質的で行動的な用語によって記述され、その結果、行動と機能的関係を持つ環境変数との間に生じている瞬間瞬間の相互作用が見過ごされてしまうことである。 もし、発達心理学者が本書で述べている環境的な事象に気づいていないとすれば、あるタイプの発達行動に見られる個人間の規則性や類似性が推論的な成熟変数に起因すると考えても、なんら不思議ではない。 そして、ちょうど個人間の行動の類似性が遺伝子の類似性によると言われるのと同じく、行動の違いは遺伝子の違いと言われる。 このような言い方は、環境の役割に注目しないで行動を説明するには好都合である。 運動行動の発達における成熟と経験の相対的な役割が論議されるとき、成熟は運動発達が生じる年齢範囲を決定し、一方、環境や経験は運動スキルが実際に発達するかどうかを決定する上で重要な役割を果たしている、というような結論がしばしば下される。 残念ながら、最も一般的な議論の中でも、「経験」と「環境」の概念が必ずしも正確に定義されているわけではない。 例えば、経験という用語は、「学習のプロセスを通して、発達上のさまざまな特徴の出現を変更したり修正するような環境に関わる要因」を意味するために使われている。 (Gallahue 1989) これはある程度正しい。 しかしながら、学習についての記述は、「経験は必要条件である」と言っているに過ぎない。 行動理論の諸法則では、行動発達を「変更したり修正するような環境に関わる要因の事である」と言われることはめったにない。 「ある特定の時期にスキルを行うように子どもを励ますことで、環境は (運動発達において) 役割を果たし得る」と述べている人もいる (Vasta,Haith,&Miller 1992)。 しかし、環境が子どもを励ますというのはどういう意味だろうか? これは答えなければならない重要な問いである。 しかし、運動発達についてなされる一般的な議論の中では、行動分析学の諸法則の重要性が示唆されることすらない。 その代わりに、多くの発達テキストでは、練習が重要であると言われている。 以下の例でいくつかの例を検討してみよう。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 三歳児の算数プリントです。 今回は「差」の問題です。 動画を観てもらえばわかるのですが、なかなか難しい問題です。 シールと鉛筆を使って、コツコツやってもらいました。 こうした地道な経験が、次の課題にとても役に立ちます。 良くがんばってくれました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 2 運動発達における基本概念 乳児の特定の反射や律動的な繰り返し運動などの例外を除けば、運動発達は姿勢・移動行動か、物を握る行動のどちらかに分類される。 姿勢や移動はその名称が示すように、身体、腕、脚を制御する行動で構成されている。 物を握る個と手の制御は、環境を操作する手の能力の変化に関係する。 乳児が示す他のすべての行動と比べて、運動行動における変化は恐らくかなり固定した順序で生じ、しかもおおよそ予測可能な時期に起こるように思われる。 運動行動の発達の順序は頭部から脚部へ (cephalocaudal) へ向かい、また身体の中心部から周辺部へ (proximodistal) 向かうと言われる。 頭部から脚部へ (すなわち頭から足へ) の発達は、身体の制御と協応が頭から足の方へ向かって生ずる事を意味する。 言い換えれば、下半身 (足と脚部) が制御できるようになる前に、上半身 (例えば頭と首) の制御ができるようになるという事である。 同様に、身体の中心部から周辺部へ (すなわち近くから遠くへ) の発達は、腕など身体の中心に最も近い部位が、手や指など中心から離れた部位よりも先に協応するようになることを意味している。 発達心理学者が指摘するように、運動の主要な発達指標が現れる年齢に多少ずれがあったとしても、その順序はかなり一定している。 このことは、運動発達の重要な決定因が成熟にあることを意味しているように見える。 しかし、成熟それ自体は行動の発達を決定するものではない。 むしろ、身体の組織や行動 (例えば筋肉や骨格) の発達の順序を決定し、行動が発達する限界を定めている。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 良くできる三歳児の「図形の転換を評価する」という課題です。 一つずつ三角形が移動し形が変わるのを認知し、次の形を作っていく、というものです。 三歳児にはとても難易度ご高く、誰でもができる課題ではいりません。 しかしこの子は、補助つきではありますがしっかりやってくれました。 本当に良くできるお子さんです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 12 第二次循環反応の他にも、ギンスバーグとオパー (1988) は、「乳児のクラス形成あるいは意味形成」という第3段階で生じる変化についても指摘している。 娘ルシアンヌについてのピアジェ (1952) の2つの観察を考えてみよう。 ******************** ルシアンヌは、シャンデリアに吊り下げられた2羽のセルロイドのオウムを遠くから見ている。 このオウムは、ときどき乳母車の中に入れられていたものである。 オウムを見たとたん、彼女は遠くからオウムに働きかけようとはしなかったが、彼女の足をはっきりと、しかしほんのわずかの間バタバタさせた。 ・・・・・そして、同じように・・・・彼女は遠くから人形の姿を見ただけで、手でその人形を揺する仕草をした。 ・・・・・したがって、実際に何回も揺すったことのある人形を見たとき、ルシアンヌは手を開いたり閉じたり、あるいは足をバタバタさせただけで、それは極めて短時間で、実際には何の効果も無かった。 ******************** ピアジェ派の説明は倹約性のあるものではなく、テスト不可能な推論が多く含まれている。 この例にある行動の「短縮」(abbreviation) は、「 分類 ないしは 意味づけ の行動的な前兆」と解釈される。(Ginsburg & Opper, 1988) ルシアンヌは、「そのスキーム全体を表すこともできたが、そうすることを選ばなかった」と言われる。 ******************** 短縮行動として、ルシアンヌはその対象を分類するという行動を示した。 例えば、短時間蹴ったのは、「あれはオウムだ。 揺れるものだ。」と考える最初のステップが生じていることを示唆する行動を示している。(Ginsburg & Opper, 1988) ******************** この例で、ギンスバーグとオパーは、この短時間の足蹴りを、対象に名前をつけたり、特定の結果を生み出すためになすべきことを記述したりする年長児の言語反応と機能的に同じもの考えているように思われる。 このような解釈や他の推論の証拠は、当該の文脈で観察された行動だけである。 こうしたピアジェ派の説明では、本当の意味での理解に近づくことはできない。 最初の観察についての行動分析学的な解釈は、刺激般化に関連付けることである。 別の言い方をすれば、行動すると対象が動いたことで、過去にその行動 (手足を動かしたり、バタバタする) を喚起した対象 (セルロイドのオウム) が、いまでは短縮された形でしかも力が弱くてもその行動と同じような形式の行動を喚起するようになっていると言える。 これは、弁別訓練の初期の段階で生じることがある般化減衰 (generalization decrement) と似ている。 2番目の例でその行動が弱くなった様子は、おそらく消去効果を表していると考えられる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 勉強もトレーニングもそうですが、出来ない事を克服するためには、「できない行動」を分析し(細分化し)どこが不適切で「できないか」を考え、具体的な方法をスモールステップで継続していく訓練が必要です。 それは決して精神的な物(全く関係ないとは言いませんが)ではなく、あくまでも客観的の観察できる「行動」を考えなくてはいけないのです。 「ものには順序」と言う言葉があるように、全ての行動にはその適切な順序が必要です。 不適切な行動は、必ずその標的行動に至るまでのどこかのステップに不適切な行動が含まれているので、結果として「不適切な行動」となっているのです。 ですから指導する際には、どこに不具合があるのかを見つけ出すことが先決です。 その為に、必ず「単純な刺激」を与え、その反応を少しずつ見ながら不具合箇所を見つけ出します。 時には授業自体を諦めなくてはいけない場合もありますが、それでもその発見に心血を注ぐことは重要です。 僕の教室は私塾なので、必ず結果を求められます。 しかし本当に成果を挙げたいのであれば、時には後戻りし、時には諦めなくてはいけないこともあります。 ただ、生徒達に良い結果を残す、という信念だけは、僕は絶対失いません。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 6 第1段階 : 誕生から生後1ヶ月まで 感覚運動期の最初の下位段階は、「反射スキーム」の段階と呼ぶことができる。(Lamb & Bornstein, 1987) ただし、ピアジェ (1952) は「反射の行使」(The Use of Reflexes) と呼んでいる。 この名称からもわかるように、この段階では反射が優勢である。 とはいっても、すでに経験を積むことによって生得的な反射活動が変化し始めている。 新生児の行動に関するピアジェ派の考え方を表しているよい例は、吸啜反応 (きゅうてつはんのう) である。 第1に、ピアジェは、乳児の口に入った乳首や指という特定の刺激が吸啜反応を誘発する事を認めているということである。 ピアジェはまた、吸う行動は別の機会にも同じように生じ、明確な誘発刺激存在しないときにも生じることも観察している。 ピアジェはこの現象を説明するために、 「機能的同化」 (functional assimilation) という原理を考え出した。 これは、機能向上のために、その構造を「練習する」という基礎的 (生得的) な傾向があることを意味している。 このようなピアジェの示唆には同意できないが、彼が言う機能的同化という原理を支持する唯一の証拠は、反射的行動の誘発刺激となるものが外見的には存在しないことであるということは指摘できる。 また、別の説明も可能である。 誘発刺激が内的なもので見逃されているかもしれないし、あるいは吸うという動作の「感触」が条件性強化子として確立されるような強化的な結果が存在するのかもしれない。(Stevenson, 1970) ギンスバーグとオパー (1988) は、「快感と吸う行動の場合は、非常に短い期間に限られている。」という理由から、後者の説明には否定的である。 しかし、ピアジェは、この最初の1ヶ月に生じる学習の量について統制は行っておらず、この結論が妥当かどうかはわからない。 生後間もない乳児の行動は、オペラント条件付けレスポンデント条件付けの両方に対して感受性があるということは周知の事実であり、このことから、ピアジェが推論した機能的同化を受け入れる前に、これらの説明は論理的にではなくまず実験的な証拠に基づいて否定されるべきである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ケガでトレーニングができなかった時も含め、ベンチプレスでの高重量トレーニングを2ヶ月近くやっていませんでした。 勿論、ダンベルやスミスマシンではやっていたのですが、神経系がかなり衰えていて、以前まで二回挙げられていた120kgに全く歯が立ちませんでした。 これには大ショックで、今後ベンチプレスのトレーニングをしっかり行おうと決めました。 そんな僕の通うジムに新しいケーブルケーブルマシンが設置されました。 ただ、大きく過ぎてフリーウエイト中心のトレーニーにはジャマで仕方なです(笑) これから寒くなるこの季節。 トレーニングに最も適した時期となります。 僕の身体作りなんてどーでもいいでしょうが、取り敢えず備忘録まで。 ![]() マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 5 認知発達心理学を知る事は、行動分析学の正しさを知る上で欠かせない学習です。 また認知発達心理学者の行った相関実験や相関理論は、行動分析学理論が証明する因果関係を補足する実験理論として非常に役に立つ部分もあります。 継続して読み続けてくださいね。 -------------------- 認知発達における感覚運動期 ピアジェが言う認知発達における感覚運動期は、この発達期を定義する2つの主な全般的変化から、「自己中心性 (egocentrism) の減退と対象概念 (object concept) の出現」と記述されている。(Lamb & Bornstein, 1987) 第1の変化である自己中心性の減退とは、子どもの行動が自分自身の身体によって方向づけられる (行動分析学的に言えば、制御される) ことが徐々に少なくなり、外的環境によって方向付けられることが多くなることである。 例えば、誕生時に優勢であった無条件反射が数ヵ月後には消え、環境との相互作用の結果である学習された行動が優勢になることである。 第2の変化である対象概念の出現とは、行動が環境内の対象によって制御されることが徐々に増えることを意味し、これには対象が視野から消えてもまだ反応を制御しているような場合も含まれる。 後者の現象は「対象の永続性」 (object permanence) と呼ばれ、対象の形、位置、大きさのほかに、対象の恒常性を示唆するものがまさにその対象自体が存在することであるという意味で、第6章で論議した対象の恒常性とも関連している。 感覚運動期の下位段階 ピアジェは感覚運動期を6つの下位段階に区分している。 それぞれの下位段階に対応する年齢は固定的なものではないが、連続したものではある。 このように下位段階が連続したものであるというのは、子どもの認知発達は認知的な構造とプロセスの質的変化を意味し、前の変化は後の変化が生じるために不可欠であるというピアジェの確固たる信念を反映している。 以下の論議の大部分は、すでに引用したハーバート・P・ギンスバーグとシルビア・オパー (1988) の『ピアジェの知的発達理論』 を参考にしている。 この本は、ピアジェ理論を簡潔に記述し分析したものである。 \ テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 11月には全国テストが行われます。 去年からこのテストに、年長児が参加できるようになりました。 小学生向けではなく簡易的なものですが、それでもトレーニングしていない子供では点数を取れません。 来月からの勉強内容は、このテスト対策の授業となります。 年二回のこの時期は、受験生はみんなピリピリしています。 過去問を解きまくる授業。 みんながんばって乗り切りましょう!! マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 4 ピアジェが観察し続けたことも、結局は行動なのであり、心的行動の推測に過ぎませんでした。 それは全く無駄な事ではなく、相関的な説明としてのあり方として考えるならば、一定の貢献はしていると言えます。 ただ科学的な信憑性は薄く、結局は行動分析学によってのみ説明し得る理論に凌駕されます。 -------------------- 心理的構造 ピアジェによれば、体制化と環境への適応の結果として、子どもの年齢によってそれぞれ異なる心理的構造が発達する。 認知発達の各段階は、それぞれの段階に固有な心理的構造が存在する事によって特徴づけられる。 心理的構造とは習慣的な行動パターンのことであり、子どもが年長になるにしたがって複雑になり、また環境との相互作用を積めば積むほど複雑さが増す。 乳児の場合、体制化の構造はスキーム (scheme) と呼ばれ (ピアジェはシェマ[shema]と呼んでいる。) 、7歳から11歳の子どもではこの体制化の構造は操作 (operation) と呼ばれる。 乳児の認知的行動の発達を扱う場合に限って、われわれはスキームを取り扱うことになる。 スキーム 「スキーム」という用語は、世界への働きかけ方 (Lamb & Bornstein, 1987) 、あるいは組織化された行動パターン (Ginsburg & Opper, 1988) を意味している。 ギンスバーグとオパー (1988) が指摘しているように、スキームには2つの重要な側面がある。 第1は、それは行為であるということである。 別の言い方をすれば、スキームには行動が含まれるということである。 第2は、スキームは行動の「基礎的構造」あるいは「本質」を意味するということである。 指吸い行動に関するギンスバーグとオパー (1988) の以下のような記述に、このような用い方が示されている。 ******************** もし、乳児の行動を丹念に調べれば、一人の子どもがする指吸い行動で、厳密に同じものは1つもないことがわかるだろう。 あるときには、親指が口から20センチ離れていたときにその行為が始まり、別の時には22センチ離れた時に始まったりする。 またある時には、親指が一直線に口に向かい、別の時にはその軌道がまったく不規則であったりする。 つまり、もし行動を十分詳しく記述すれば、全く同じ行為は存在しないことがわかるだろう。 一つの指吸い行動があるのではなく、その行動は数多くあり、実際には子どもが親指を口に持っていく回数と同じ数だけあると言える。 ******************** ピアジェにとって行動の構造は重要である。 では、ピアジェの「行動の構造」とは、何を意味しているのだろうか? ギンスバーグとオパー (1988) によれば、それは「細かい部分は異なっていても、幅広い行為に共通する特徴を抽出したもの」を意味している。 では、指吸い行動を定義する共通した特徴とは何だろうか? その答えは、「乳児は親指を口に入れる習慣的な方法を獲得したこと」である。 (Ginsburg & Opper, 1988) この習慣性が、ピアジェの言うスキームの概念である。 行動分析家もこのようなスキームの記述を是認しているように思われる。 というのは、本質的には1つのオペラント単位の記述と同じだからである。(Stevenson, 1970) 親指を口を入れる一つひとつの行為全てに対して、指吸い行動の結果が後続する。 いわゆる「指吸い」オペラントは、その行動のさまざまな形式すべてに共通する特徴を抽出したものである。 もちろん、共通特長というのはすべてのものが等しいということであり、この場合は、その行動すべてが同じ結果を生み出すということである。 これは、ピアジェの考え方と行動分析学の考え方に違いが無いということを意味しているのではなく、ピアジェが観察した行動も、その行動のオペラントとしての特長による制御を受けていることを意味している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日買い物の道中、狭い道で軽自動車が側溝に脱輪して難儀していました。 4、5人の人が集まり右往左往しています。 そこで僕は直ぐに車を止め、運転手にその車のエンジンをかけてもらい、僕が落ちた左後輪をひょいと持ち上げ助け出しました。 持ち上がった瞬間「うぁ、車が浮いた!!」とみんな驚き、瞬時に車はそこを脱出しました。 ハーフデッドで最高280kg持ち上げたことのある僕にとって、軽自動車の片輪浮かすことぐらい難なくできることなのですが、知らない人にとってはとても驚きの出来事だったのでしょう。 トレーニングしてきて、初めて人の役に立った瞬間でした。 僕はなんだか嬉しくて、近くにいた男性とハイタッチして帰りました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 2 ピアジェ派の概念 体制化と適応 ピアジェは、世界に関する知識の獲得を意味する知的発達や認知発達は、人が環境に適応するために自分自身の心理的構造を体制化することによって生じると考えた。 ピアジェの認知発達理論を学んだことのある読者の多くは、人は同化 (assimilation) と調節 (accommodation) という2つの精巧なプロセスによって環境に適応する、ということを覚えているだろう。 行動分析学の用語で言えば、特定の場面における個人の行動は、その場面でその行動がうまくいったかいかなかったかによって決まる、ということである。 ピアジェによれば、その行動がうまくいっている間は、その人はその環境 (知識) は既存の心理的構造に「同化」する。 しかし、もし以前獲得した行動ではその環境とうまく相互作用できなくなると、その人は環境の要請に合わせて自分の心理的構造を「調節」することになる。 ギンスバーグとオパー (Ginsburg & Opper, 1988) は、乳児の同化と調節の例として次のような例を挙げている。 この例では、乳児にそれまで遊んだことがまったくないガラガラが与えられた。 乳児は最初、既存の認知的構造でそのガラガラを同化させる。 ******************** 過去にその子は手で物を掴んだことがあった。 彼にとって、つかむというのは十分に確立された行動の構造である。 初めてガラガラを見た時、彼はそれをよく慣れた行動パターンに取り込もうとして、その新しい対象に対処した。 ある意味で、彼はその新しい対象を自分がよく知っている物、つまり手でつかむ物に変換しようとしたと言える。 したがって、この乳児は対象を彼の枠組みに同化し、それによって対象を「意味」づけいしたと言う事ができる。 ******************** 同化が総体的にうまくいかない場合には、乳児は環境に合わせて自分の行動を調節する必要が出てくる。 ******************** 乳児はガラガラをつかもうとする。 それがうまくいかないと、彼はそのやり方を少し調節しなければならない。 例えば、ガラガラが離れたところに置かれると、その子はガラガラを正しく知覚するために、まず最初に自分の視覚的活動を調節しなければならない。 次いで、自分とガラガラの距離に合わせて腕の動きを調節しながら、腕を伸ばさなければならない。 ガラガラをつかむ時には、指をその形にしなければならないし、ガラガラを持ち上げるときには、その重さに合わせて筋緊張を調節しなければならない。 ******************** テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いきなりですが、僕のブログは備忘録でもあります。 皆さんの参考になればという思いと、自分自身の記録として日々更新しています。 特にトレーニング記事は、自分自身に対する行動分析学的実験でもありますし、子供達が日々頑張っているので自分にもそれ相応のノルマを課しているという意味もあります。 そんなのどうでも良い、という意見もあるでしょうが、参考になるという方もいらっしゃいます。 ですから読者の皆さんがどのような感想を持たれようと、僕は僕なりのスタイルでブログは続けて行こうと思っています。 ただ、行動分析学は、ティーチングではなくコーチングですので、筋トレの手法と理論上何も変わりはありません。 ですから僕の身体作りの記事やトレーニング記事を「関係ない」「どうでもいい」と切り捨てるより、その中の何かを学んでいただければそれ相応に役立つ事もあると思います。 まぁ究極、読みたくない人は読まなければいい、というところに帰結するのでしょうが、何かのきっかけで読む機会のある方は、何らかの形で是非参考になさっていただければ幸いです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 1 認知の発達 「認知」という用語は発達心理学の文献でしばしば使われているが、おそらくその定義はどれも全く同じというわけではない。 しかし、認知的事象、認知プロセス、認知的構造といった概念がただ単に作り出されたものに過ぎないことを考えると、それぞれの定義が全く同じとはいえなくとも、おおよそ似通っているのは興味深い。 認知とは次のことを意味していると考えられる。 ① 「知ること」(Vasta, Haith, & Miller, 1992) ② 「内的な心的プロセス」(Dworetzky, 1993) ③ 「注意、記憶、問題解決を含む思考プロセスと精神活動」 (Butkatko, & Daehler, 1992) ④ 「人が世界に関する知識を獲得する心的プロセス」 (Scarr, Weinberg & Levine, 1986) これらの定義から、認知に共通する2つの特徴を導き出すことができる。 すなわち、認知とは、① 内的 (心的) プロセスで、② それによって人が世界に関する知識を獲得するものなのであるといえる。 表面的に見て、これらの認知の「定義」には客観的な証拠が無い。 というのは、定義の中で言われている事象やプロセスは観察や測定ができず、直接分析する事ができないからである。 したがって、認知発達の研究を理解するためには、認知発達心理学者が「認知」という場合に、子どもに生じている行動そのものをよく見ていく必要がある。 本章では、誕生から2歳くらいまでに見られる乳児の行動発達を中心に取り上げる。 読者の多くは、この年齢範囲がジャン・ピアジェ (Jean Piaget) の言う認知発達の「感覚運動期」(sensorimotor period) と重なることに気づくだろう。 ピアジェの貢献はまさしく認知発達そのものと言ってよく、本章では論議の基礎として彼の枠組みを用いる。 しかし、これまでの章でも述べたように、本章でも認知発達のプロセスを反映していると言われる行動について、行動分析学の原理によってもっと倹約性のある説明が可能であることを明らかにするとともに、認知的な概念を推論する事が不必要であることを明らかにしたい。 そこで、本章ではまず最初に、ピアジェが強調している主な発達上の変化について感覚運動期を概観し、それらの変化に関する認知-発達的な解釈と行動分析学的な解釈を比較する。 次いで、両方の立場から模倣と対象の永続性について詳しく論議し分析する。 感覚運動期の発達段階の話に入る前に、読者の助けになるように、認知発達に関するピアジェのアプローチ全体の基礎的な部分をいくつか明らかにしておきたい。 次節では、それ以降の節で取り上げ、また行動分析学の用語で説明する事になる、彼の基本的な考え方のいくつかについて述べておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 幼い子供をトレーニングするに当たって最も困難な事は、目の前にある対象物を見比べるという作業です。 これは、時間のかかる事ですし、とても手間のかかることです。 こうした行動には潜在的な嫌子が内在し、子供の行動を制限します。 そこでその対策として、先ず標的行動を細分化し、どこに不具合があるかを検討します。 不具合を発見するとその不具合のみを強化していきます。 その後、標的行動までのプロセスを徐々に強化し不具合部分を繋げます。 こうすることで標的行動までの道のりを作り、正しい行動を生起させるのです。 今回の図形の取り組みにおいでこの手法を用い、見事成果を挙げました。 これを続け、苦手を克服していかせようと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 29 要約 本章では、行動と複雑な弁別刺激あるいは複雑な手がかりとの相互作用として知覚発達を理解する行動分析学の考え方について述べてきた。 空間を移動するために重要な知覚発達の2つの領域である奥行き知覚と対象の恒常性の知覚、とりわけ大きさの恒常性について検討した。 奥行き知覚の場合、弁別刺激は両眼が特定の点を凝視する事によってもたらされる両眼視手がかり、観察者の顔が動いたり外部の対象が動くことによってもたらされる動的手がかり、片方の目でも奥行きに応じた行動を制御する静的 (単眼視) 手がかりである。 後者の手がかりには、線遠近法と親しみのある大きさがある。 対象の恒常性とは、われわれが環境内を動き、対象の網膜像が変化しているにも関わらず、その対象に対して同じものとして行動する、という事実を意味している。 例えば、大きさの恒常性は、対象に近づいたり離れたりすると、その網膜像も大きくなったり小さくなったりしているが、それにも関わらず、その対象に対して同じ大きさのものとして行動する事を意味している。 本章では、乳児におけるこれらの知覚手がかりを特定して、発達心理学者が行った研究をいくつか引用した。 そして、その結果を行動分析学の立場から解釈した。 知覚行動を説明するために用いられる一つのプロセスとして知覚を記述する伝統的な立場や認知的立場とは対照的に、行動分析学の立場では、ある行動がオペラント強化随伴性と相互作用した結果、複合刺激の刺激性制御を受けるようになった行動 (例えば、這い這い、手伸ばし行動など) につけられた名称が、すなわち知覚であるとかんがえられる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 三歳児の三枚話しの取り組みです。 本来は多くのカードの中から三枚選んで話しを作らせるのですが、今回はこちらで三枚選び、ヒントを与えながら作らせてみました。 言葉が未熟な子供にとってこうした問題は難易度が高いのですが、基本的なフォーマットを経験させるため、敢えてチャレンジさせてみました。 最後までご機嫌で取り組んでくれました。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 28 視覚に導かれた手伸ばし行動は、大きさの恒常性を示す唯一の例ではない。 言語行動が現れると、それは奥行き手がかりによる制御を受けた反応クラスの一部にもなる。 ほとんどの人にとって、言語行動は非言語行動の場合と同じく対象によって制限を受け、普通は対象の感覚特性が異なるさまざまな状況下で獲得される。 こうした違いがあるにもかかわらず、適切に発せられる言語反応はタクトと呼ばれ (Skinner, 1957) 、それは対象の名称である。 ほとんどの言語共同体では、タクトの対象の他の特徴の感覚が変化しても、一貫して単純なタクトが保持される。 例えば、椅子はその高さや色や形などに関係なく、どれも「いす」と呼ばれる。 このような言語行動の獲得は、タクトが初めて条件付けられたり、より直接的な制御を受けたときに存在した刺激特性の刺激般化によって促進される。 例えば、母親が乳児のすぐそばにいて大きな網膜像ができるときに「ママ」というタクトが獲得されたとする。 しかし、もし母親が遠ざかってもその物理的特徴は同じであるので、「ママ」という反応がそこで喚起されれば、通常、その発話は母親が反応する事によって素早く強化されるであろう。 もしそうでない場合には、プロンプティングが必要となる。 他の多くの行動と同様、一般にタクトもさまざまな条件下で獲得され、そのために刺激性制御が生じることとなる。 本章で行った知覚行動に関する論議は、視覚刺激に制御される行動の発達、特に奥行きと大きさに関連した行動に限られていたが、行動分析学は行動を制御する刺激のタイプに関係なく、すべての知覚行動に広く適用する事ができる。 他のあらゆる行動と同じく、知覚行動も環境を操作し、結果を生み出す行動であり、その環境に適した行動が選択される。 行動の生起を説明するために、認知、知覚、あるいはその他の心的プロセスを推論する必要はまったくない。 こうした用語を使うと、行動の環境的な決定因を検討する事ができなくなり、仮説的な因果関係のメカニズムを証明したり、反証したりすることを認めない世界になってしまう。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いつもご紹介している優秀な三歳児が、初めて算数のプリントをやってくれました。 これは初期段階ですのでまだまだ軽い問題なのですが、暫くすると訓練された子供じゃないとできない問題になります。 今回「数の差」について中心に教えました。 この時期の子供にとって「差」の理解は非常に難しい概念となります。 今から少しずつトレーニングすることで、いつの間にか身に付いたという知識にしたいと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 27 もう一つの例を考えてみよう。 平均的な大きさの部屋の床に乳児が座っているとする。 そこには、その他に大きさが異なる動物のぬいぐるみが2つある。 小さいほうのぬいぐるみは乳児の近くにあり、大きいほうは遠くにある。 しかし、2つのぬいぐるみの網膜像の大きさは同じで、像差も同じだとする。 この部屋には他にもおもちゃがあり、そのうちのあるものは遠くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作り、別のおもちゃは近くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作るとする。 2つの動物のぬいぐるみとその他のおもちゃによって生み出される視覚手がかりのうち、ぬいぐるみの動物に手を伸ばす行動を制御するのはどの手がかりだろうか? 従来の伝統的なアプローチでは、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして距離を「測る」のか、乳児がどのようにして大きさの恒常性を「獲得する」のか、といった問いに答えようとする。 行動分析家は、大きさの恒常性を示す行動を生み出すのはどのような経験 (すなわち、環境との相互作用) によるのかを問題にする。 2つの動物のぬいぐるみは同じ大きさの網膜像を投影しているので、網膜像の大きさは大きさに応じた手伸ばし行動の基本的な機能刺激とはならない。 最初に、乳児は2つのぬいぐるみのどちらにも手を伸ばす。 近くにあるぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいき、遠くにあるぬいぐるみにはうまくいかない。 たとえ両眼視手がかりと動的手がかりがあったとしても、それ以外の静的な単眼視手がかりのほとんどが利用される。 例えば、近くのぬいぐるみか近くの他の対象物が、遠くのぬいぐるみを覆い隠してしまったり (重なり) 、さらには、その部屋の奥のほうに延びる線が遠くのぬいぐるみの辺りに収束するように見えるだろう (線遠近法) 。 また、遠くにあるぬいぐるみや同じ距離にある他の対象物のきめは、近くにある対象物よりも小さく細かく見えるだろう。 こうした複合刺激があるところで、近いほうのぬいぐるみに手を伸ばす行動がうまくいくと (つまり強化される) 、この複合刺激はSDとなり、将来同じような状況で近くにある対象に手を伸ばす行動が喚起されるだろう。 遠い方のぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいかず、その複合刺激はSデルタ (すなわち、失敗したり強化されない反応と結びついた刺激) となり、遠くにある対象に手を伸ばす行動を喚起する事はなくなるだろう。 もちろん、環境のどの部分が機能的関係を持っているかを明確にするには、実験的分析が必要となる。 ここで述べたことは一つの可能性を示唆したにすぎない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 9月の第五週のお休みは無くなりました(涙) 10月に全国テスト対策の特別講習を行うからです。 特別講習は、10月12日㈯13日㈰14日㈪の三日間で、時間は一日6時間、講習費は1万5千円となります。 早くもご予約いただいた年長児もいますので、ご希望の方はお早めにご予約ください。 お席に限りがありますので、満席次第締め切らせていただきます。 また小学生は講習費以外に教材費が必要です。 お問い合わせは下記連絡先にお願いします。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 21 デイと共同研究者 (Day, 1987;Day & McKenzie, 1981) は、生後18週の乳児の大きさの恒常性が、刺激対象が移動する場合のようにわずかに条件が異なる時にも見られるかどうかを調べた。 デイとマッケンジー (1981) は生後18週の乳児について実験を行い、この場合の測度は同じく馴化からの回復だったが、刺激対象である模型の顔を動かし、馴化期の間中央軸に沿って近づいたり遠ざかるようにした。 テスト期では、大きさが異なる対象が同じ距離と視覚の範囲で移動するようにした。 この実験デザインを用いると、テスト期における馴化からの回復を、距離や視覚と区別してその対象の大きさによるものとみなすことができる (Day, 1987)。 結果は以下の通りであった。 大きさが同じ対象よりも、大きさが異なる対象が移動する方が馴化からの回復が大きく、これは対象の物理的大きさが変わらないことが制御刺激であり、視角ではないことを意味していてる。 グランラド (1986) の研究は、大きさに応じた行動と奥行きに応じた行動の関連性を明らかにするのに役立つと思われる。 グランラド (1986) は、奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動の両方で両眼像差への感受性が果たしている役割を解明するためにデザインされた一連の研究を行い、以下のような結果を報告した。 ① 単眼視手がかりが現実世界のものとよく似ている状況では、網膜像の大きさが同じになるように距離を変えて並んで置かれた大きさが異なる2つの対象への手伸ばし行動を制御するには、単眼視手がかりよりも両眼視手がかりのほうが効果的である。 ② 両眼像差に感受性のある生後4ヶ月の乳児の方が、感受性の無い4ヶ月の乳児よりも、網膜像が同じ2つの対象が近づくほど手を伸ばす行動が多く見られたが、これは奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動を制御する手がかりとして、両眼像差手がかりが重要な役割を果たしていることを示唆している。 最後に、グランラド (1986) は像差に感受性のある4ヶ月児と感受性の無い4ヶ月児について、デイとマッケンジー (1981) と同じ実験条件で追試した。 その結果、像差に感受性のあるグループは、感受性の無いグループよりも、新奇な対象への馴化からの回復が有意に大きいことが明らかになった。(ただし、像差に感受性の無いグループに関する結果は、いま少しはっきりしたものではなかった。) グランラド (1986) によれば、「これらの知見は、両眼像差に対する感受性の発達が、対象の距離と大きさを知覚する能力の増大に伴って生じることを示している。」 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 三歳児が「図形で分類を評価する」という課題をやってくれました。 以前にもご紹介した面白く且つ難しい問題です。 この子は結構時間がかかるかなぁ?と思っていたのですが、案外早目に仕上げてくれました。 この手の転換の問題は、幼児や障害児には非常に難易度の高い問題ですが、適切な訓練を受けることでこのように早期に完結することができます。 早期教育の重要性は、こういうところにあるのです。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 20 奥行きに応じた反応に対してさまざまな手がかりが果たしている役割を調べた実験の中には、大きさの恒常性についても示唆しているものもあるが (例えば、Yonas et al., 1978;Yonas et al., 1982)、大きさの恒常性を可能な範囲で独立した現象として実際に調べている研究はほんのわずかしかない。(例えば、Bower,1966;Day & McKennzie, 1981;McKenzi, Tootell, & Day, 1980) 生後6週という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性についてのバウワー (1966) の知見は、運動視差が基本的な制御変数であることを意味している。 マッケンジーら (McKenzi et al., 1980) は、着色した模型の人の顔を刺激として、生後18週、26週、33週の乳児を対象に大きさの恒常性を知らべた。 模型の人の顔を刺激として用いたのは、先行研究で用いられた刺激 (例えば立方体) よりも「リアル」な刺激であり、しかも生得的 (つまり生物学的) に見ることを制御していると考えるからである。 そして、次のような対象の大きさ (大と小) と距離 (30cmと60cm) の4つの条件で、注視反応の馴化を調べた。 ① 60cm離れた大きい顔 (統制条件) ② 30cm離れた大きい顔 (大きさだけが統制刺激と同じで、大きさの恒常性条件と呼ばれる。) ③ 60cm離れた小さい顔 (距離だけが統制刺激と同じで、距離条件と呼ばれる。) ④ 30cm離れた小さい顔 (視角だけが統制刺激と同じで、視角条件と呼ばれる。) 馴化条件は、60cm離れた大きい顔であった。(統制条件とテスト条件) 馴化からの回復を調べ、次のような結果が得られた。 生後26週と33週の乳児では、30cm離れた大きい顔 (大きさの恒常性条件) と60cm離れた大きい顔 (統制条件とテスト条件) に対する注視反応の回復はわずかで、これは大きさに応じた反応を示唆している。 一方、距離条件と視角条件での回復は大きかった。 しかし、18週の乳児は、テスト条件だけでなく、大きさの恒常性条件と距離条件に対しても回復を示した。 おそらく対象が静止し、しかもそれほど目立つものではなかったことから、大かさの恒常性について何らかの結論を下すのは難しいことが明らかになった。(Day & McKenzie, 1981) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 発達障害の年長児。 勉強はとても良くでき、記憶力も抜群です。 しかし今回の算数の勉強で新たな弱点が発覚しました。 それは、プリント教材での立体図形の認知の問題でのこと。 平面上に描かれた立体図形が認知できず、全て平面にしかみえていなくて、特に球体に関して何も答えられませんでした。 立方体や直方体、円錐、円柱に関しても同様で、全く前進できませんでした。 今までは文章問題に関する弱点のみわかっていましたが、今回新たな弱点発覚で、逆に訓練の方向性が分かり僕自身は喜ばしい授業となりました。 弱点は早期に発覚した方が対策を打ちやすいので、今回は良い機会として今後の指導に生かして行こうと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 19 奥行きに応じた反応に対してさまざまな手がかりが果たしている役割を調べた実験の中には、大きさの恒常性についても示唆しているものもあるが (例えば、Yonas et al., 1978;Yonas et al., 1982)、大きさの恒常性を可能な範囲で独立した現象として実際に調べている研究はほんのわずかしかない。(例えば、Bower,1966;Day & McKennzie, 1981;McKenzi, Tootell, & Day, 1980) 生後6週という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性についてのバウワー (1966) の知見は、運動視差が基本的な制御変数であることを意味している。 マッケンジーら (McKenzi et al., 1980) は、着色した模型の人の顔を刺激として、生後18週、26週、33週の乳児を対象に大きさの恒常性を知らべた。 模型の人の顔を刺激として用いたのは、先行研究で用いられた刺激 (例えば立方体) よりも「リアル」な刺激であり、しかも生得的 (つまり生物学的) に見ることを制御していると考えるからである。 そして、次のような対象の大きさ (大と小) と距離 (30cmと60cm) の4つの条件で、注視反応の馴化を調べた。 ① 60cm離れた大きい顔 (統制条件) ② 30cm離れた大きい顔 (大きさだけが統制刺激と同じで、大きさの恒常性条件と呼ばれる。) ③ 60cm離れた小さい顔 (距離だけが統制刺激と同じで、距離条件と呼ばれる。) ④ 30cm離れた小さい顔 (視角だけが統制刺激と同じで、視角条件と呼ばれる。) 馴化条件は、60cm離れた大きい顔であった。(統制条件とテスト条件) 馴化からの回復を調べ、次のような結果が得られた。 生後26週と33週の乳児では、30cm離れた大きい顔 (大きさの恒常性条件) と60cm離れた大きい顔 (統制条件とテスト条件) に対する注視反応の回復はわずかで、これは大きさに応じた反応を示唆している。 一方、距離条件と視角条件での回復は大きかった。 しかし、18週の乳児は、テスト条件だけでなく、大きさの恒常性条件と距離条件に対しても回復を示した。 おそらく対象が静止し、しかもそれほど目立つものではなかったことから、大かさの恒常性について何らかの結論を下すのは難しいことが明らかになった。(Day & McKenzie, 1981) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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