![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今はダイエットより筋肉増量を目指している僕。 ただ、何となく最近は食が細く、あまりたくさん食べられません。 もちろんタンパク質中心の生活なのですが、それもプロテインが中心なので高カロリーにはなりません。 そんな中、僕の食のマイブームはベリーです。 特にラズベリーは栄養価が高く、適度に糖質を含むのにカロリーは低いです。 ![]() ![]() 冷凍物で200円弱。 食費も抑えられ一石二鳥です。 プロテインはマイプロテインなので激安です。 マイプロテインなら、半額の3割引きなんて時もありますし、常時3割引きです。 アミノ酸スコアも良く、コスパ最高です。 もし興味があれば、下のサイトをご覧になってください。 マイプロテインサイト ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 15 科学的理解 自然現象についての科学的理解は、通常、いくつかの特殊性の水準で達成される。 特定の関数関係の水準や関数関係のクラスの水準で理論について語ることができるかもしれないが、科学的法則を確立した後で理論を語った方がおそらくより安全である。 良い科学的理論とは、少なくとも3通りの方法でその理解を深めたり広げるものであろう。 ヘンペル (Hempel, 1966) は次のように述べている。 #################### 第一に、このような理論は極めて多様な現象に対して体系的に統一された説明を提供する。 その理論はそれらの現象すべてを同一の基礎的プロセスまでさかのぼり、現象が示すさまざまな経験的な一様性を共通した一組の基本法則の現れとして提示する。 #################### これは包括性の基準に似ている。 心理学における良い発達理論とは、見た目が異なるさまざまな行動上の現象を、一組の同じ基本法則や原理で説明できるものである。 ヘンペル (1966) は続けて次のように述べている。 #################### 理論はわれわれの理解をさまざまな形で深めるだろう。 つまり、以前定式化され、説明すると思われていた経験的な法則が、厳密にしかも例外なく適用されるものではなく、おおまかに当てはまるものであり、しかもその適用範囲には制限があることなどが明らかになることによって、われわれの理解は深まっていく。 ################### このことは包括性の基準とも関連する。 心理学における行動についての良い理論とは、その理論では行動を説明できない条件や、説明が正確にできない条件を認めるものでなければならない。 例えば、行動の理論は、その理論の適用可能性を制限するような遺伝変数や生物学的変数を認めなければならないこともあるだろう。 ヘンペル (1966) は結論として次のように述べている。 ################## 最後に、良い理論は、その理論が定式化された時にはまだ知られていなかった現象を予測したり説明する事によって、われわれの知識と理解を深めるだろう。 ################## これは一般性の基準と似ている。 心理学における良い理論とは、行動上の諸現象に出会った時、一貫してそれらを予測し説明するものでなければならない。 要約すると、「理論の目的は、ひとまとまりのデータを統一し、それによってそれらのデータを説明することである。」(Green, 1989) ということを覚えておくことが大切である。 前述のヘンペル (1966) の引用文が示唆しているように、良い科学的理論は、その理論を構成する諸法則が適用される条件の範囲を明記する事によって、またいまだ説明されていない現象を説明する事によって、われわれの理解を更に推し進める。 言い換えれば、良い理論は、その理論が最初に定式化された時に知られていた観察だけに縛られるものではない。 本書は、行動分析学が他の心理学理論にもまして、子どもの発達の領域でこれらの必要条件を満足させることができるものであることを明らかにしようとしている。 この主張を支持するためには、行動分析学理論がこの目的にどれほどうまく適合しているかが評価されなければならない。 そのために、いくつかの科学的価値を紹介してきた。 これらの価値基準にさまざまな程度で当てはまる理論は多数あるが、それだけではその理論を良い科学的理論とするには十分でない。 最強の科学的理論とは、全てとは言わないまでも、基準のほとんどを満たすものである。 本書は、行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である、と主張するものである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 優秀な2歳児の言葉の訓練です。 こうした訓練で、言葉のフォーマットをインプットし、言葉が使えるようにします。 この子は特別できる子なのですが、他の生徒もこの子に負けず劣らずできるようになっています。 二語文を正確に話す。 これが後々の言葉の発達に大きく影響を与えます。 地道に少しずつ練習させていきましょう。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 14 倹約製 (parsimony) の概念は心理学ではよく知られているが、それはどのような意味だろうか? 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によれば、倹約性は節約を意味するラテン語のparcereから派生している。 倹約する人とは、お金の支出について過度に注意深い人のことである。 科学では、理論が最も少ない数の仮定と陳述でひとまとまりのデータを説明する場合、その理論は倹約性があると言われる。 科学における倹約性は理論的経済性を意味するが、グリーン (1989) によればそれは2通りの方法で評価される。 第1は、もし2つ (あるいはそれ以上) の理論がいずれも同一の現象を説明ししかもすべての条件が同じであれば、最も少ない仮定を持つ理論のほうが説明としてはふさわしい。 第2は、もし2つの理論が同数の仮定を持つならば、より多くの現象を説明する理論のほうが理論としてふさわしい。 例えば6歳の子どものかんしゃく行動を考えてみよう。 フロイト派の理論家は、基本的な原因であり、そしてそれゆえその行動の説明となるものは、その子のイドとスーパーエゴの未解決の葛藤であるというかもしれない。 つまり、注目されることを求めるイドの要求が、エゴの理性や適切な行動を求めるスーパーエゴの要求より優位にあると考える。 対照的に行動分析家は、かんしゃく行動が観察される文脈の中で、その行動を増加させるような結果 (ここでは注目) がかんしゃく行動に続いて生じていると提案するかもしれない。 この2つの理論のうち、どちらの方が倹約性があると言えるだろうか? 行動分析理論は観察されていない事象や観察不可能な事象についての仮定がより少なく、一方で同時に、潜在的に観察可能でテスト可能なかんしゃく行動と強化刺激の関係を示唆している。 このこと自体はフロイト派の理論が間違っていることを意味している訳ではないが、ただ科学的な意味でフロイト派の理論は倹約性のあるものとは言えないということである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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悪いことなのでしょうか?」で終わっているので、結局これを書いた人がLINEに対してどういう想いを持っているのか、ちょっとよくわからないですよね。 これは、良い読み方をする人だろうが悪い読み方をする人だろうが、読解力があろうがなかろうが関係なく、何が言いたいのか理解しにくい文章だと思います。 理解しにくいから当然、読むスピードも遅くなります。 ■「準備」をすれば、いっきに簡単に読めるようになる! しかし、もしこの文章に「最近の若者はなぜ、コミュニケーションが不得手なのか」というタイトルがつけられていたらどうでしょうか? またはこの文章が書いてある本の帯に、「徹底解説! なぜ最近の若者はコミュニケーションが下手なのか?」と書かれていたらどうでしょうか? 「あ! これを書いている人は、最近の若者がコミュニケーションが不得意になった理由の1つが、LINEだと考えているんだな!」とすぐにわかりますよね? どんなに難しい言葉が使われていようが、「良いことなのでしょうか? 悪いことなのでしょうか?」と書いてあろうが、「LINEは悪いものだと考えているに違いない」と一瞬で理解できるはずです。 ただ、「タイトルを読んでいるかどうか」。 ただ、「本のカバーや帯の言葉をきちんと読んでいたかどうか」。 そんな些細なことで、この文章が「読みやすいかどうか」が分かれてしまうのです。 ■東大生は「読解力」があるわけではない 「東大生はみんな、地頭が良くて読解力があるから、文章がきちんと読めるのだろう」 「文章がきちんと読めるかどうかって、才能だよね」 そんな言葉をよく耳にしますが、実はこれはまったくの間違いです。 たとえば東大生はたしかに、他の学生よりも国語の入試問題で高得点を取ることができます。 しかしこれは、単に才能があるから読めるとか、地頭が良いから読めるということではないんです。 ■東大生は、「読解力」ではなく「ヒントを探す力」がある 東大生の多くは、国語の長文読解問題が出題されたら、長文には目もくれず、まず真っ先に「問題文」を見ます。なぜなら、問題文の中にはその長文の内容を問う問題がずらっと並んでいるので、ここからその長文の内容をおおよそ把握することができるからです。 また、東大生はみな、文章を読む前に文章のリード文や文章のタイトルなどもチェックします。 こうして「文章の外のヒント」を吸収しておけば、おおよそ文章の内容を想像することができます。 ある程度本を読んでいれば、「ああ、これと同じような内容を他の文章で読んだことがあるな」「このテーマについて書かれた文章なら前に読んだことがあるぞ!」と、まったく新しい文章であっても、過去に読んだ文章の内容と関連させることができます。 こうして、東大生は多くのヒントがある状態で文章を読み始めます。 どういう内容が文章の中に盛り込まれているのかをあらかじめ理解できている状態で文章を読んでいるのですから、素早く、かつ正しく読解できないはずがないのです。 「読み方」や「読解力」以前の問題で、「文章の外からヒントを得る力」が理解度とスピードを左右するのです! ■「読解力」と「ヒント探し」の力を試す実験 まだ信じられないという人は、書店に行って、こういう実験をしてみてください。 ---------- 1:表紙もタイトルも何も見ないで、1冊本を選んでみる 2:その本のページをペラペラめくって、真ん中あたりのページを適当に開く 3:そのページの内容が理解できるかどうかをチェックする 4:3で理解できなかったら、カバーや帯に書いてある文を読んだ上でもう一度そのページを読み直してみて、理解できるかどうかをチェックする ---------- この実験、ほとんどの人は「3」の段階ではまったく理解できないと思います。 東大生にも同じ実験をしてもらいましたが、実験に協力してくれた東大生は全員、3の段階では「理解できなかった」と答えました。 しかし、彼らに「4」と同じことをしてもらうために「その本のカバーと帯を見てもいいよ」と言ったところ、ほとんど全員が「今度は理解できた」と言いました。 このように、東大生が文章を素早く、かつ正しく読解できるのは、「読む力」が優れているのではなく、「文章の外からヒントを得る力」があるからなんです。 その本の内容を素早く、かつ正しく理解できるか理解できないかは、「どうやって読むのか」という「3」の段階が重要なのではなく、「その本を読むためのヒントが適切に得られるか」という「4」の段階が重要なのです。 では、具体的にどのように「ヒント」を探すのでしょうか? そのための方法を、これからご説明していきます! ■たった2つの「準備」で、難解な本も読めるようになる! では、どういう準備をすればその本を読むためのヒントが得られるのでしょうか? 本を読むという行為は、暗い森の中に足を踏み入れることに似ています。自分がまったく触れたことがなかったものに触れて、どこに行き着くかわからないまま前に進んでいかなければなりません。 その行為は、明かりがない森を、どちらが出口かもわからずに進んでいくことと同じです。 でも、暗い中でも少しでも周りを明るくすることができます。ライトを持てばいいのです。 「よくわからないけど、このヒントがあるからこういうことが言いたいんだろう!」というヒントがあれば、どんな文章が出てきても理解することができます。 では、その「ライト」はどうすれば手に入るのでしょうか? ■「装丁読み」というライトで周囲を照らそう もうおわかりですよね。「ライト」となるのは、先ほどから紹介している通り、「装丁(カバーや帯)からしっかりヒントを得るようにする」ということです。 カバーや帯から得られる情報というのは、一見するととても少ないように見えますが、しかし実はそんな少ない言葉から多くのヒントを得ることができるのです。 そのためのテクニックを、僕は「装丁読み」と名付けました。カバーや帯に書いてある情報だけで、バッチリヒントが得られるのです。 ■「仮説作り」で「地図」を手に入れよう でも、森を歩くときにはライトの他にもう1つ必要なものがありませんか? それは、地図です。 ライトがあっても、周りが見えるだけで森の全体像はわかりません。 現在地がどこで、どの道を進めばゴールに行き着くのか、そういうことがしっかりわかっていないとすぐに迷ってしまいます。 同じように、今から読む本がどういう本で、どこにゴールがあるのかをしっかり理解していないと、簡単に本という森の中で迷ってしまうんです。 この「地図」を得るための作業が「仮説作り」です。その本にどのようなことが書かれているのか仮説を立てて、自分がその本から何を学ぶのか目的をはっきりさせることです。 「そんなこと、必要なの?」と思うかもしれませんが、これがないと能動的に本を読み進めることはできません。 本を読む前には、「装丁読み」と「仮説作り」の2つをやっておけばいいのです。 こうして、きちんと「地図」で全体像を把握しながら、「ライト」を使って読み進めることで、はじめて本という森を踏破できるのです。 今回は「装丁読み」「仮説作り」についてご紹介しました。 『東大読書』では、そのほか「検証読み」「取材読み」「整理読み」「議論読み」など、より有効な本の読み方をご紹介しています。 ぜひあわせてご覧ください。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 11 一般性 (あるいは包括性) 科学的理論は、その理論で極めて多様な現象を論ずることができれば、その理論は価値があるとみなされる。 これらの現象はそれぞれ別個の科学的事実でなければならないし、理論を構成する事実がそうであるように関数関係になければならない。 理論が一般的で包括的であるには、理論は他の関連する科学的事実 (つまり関数関係) を説明するものでなければならないし、単なる観察であってはならない。 例えば、フロイトの精神分析理論はほとんど全ての観察を説明できるように思われる。 事実、この明らかな一般性によって、20世紀前半に精神分析学は十分成功をおさめ、流行もした。 しかし、精神分析学が全てのことを説明する方法であることについては疑わしい点がある。 特に、その理論そのものが科学的理論ではなく科学的事実に基づいていないことを考えると、そう思わざるを得ない。 ある理論が一般性 (generality) や包括性 (inclusiveness) を有しているということだけでは十分とはいえない。 まず第1に、科学的理論として適格でなければならない。 しかも、理論自体はその理論を構成する科学的事実や法則から一般化されたものでなければならない。 もちろん、一つの理論を観察される全ての新しい関数関係に当てはめてテストすることはほとんど不可能であり、科学者はこれらの事実を解釈する必要がある。 解釈とは、まだ実験や分析の対象とされていない領域にその理論を拡大することである。 しかしながら、それらの領域は分析の対象となり得るものでなければならない。 マッケインとシーガル (1988) が、理論の目的は「観察可能な事象を記述し説明する」ことであると言う時、この二人はまだテストされていなくても潜在的には観察可能でテスト可能な事象について言及していると考えられる。 心理学における一般性とは、その理論が説明しようとする行動の範囲と、説明する際の条件の範囲を意味している。(Poling et al., 1990) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日のトレーニングで、デッドリフト頑張り過ぎて左手を痛めてしまいました。 ワークアウトは、限界を超える事が重要なので、こうした怪我はつきものです。 まぁ大きな怪我ではないようなので、とりあえずシップしてサポーターして固めています。 歳も歳なので、若い時のように早期に完治することは無いと思いますが、それでも様子を見ながらトレーニングは続けていこうと思います。 ![]() 今回がんばったのはこのくらい。 上げられたのですが、左手負傷です。 弱いなぁ・・・・。 170kgしかないのになぁ・・・涙 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 8 自然場面での事象、つまり実験室の制御の外にあるものについての科学的予想はどうであろうか? 科学者がある自然現象について一つの予測をする場合、その予測は変数が厳密に統制されて測定された実験室で科学者が発見したことに基づいている。 したがって、その予測は一つの理想的な状況に基づいている。 例えば、あなたと友人の物理学者が木から葉っぱが落ちるのを見ているとしよう。 この友人が実際どの程度のことを知っているかテストするために、友人にその葉っぱが落ちる正確な場所とそこに至るまでの経路を予測させてみる。 あなたの友人がどちらもそんなに正確には予測できないと言って断れば、あなたは友人が物理学者として受けた教育や訓練に疑問を感じないだろうか? 物理学者が一枚の木の葉がどこに落ちるかという程度の簡単な予測ができなくて、どうして天体の成り立ちのようなはるかに複雑な自然現象を予測できるのか、あなたは不思議に思わないだろうか? 実際には、もしこの友人が葉の重さや風速など落下に影響する全ての変数の値を知っていれば、その葉がどこに落ちるか予測できただろう。 これらは実験室で制御できる種類の変数であり、このような条件が統制されれば、友人は落ちる場所を高い確率で予測できるだろう。 このような知識があれば、科学者は目的の場所に着陸する機械 (すなわち飛行機) を設計する事ができる。 心理学における類似の例を挙げてみよう。 あなたは特殊教育の担任教師からコンサルテーションを依頼された。 教室に入るや否や、その教師は「あなたは心理学者ですね。 行動について知っていると、はっきりおっしゃっていますね。 そんなに何でもご存知なら、ティミーが次に何をするか予測してみてください。」と言う。 もちろん、あなたはできない。 事実、いくらあなたが科学者であるとしても、その教師や他の子どもたちの方がティミーのすることをあなたよりずっと正確に予測できるだろう。 あなたの行動科学には何か間違ったところがあるのだろうか? もちろんない。 事実、もしあなたがさまざまな条件下で彼がどのような行動を普段行っているか、どのような事象が彼にとって強化や弱化として機能するか、彼の全ての行動に対する強化の相対率など、彼固有の生育史についてある程度知っていれば、あなたもティミーの行動を予測できるだろう。 ティミーについてこれらの関係をあなたが知れば知るほど、類似の条件下で彼がどのように行動するかをより正確に予測できるだろう。 このような知識があれば、特定の時間にある行動が生起する確率を高めるような行動プログラムを作成する事が可能である。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 賢い2歳児に数を教えました。 他の子供と同じように、1~3の数の積み木を取ってもらうという単純な取り組みなのですが、しっかりできるようになりました。 まだまだ練習が必要なようですが、それでも早いうちに足し算ができるような予感があります。 言葉の訓練と共に、数学的法則も覚えていってもらおうと思います。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 7 科学的予測 マッケインとシーガル (1988) によれば、科学理論の目的の一つは、ある条件下で観察「されるであろう」ことについて予測することである。 予測と制御と理解は、自然科学の主要な目標である。 この意味で「制御」という用語は研究主題となっている事柄の制御を意味し、さらにはその科学を構成する諸変数 (独立変数と従属変数) の関数関係を見つけ出すことを意味する。 別の言い方をすれば、 「独立変数」であることがわかっているある変数が系統的な方法で操作されたり変えたりされると、 「従属変数」であることがわかっている他の変数に系統的な変化が観察されることである。 この種の制御は実験室で最もよく見られるもので、基礎実験科学、物理学、化学、生物学が関数関係の発見に成功し、研究主題となっている事柄の制御に成功していることは偶然ではない。 予測と制御は密接な関係にある。 科学者が彼らの研究主題、つまり観察された事象に対してある程度制御が可能になること、彼らがすでに (実験的に) 観察したのと同様な条件下で起こることについて予測を立てることができる。 それがゆえに、科学における予測は制御から始まる。 発達心理学で頻繁に見出されるような種類の予測を、科学的予測と混同してはならない。 発達心理学において最もよく用いられる研究手段は、相関関係を調べる方法である。 この方法では、母集団の中に存在する2つ以上の変数が互いにどの程度対応しているかが算出される。 例えば、特定の母集団の身長と体重の対応関係 (あるいは相関) を算出する事ができる。 この場合に見出される典型的な結果は身長と体重に正の相関関係があるというもので、母集団の慎重が高くなれば体重も増すことである。 発達心理学においては、子どもの年齢が行動の変化と相関していることが多い。 その結果得られたデータは、標準的 (normative) と呼ばれる。 つまり、相関研究の結果は、ある特定の変化が起こる平均年齢あるいは標準を表す統計量を示している。 このような研究が実施されると、研究者は「平均的な」子どもについて予測しようとする。 例えば、バーンツ (Berndt, 1992) は数十年にわたる研究によって、子どもが運動発達における主要な発達指標に到達する平均年齢を明らかにした。 例えば、乳児は5ヶ月から6ヶ月の間に支え無しに座位をとることが知られている。 これは、研究者が何千人もの子どもたちを研究し、支え無しで座れる年齢を記録し、それらの観察から相関関係を算出したからである。 彼らの結果に基づいて、まだ調査されていない子どもも、だいたい6ヶ月までに支え無しで座ることができるだろうと予測する事ができる。 このような情報には重要な価値が無いわけではないが、独立変数と従属変数が統制された実験に基づく科学的予測と混同してはならない。 (相関研究法とその欠点については、第2章でさらに論議する。) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 支援級にはいっているこの子。 もう付き合いは4年程になります。 支援級では位取りが全く分からず、こうした計算の暗算は不可能と思われていました。 しかし僕が2週に渡り指導すると、ご覧の通りサクサクできるようになりました。 子供の特性を知り、それに合った指導をすると、ゆっくりではありますができない事も少しずつできるようになります。 お母さんも本人も、本当に喜んでいました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 6 教育、特に幼児教育の現場で、「これは科学的理論だ。」などという事をよく聞きます。 しかしこれらを「科学的理論」だと言っている人たちの中に、どれだけ「科学的理論」とは何か、という事をわかって言ってる人がいるでしょうか? 言うのは簡単です。 しかしその意味を正しく理解して使わない限り、それは疑似科学になってしまいます。 今日はそのあたりを学び取ってみてください。 -------------------- 科学的理論 これまでの論議が系統立った観察の特殊性のそれぞれの水準は、何らかの点でその前の水準に関係があることが暗示されている。 つまり、各々の水準は前の水準に基づいた経験的な一般化である。 それぞれの関数関係が変数のクラス間や科学的事実間の関数関係へと秩序立てられる。 諸変数の関数関係は科学的法則と呼ばれるより一般的な陳述へと整理され、科学的法則は理論と呼ばれるさらに一般的な陳述へと整理される。 科学における理論の目的は、「観察可能な事象や観察された事象を記述し説明することであり、またある特定の条件化で観察されることを予測することである。」(McCain & Segal 1988)。 しかし、(潜在的に) 観察可能な事象を記述する前に、観察された事象をすでに記述していなくてはならない。 そして、このことは特殊性の3つの下位水準でなされる。 すなわち、個々の関数関係、クラス間の関数関係、および法則である。 さらに、特定の条件下で生ずることを予測する前に、普通は実験によって同じような特定の条件下で生ずることがすでに観察されていなくてはならない。 重要なことは、科学における理論は当該の科学の基本的事実についての帰納的結論あるいは一般化であるということである。 それが一つの理論と呼ばれるに十分なほど一般的なものとなるまでに、数多くの異なる条件下でテストされ、その限定条件や制限が十分明確にされていなければならない。 このような科学的理論の概念は、科学的事実と法則はしっかりと結びついたものである。 このように、科学的理論の概念は、理論は事実の発見と法則の展開に先立つ経験に基づく推測や仮設であるとする、通常の見解とは相容れない。 『ウェブスター新大学生辞典第7版』(1965) は、科学者が使う理論の定義として容認できるものを示している。 ① 一組の事実を他の事実と関連づけて分析するもの。 ② ひとまとまりの事実あるいは一つの科学の一般的原理ないしは抽象的原理。 ③ 現象を説明するために提出された妥当性のある、あるいは科学的に承認される一般的原理ないしは一群の原理。 別の言い方をすれば、科学的理論とは、すでに確立されたひとまとまりの事実、そこから導き出された抽象的原理、そして新しい事実を説明するためにその原理を用いることである。 理論についてのこのような記述は、科学者はすでに一組の事実 (諸変数のクラス間の関数関係) を手に入れることを仮定したものである。 科学者がこれら一組の事実から、より普遍的事実であると思われるある共通性を導き出すときに理論が現れる。 これらの共通性は陳述 (あるいは方程式) の形にまとめられ、「抽象的原理」(あるいは法則) となる。 このようにして前記の例を完成させると、観察された一般性がすでに観察されたすべての事例よりおそらくもっと一般的であると示唆することが事実の範囲を超えるとき、「効果の法則」は「強化理論」となる。(BijIou & Bear) われわれが効果の法則と呼ぶ一つの共通性あるいは「観察された一般性」は、行動の結果が行動の重要な決定因であるということである。 ここで、この科学的法則は、ある条件下で生ずることを予測する事によってテストされる準備ができたことになる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いつもの2歳児の授業です。 年少児の取り組みなのですが、2歳になったこの子は、サクサクこなしてくれます。 取り組みの中心は今回、数の概念形成でした。 数は当然数えられるのですが、一定数量を指定して持ってこさせるのはまだまだです。 早く数の概念をしっかりさせ、パソコンで学習できるようにしたいです。 来年の今頃、そうなってくれればうれしいなぁと思います。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 5 科学的法則 現在の文脈で言えば、法則は科学的観察を秩序立てる際の特殊性の次の水準である。 マッケインとシーガル (McCain & Segal, 1988) らよれば、科学的法則とは「ある種類の現象間の比較的一定した関係についての記述であり、文の形式や方程式のような記号の形式による記述である。 人々にその関係を法則として受け入れさせるのはその現象の再現性である。」。 効果の法則 (または強化の法則) はその一例である。 効果の法則は、行動はその結果の関数であるというものである。 このような行動とその結果の関係が非常に再現されやすいことは、一つの科学的法則としてその記述を堅固なものにする。 もちろん、科学的法則は他の変数にも関係している。 例えば、効果の法則は、その固体が属する種の違いによって影響を受けることは言うまでもなく、摂取制限や痛みを伴う刺激、行動が生ずる文脈、個体の健康といった動機付け操作などの影響を受ける。 効果の法則をもっとも正確に陳述すれば、おそらく次のようになる。 「全ての条件が同じであれば」行動はその結果の関数である。 この陳述は、理論についてわれわれが考える特殊性の最終で最高の水準である。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 筋肉を成長させるのに重要なのは糖質です。 糖質が無くても成長させられるのですが、手っ取り早いのが糖質とタンパク質を摂取する方法です。 ですから僕は今、厳しい糖質制限から緩い糖質制限に変えています。 恐らく三食しっかり食べている人に比べ、糖質も摂取カロリーも少ないと思いますが、それでも糖質を摂取するのには抵抗がありました。 そんな僕が今はまっているのが、冷凍べりー。 近所の安売りスーパーで売っている、ブルーベリーやラズベリーを摂取しているのです。 どうせ糖質をある程度摂らなければいけないのなら、他の栄養豊富な物が良いと考え食べています。 特にラズベリーは、アントシアニン等のポリフェノールやビタミンも同時に摂取できるので便利です。 これは酸味も強く、大量にはなかなか食べられないので食べ過ぎ予防にもなります。 ラズベリーは、お腹の弱い人はお勧めしませんが、冷凍ものは安くて便利なので、ダイエットと共に筋力増強、健康維持のためにもサプリ以外で摂取するのはいかがでしょうか? ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 4 科学は非常に厳密で、あらゆる可能性を考慮したうえで結論が導き出されます。 つまりこの時、最小限の関数関係 (functional relations) が発見されるのです。 故にこの関係は法則として扱われ、あらゆる場面で適合し、あらゆる応用が可能になるのです。 これが科学なのです。 ある一部の事柄や事象にしか適応しないのはもはや科学ではありません。 それは個別の事象に相関しているに過ぎないので、それは科学ではないのです。 その当たりを、しっかりわかった上で「科学」の冠をつけないといけません。 知能の説明や、行動の生起要因を内的事象に求めるのは、ただの相関関係に過ぎず、科学ではないことをご理解ください。 -------------------- この時点で、われわれは強化の理論あるいは法則といえるものまで明言できるのであろうか? そうではない。 もっと一般的な結論を明言する前に、いくつかの疑問に答える必要がある。 例えば、別のラットでも同じ結果が得られるかどうかを知りたい。 ここで使ったラットは他のラットと違っているかもしれない。 そこで別の何匹かのラットで同じ実験を繰り返す。 この場合の結果としての餌や反応も特別なものだったのかもしれない。 そこで喉が渇いているラットへの水の供給、凍えているラットへの暖房などを使って実験を繰り返し、さらに条件付ける反応としても別のタイプの反応を選ぶ。 さまざまなタイプのラット、強化子、反応について実験した後で、結論は次のようになる。 ある結果が「実験用ラット」の行動の直後に生ずると、その行動の生起頻度は増加するだろう。 この陳述は、データをもう少し広く一般化したものである。 事実、ここで観察した水準は特殊性が少なくなり、変数のクラス間、特に行動クラスと結果のクラスの間に関数関係があることを表しているといえる。 「強化」という用語がもはや一匹のラットのレバー押しと餌の関係について使われているのではなく、ラット一般の行動と結果について使われる。 しかし種としてみると、ラットは他の種と異なり、ここで強化と呼ばれているプロセスはラットだけに有効かもしれない。 この時点で、他の種についてもより一般的な陳述は可能だろうか? それはできない。 取るべき次のステップは、人を含む他の種を対象に、さまざまな反応にさまざまな結果が後続する実験を繰り返しやってみる事である。 さてここで、実験のたびに基本的に同じ結果を得ることができたとしよう。 今度の結論は次のようになるだろう。 ある特定の条件下で、ある行動の直後にある結果が後続すると、その行動の生起頻度は増加するだろう、というものである。 事実と理論の関係についてここで行っている論議の大切なポイントは、科学的事実が蓄積され、分類され、秩序立てられるにつれて、ある一般化が芽生え、最終的に理論を形成する事になるという事である。 われわれが行った最後の一般化はまだ一つの理論とは言えないかもしれないが、一つの科学的法則と見なしてよいと思われるものであり、特殊性の次の水準にあるといえる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 最近筋力アップすることができ、当然筋肉も付き始めました。 今まで上がらなかった重量が意外とすんなり上がったり、回数が増したり、嬉しい事が続いています。 ここ数か月での体系の変化は大きく、仲良しのインストラクターの男性も褒めてくれるほどです。 決して体重が減ったわけではないのですが、明らかに脂肪が筋肉に入れ替わっています。 食生活はゆる糖質制限程度に抑え、先ずはある程度糖質を摂取して筋肉の増強を図っています。 今年いっぱいはこれで様子を見て、ある程度筋肉が付いたら再びケトジェニックダイエットをしようと思います。 そもそもお前は何を目指しているのだ?と突っ込まれそうですが、以前書きましたが、これは自分自身で試している実験です。 どこまでやれるか、自分自身も楽しみにしています。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 3 行動分析学の創始者B,F,スキナーは、スキナー箱という有名な実験用箱を作成し、行動分析学の基礎的実験、研究をしました。 今では日本の行動分析学界でも、ありとあらゆる研究がなされ、新しい理論も次々と生まれ、言わば「派閥」のようなものさえあります。 しかし行動分析学の原点は、この「スキナー箱」という実験箱です。 「迷ったら実験箱に帰れ。」という言葉があるくらい、この実験箱での実験は重要なのです。 今回は、簡単ではありますがその紹介となります。 -------------------- こうした科学的観察のさまざまな水準をよく理解するために、理論展開の一つの例として、強化の原理あるいは法則を考えてみよう。 標準的なオペラント条件付けの実験箱に、餌の摂取制限を受けたラットを一匹入れる。 この実験箱は、ラットが壁から出ている金属製のレバーを押せば餌が出るようになっている。 レバーを押すと餌が出るという随伴性を維持すると、レバー押しは随伴性が導入される前よりずっと頻繁に起こるようになる。 ある行動 (ここではレバー押し) に続いて、ある刺激 (ここでは餌) が生じ、その結果、それと同様の条件下でその行動の生起頻度が増加するプロセスは「強化」と呼ばれる。(強化に対する最新の概念では、強化子と考えられるのは餌の提示というよりは、他の行動と比較した接触行動の生起確率の変化である。[Premack, 1965; Timberlake & Alison, 1974]) さてここで、ラットがレバーを押しても、餌が出ないようにしたとしよう。 その結果、その行動の生起頻度は条件付けされる前のレベルにまで減少する。 結果的にある行動の生起頻度の減少をもたらす強化の停止プロセスは「消去」と呼ばれる。 もし、このラットを使ってこの観察 (すなわち強化と消去) を何回も繰り返すことができれば、レバー押しと餌の提示との関数関係を発見したと言えるだろう。 全ての条件が同じであれば、レバー押しはその結果出てくる餌の関数であるということができる。 そこで、この発見について結論的に言える事はどういう事だろうか? ビジューとベアー (Bijou & Baer, 1948) が述べているように、これらの観察をある一般的な陳述にまとめることができる。 ここに挙げた例では、空腹の実験用ラットがレバーを押した直後に餌が出ると、レバー押しの生起頻度が増加すると言える。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 遠方から通ってくれている4歳児の国語の授業です。 計算とか九九とかは完璧にこなすこの子も、国語はまだまだ苦手です。 しかし国語ができなければ良い成績は取れません。 ですから僕は、言葉の問題を特に重要視しています。 今回から暫くは、パソコン授業で学んでもらい、慣れたら徐々にプリントに移行していこうと思います。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 2 前職場で、熱心な某教団の信者の方がいらっしゃいました。 ある日話をしていると「仏教は科学なんです。」と言っていたのを思い出します。 明らかに、「科学」の定義を知らず「科学」という言葉を使っています。 また、出版された教育関係の本などにも「脳」のことに触れているだけで「科学」としているような物もあります。 指導者も、「脳」や「知能」について話しているだけでそれを「科学的」だと信じ込んでいる人もいます。 科学は、関数関係の発見と最小限の法則の解明です。 関数関係とは、独立変数と従属変数の関係です。 最小限の法則は、どのような場合でも共通して当てはまらなければいけません。 またその関係は、実験によって証明されなければいけません。 こうしたことをクリアーしてこそ「科学的」だと言えるはずなのですが、ほとんどの場合、そんな事はおかまいなしに「科学」を乱用し利益を得ています。 このシリーズで、その辺りをしっかり勉強し、騙されないようにしましょうね。 -------------------- 科学における事実と理論 まず最初に、科学者が科学的事実について話す時、普通何を意味しているかをはっきりさせておきたい。 科学的発見は経験的な観察から始まる。 これらの観察は、観察がよって立つ経験的な諸事象が科学者によって関数関係へと秩序立てられるとき、科学的事実と呼ばれる。 「関数関係 (functional relations) 」とは、Aの値がBの値を決定するというような、少なくとも2つの変数 (AとB) の関係を表している。 全ての条件が同じなら、BはAの関数であると言われる。 科学者が2つの事象間に関数関係を見つけたら、基本的な科学的事実を発見したと言われる。 科学的事実は単なる観察ではなく、観察されたことの間に信頼にたる再現可能な秩序があるものである。 自然科学 (例えば、物理学、化学、生物学) では科学的事実の数は非常に多いが、心理学の分野では極めて少ない。 事実と理論の関係の質についても明確にする必要がある。 自然選択による進化についての討議の中で、教師が共通系統と言う考え方、つまり全ての種は互いに関連していると話している場面を想像してみよう。 そこで一人の学生が次のように質問する。 「それは事実ですか? それとも単なる理論でしょうか?」 この学生の質問では、「理論」という言葉は「推測」や「意見」という言葉に難なく置き換えることができ、しかもその意味は同じである。 しかしながら、「理論」という言葉が科学で使われる場合、それは推測とは全く違ったものを意味する。 自然科学では、理論は科学的事実から導き出される。 厳密な言い方ではないが、理論は事実の意味を理解する一つの方法である。 すなわち、諸事実が共通の特徴に基づいて科学者によって秩序立てられると、一つの科学的理論が形となって現れるのである。 とりわけ、「科学的分析はいくつかの特殊性の水準で観察を秩序立てることである。」(Poling, Schlinrer,starin, & Blakely, 1990) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 数か月前、とある塾の経営者の方からご連絡があり、育児教育研究会と提携したいとのこと。 僕の塾は、行動分析学を基に指導しているのですが、その方はその勉強もしたとのこと。 今も障害児に対する教育も行っており、福祉に関しての考え方も僕とよく似ています。 今は具体的なお名前は発表できませんが、話がまとまり次第お知らせします。 仲間が増える事は、僕にとってはとても心強い事です。 もっともっと仲間の輪が広がればいいなぁと思います。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 科学を定義する PART 1 巷には「脳科学」が溢れています。 また、「科学的」と自称している書籍もたくさんあります。 しかしそうした人たちは、「科学」の意味や定義を理解したうえで「科学」や「科学的」という言葉を使っているとは到底思えません。 それは、科学者と言われる人たちでさえその誤りに気づかず、「科学性」を声高に叫び利益を得ています。 いわゆる「因果関係」と「相関関係」は全く意味が違います。 それら全てを「科学」としている間違いを、このシリーズでは解消していこうと思います。 -------------------- 科学 本章の最初の部分では科学的理論について論議し、単なる推測や意見といった通常の理論の概念と科学的理論を区別する。 本章ではまた、科学的理論は科学的事実と別個のものではなく、むしろこれら事実の広範な一般化であることを指摘する。 次いで、科学的理論の価値を評価するために用いる基準をいくつか紹介する。 最後に、科学的「理解」について簡潔に論議する。 科学的理論の定義 発達心理学のテキストに見られる理論の定義のほとんどは、サントラック (Santrock, 1988) が示したものと似ている。 彼は、「理論は観察したデータや事実を説明し、予測する助けとなる一般的確信である。」と述べている。 この理論の定義は妥当かもしれないが、正確ではなく、誤解も受けやすい。 例えば、事実の先に何もありえない場合、科学的理論は科学的事実とは別個のものであるという考えが出てくるのは容易なことである。 さらに、サントラックの理論の定義は「一般的確信」が何に由来するのかを示していない。 一般的確信とは、単に誰かの意見や推測に過ぎないのだろうか? さらにまた、理論は予測を可能にするというサントラックの定義は正しいが、何が予測可能で、予測はどこから来るかについては何も語っていない。 辞書で「理論」という単語を調べてみると、その意味について混乱がある意味がよくわかる。 つまり、この言葉は使われる文脈によって、あるいは用いる著者によって使い方が異なるのである。 例えば、、『オックスフォード英語辞典』(1989) では、「理論」は次のように説明されている。 #################### ひとまとまりの事実や現象の説明や根拠として提示される考えや陳述の一つの組織あるいは体系。 観察や実験によって証明あるいは確立された仮説で、既知の事実を説明するものとして提示されたり受け入れられるもの。 既知のものや観察されたものについての一般的法則、原理、あるいは原因であると考えられることについての陳述 #################### この定義は、多くの科学者が理論とはこうあるべきと考えているものの基本的な内容を備えていると思われるが、一方では、説明されるべき事実の性質、及び説明として機能する「考えや陳述」の根源についての疑問に何も答えていない。 そこで、科学的理論について実際に役立つ定義を示す前に、すでにその一部について言及した科学的理論に関する誤解のいくつかを晴らす試みを手短に行ってみたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今週は少し軽めの授業としています。 ![]() 先週までテスト勉強をみんな頑張ってくれていたからです。 ただ、今回のパソコン授業では、11月に出てきそうな問題がたくさん入っているので、これを繰り返しやっていると結構実力がつきます。 土間生徒も、「今日はパソコンだよ。」というととても喜んでくれます。 やはりいつもと違う刺激は、子供達にとって大きな好子が内在しているのですね。 軽いとはいっても、ちゃんとテストを見据えたカリキュラムでしっかり勉強してもらいます。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 28 要約 運動発達は、環境変数と、座る、這う、立つ、歩く、手を伸ばす、握るといった行動との相互作用の斬進的変化である。 本章では、運動行動の2つのカテゴリー、つまり姿勢の制御や移動を含む身体の制御と、手を伸ばすことや握ることを含む手の制御 (把握) について検討した。 そして、これらの行動の発達における成熟と経験の相対的な役割について論議した。 運動行動における変化が、成熟要因によって設定された限界の範囲はおそらく環境変数によって決定される。 しかし、成熟による運動発達の説明は、運動発達について観察される個人差や類似点の多くをもっと適切に説明する微妙なオペラント随伴性をしばしば見逃している。 これらのオペラント随伴性には自動強化、すなわち行動それ自体に備わった強化で、他社に仲介されない強化が含まれていることが多い。 発達心理学者は、律動的な繰り返し運動と反射からより協応した行動への移行を、不随意運動から随意運動への移行として記述する事が多い。 しかし、本章では、両者がともに随意でないことから、この移行を反射行動からオペラント行動への移行として記述する方がより倹約性があることを強調した。 最後に、運動行動を環境に関する知識を得る手段と考える認知的見解と、運動行動を適応行動つまりオペラント行動と考える行動分析学的見解とを簡単に比較した。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳2か月の生徒に、概念を分類する取り組みをやってみました。 もちろんお家でもやったことはなくて、最初できるかどうか心配でしたが、やらせてみるとそんな不安を吹き飛ばしてくれるような良いできでした。 お母さんもびっくりしてらっしゃいました。 概念のしっかりしている子供は、言葉の理解が早く頭が良くなります。 次回授業も、このような取り組みをやってみたいと思います。 ちなみにこうした取り組みは、通常3歳からとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 26 運動発達に関する 認知的見解と行動分析学的見解 認知発達心理学者にとって運動発達が重要なのは、乳児がそれを手段として環境に関する知識を得るからである。(Ginsburg & Opper, 1988) ピアジェ (1964) が「ある対象を知るという事は、それに働きかける事である。」と言う時、彼は行動分析学の見解に近い。 認知心理学者は、環境に関する知識をしばしば行動の直接の説明として用いる。 別の言い方をすると、一つの認知的構造としての知識は、乳児がその知識と一致したさまざまな仕方で行動するようにさせる。 知識そのものは乳児の行動のみに基づいて実体化され、その後推論される。 その知識が推論の元になったまさにその行動の説明のために用いられると、それは循環的な説明となる。 乳児期の運動発達に対する認知的アプローチは、乳児が隠された対象を正しく探して見つける能力を以下に述べる受動的な移動と自力移動で評価した、ベンソンとウズギリス(Benson & Uzgiris, 1985) の研究を例に挙げて説明する事ができる。 この研究ではまず、乳児は、最初はその一部が布で覆われ、それから全体が隠されたおもちゃを探し出すテスト手続きに「慣らされた」。 2回正しく探した後、各々の乳児は装置の周りを動き、目に見えるおもちゃを探し出すように「訓練された」。 テスト試行では、装置の中に隠すために置いてある2つの容器の一方におもちゃを入れ、乳児が自分でテストの装置の周りを動くか (自力移動) 、親が移動させた (つまり運ばれた) 後に、隠されたおもちゃを探し出す正確さを評定した。 その結果、おもちゃを探し出す正確さについて、親が移動させた場合と比べ、自力移動したときの方が正確さが高い事がわかった。 さらに、最初に自力移動した乳児が探し出す正確さは、その後行った親が移動させる条件では転移しないこともわかった。 研究者はこれらの結果を、「乳児の行為に基づく知識は空間理解の獲得に寄与し、自分で移動を始めるという経験は空間的な発達に寄与する。」(Benson & Uzgiris, 1985) というピアジェの主張を支持するものとして解釈している。 ベンソンとウズギリスの研究に対する行動分析学的見解はどういうものであろうか? 言い換えれば、これらの結果を解釈するために、オペラント分析ユニットをどのように使うことができるのだろうか? 「熟知化」(familiarzation) 期から考えてみよう。 この著者の記述に基づいて言えば、熟知化は、実際には、最初のおもちゃの一部が隠され、それから完全に隠されたときに、そのおもちゃを探し出す行動が強化されるという (おもちゃを手に入れる) 弁別訓練であった。 この「訓練」の重要な点は、目に見えるおもちゃを探して持ってくる前に、隠された箱の周りを乳児が移動する事が求められ、それによって弁別レパートリーが増し加えられていることである。 箱の周りを乳児が動くのを親が「誘ったり」「励ます」という事実は、訓練課題のSDの構成要素が増えることを意味している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日行われた四谷大塚全国小学生統一テストの自己採点が集まってきました。 ほとんどの生徒は目標を達成しているみたいで、その中でもまだまだ問題点は見えてきているようです。 今週は、もう一度今回のテストを塾でやってもらい、復習していこうと思っています。 あと5か月程で11月のテストとなります。 ある生徒は、今度こそ2教科140点以上を取ることを目標に、またある生徒は100点を目標に、みんなそれぞれの目標を立て、次回のテストのため頑張ろうとしています。 成績表が来るのはまだ少し後ですが、僕の生徒はもうすでに次のテストを見据えています。 頼もしい限りです。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 22 生態学的強化子・・・・つまり生得的好子や嫌子が、子どもの行動発達については不可欠なものであり、この概念こそが、乳児の行動発達をより明確に、科学的に説明します。 循環論に陥る発達心理学に依存せず、客観的事実による因果関係によって行動発達を説明すれば、わが子に対する育児も自信を持って行えます。 ではどうぞっ。 -------------------- 生態学的強化子 手でつまむことの発達に関する行動分析学的な解釈の良い例が、ビジューとベアー (1961) によって提示され、ビジューはその例を取り上げている。 彼は極めて幼い子どもの場合、小さい物を拾い上げるのに親指と他の指を向かい合わせてつまむといった。 個々の指の反応を通常示さないことを指摘している。 反対に、きわめて幼い子どもは手を開いたり閉じたりする時に、全部の指を伸ばしたり曲げたりする。 ビジュー (1979) は次のように述べている。 個々の指の反応が分化するためには、さまざまな強化随伴性が複数の指の動きに作用するのではなく、さまざまな強化随伴性が一本一本の指の動きに作用するような環境を必要とする。 ・・・・・・・テーブルの上にある一粒のエンドウ豆は、その環境の例である。 5本の指全部使って豆をすくって、手のひらに載せることはめったに成功しないし、それはかなりの時間と努力が必要となる。 しかし、親指と人差し指を使ったはさみ握りの動作でその豆を拾い上げるともっと頻繁に成功するし、そのほうがもっと簡単である。 ビジューは強化子は口の中にあるエンドウ豆と考えたが、強化子はエンドウ豆をつまみ、拾い上げることであるとする方がより妥当なように思われる。 この例は、生態学的強化 (ecological reinforcement) と呼ばれる強化のタイプを示している。 生態学的強化は、その行動によって生み出された刺激変化が、同じような状況でその行動の頻度を増加させる自動強化子の一種である。 行動行動分析家は他者の仲介を必要としないという通常の意味で「自動強化」(automatic reinforcement) という用語を用いている。 もっと限定して言えば、自動強化とは「行動の自然な結果が、行為者自身の身体か周囲の世界に作用することである。」(Vaughan & Michael 1982) これは、キャンディーのような実物や賞賛やトークンといったものを他者が与える必要が無く、強化の中でも重要なタイプである。 もちろん、行動分析理論の強みの一つは、強化子は先験的に定義されるのではなく、それに先行する行動への効果によって定義されるという事である。 生態学的強化子という概念は、行動の変化に関する行動分析理論にとって極めて重要である。 というのは、この概念は潜在的に効力を持つ強化子の範囲を拡大し、そして非社会的な環境との相互作用が広範で多様な行動をどのようにして十分に条件付ける (例えば、形成し、分化し、刺激性制御の下におく。) ことができるのかを示している。 本章では、生態学的強化子が乳児の運動行動の発達にとって、おそらく強化の根本的な源であるということを強調しておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日のトレーニングのスクワット。 130kg 10レップ3回 これが最高でした。 スミスマシンだったら、ゆうに200kg超えるのですが、パワーラックではこれでヒーヒー言ってしまいます。 まだまだですねぇ。 ![]() あと、プレジデントファミリーが届きました。 今回の内容は、僕的にはイマイチだったのですが、それでも読み応えはありました。 ![]() あと二か月弱で夏休みです。 一発逆転は、この時期をおいてはありません。 遊ぶ計画より、まず勉強のスケジュールを立てましょう。 11月にはまた全国テストがありますよ♪ ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 21 ホワイト (1971) によれば、彼の研究結果はいくつかの視覚-運動発達の可塑性を証明している。 行動分析家はこのような研究結果に驚くことは無い。 行動分析家にとって「豊かな」環境とは、ある行動に対する潜在的な強化随伴性が豊富にある環境を意味する。 ホワイトの研究では、視覚に導かれて手を伸ばす乳児の行動に先行したり後続する形でより機能的な刺激を作り出すことによって、環境が「豊かに」された。 手の凝視についての結果を検討してみよう。 明らかに、乳児が自分の目の前で動いている自分自身の手の様子が、まさにその行動にとって機能的な刺激となっている。 この場合、動いている手の様子が、おそらく手を見る行動 (視覚的注意) だけでなく、手の動きそのものも強化している。 一方、統制群の乳児の豊かでない環境で、手の凝視がかなり早く頻繁に見られるようになったことは、それ以外の強化子がその場になかったことによって説明できるだろう。 実験群の乳児で手の凝視がそれほど頻繁に見られなかったのは、おそらく視覚的注意や手の動きに対する別の強化子があったことになる。 実験群の乳児は生後およそ72日頃にステービルのガラガラを叩くようになり、その後この動作の頻度は増大した。 叩く動作に随伴するガラガラの音は、おそらくこの行動にとって機能的な結果 (つまり正の強化子) となっていたと考えられる。 ホワイト (1971) は、子どもの瞬間瞬間の経験という点から発達のメカニズムを扱っていないという理由で、ピアジェ理論を批判している。 しかし、行動分析学はこの問題を克服している。 すなわち、行動分析学は、視覚的注意、手の凝視、最終的にはトップレベルの手伸ばしへと変化させる、瞬間瞬間の相互作用に関わる変数を明確にしようとする。 「(豊かにするという手続きによって) 近くのものを見たり触れたりすることが増加することは、結果的に協応プロセスを加速する」とホワイトが述べているのは、環境を「豊かにする」ことで強化随伴性が変わり、そのことによってこの加速がもたらされたことを意味している。 本書の立場から考えると、ホワイトがまとめた研究結果は、強化随伴性によってさまざまな形式の運動行動が選択され、成熟変数によってその限界となる範囲が設定されるという考えを支持している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日の授業では、新しく始めた3歳児の授業がありました。 泣き虫なこの子は、正直みんなよりちょっと遅れ気味。 しかし今回の授業は今までと違い、とても頑張って結果を出してくれました。 本人もとても満足そうで、終わるとお母さんの元に走り寄り、自慢げに何か話していました。 恒例の抱っこも、ニコニコしながらやってきてくれ、とても満足そうでした。 授業が終わると早速ジムに行きました。 この日はデッドリフトで全身強化。 いい汗かいて気分爽快でした。 心も身体もリフレッシュして、明日の授業に備えます。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 19 子どもの発達度は、すでに様々な実験や研究によって明らかになっています。 ただそれは、時間経過による発達度を統計的に集計し平均を述べているものであり、原因の追究ではありません。 大事なことは、初めぎこちなかった動きが、なぜ短期間に非常に洗練された動きになるのか、という結果でありプロセスであり、その根本原因です。 ここに行動発達の関数関係を発見することにより、処々の行動の発達を科学的に証明する事ができるようになります。 -------------------- 手を伸ばすことと握ることの行動分析 行動発達のほとんどの側面と同じく、手を伸ばすことと握ることも標準的な段階や系列にしたがって述べられてきた。 例えば、生後2ヶ月の乳児は前にある物を正確に叩く事ができても、握ろうとはしない。 5ヶ月までに、ホワイト (1971) が「トップレベルの手伸ばし」(top level reaching) と名づけたように、対象物に手を伸ばし、うまく握ることができるようになる。 ホワイトによれば、手を伸ばして握ることの最後の形は、一方の手を視野の外から対象物に向かってさっと上げる事である。 手が対象物に近づくと、「触れる事を予期して」手が開く。 さらにおよそ6ヶ月になる前に、乳児は例えば鏡に映った虚像の対象物をつかもうとする。(もちろん今日では、コンピュータによって、すべてのものがバーチャルリアリティーと言われる虚像環境の中で仮想物として作り出すことができる。) 読者はこのことを、ちょうど実物と同じように映った像が行動を喚起するオペラント刺激般化の一例と考えるかもしれない。 生後3ヶ月になると、乳児はおよそ40%の成功率で、手を伸ばして物に触れることができるだろう。 しかし、4ヶ月頃にはほとんど失敗しなくなる。(Bower, 1979) 手を伸ばし握る事の一般的な発達の進み方は、生後間もなくは両方とも未熟であるが、6ヶ月までに正確にしかも上手に手を伸ばし握ることができるようになるのが標準である。 このように、われわれは手を伸ばし握る事に関して乳児が何をするのか、いつするのかについては知っている。 しかしながら、もっと重要な科学的な問いは、手を伸ばし握ることがどのようにして初期の未熟な動きから発達し、わずか数ヶ月の間に非常に洗練され、分化し、協応した動きになるのかという問いである。 言い換えれば、手を伸ばし握ることの発達を決定するプロセスを、「子どもの瞬間瞬間の経験」という視点から理解する必要があるということである。(White, 1971) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ジムの軒下にツバメの巣があり、ひな鳥達は結構成長し、そろそろ巣立ちが近いようです。 ![]() でもまだまだ親の持ってくる餌を心待ちにしているようで、親鳥が近づくと一斉に口を開け大きな声で鳴き始めます。 生存競争に勝つための競争が、赤ちゃんの時からあるのです。 この中の全てが生き残るのではなく、恐らく一羽がつがいとなり子供を育てます。 命は受け継がれ、また塵に戻ります。 命の営みは厳しく、そして美しいものですね。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 16 乳児の移動手段の獲得は当然成熟度に依存してはいますが、その動作の喚起や習熟は、環境との相互関係において作られる行動の連続体です。 また行動は内的事象によって起こるのではなく、強化される事によって習熟された行動が、環境によって喚起され、また学習されるという環境と行動の相互関係によって起こります。 そうしたことを踏まえ、このシリーズをお楽しみください。 ---------------------- 移動の制御の行動分析 移動スキルの発達に関する行動分析学の見解は、成熟要因 (例えば、筋肉の量的増大、骨格がしっかりすること、身体のプロポーションの変化) を考慮に入れた上で、移動はオペラント行動であるというものである。 ビジュー (1979) が述べているように、「運動の発達は、生物学的構造の成熟と、それによって可能になる行動の先行刺激や後続刺激との相互作用にその源がある。」。 この考え方は、遺伝は重要ではないと言っているのではない。 オペラント条件付けの能力そのものは、遺伝的に受け継いだものである。 オペラント条件付けの能力に種によって差があるのは、遺伝による。 例えば、人の乳児では視覚刺激の変化や、外的環境に関連した動作、物をうまく操作する事などは、すべて無条件性強化子として機能する可能性が高い。 これらのことは、移動行動の発達についてのにある議論に関係している。 例えば、テレン (1979) は、生後1年間に「動きたいという意図的な動機付けや目的指向的な動機付けが育つ」と言っている。 彼女はさらに、「乳児は・・・・移動に脚を使う運動能力を身につけるずっと以前から、目標を達成するために前進したいという動機付けを持っているように見える。」と述べている。(1979) これらの強化子の強さを決定し、適切な移動行動を喚起する動機付け変数を同定するのは、ある場合にはかなりはっきりしていることもあるが、一般には難しいことが多い。 ビジュー (1979) は、硬く鋭い角のあるおもちゃの上に寝ている乳児の例を挙げている。 そのおもちゃによって作り出される刺激は、一つの確立操作として機能する。 つまり、その刺激の除去を (負の) 強化子として確立し、以前同じような嫌悪刺激を軽減したり除去したりできたいろいろな行動を喚起するのである。 先に述べたキーオとサグデン (1985) が指摘している歩行とその動作上のさまざまな難しい課題については、バランスが悪くなったときに転倒するするような動作と、上手に歩きバランスも良い動作には常に相互作用があると言える。 行動分析理論では、未熟でぎこちない歩行が十分に発達したなめらかな歩行へと変化するという行動の分化を説明するために、こうしたとらえがたい形の強化的結果や弱化的結果、すなわち自動的な結果を指摘することになる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 新しく始まった2歳児の授業。 初めは泣き続け、ほぼ授業になりませんでした。 しかし今ではほとんど泣くことはなく、ニコニコしながら授業を受けてくれます。 今回も絵合わせの取り組みはすんなりいったのですが、新しい記憶の取り組みでは久しぶりのギャン泣き。 できなくなると号泣します。 しかしそんなことで僕はひるみません。 やってくれるまで、できるまで根気よくアプローチし続けます。 で、結局はちゃんとやってくれるのです。 この子も、少しずつ成長している様子が見られます。 早く「泣き」から早くさよならし、お利口さんになってくれることを待ち望んでいます。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 15 各段階の行動の発達は、行動分析家によって精密に観察され、その行動の因果関係も科学的に論じられています。 これらの段階は、発達心理学者らによっても当然研究されていますので、その研究結果は大いに参考とされるべきだと思います。 しかし行動分析学と発達心理学で明らかに違うのは、その各段階の行動の発達の生起要因を環境との相互関係で述べている点です。 機能が成熟したとしても、その機能を誘発し発達させるべき環境 (刺激) が無いと、その機能は発達しません。 またその機能を有したとき、その行動の生起要因を、発達心理学者らは皮膚の内側に求めます。 これにより、常に発達心理学の発達理論は循環し、客観的事実に基づいた科学性を失ってしまいます。 行動分析学は「科学」の定義に基づいた、論理的な説明で発達を解き明かします。 -------------------- 腹這いと膝這い 前歩行の段階は、腹這いと膝這いで完了する。 腹這いは通常生後6ヶ月までに生じ、「脚で押しながら、身体を前に移動するために腕を使う。」(Keogh & Sugden , 1989)。 もちろん、全ての乳児が腹這いをするわけではないし、同じ仕方で腹這いするとは限らない。 例えば、時には腕だけを使ったり、時には足だけを使ったりする。 これらの形式は異なったも全てに共通していることは、乳児がうつ伏せの姿勢で、腹部と胸が床に触れているか、わずかに浮いた状態にあることである。 膝這いは通常腹這いから発展するが、「手と膝をついた姿勢 (すなわち四つん這い状態) で脚と腕を交互に動かす。」(Gallahue, 1989)。 歩行 歩行は乳児にとって本当の意味での移動性を表すものである。 しかしながら、それは自然に出現するものではない。 この発達は乳児がつかまり立ちをする時に始まり、支え無しの歩行で終わる。 つかまり立ちができた後、何かを支えにしながら歩くようになる。 それから間もなくして独力での歩行が始まる。 ガラヒューは次のように述べている。 「乳児が初めて独力で歩く時の特徴は、・・・・・足の裏が床にしっかりとつき、外股で膝が少し曲がっていることである。 このような初期の歩行の動作は調和が取れてないし、なめらかでもない。 不規則で、たどたどしく、腕も振っていない。 事実、初期の歩行の動作は、小児期早期の十分発達した歩行パターンと随分違っている。」 この引用には、独立歩行はその初期の歩き方が変容し、洗練され、やがて最終的に十分発達した歩き方になることが示されている。 この発達には動作上困難な課題の解決が必要であり、その多くは歩行動作それ自体によって作り出されるものである。 キーオとサグデン (1985) は次のように述べている。 「立位の姿勢は四つん這いやうつ伏せの姿勢よりも重心が高く、支持基盤も狭く、安定性にかける。 その上、前進運動を起こすためには、重心を支持基盤の外に動かさなければならない。 運動の安定性は、前進運動への抵抗を克服するか最小限にするように速く動かすことによって保持されなければならない。 前進運動への抵抗を減らすために足取りはさらに直線的になり、そしてそのことによって支持基盤がさらに狭くなる。 脚の動きは断続的ではなく連続していなければならないし、腕、胴体、頭部の連続した動きや姿勢が協応していなければならない。 歩行者は、下り坂の濡れた歩道を歩くときのように物理的な条件にも合わせなければならないし、環境の条件に応じて止まったり方向を変えるように準備しておかなければならない。 歩行は、2,3歳までに自動的で柔軟な運動スキルとなり、一人ひとりが他者と比べてその人とわかるような歩き方をするようになる。」 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← オンラインレッスンの後半、平仮名の練習をしました。 ちゃんと見て確認してから置けるようになっています。 もう少し滑舌が良くなると、恐らくスラスラ読めるようになると思います。 これと並行して、ちゃんと字が書ける準備をしなくてはいけません。 3歳までにこれらができるといいなぁと思います。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 14 移動の制御 移動の制御ができるようになる前に姿勢の制御が必要であることを述べたが、発達のある時期を過ぎると、この2つを区別する事が難しくなることも指摘した。 乳児が初めて移動可能になる時期は通常生後6ヶ月頃だが、姿勢と移動の制御はそれ以前に相互に依存するようになる。 ガラヒュー (1989) によれば、「空間内での乳児の動作は、重力に対抗する能力が現れることに依存する。 移動が安定性と無関係に発達する事は無く、安定性に強く依存している。」。 移動の制御の始まりは生後1ヶ月までさかのぼることができるが、その頃乳児は横向きから仰向けの姿勢へ変わることができる。 キーオとサグデンは (1985) 、初期の移動の発達を次のような2つの一般的な発達に区別している。 1. 前歩行 (prewalking) これは腹這いや膝這いで完了する。 2. 歩行 (walking) これは支えや援助なしに歩くことで完了する。 前歩行 姿勢の制御の場合と同じく、移動の最初の兆候はある種の姿勢反射、特に、腹這い反射、原初的な歩行反射、スイミング反射に最も顕著に見られる。 すでに述べたように、研究者の中には、これらの反射が実際の移動に必要な前兆であるとか、少なくとも後で現れる移動の制御に機能的に関係していると信じている人達もいる。 移動の制御 (すなわち移動性) の最初の主要な兆候は、生後6ヶ月頃に乳児が仰向けからうつ伏せになり、そしてまた仰向けに寝返りする事である。 それ以前は、仰向けの状態で手足をさかんに動かす (律動的な繰り返し運動) ことはあっても、うつ伏せの状態になる事ができるまでは、本当の意味での移動性はまだ現れていない。 生後1ヶ月から2ヶ月で、乳児は横向きに寝かせると仰向けになる事ができ、4ヶ月頃までに「移動の前兆として」仰向けから横向きになる事ができる。(Keogh & Sugden,1985) テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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