![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日のトレーニングでは、スクワットの重量を20kgほど上げてみました。 ![]() 合計で200kg弱。 10レップやると、フーフー言っちゃいます。 やっぱ、若い人には敵いません。 ただ、3か月前よりどの種目も確実に高重量扱えるようになりましたし、薄く垂れてたお尻に筋肉が付き、厚く上がったヒップラインになりました。 少し重い重量でスクワットするのは、女性にお勧めです。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 13 姿勢の制御の行動分析 姿勢の制御について行動分析学は、後で現れる姿勢動作の発達における乳児の姿勢反射の役割に関する論争については特定の立場を取らない。 しかし、姿勢の制御や安定性に繋がる非反射的な行動はオペラントであり、その結果によって決定 (すなわち選択) される、という見解をもっている。 ある姿勢行動を選択する結果は、おそらく自己受容的フィードバックや視覚的フィードバックで構成されている。 その例として、結果的に姿勢を変えたり新しい姿勢をとることにつながる行動の発達に関して、以下に抜粋したキーオとサグデン (1985) の記述を検討してみよう。 「姿勢を変えるためには腕や脚や頭部の協応動作が必要であり、それはさまざまな仕方でなされる。 赤ちゃんは、胴体を回転しているように見える一連のまとまりのない動作として手足や頭を動かすが、最初はうまくいかない。 一旦胴体の回転がうまくいくと、手足と頭の動作を協応させ、やがて必要な時はいつでも寝返りするためにいくつかの協応した組み合わせとして使うことができるようになる。」 寝返りに成功する事は、自己受容器や触覚や視覚の変化を生み出すだけでなく、それらの行動を選択する強化的な結果と見なす事もできる。 この場合のオペラントクラスは、結果的に寝返りをもたらす協応行動のクラスを含む複数の行動で構成される。 同様の分析は、座位以外の姿勢から座位への変化や、座位から立位への変化を含め、ある姿勢から別の姿勢への変化についても可能であろう。 いずれの場合も、明瞭な自己受容器や触覚における結果だけでなく、それ固有の視覚的結果もある。 さまざまな視覚刺激の変化が、乳児の任意の行動にとって強化子となり得るという有力な実験的証拠についてはすでに述べた。 以下のような、動作の変化に本来伴う視覚刺激の変化を考えてみよう。 乳児がうつ伏せの状態から仰向けの状態に変わると、それに機能的に関連した視覚刺激は、顔を下に向けている時に見ることができたものから、特に頭の動きがオペラント制御下におかれると、顔を上に向けている時に見ることができる視覚的事象に変わっていく。 頭部を一方から他方へ回転させると、視覚世界はほぼ180度可能となる。 寝た状態から座位や立位に変わると、その視覚世界は水平線まで広がり、頭部 (あるいは身体) を適切に動かせば、最終的には360度可能となる。 このような仮説は、本章で「手を伸ばすことと握ること」の節で論議するホワイト (White,1967) の研究からある程度支持される。 これまでの論議に基づいて言えば、姿勢を変えたり別の姿勢をとることができるようになるには、姿勢の制御だけでなく動作スキルも必要であることが明らかである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先月2歳になったばかりの女の子。 お母さんにお家での取り組みをご紹介いただきました。 まだお金の計算やお金の何たるかはわかりませんが、こうした取り組みが社会性を育み、知能を育てます。 手作りの教材で、本当に楽しそうです(o^―^o)ニコ ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 12 姿勢の安定における変化をさらに理解するために、キーオとサグデン (1985) は、姿勢の制御ができるようになる前に解決されなければならないとされる、それぞれ互いに依存した3つの動作課題の観点からこの発達を特徴付けている。 すなわち、 1. 重力に抗して一定の安定した姿勢を保持する事。 2. 姿勢を変えたり、新しい姿勢をとること。 3. 動きながら平衡を維持する事 である。 これらの課題は、最初は、いくつかの姿勢反射の存在によって解決されている。 その理由は、そうした反射は後で制御されるようになる姿勢動作とよく似ているからであると言われている。 例えば、重力に抗して一定の姿勢を保持する課題は、乳児期早期には、迷路性立ち直り反射と引き起こし反射によって部分的に解決されている。 姿勢を変えたり、新しい姿勢をとると課題は、頸と身体の立ち直り反射によって部分的に解決されている。 そして、動きながら平衡を維持する課題は、原初的な歩行反射とスイミング反射によって部分的に解決されている。 これらの3つの課題は、最終的には、発達心理学者が「随意的」な姿勢制御と呼ぶものの出現によって解決される。 随意的な制御は十分に成熟した神経系と筋肉骨格系が前提になるが、その制御の出現は関連する行動が環境にもたらす効果にも大きく依存する。 筆者の見解では、「随意」行動は実際にはオペラント行動である。 運動行動の発達における重要な問いの一つは、その行動の起源に関するものである。 それは、関連する姿勢反射や移動反射、あるいは律動的な繰り返し運動から発展するのだろうか? すなわち、それらに共通した機能的特徴があるのだろうか? それとも機能的にも発達的にも別物なのだろうか? テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先月2歳になったばかりの女の子。 もうすぐ10まで正確に数えられそうです。 授業ではいつもニコニコ可愛い笑顔で、僕はとても癒されています。 顔つきも少し変わってきて、かわいいから美人さんになってきたようです。 このまますくすく育って、綺麗で頭の良い子供に育ってほしいです。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 11 運動発達の構造的カテゴリー 研究者は、垂直姿勢の保持、環境内の移動、手を伸ばしたり握ることに関する行動の協応が増すことに基づいて、発達運動を分類してきた。 研究者は環境内でこうした行動の協応が増す事を表すために、「制御」という用語を用いてきた。 しかしながら、行動分析家にとって「制御」という用語は、単に運動行動の刺激性制御におけるオペラント条件付け (成熟要因と組み合わさって) の累積効果を意味しているに過ぎない。 この節では、以下、身体の制御と手の制御の2つの項に分けている。 身体の制御では姿勢と移動行動の変化について述べ、手の制御では手を伸ばすことと握ることの変化について述べる。 身体の制御 姿勢の制御 姿勢の制御は、「運動の安定性を保持しながら、同時に連続的な変化を生み出す。」ことができるもの、と言うことができる。 全般的な身体の姿勢は他の動作の制御が可能になる前に制御されなければならないので、姿勢の制御は移動の制御とは別に検討する方がよい。 ガラヒュー (Gallahue 1989) が述べているように、「乳児は直立姿勢を獲得し維持しようとする際に、重力に抗して絶え間ない努力を余儀なくされる。」。 キーオとサグデンは、頭部の刺激、座る、立つという3つの発達領域で、初期の姿勢の制御の発達を記述している。 全般的な発達として、頭部から尾部へ進むと言う発達の原理を表していることに注目して欲しい。 最初の全般的に発達 (およそ生後1~3ヶ月) では、うつ伏せで瞬間的に頭を持ち上げることができる状態から、他者に抱かれている間頭部を垂直に安定させておけるようになり、頭部の制御が徐々に増していく。 第二段階の発達 (およそ生後3~7ヶ月) では、わずかの支持があれば頭部を安定させて座位が取れる状態から、仰向けやうつ伏せの位置から座れるようになり、座位での垂直な姿勢を獲得し維持することができるようになる。 第三段階の発達 (およそ生後5ヶ月~11ヶ月) では、支えられて立っている状態から、つかまって立ち、やがて一人で立てるようになり、立位を獲得し維持する事ができる。 生後1年が過ぎ、移動動作が乳児の行動レパートリーで優勢になると、姿勢の制御はあらゆる動作と固く結びつき、姿勢の制御における変化を同定するのはずっと難しくなる。 キーオとザグデン (1985) は次のように説明している 「すべての動作の制御は、その動作をしている間の姿勢の制御が前提となる。 生後2年目の終わり頃の赤ちゃんは、速く歩いたり、つかえながら走ったり、いろいろな座り方や歩き方に関心を示し、原初的な形ではあるが投げたり蹴ったりすることができる。 これらはいずれも姿勢の制御が進歩したことを示している。」 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 四谷大塚の教材は、4年生になると急に難易度が高くなります。 ですから、この教材を使っていると、4年生で塾を辞める子供が一番多いと言われています。 なぜなら、3年生までは算数国語が中心なので比較的覚える物も少なく、のほほんと過ごしている子供が多いので、いざ4年生の予習シリーズが始まると、覚える物の多さにまず圧倒されるからです。 また、予習シリーズの算数をやっていただけでは、四谷大塚のどのテストも満足な点数は取れません。 最低演習問題の応用を解き続ける必要があり、まずそれに一苦労します。 また、香川県は中学受験がほぼ無い状況なので、勉強に対する意識が低く、4年生以降も勉強に集中することなく習い事に勤しみます。(四年生になると習い事を整理し、受験に向け勉強に特化しなくてはいけません。) 都会なら、低学年から一人で電車に乗り、コンビニでおにぎり買って一人で塾に行き、帰ってからも勉強する、という生活が一週間続きます。 しかし、そもそも香川県という田舎では、小学生から塾に通う、特に受験に特化した塾に通わせる家庭が極端に少ないのです。 そんな都会と田舎の格差が、学力格差につながっているのです。 そんな田舎でも、大学受験では全国の同級生と勝負しなければいけません。 ここで、やり続けてきた子供と、そうでない子供の差は大きくついてしまいます。 教育経済学の統計的研究では、幼児から児童期にかけての教育的投資が、一番コストパフォーマンスに優れていると結論付けています。 子供には、先ず目標として四谷大塚4年生の問題が余裕でできるようなトレーニングを、幼いころから計画的に行うべきです。 その貯金は、必ず大学受験の時にも生きてきます。 まぁ、続けなければ意味はありませんが。 目標を持って、常にその目標をクリアーするための日々の努力を怠らず、賢い子育てをしてくださいね。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 10 姿勢反射 ------------------------------------------- 反射 出現 消失 ------------------------------------------- 迷路性立ち直り反射 2ヶ月 1歳 引き起こし反射 3ヶ月 1歳 パラシュート反射と支え反射 4ヶ月 1歳 頸と身体の立ち直り反射 2ヶ月 6ヶ月 腹這い反射 誕生時 3ヶ月 歩行反射 誕生時 4ヶ月 スイミング反射 誕生時 4ヶ月 ------------------------------------------- 表は、姿勢反射の開始と消失の年齢を示している。 姿勢反射には迷路立ち直り反射 (labyrinthine righting reflex) 、引き起こし反射 (pull-up reflex) 、パラシュート反射 (parachute reflex) と支え反射 (propping reflex)、頸と身体の立ち直り反射 (neck and body righting reflex)、腹這い反射 (crawling reflex) 、原始的な歩行反射 (stepping reflex) 、スイミング反射 (swimming reflex) がある。(Gallahue 1989) 迷路性立ち直り反射 乳児を前方や後方あるいは側面に傾けると (S) 、頭は胴が動くのと反対の方向に動く (R)。 この反射は頭と身体の垂直姿勢を保持するために重要である。 引き起こし反射 垂直の姿勢から乳児の片手か両手を持って、前方または後方に傾けると (S)、腕は垂直の位置を保持するように屈曲する (R)。 パラシュート反射と支え反射 「移動させられる力に対する四肢の防御反応」(R) であり、「突然動かされる力が働いたり、バランスを保持できなくなった時 (S) に生じる。」(Gallahue 1989)。 例えば、前方へのパラシュート反射では、垂直に抱きかかえた乳児を地面に向けて傾けると (S)、(あたかも落下を予想したように) 腕の伸展 (R) が誘発される。 下向きのパラシュート反射では、垂直に抱きかかえた乳児を急に落下させると (S)、四肢の伸展と緊張 (R) が誘発される。 支え反射では、座位の乳児のバランスをくずすと (S)、腕の伸展 (R) が誘発される。 頸の立ち直り反射 乳児をうつ伏せの状態で頭を一方の側へ回すと (S)、身体全体が同じ方向へ回転してしまう (R)。 身体の立ち直り反射 乳児が横向きに寝ている状態で、一方の側へ身体を回転させると (S)、頭も同じ方向に回転する (R)。 腹這い反射うつ伏せの状態で一方の足の裏へ圧力を加えると (S)、上肢と下肢を使って這う動き (R) が誘発される。 原始的な歩行反射 乳児を直立させたまま前方へ傾けると (S)、脚で歩行する動き (R) が誘発される スイミング反射 乳児が水の上か水中でうつ伏せの状態におかれると (S)、「律動的な・・・・・・手と脚を使って泳ぐような動作」(R) が誘発される。(Gallahue) 以下で見ていくように、これらの反射姿勢は、後で現れる姿勢や移動の制御の特徴である行動的関係と構造的に類似している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日、ジムで背中を痛め、ついに痛み止めを飲んだ僕。 二日後、なんたか大丈夫になったのでこの日ジムに行きました。 あまり無理はできない事はわかっていたのですが、とりあえずスクワットと胸のトレーニングはやりました。 ![]() 今回のスクワットはこれが最高。 10レップ3回。 まぁまぁ汗をかきました。 ちなみにこれで170kg程です。 まだまだですなぁ・・・・。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 9 反射 ほとんどのテキストで、運動発達を論じる前に乳児の反射についての章が設けられているが、それにはいくつかの理由がある。 運動発達の発達年表では、反射は律動的な繰り返し運動と同じく、より協応し制御された運動よりも先に現れる。 乳児の反射とその後の協応した運動行動の出現との特殊な関連性についてさまざまな議論はあるものの、ほとんどの研究者は乳児の反射をこの発達に必要な前兆と考えている。 発達の研究者は、「反射的な動作は、年齢や神経学的構造によって程度の差はあれ、すべての胎児、新生児、乳児で実証されている。」(Gallahuc,1989) ことについては一致している。 反射あるいは(パブロフや、後には行動分析家によって) 無条件 (unconditional または unconditioned) 反射と呼ばれるものは、それ以前に学習がなくても、刺激 (S) が提示されると反応 (R) が誘発されるという刺激-反応 (S→R) 関係である。 すなわち、この刺激-反応関係は、他のどんな経験も条件としない。 例えば、新生児の口の周りをなでると(S)、乳児が顔をその方向に動かすこと(R) が誘発される。 この反射は、口唇探索反射 (rooting [or search]reflex) と呼ばれ、全ての健康な乳児に見られる。 これらの事実は、この反射関係が遺伝的なものであるという主張を支持している。 反射は時には自動的とか不随意と言われ、通常は「随意」行動と区別されるが、後でわかるようにこれは有用な区別ではない。 後の運動スキルと乳児の反射の関係を理解する事がここでの目的なので、本章では姿勢-移動と把握運動の発達に関連すると思われる反射だけを検討する。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いつの間にか七田チャイルドアカデミーは無くなってしまいましたね。 以前からこうした「右脳教育」なる疑似科学による金儲けを批判してき僕は、10年以上前からこの事態を予想していました。 もともと七田チャイルドアカデミーは、七田眞が井深大の「幼稚園では遅すぎる」などの著書に影響され、「右脳教育」なる全くの疑似科学による集金システムを構築した最終形だったのです。 そもそもこの七田チャイルドアカデミーの経営に、彼は直接関係していませんでした。 ここは、大阪の全く関係ない会社が名前を借りて営業していたものですから、開設当初は何のメソッドやカリキュラムも教材もなく、当時のフランチャイジーの経営者たちが、頭をひねって教材を作りカリキュラムを手作りしていたのです。 右脳教育や脳科学と謳った教室が流行り始めた頃、七田眞は言いたい放題でした。 第三の目ができる、超能力が使え、壁を透き通して3つの授業を同時に受けられる、テレポーテーションができる、空を飛べる、など、バカバカしい事ばかりを訴え、またそれを信じて通わせている事実を知った時、僕は本当にショックでした。 そんな七田チャイルドアカデミー本社と、島根で教材販売会社を経営していた七田眞は、とても仲の悪い関係でした。 それは、本社が自社教材を販売し始めた頃から顕著になりました。 当初の契約では、教材は全て島根から購入するとの約束があったからです。 このように、七田チャイルドアカデミー内部では、お金に関する揉め事、対外的にはドーマン教育で使われていたドッツカードを勝手に使用したという事での訴訟による敗訴などの問題を多く抱えていました。 このような問題の多い幼児教室が、今般「七田式」と「EQWEL」に袂を分かち、「七田チャイルドアカデミー」という名称は消滅しました。 これは長期裁判による和解により決定した事なのですが、その大きな原因の一つは、恐らく「七田眞」の死であったと思われます。 七田眞が死ぬ何年も前から、フランチャイジーの間では、高齢の七田眞が死んだ後の七田チャイルドの存続を危惧する声がたくさんありました。 その不安がいま現実となり、ここ高松にあった七田チャイルドアカデミー直営店はEQWELとなり、四国では徳島にしか七田式は残りませんでした。 後を継いだ七田厚氏の評判が芳しくなく、本社も見切ったのではないかと思います。 科学的根拠の無い「右脳教育」という集金システムはまだまだ息をしています。 科学の定義を理解し、それに沿った教育こそが真の教育です。 先の日大アメフト部の事件も、科学に沿った指導がなされていないから起きてしまった事件です。 これからは、「やる気」や「~力」に頼った理論ではなく、科学的な理論で正し指導をする教室を選びましょう。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 8 乳児に観察される律動的な運動の類似性は、身体の解剖学的構造の類似性にも起因すると思われる。 さらに、強化的な感覚フィードバックを生み出すには、ほんのわずかな行動で十分である。 例えば、手で表面を叩くだけで聴覚フィードバックが生み出され、片方の足を動かして対象物に触れるだけで触覚フィードバックが生み出される。 オペラント分析によって、行動分析家は機能的なクラスを探し出すように導かれる。 つまり、特定の行動正式だけに基づく純粋に構造的なクラスではなく、共通した強化的な結果を生み出す反応クラスを明らかにしようとする。 律動的な繰り返し運動に関する行動分析学の見解は、間接的ではあるがテスト可能である。 例えば、視覚フィードバックや感覚フィードバックなど提案されているフィードバックのいくつかを、任意の行動に後続させてみることもできるだろう。 このような試みを、カールニンズとブルーナーは、パターン化した吸う行動に随伴して焦点の合った写真をはっきり見せるという手続きで行った。 また、ロビー-コリアーと共同研究者は、足蹴りに随伴してモビールを動かすという手続きを用いて試みている。 また、マッカーディとロビーは指向的に見ることに感覚と視覚のフィードバックを随伴させ、ワトソンとレイミーは枕に頭を押し付ける行動に視覚刺激を随伴させ、フィンケルスタインとレイミーは腕で引っ張る反応に感覚ー視覚の刺激を随伴させた。 これらの実験のいずれにおいても、いくつかのタイプの運動行動に多様な感覚事象を随伴させることによって、その行動の頻度を増大させることができることが示されている。 後で姿勢、移動、手の発達の個体発生について検討する際に、この仮設をもう一度取り上げる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日、久しぶりにジムでのワークアウトの取り組みで新記録を出しました。 三角筋を痛め、思うように重量が上がらなかったのですが、この日チャレンジすると思った以上に記録が伸び、本当に嬉しかったです。 ただ、100kgでスクワットをした際、いつもは何でもなくでき、何なら200kgほどまで上げるのに、この日は背中に違和感が・・・・。 ヤッ、ヤバいっ!! と思いながら、10レップやると、何となく痛みが…。 これはだめだと直感し、直ぐにスミスマシンに移り暫くやってると、徐々に背中下部が痛み、帰る時には座るのに苦労するほど痛み始めました。 やっちまった・・・・。 恐らく、捻挫のような感じになっていると思うので、2~3週間はスクワットを本格的にはできません。 あ~あ・・・・。 久しぶりに追い込んで、記録を伸ばしたのはいいのですが、結局±0の結果となりました。 また最初からですなぁ…・。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 7 環境要因の役割を示す他の証拠は、観察された繰り返し運動の開始年齢とその種類に有意な個人差があるという事である。 このような個人差はそれぞれ個人の成熟の速さの違いによるということも考えられるが、それらはまた子どもそれぞれのオペラント随伴性の微妙な違いによるとも考えられる。 例えば、どのように行動が起こるかに関わらず、それが生み出す結果は後にその頻度が増加する原因であると考えられる。 接合強化を用いて、テレンと共同研究者は、「自発的」と記述した脚の動作がオペラント行動に「転換される」ことを明らかにした。 彼らの例では、実験者が強化的な結果を操作しているので、その結果自体ははっきりしている。 しかし、正常な律動的な繰り返し運動では、強化的な結果がそれほどはっきりしないこともある。 身体的動作に対する教化子が、動作それ自体によって生み出される感覚的なフィードバックである事もあり得る。 例えば、足と足をこすり合わせることによって、自己受容的フィードバックと感覚的フィードバックの両方が生み出され、足蹴りによって自己受容的フィードバックとしばしば視覚的なフィードバックが生み出され、表面を手で叩くことによって自己受容、感覚、おそらく視覚、そしてもちろん聴覚それぞれのフィードバックがもたらされる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← よくできる2歳児のお母さんが、お家での取り組みの動画を送って来てくれました。 できるお子さんは、できるようになる環境がそこにあります。 何もしないでできるようになることなどありません。 ひびの地道な取り組みが、よくできる子供を育てるのです。 ビデオ見せようとゲームさせようと結構。 それだけにならず、ちゃんとやることやって結果が出ればいいのです。 さぁ、これからでもいいので、やり始めてみませんか? ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 4 ある研究で (zelazo,zelazo&kolb,1972) で、研究者は乳児に毎日12分間 (3分間4セッション) 、歩行反射 (walking reflex) を練習させた。 その結果、乳児の歩行反射は平均以上に持続し、そのような経験が全く無い乳児や、脚を前後に受動的に動かされた乳児より歩き始めが早かった。 ほとんどの発達のテキストで、親が子どもに歩行を教えることが大切であると見なされている社会では、子どもは平均して歩行開始が早いことを実証した研究が報告されている。 乳児が運動スキルを「練習」させられている時に実際に何が起きていたかについては、これらの報告でははっきりしない。 特に、ゼラゾーが述べているように、「練習」によってただ単に筋肉が強化され、他の身体部位 (例えば脂肪) の質量以上に筋肉の質量を増大させた可能性もある。(thelen,1983) また多くの場合、「練習」が歩行を強化するオペラント条件付けである可能性もある。 ドワレツキー (1993) は米国の子どもがひとりで歩くのが、60年前と比べ今では一般に数ヶ月早くなっていることを示した研究を引用している。 遺伝子プールがこの期間に劇的に変化したとは極めて考えにくく、経験がその主たる原因であると考えられる。 どのような経験が必要だったのだろうか? ドワレツキーはいくつかの示唆を与えている。 一つは、60年前、子ども達は世界大恐慌の最中に成長し、栄養が十分でなかったのかもしれない。 もう一つの要因は、社会文化的要因である。 今日、親は子どもが歩くのを早く見たいと願い、そのために早く歩くことを「励ます」。 一方、60年前の親は大家族を抱え、4番目、5番目の子どもが早く歩くために励ますよう駆り立てられることは無かったと考えられる。 ドワレツキーは、部屋にカーペットを敷き詰める様式の導入が、一つの役割を果たしていることも示唆している。 60年前、子どもが初めて歩いて転ぶと、そこにはたいてい硬い床があった。(恐らくある種の弱化として機能していたであろう。) 一方、今日では、子どもが転んでもそこはやわらかな表面の床がある。(弱化であったとしても、おそらくその力は弱い。) この論議の大切な点は、こうした経験的な要因によって、特に年齢幅の下限が拡げられる事で、乳児に見られる正常な運動発達の平均年齢が下がったということである。 これは、成熟というものは、行動が環境の選択に敏感である範囲をいくらか広く設定していることを示している。 ここで、姿勢・移動の発達と把握運動の発達に関する研究のいくつかについて、行動分析学的な見解を検討してみたい。 まず最初に、多くの発達研究者は、乳児の反射と律動的な繰り返し運動がその後の運動発達にとって機能的に重要と考えているので、乳児の姿勢反射と律動的な繰り返し運動について簡単に論じておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 筋トレのフォームの悪さから、1か月程前から三角筋前部を痛めていたので、肩や二頭筋のトレーニングができませんでした。 やっと治ってきたと思ったら、今度は後部に痛みが移り、なかなか肩や二頭筋のトレーニングができていません。 三頭筋は、フォームの悪さのおかげで、結構鍛えられています。 つまり、ターゲットに効いてなかったってことです(笑) 今後は徐々に二頭筋のトレーニングを増やし、更に腕を鍛えていこうと思います。 腕を鍛えるのと同時に、広背筋も広さがでるようにしたたいので、チンニング(懸垂)をしていこうと思うのですが、三角筋の痛みとその広がりが怖くてできていません。 後背筋を鍛えるためにチンニングは欠かせないのですが、なかなか追い込めないので少しストレスが溜まります。 厚みは結構できてきたので、後は広がりとキレだけです。 キレはダイエットしなくては出てこないので、夏までに徐々に行います。 塾の先生が、いったい何を目指してるんだよっ、と突っ込まれそうですが、最終目標は、歌って踊れる筋肉講師です(笑) ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 3 発達における成熟と経験 発達のテキストでは、さまざまな行動の発達において成熟と経験が果たしている相対的な役割について頻繁に論議されているが、運動発達もその例外ではない。 「成熟」は、一般に、「遺伝的に仮定された発達の生物学的プラン」と定義される。 すなわち、「比較的経験に依存しない」(Dworetzky 1990) ものである。 全く経験に依存しないで生じる発達の生物学的プランは無いので、「比較的経験に依存しない」という言い方よりも、「全ての環境的な影響は等しい」と言う方がよいだろう。 成熟によって発達を説明する際の問題点は、多くの場合、環境は物質的で行動的な用語によって記述され、その結果、行動と機能的関係を持つ環境変数との間に生じている瞬間瞬間の相互作用が見過ごされてしまうことである。 もし、発達心理学者が本書で述べている環境的な事象に気づいていないとすれば、あるタイプの発達行動に見られる個人間の規則性や類似性が推論的な成熟変数に起因すると考えても、なんら不思議ではない。 そして、ちょうど個人間の行動の類似性が遺伝子の類似性によると言われるのと同じく、行動の違いは遺伝子の違いと言われる。 このような言い方は、環境の役割に注目しないで行動を説明するには好都合である。 運動行動の発達における成熟と経験の相対的な役割が論議されるとき、成熟は運動発達が生じる年齢範囲を決定し、一方、環境や経験は運動スキルが実際に発達するかどうかを決定する上で重要な役割を果たしている、というような結論がしばしば下される。 残念ながら、最も一般的な議論の中でも、「経験」と「環境」の概念が必ずしも正確に定義されているわけではない。 例えば、経験という用語は、「学習のプロセスを通して、発達上のさまざまな特徴の出現を変更したり修正するような環境に関わる要因」を意味するために使われている。 (Gallahue 1989) これはある程度正しい。 しかしながら、学習についての記述は、「経験は必要条件である」と言っているに過ぎない。 行動理論の諸法則では、行動発達を「変更したり修正するような環境に関わる要因の事である」と言われることはめったにない。 「ある特定の時期にスキルを行うように子どもを励ますことで、環境は (運動発達において) 役割を果たし得る」と述べている人もいる (Vasta,Haith,&Miller 1992)。 しかし、環境が子どもを励ますというのはどういう意味だろうか? これは答えなければならない重要な問いである。 しかし、運動発達についてなされる一般的な議論の中では、行動分析学の諸法則の重要性が示唆されることすらない。 その代わりに、多くの発達テキストでは、練習が重要であると言われている。 以下の例でいくつかの例を検討してみよう。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 週に何度かジムに行っているのですが、僕はそのジムの1階にあるフリーウエイトの部屋に直接行くので、他のメンバーの人やスタッフにほぼ会う事はありません。 そもそも煩わしい人間関係を作らず、ストイックにトレーニングするのが僕のスタイルなので、この小さな部屋でトレーニング好きの人数人と黙々とトレーニングするのが性に合っているのです。 僕もまだまだフォームが固まっていないので練習中なのですが、時々明らかに何も知らずに力任せに、また何も考えずにダンベルや器具を使っている初心者が来ます。 ウエイトトレーニングは、正しいフォームで行わないと、必ずどこかを怪我します。 そのリスクがあるから、逆に脳は反応し筋肥大が図れます。 今回、そんな初心者がまた現れ、いつもなら無視している僕も言わざるを得ない危険な状況に出くわしました。 少しアドバイスするとお礼を言われ、暫くしてその人は部屋を出ていきました。 その後一緒にやっていたお年寄りが僕に声をかけてきたので、仕方なく僕も少しお話をしました。 すると何だか今までと違う新たな環境がそこにでき、いつもとは違う、明らかに今まで以上の力が出るようになったのです。 78歳だというその方は、フォームもしっかりし、上げる重量もどうかすると若い人より高重量を扱っています。 ジムをナンパ場みたいな使い方をしているジジババとは明らかに違います。 今回は、環境を改善させることの大事さと、訓練し続ければ後期高齢者になっても元気でいられるという事を学びました。 また、いくつまで生きられるかわかりませんが、続けられる限りトレーニングを続け、この方のような若い人から目標にされるような大人になりたいと思いました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 2 運動発達における基本概念 乳児の特定の反射や律動的な繰り返し運動などの例外を除けば、運動発達は姿勢・移動行動か、物を握る行動のどちらかに分類される。 姿勢や移動はその名称が示すように、身体、腕、脚を制御する行動で構成されている。 物を握る個と手の制御は、環境を操作する手の能力の変化に関係する。 乳児が示す他のすべての行動と比べて、運動行動における変化は恐らくかなり固定した順序で生じ、しかもおおよそ予測可能な時期に起こるように思われる。 運動行動の発達の順序は頭部から脚部へ (cephalocaudal) へ向かい、また身体の中心部から周辺部へ (proximodistal) 向かうと言われる。 頭部から脚部へ (すなわち頭から足へ) の発達は、身体の制御と協応が頭から足の方へ向かって生ずる事を意味する。 言い換えれば、下半身 (足と脚部) が制御できるようになる前に、上半身 (例えば頭と首) の制御ができるようになるという事である。 同様に、身体の中心部から周辺部へ (すなわち近くから遠くへ) の発達は、腕など身体の中心に最も近い部位が、手や指など中心から離れた部位よりも先に協応するようになることを意味している。 発達心理学者が指摘するように、運動の主要な発達指標が現れる年齢に多少ずれがあったとしても、その順序はかなり一定している。 このことは、運動発達の重要な決定因が成熟にあることを意味しているように見える。 しかし、成熟それ自体は行動の発達を決定するものではない。 むしろ、身体の組織や行動 (例えば筋肉や骨格) の発達の順序を決定し、行動が発達する限界を定めている。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 小学生の子供達の目の色が変わってきました。 全国テストが迫る中、お家でもそれなりに勉強しているんだと思います。 それ以上に、学校のテストではないテストの難易度の高さに、思いを新たにしているのだと思います。 そんな中、今まであまり点数が取れなかった生徒が点を取ったり、点が取れていた子が取れなかったりしています。 その結果に一喜一憂し、時には涙を流したりもしています。 これこそが、テストに真剣に向き合っている、ということです。 時に、「普段の実力を試す。」なんて言い訳をして、テスト勉強せずに公開テストを受けさせるような保護者もいますが、これこそトンデモナイ事です。 試験を冒涜する行為であり、そんな人はテストを受ける資格はありません。 テストには、いつでも全力で取り組むべきで、いい加減な取り組みは何の役にも立たないからです。 どんなテストであれ、最高の準備をして、体長を調え、試験日に調子をピークに持って行き、テストに立ち向かってください。 それこそが子供の実力なのです。 出来なかった時の言い訳をするのではなく、できるようになる努力を怠らないでください。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 1 発達心理学者が運動行動の発達について語る場合、座る、這う、立つ、歩く、手を伸ばす、握るといった行動の変化について述べている。 これらの行動が重要であることは明らかである。 なぜなら、人はこうした行動によって無意識に環境に働きかけたり、相互作用しているからである。 本章では、運動行動の2つの大まかな (構造的) カテゴリーについて検討する。 姿勢の制御や移動という身体の制御 (body control) 、および手を伸ばしたり握るという手の制御 (つかむ事) (manual control) である。 一見したところ、運動行動の発達はもっぱら成熟要因によるように見える。 しかしながら、環境要因が強く影響していることを指摘する証拠も数多くある。 成熟が運動行動の発達に重要な役割を果たしているということは確かだが、多くの発達心理学者はオペラント条件付けが果たしている重要な役割について十分評価してこなかったのも事実である。 行動の環境的な決定因に着目する行動分析学は、運動発達のこの側面を理解する上で役立つ。 事実、運動行動の発達は遺伝子 (成熟) と環境のそれぞれの役割における行動分析学の立場をうまく例示しており、次のように述べることができる。 遺伝変数や生物学的変数は、身体の組織や構造の他にも、幅広く行動に影響を及ぼしている。 一方で、それとは対照的に限られた範囲内ではあるが、環境変数によっても行動は変化し得る。 発達心理学者は乳児の運動行動の発達を、「随意的」(voluntary) 制御の発達と結びつけることがよくある。 これは、とりわけ行動の制御が意識化され、その制御が乳児の内部から生まれ出たものであることを意味している。 本章で提示する運動行動発達についての行動分析学的解釈では、第3章で提示した「随意的」行動についての行動分析学の立場を繰り返し明らかにする事になるだろう。 すなわち、すべてのオペラント行動と同様、「随意的」行動は環境によって選択されるという事である。 すでに述べたように、運動発達は (外的) 環境に無意識に働きかけ、相互作用する行動の変化について述べる事である。 本章では、発達に関する標準的な文献によく記載されているような運動発達のトピックスについて論議する。 -------------------- 続きます。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 僕の授業では、授業終了後、なるべく保護者の方とお話しするようにしています。 その際、授業の事とか家での取組等なるべく詳しくお話をしているつもりです。 良くできる子や伸びの著しい生徒の保護者は、総じて僕の話を熱心に聞いてくれ、僕の話をアドバイスとして好意的に受け取ってくれています。 そして家での取り組みにそれを生かしてくれています。 それに比べ、いつになっても変化の無い生徒の保護者は、僕の話をお説教としか聞いていない人が多いです。 そうした人は、程なくやめていきます。 少なくとも、僕が紹介している優秀な子供達や、全国テストで好成績を残している生徒達は、保護者からして態度が違います。 恐らくそうした人達は、僕だけではなく他の人達にも同様の態度を取り、それを生かしているからこそ子供が優秀になっているんだと思います。 実るほど 首を垂れる 稲穂かな とはよく言ったものです。 子育てとは親育て。 親として育つ事こそ、育児には大事な事ですね。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 12 第二次循環反応の他にも、ギンスバーグとオパー (1988) は、「乳児のクラス形成あるいは意味形成」という第3段階で生じる変化についても指摘している。 娘ルシアンヌについてのピアジェ (1952) の2つの観察を考えてみよう。 ******************** ルシアンヌは、シャンデリアに吊り下げられた2羽のセルロイドのオウムを遠くから見ている。 このオウムは、ときどき乳母車の中に入れられていたものである。 オウムを見たとたん、彼女は遠くからオウムに働きかけようとはしなかったが、彼女の足をはっきりと、しかしほんのわずかの間バタバタさせた。 ・・・・・そして、同じように・・・・彼女は遠くから人形の姿を見ただけで、手でその人形を揺する仕草をした。 ・・・・・したがって、実際に何回も揺すったことのある人形を見たとき、ルシアンヌは手を開いたり閉じたり、あるいは足をバタバタさせただけで、それは極めて短時間で、実際には何の効果も無かった。 ******************** ピアジェ派の説明は倹約性のあるものではなく、テスト不可能な推論が多く含まれている。 この例にある行動の「短縮」(abbreviation) は、「 分類 ないしは 意味づけ の行動的な前兆」と解釈される。(Ginsburg & Opper, 1988) ルシアンヌは、「そのスキーム全体を表すこともできたが、そうすることを選ばなかった」と言われる。 ******************** 短縮行動として、ルシアンヌはその対象を分類するという行動を示した。 例えば、短時間蹴ったのは、「あれはオウムだ。 揺れるものだ。」と考える最初のステップが生じていることを示唆する行動を示している。(Ginsburg & Opper, 1988) ******************** この例で、ギンスバーグとオパーは、この短時間の足蹴りを、対象に名前をつけたり、特定の結果を生み出すためになすべきことを記述したりする年長児の言語反応と機能的に同じもの考えているように思われる。 このような解釈や他の推論の証拠は、当該の文脈で観察された行動だけである。 こうしたピアジェ派の説明では、本当の意味での理解に近づくことはできない。 最初の観察についての行動分析学的な解釈は、刺激般化に関連付けることである。 別の言い方をすれば、行動すると対象が動いたことで、過去にその行動 (手足を動かしたり、バタバタする) を喚起した対象 (セルロイドのオウム) が、いまでは短縮された形でしかも力が弱くてもその行動と同じような形式の行動を喚起するようになっていると言える。 これは、弁別訓練の初期の段階で生じることがある般化減衰 (generalization decrement) と似ている。 2番目の例でその行動が弱くなった様子は、おそらく消去効果を表していると考えられる。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← まだ見ていない方のために、秀才と呼ばれた生徒の過去動画を貼り付けます。 もちろんこのレベルに来るにはそれなりの努力は必要です。 ただここまではいかなくても、近づくことはできます。 そのために、計画的に子供の実力に合わせた指導が必要です。 全国テストで良い成績を残し、将来の希望を叶えるために、準備を怠ることなく地道に努力しましょう。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 11 ピアジェ派の「原理」と行動分析学の原理のいずれによっても、これらの観察の解釈が可能である。 行動分析学の解釈は極めて簡単である。 すなわち、紐で結ばれた時に右手の動きが増えたのは、セルロイドの容器が動き、その中にあるガラガラが鳴るという結果が後続したためであるという説明である。 容器が動く様子とガラガラが鳴る音が行動に及ぼす効果が強化である。 左手に紐が結ばれると、左手の動きも増した。 これは、行動分析家が「反応般化 (response generalization) 」あるいは「反応誘導 (response induction) 」と呼ぶ現象を証明するものである。 反応誘導 (あるいは反応般化) とは、ある限定されたオペラントクラス以外の反応にも強化が初めて効果を及ぼす現象に対してつけられた名称である。(Catania, 1992) この例では、右手の反応が強化されたことによって、左手の反応の増加がもたらされたことが当てはまる。 ピアジェ派は、ローランの行動をどう解釈するのだろうか? ギンスバーグとオパー (1988) によれば、ピアジェの息子が示した学習には4つの段階が含まれている。 ******************** 第1段階では、乳児の偶然の動きによって、彼にとって適度に新しく「おもしろい」外的な結果が生み出された。 第2段階では、乳児は自分の行為がその外的な結果と関連していることを「知覚する。」 第3段階では、行為と結果の関係と関心がいったん確立されると、乳児はその興味ある出来事を繰り返そうと「願う。」 第4段階は調節である。 すなわち、乳児はその結果を引き続き繰り返すために、手を動かすことが必要であることを学習しなければならない。 ******************** 行動の結果が乳児の「関心を引く」という証拠とは何だろうか? あるいは、乳児が自分の行為と結果の関係を「知覚する」という証拠は? 乳児はその結果が繰り返されることを「願う」という証拠は? それが「おもしろい」という証拠は? これらの答えは、これら認知的な推論すべて唯一の証拠が、まさにその行動、つまり結果、及び同じような条件化でその行動の頻度が増すことであり、どれも認知的な推論や代用物を必要としないものである。 事実、ピアジェが息子ローランに観察したことは、乳児の記憶を研究するためにロビー - コリアー - と共同研究者が採用した手続きの一つで、第4章で述べた接合強化とよく似ている。 読者は記憶という概念が、結果として生じる乳児の足の動きを理解する上で、必ずしも役立つものではなかったことを覚えているだろう。 したがって、ピアジェが考え出したこれらの概念も、息子の行動の理解に必ずしも有益であるとは言えない。 もちろん、両方ともオペラント条件付けの実例であることには変わりないが、「第一次循環反応」と区別するために、これらの反応を「第二次循環反応」と呼ぶことには問題はない。 しかし、このような区別の意義は、構造的な特徴によって行動を分類する事による不利益よりはまだましなように思われる。 -------------------- 続きます。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 優秀な4歳児に、小学校2年生算数を学ばせました。 今回は掛け算中心だったのですが、すでに足し算、引き算はしっかりしているので、安心してやらせることができました。 九九はまだまだしっかりしていないのでこれから練習しなくてはいけませんが、しっかりできるのもそんな遠い未来ではないと思います。 僕の場合、まず勉強するための行動を強化し、準備を調えます。 準備でき次第、パソコンを使って大まかな方法を習熟してもらい、その後プリントやテキストで深部まで強化します。 この子は特に優秀な子なので、しっかり練習させ、次世代のトップに育てたいと思います。 追加なのですが、この子のお姉ちゃんも優秀で、先日の過去問テストでは算数満点でした。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 2 ピアジェ派の概念 体制化と適応 ピアジェは、世界に関する知識の獲得を意味する知的発達や認知発達は、人が環境に適応するために自分自身の心理的構造を体制化することによって生じると考えた。 ピアジェの認知発達理論を学んだことのある読者の多くは、人は同化 (assimilation) と調節 (accommodation) という2つの精巧なプロセスによって環境に適応する、ということを覚えているだろう。 行動分析学の用語で言えば、特定の場面における個人の行動は、その場面でその行動がうまくいったかいかなかったかによって決まる、ということである。 ピアジェによれば、その行動がうまくいっている間は、その人はその環境 (知識) は既存の心理的構造に「同化」する。 しかし、もし以前獲得した行動ではその環境とうまく相互作用できなくなると、その人は環境の要請に合わせて自分の心理的構造を「調節」することになる。 ギンスバーグとオパー (Ginsburg & Opper, 1988) は、乳児の同化と調節の例として次のような例を挙げている。 この例では、乳児にそれまで遊んだことがまったくないガラガラが与えられた。 乳児は最初、既存の認知的構造でそのガラガラを同化させる。 ******************** 過去にその子は手で物を掴んだことがあった。 彼にとって、つかむというのは十分に確立された行動の構造である。 初めてガラガラを見た時、彼はそれをよく慣れた行動パターンに取り込もうとして、その新しい対象に対処した。 ある意味で、彼はその新しい対象を自分がよく知っている物、つまり手でつかむ物に変換しようとしたと言える。 したがって、この乳児は対象を彼の枠組みに同化し、それによって対象を「意味」づけいしたと言う事ができる。 ******************** 同化が総体的にうまくいかない場合には、乳児は環境に合わせて自分の行動を調節する必要が出てくる。 ******************** 乳児はガラガラをつかもうとする。 それがうまくいかないと、彼はそのやり方を少し調節しなければならない。 例えば、ガラガラが離れたところに置かれると、その子はガラガラを正しく知覚するために、まず最初に自分の視覚的活動を調節しなければならない。 次いで、自分とガラガラの距離に合わせて腕の動きを調節しながら、腕を伸ばさなければならない。 ガラガラをつかむ時には、指をその形にしなければならないし、ガラガラを持ち上げるときには、その重さに合わせて筋緊張を調節しなければならない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 二歳になったばかりの子に、新しく数の取り組みを開始しました。 この日までにこの子は、50までの数を数え、平仮名もある程度読めるようになっています。 とても優秀なお子さんです。 その子に今回は、数字それぞれを単一認知できる取り組みです。 最初ですのでまだまだ出来は悪いですが、今後どの程度で習得するのか記録する意味で今回は録画しました。 それでも優秀な成績の片りんは見せていたので、僕としては大満足な結果でした。 まぁ、できるものばかりUPしても、信憑性にかけますから、こうした指導途中の動画配信はとても意味のあるものだと思います。 今後のこの子の成長に大注目です。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 1 認知の発達 「認知」という用語は発達心理学の文献でしばしば使われているが、おそらくその定義はどれも全く同じというわけではない。 しかし、認知的事象、認知プロセス、認知的構造といった概念がただ単に作り出されたものに過ぎないことを考えると、それぞれの定義が全く同じとはいえなくとも、おおよそ似通っているのは興味深い。 認知とは次のことを意味していると考えられる。 ① 「知ること」(Vasta, Haith, & Miller, 1992) ② 「内的な心的プロセス」(Dworetzky, 1993) ③ 「注意、記憶、問題解決を含む思考プロセスと精神活動」 (Butkatko, & Daehler, 1992) ④ 「人が世界に関する知識を獲得する心的プロセス」 (Scarr, Weinberg & Levine, 1986) これらの定義から、認知に共通する2つの特徴を導き出すことができる。 すなわち、認知とは、① 内的 (心的) プロセスで、② それによって人が世界に関する知識を獲得するものなのであるといえる。 表面的に見て、これらの認知の「定義」には客観的な証拠が無い。 というのは、定義の中で言われている事象やプロセスは観察や測定ができず、直接分析する事ができないからである。 したがって、認知発達の研究を理解するためには、認知発達心理学者が「認知」という場合に、子どもに生じている行動そのものをよく見ていく必要がある。 本章では、誕生から2歳くらいまでに見られる乳児の行動発達を中心に取り上げる。 読者の多くは、この年齢範囲がジャン・ピアジェ (Jean Piaget) の言う認知発達の「感覚運動期」(sensorimotor period) と重なることに気づくだろう。 ピアジェの貢献はまさしく認知発達そのものと言ってよく、本章では論議の基礎として彼の枠組みを用いる。 しかし、これまでの章でも述べたように、本章でも認知発達のプロセスを反映していると言われる行動について、行動分析学の原理によってもっと倹約性のある説明が可能であることを明らかにするとともに、認知的な概念を推論する事が不必要であることを明らかにしたい。 そこで、本章ではまず最初に、ピアジェが強調している主な発達上の変化について感覚運動期を概観し、それらの変化に関する認知-発達的な解釈と行動分析学的な解釈を比較する。 次いで、両方の立場から模倣と対象の永続性について詳しく論議し分析する。 感覚運動期の発達段階の話に入る前に、読者の助けになるように、認知発達に関するピアジェのアプローチ全体の基礎的な部分をいくつか明らかにしておきたい。 次節では、それ以降の節で取り上げ、また行動分析学の用語で説明する事になる、彼の基本的な考え方のいくつかについて述べておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テスト対策として、過去問を解き直す、というのは非常に重要です。 僕は、多い学年では10年くらいのデータがありますから、5月、10月はそれを中心に授業を行います。 恐らく多くの塾は、ここまでの過去問を小学生にやらせることは無いと思います。 うちのような小さな塾が毎回1番を出すような好成績を上げられるのは、こうした手厚いテスト対策があるというのもその一因だろうと思います。 それを年代ごとにやり切ると、その中から再テストを行うというような徹底ぶりです。 ところで、先日二年生の子がこんな事を言っていました。 ゴールデンウイーク、本当はおばあちゃんの所にお泊りに行く予定だったのですが、「6月にあるテスト勉強むしたい。」と自ら言って、恒例だったお泊りを止めたらしいのです。 それくらい低学年からテストを意識できるというのは、本当に素晴らしいと思います。 人それぞれ、スポーツや芸術に打ち込む生徒は多いでしょうし、そうさせている親も多いと思います。 それなら、勉強に打ち込む子、打ち込ませる親がいてもおかしくありません。 何にでも、目標に向かって努力することは、人生にとってとても大事な事です。 僕は、勉強に向かって努力している親子を、これからも応援し続けます。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 27 科学の定義すら知らない人が、科学を否定するような事を書いたりしています。 知識を得ようとせず、ひたすら自分の経験のみに基づいたり、自分に都合の良い情報のみで論理を組み立てたりしても、所詮客観的事実の前には無力です。 自然科学の法則は、地球上における普遍の原理です。 この事実を無視せずに、しっかり学び人生に生かして行きましょう。 --------------------- もう一つの例を考えてみよう。 平均的な大きさの部屋の床に乳児が座っているとする。 そこには、その他に大きさが異なる動物のぬいぐるみが2つある。 小さいほうのぬいぐるみは乳児の近くにあり、大きいほうは遠くにある。 しかし、2つのぬいぐるみの網膜像の大きさは同じで、像差も同じだとする。 この部屋には他にもおもちゃがあり、そのうちのあるものは遠くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作り、別のおもちゃは近くにある動物のぬいぐるみと同じ大きさの網膜像を作るとする。 2つの動物のぬいぐるみとその他のおもちゃによって生み出される視覚手がかりのうち、ぬいぐるみの動物に手を伸ばす行動を制御するのはどの手がかりだろうか? 従来の伝統的なアプローチでは、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして近いほうのぬいぐるみを「知る」のか、乳児がどのようにして距離を「測る」のか、乳児がどのようにして大きさの恒常性を「獲得する」のか、といった問いに答えようとする。 行動分析家は、大きさの恒常性を示す行動を生み出すのはどのような経験 (すなわち、環境との相互作用) によるのかを問題にする。 2つの動物のぬいぐるみは同じ大きさの網膜像を投影しているので、網膜像の大きさは大きさに応じた手伸ばし行動の基本的な機能刺激とはならない。 最初に、乳児は2つのぬいぐるみのどちらにも手を伸ばす。 近くにあるぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいき、遠くにあるぬいぐるみにはうまくいかない。 たとえ両眼視手がかりと動的手がかりがあったとしても、それ以外の静的な単眼視手がかりのほとんどが利用される。 例えば、近くのぬいぐるみか近くの他の対象物が、遠くのぬいぐるみを覆い隠してしまったり (重なり) 、さらには、その部屋の奥のほうに延びる線が遠くのぬいぐるみの辺りに収束するように見えるだろう (線遠近法) 。 また、遠くにあるぬいぐるみや同じ距離にある他の対象物のきめは、近くにある対象物よりも小さく細かく見えるだろう。 こうした複合刺激があるところで、近いほうのぬいぐるみに手を伸ばす行動がうまくいくと (つまり強化される) 、この複合刺激はSDとなり、将来同じような状況で近くにある対象に手を伸ばす行動が喚起されるだろう。 遠い方のぬいぐるみに手を伸ばす行動はうまくいかず、その複合刺激はSデルタ (すなわち、失敗したり強化されない反応と結びついた刺激) となり、遠くにある対象に手を伸ばす行動を喚起する事はなくなるだろう。 もちろん、環境のどの部分が機能的関係を持っているかを明確にするには、実験的分析が必要となる。 ここで述べたことは一つの可能性を示唆したにすぎない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 月に一度、映画を観に行くのが楽しみです。 しかも年齢が年齢だけに、結構な割引で鑑賞できます(笑) ありがたいもんです。 さて、僕が初めて見た映画は、東映漫画祭りのパーマン。 幼稚園の時、親戚に連れて行ってもらいました。 その後、記憶が確かではないですが、ゴジラシリーズを母に連れて行ってもらいました。 初めて観た洋画は、父に連れて行ってもらった「ボルサリーノ2」。 ブーメランのようにも連れて行ってもらいました。 父も結構映画好きで、カーチェイスやアクションものを好んでいました。 ボルサリーノ2は小学校3年生の頃だったので、当然英語のできない僕は知らない漢字がたくさん出ている字幕を読むのに一苦労しました。 でも、父と二人で行く映画は、子供心にとても嬉しかったです。 007シリーズでは、時々出てくる色っぽいシーンに、ほんとドキドキしました(笑) 映画館の帰り、必ず寄った本屋は、今でもその場所にあります。 でも映画館は、もうどこにもありません。 ただ、昭和のあの頃、薄暗い映画館の中で、確かに僕と父は一緒の時間を過ごしていました。 やっと僕は、父の死を受け入れ始めたのかなぁ・・・・なんてしみじみと感じ始めていました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 26 視覚に導かれた手伸ばし行動に関する行動分析学見解 対象の大きさやおくゆき手がかりによる制御をかなり早くから適切に受けるようになる乳児の行動には、(視覚に導かれた) 手伸ばし行動がある。 親しみのある大きさによって手伸ばし行動が制御されることを明らかにしたヨナスら (1982) の研究については、すでに述べた。 その研究結果が行動分析家にとって興味深いのは、形に応じた反応が一般に生後7ヶ月頃までに現れることを明らかにしたことだけではなく、行動分析学的な解釈をしていることである。 対象が「親しみ」のあるものになるのは、その対象に対する適切な反応を生み出す強化歴による。 しかし、行動分析家は事後説明するだけでは不十分である。 事後説明では可能性のあるプロセスが提案されているにすぎない。 理想を言えば、この問題に対する行動分析は、大きさに応じた反応をまだ示していない個体を対象に、その反応が生起するプロセスを実験的に証明する事であろう。 このような証明をしなければ、行動分析家も単に行動分析学の原理や法則に従って考えられ得る解釈を提案しているに過ぎないことになる。 以下では、乳児のこのような行動上の変化について、「自然な」環境で行動分析家がどう解釈するかを検討したい。 筋肉と骨格の発達が環境的な操作によって促進されることははっきりしているが (White & Held, 1966;White, Castle, & Held, 1964) 、それらの構造が成熟しなければ手伸ばし行動が生じないことも明らかである。 ベビーベッドに寝かされた乳児について考えてみよう。 この状況で手伸ばし行動が物理的に可能であるようにする。 そして、手伸ばし行動によって親と接触を持ったりかかわったりする事ができるという意味で、その刺激があるところで手伸ばし行動が成功する刺激として親の姿が乳児に呈示されるという最初の随伴性が設定される。 このような刺激は弁別刺激 (SD) と呼ばれ、次の機会に、以前その刺激が呈示された時にうまくいった (ある結果を生み出した) 行動をその刺激が喚起すれば、その刺激はその行動を制御していることが証明される。 しかし、ここで取り上げた例では、手伸ばし行動がうまくいくのは、親の網膜像が比較的大きい場合だけであろう (例えば、親がベビーベッドを覗き込んでいるとき) 。 網膜像が小さいと (すなわち、親がずっと離れている場合) 、おそらく弁別学習の初期の段階で生じていた手伸ばし行動は強化されない。 この状況では、親が動くか乳児が顔を動かすかして、動的手がかり (例えば、運動視差やきめの増大と削減) がSD複合の一部となれば、網膜像は大きさに応じた行動の最も重要なSD (あるいは、その刺激が存在するところでは行動がうまくいかない刺激であるSデルタ) となる。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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