![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 新しく小学校5年生の子が入会してくれました。 その子の初回授業が先日行われました。 夏休みとあって賑わっている教室で、誰とでも仲良くできるお子さんでした。 その子が帰り際お母さんに向かって、「お母さん、この塾に連れてきてくれてありがとう。」とペコリとお辞儀したのです。 こんな子供は今まで見たことがなかったので、嬉しいやら恐縮するやら・・・・。 これから小学校卒業するまで、どのくらい良好な行動を増やせるかわかりませんが、ご家族の期待に沿えるようしっかり指導していこうと思います。 さて、そろそろ三歳になる女の子に本格的に算数を教え始めようと思います。 その子の様子も随時お知らせしますので、みなさん楽しみにしていてくださいね。 科学を定義する PART 9 科学の概念は、学んだ人で無い限り真実を語ることはできません。 もし科学の定義をちゃんと学んだ人なら、「脳科学からの云々」という宣伝文句の教育などはしませんし、そんな文句に引き寄せられて子どもを通わせる事などしません。 行動は、当然脳活動によってなされますが、行動が生起するのは環境からの刺激によって起こるのです。 つまり、環境が無い限り行動は起こらないのであって、環境を制御する事がつまりは人を、脳を制御することになり、行動たる能力の向上を図れるのです。 ここをわかった上での指導があれば、子どもに対する的確な指導が行えます。 この際、科学の定義をしっかり学び、いい加減な教育業者に騙されないようにしましょう。 -------------------- 科学的解釈 科学的解釈は予測と関係している。 科学者が自然の中で起こる事象を、実験室と同じレベルの正確さで予測するのは困難である。 しかし、このことは、科学者が自然の事象を理解できないことを意味しているわけではない。 科学的理解は制御と予測から始まる。 ある意味で、もしわれわれがある事を生じさせることができれば、つまりもしそれを制御する事ができれば、われわれはその事を理解したといえる。 しかしながら、この種の科学的理解は、科学的主題となる現象の比較的小さい領域、つまり統制された条件下で観察され測定され得るものについてのみ達成する事ができる。 しかし、科学者は実験室で研究されていない事象についても、はっきりとわれわれに語ることができる。 したがって、科学における重要な要素は解釈であり、実験室で得られた知識と理解から実験室の外の事象を推論することである。 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によると、「推論する」(extrapolate) とは「既知の事実や観察から仮説を立てることによって (結論あるいは結果に) 到達すること」を意味する。 このように、統制された実験条件で見出されたものと類似した自然場面の観察に出会うと、科学者は観察された現象に関して考えられえる関数関係の仮設を立てる。 これが科学的解釈の意味するところである。 パーマー (Palmer, 1991) は次のように指摘している。 ********************* 解釈は科学においてすぐれた役割を果たしてきたし、今も果たし続けている。 あまりすぐれた役割なので、われわれは解釈と実験分析とを区別できないことがよくある。 海洋の潮の干満についてのニュートンの説明は、振り子の動きや、ウール製、ガラス製、コルク製の球の衝突の動きのような現象の実験的分析に基づく解釈である。 ニュートンをはじめ、誰も潮の干満を実験的に制御しようと企てた人はいない。 それでも、ニュートンの (合理的な推論の) 原理はあまりにも堅個に確立され、この現象についての推論がきわめて妥当性があるよう思われるので、われわれは彼の解釈をあたかも実験的分析の直接の結果であるかのように受け入れている。 ******************** 妥当な解釈の鍵は、基礎研究の非常に厳密なプログラムから導き出され十分に確立した原理を基礎にしていることである。 科学者が問題となっている事象について直接実験しないときでさえ、われわれは科学者でない人達の推論を信用するよりも、科学者の仮説や解釈の方を信用する。 行動分析学は経験的に導き出された原理という基礎の上に構築されており、まだ実験的分析が直接なされていない行動上の現象を解釈する事ができる独自の立場にある。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 長年障害児を見ていると、その行動の特徴や成長具合、家庭生活、学校生活の様子、あと成績等を伺うと、何らかの障害の可能性が高いか低いかはわかるようになります。 しかしそれをあからさまに言って、受け入れる保護者と受け入れない保護者と様々です。 できる事なら、合理的に考えて、現実を直視し、子供に合った教育を受けさせるべきなのですが、なかなかそう思いきれる人も少ないようです。 もちろん子供の可能性を信じることは大事です。 しかしもっと大事なのは、今の子供の現状で、果たして子供は幸せなのか、ということです。 無理やり通常級にねじ込んで、クラスに入れたものの、結局勉強は全くわからず、不適切行動でクラスメイトに迷惑をかけ、疎んじられ、孤独になっている子供がどれだけ多い事か。 様々な支援の力を借り、親のエゴだけではない、子供の未来も考えた正しい選択を保護者にはしてほしいものです。 科学を定義する PART 4 科学は非常に厳密で、あらゆる可能性を考慮したうえで結論が導き出されます。 つまりこの時、最小限の関数関係 (functional relations) が発見されるのです。 故にこの関係は法則として扱われ、あらゆる場面で適合し、あらゆる応用が可能になるのです。 これが科学なのです。 ある一部の事柄や事象にしか適応しないのはもはや科学ではありません。 それは個別の事象に相関しているに過ぎないので、それは科学ではないのです。 その当たりを、しっかりわかった上で「科学」の冠をつけないといけません。 知能の説明や、行動の生起要因を内的事象に求めるのは、ただの相関関係に過ぎず、科学ではないことをご理解ください。 -------------------- この時点で、われわれは強化の理論あるいは法則といえるものまで明言できるのであろうか? そうではない。 もっと一般的な結論を明言する前に、いくつかの疑問に答える必要がある。 例えば、別のラットでも同じ結果が得られるかどうかを知りたい。 ここで使ったラットは他のラットと違っているかもしれない。 そこで別の何匹かのラットで同じ実験を繰り返す。 この場合の結果としての餌や反応も特別なものだったのかもしれない。 そこで喉が渇いているラットへの水の供給、凍えているラットへの暖房などを使って実験を繰り返し、さらに条件付ける反応としても別のタイプの反応を選ぶ。 さまざまなタイプのラット、強化子、反応について実験した後で、結論は次のようになる。 ある結果が「実験用ラット」の行動の直後に生ずると、その行動の生起頻度は増加するだろう。 この陳述は、データをもう少し広く一般化したものである。 事実、ここで観察した水準は特殊性が少なくなり、変数のクラス間、特に行動クラスと結果のクラスの間に関数関係があることを表しているといえる。 「強化」という用語がもはや一匹のラットのレバー押しと餌の関係について使われているのではなく、ラット一般の行動と結果について使われる。 しかし種としてみると、ラットは他の種と異なり、ここで強化と呼ばれているプロセスはラットだけに有効かもしれない。 この時点で、他の種についてもより一般的な陳述は可能だろうか? それはできない。 取るべき次のステップは、人を含む他の種を対象に、さまざまな反応にさまざまな結果が後続する実験を繰り返しやってみる事である。 さてここで、実験のたびに基本的に同じ結果を得ることができたとしよう。 今度の結論は次のようになるだろう。 ある特定の条件下で、ある行動の直後にある結果が後続すると、その行動の生起頻度は増加するだろう、というものである。 事実と理論の関係についてここで行っている論議の大切なポイントは、科学的事実が蓄積され、分類され、秩序立てられるにつれて、ある一般化が芽生え、最終的に理論を形成する事になるという事である。 われわれが行った最後の一般化はまだ一つの理論とは言えないかもしれないが、一つの科学的法則と見なしてよいと思われるものであり、特殊性の次の水準にあるといえる。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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