![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← スキナーの研究によって確立された行動分析学。 当のスキナーは、「言語的行動」にもっとも研究時間を費やしました。 それでも今なお研究され続けている言語的行動は、それ故複雑で今後もありとあらゆる研究がなされることでしょう。 そんな言語的行動。 大きく分けて7つあるのですが、知らない人はその中の一つ二つできていなくてもまったく気にしていません。 しかし知っている僕は、どの行動が未発達で、どの行動が平均的発達であるかをとても気にします。 実際小学生クラスの子供達の中には、言語的行動の未発達な事によるテストの点数の伸びに支障をきたしている子供もいます。 2020年から始まる新しい大学入試。 それに伴い、小学生の英語の時間も増やされます。 これを一般の人達は、「国語より英語が重視される。」と誤解している人も多いはずです。 しかしそうではありません。 文科省の考え方は、「国語はできて当たり前」「国語はできるはずだ。」という考え方の上に、この英語教育があるのです。 決して「英語が優先され、国語が重視されない。」というわけではありません。 つまり、国語のできない子がどんなに英語ができたとしても、入試でアドバンテージを与えられるわけではない、ということです。 それ故、英語の時間が増える分、自己防衛としてのしっかりとした自宅、もしくは塾においての国語教育が重要となるのです。 母語を大切にしない民族はいずれ滅びてしまいます。 母語こそが民族にとってのアイデンティティーの象徴であり、唯一無二の文化なのです。 いまこそしっかり日本語教育を見直しましょう。 以下は乳児の発達段階における言語行動の特徴です。 喃語 喃語(なんご)とは、乳児が発する意味のない声。 言語を獲得する前段階で、声帯の使い方や発声される音を学習している。 最初に「あっあっ」「えっえっ」「あうー」など、母音を使用するクーイングが始まり、その後多音節からなる音(「ばぶばぶ」など)を発声するようになる。 この段階が喃語と呼ばれるものであり、クーイングの段階は通常、喃語に含めない。 喃語の使用によって乳児は口蓋や声帯、横隔膜の使い方を学び、より精密な発声の仕方を覚えていく。 クーイングから喃語へ 生後2か月ころからクーイングが始まる。 生後4か月ころから母音の喃語が始まる。 生後5か月ころから子音を含む喃語が始まる。 生後6か月ころから反復する音の喃語が始まる。 生後8か月ころから音がより明瞭になる。 生後10か月ころから身振りとともに発声がはじまり、意志伝達ができるようになる。そのかわり喃語は減り始める。 1歳のころには自分の名前を認識し、呼びかけに応えるようになる。 目覚める知覚 PART 18 認知心理学的アプローチによる知覚に対する説明は、循環論になり、もはや科学的な説明ではなくなっています。 そうした意味の無い説明にいつまでも捕らわれず、真実を見る目を養いましょう。 -------------------- 大きさの恒常性知覚に関する伝統的アプローチ 対象の恒常性の規則は、次のように言うことができる。 網膜上に投影された像の大きさ、形、位置が変わっても、その環境における対象の実際の大きさや形や位置は変わらず、同じままであるということである。 バウワー (1966) が説明しているように、「知覚は網膜像よりも対象そのものに忠実であるように思われる。」 もっと正確な言い方をすれば、おそらく対象によって制御される行動は網膜像よりも対象そのものに忠実である、と言えるだろう。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性を、「網膜上に映る像が対象と観察者の距離によって変化しているにもかかわらず、対象の大きさはそのままであるということが学習された知覚である。」と定義している。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性について、以下のような例を記載している。 ==================== 駐車したあなたの車から降りて、歩きながらその車を見るとき、あなたの視覚系は脳にメッセージを送っている。 最初は、レンズを通して両眼後部にある網膜と呼ばれる領域に車の像が投影される。 あなたが (車を見ながら) 歩き出すと、車から離れるに従って、網膜に映る像は徐々に小さくなる。 あなたの車の感覚像は急激に小さくなっていくが、あなた自身は自分の車の大きさは変わらないと知覚している。 ただ、車がだんだん遠く離れていくだけだと知覚しているのである。 ==================== われわれは対象が小さく見えることがあっても、その実際の大きさは変わらないことを「知っている」と言われる。 網膜上に対象の像が小さく映っても、われわれはその対象を同じ大きさのものとして「見ている」と言われることもある。 さらに、発達研究者は、子どもが「大きさの恒常性を獲得する」年齢についても語っている。(例えば、Day & Mckenzie, 1981;Yonas, Granrud, & Pettersen, 1985) このような言い方はこの現象の本質を曖昧にし、行動を構造的に解釈することに伴う問題が全て含まれている。 記述の章で述べたように、行動はある状況下で観察され、その行動に名称がつけられ、この場合は「知覚」という名称、もっと細かく言えば「大きさの恒常性」という名称が付けられているのである。 知識や認識は決して直接観察できるものではないが、このような名称を付けることによって、この世界についての知識や認識の仕方が実体化される。 このような説明をすると、子どもは大きさの恒常性を「獲得し」、大きさの恒常性を「持っている」という言い方ができる。 このような言い方は、ある経験の結果、子どもの中にある構造が作り出され、その構造によって子どもは対象の大きさを正確に解釈できるようになることを意味している。 このような推論的な構造に研究の焦点を合わせてしまうと、経験そのものの性質といった、最も基礎的な行動プロセス (例えば、観察された行動に関与する強化随伴性) の研究がおろそかになってしまう。 ほとんどの認知的な説明は子どもの行動を強調せず、その代わりに「解釈」とか「認知」と呼ばれる行動の推論上の代用物を強調している。 しかし、その推論的な代用物を唯一の証拠は、それによって説明される行動そのものなのである。 実際は、知覚は特定の環境的文脈で子どもが示す行動そのものである。 しかし、研究者は感覚情報を解釈するものとして内的な代用物を考え出すばかりで、このより倹約性のある記述の仕方に目を向けようとしない。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 僕はどの年齢の子供に対しても、授業時には妥協しません。 というか、妥協しなくても、どんな子供でも僕がこうしたい、この取り組みをしたいと決めたことは、100%やららせることができるのです。 それは訳の分かっていない1歳の赤ちゃんから、小学校高学年の生徒まで全員です。 そしてその妥協の無い授業は、子供のわがままな行動を激減させ、学習能力を飛躍的に向上させます。 そもそも子供の成績が向上しない、というのは、勉強しない、という至って単純な原因があります。 逆に言うと、勉強させれば子供の成績は上がる、ということです。 しかもその勉強とは、何かを「覚える」ということです。 そうであるなら、覚えるために絶対に必要な行動を、計画的に強化してやることができれば、自ずと成績は上がるという事になります。 その準備段階である様々な行動の強化は、子供に妥協していては子供に身に着けさせることはできません。 ですから、ずっと泣き続けている子供であろうと、授業時間は抱っこなどさせませんし、泣いていたとしてもできる事を必ず最後までさせるのです。 そして授業が終わったその瞬間、その子供のやりたい事やってほしい事を思う存分してあげるのです。 子供の泣きは、ほぼ怒りや要求です。 悲しみや苦しみの泣きなどありません。 そうであるなら、常に子供の要求ばかりに大人が制御され続けると、結局子供は学習機会を奪われ、子供が不利益を被るということになります。 ですから、 泣く→抱っこ 泣く→笑顔 泣く→視線を送る 泣く→取り組みを止める などという常に泣きの直後に好子を与え続けると、当然「泣き」が強化され続け、こちらがやらせたい事、知ってほしい事など教えられなくなるのです。 子供の「泣き」に必要以上に左右されることなく、毅然とした態度と、行動分析学的指導で、理性のある頭の良い子供に育ててあげてくださいね。 目覚める知覚 PART 1 さあ新しいシリーズの、具体的な記述に突入です。 行動分析学は、全ての行動を単純な法則によって説明します。 それをする上での用語や概念の理解はなくてはならないものです。 しっかり勉強してくださいね。 -------------------- 感覚と知覚 心理学のテキストでは、感覚と知覚が対照的な形で述べられていることが多い。 「感覚」(sensation) という用語は、通常、刺激が感覚受容器に及ぼす基本的な効果を意味している。 一方、知覚については、認知的立場から次のように記述されている。 ==================== 知覚とは、動物が環境について、あるいは環境と自分との関係についての「知識を獲得する」プロセスである。 また、知覚は知識の始めであり、認知の基本的な部分を構成している。 もっと細かく言えば、知覚するということは、刺激作用を通して世界についての「情報を獲得する」ことである。(Gibson & Spelke, 1983) =================== ドワレツキー (1990) は、個体が感覚経験を解釈する仕方という意味で「知覚」という用語を使っている。 ガラヒュー (1989) によれば、感覚が知覚になるのは、「感覚刺激が貯蔵されている情報と統合される。」まさにそのときである。 次の引用は、乳児の知覚発達に対する一般的な認知的アプローチを示している。 ==================== 新生児が感覚刺激を「意味づけ」することはほとんど無い。 しかも、貯蔵されたテータを「統合する」能力は限られたものでしかない。 例えば、目に入る光線は網膜上に作用を及ぼし、大脳皮質の感覚野にある当該の神経中枢に伝達される。 新生児の反応は単純で (感覚レベル) 、光が暗ければ瞳孔が拡大し、明るければ瞳孔が収縮して刺激作用の一部がシャットアウトされる (共感性瞳孔反射)。 やがて、新生児は刺激が近づくとまばたきするようになる。 こうした単純な反射的な反応は生涯続くが、乳児は間もなく受け取った感覚刺激を「意味づけする」ようになる。 そして、ある特定の顔が「母親」を意味するようになる。 対象は3つあるいは4つの面をもつものとして「同定される」。 乳児はいまでは特定の刺激に「注意を向け」、それらに「基本的な意味を付与する」ようになっている。(Gallahue, 1989) ==================== この引用の中で、刺激は行動を制御するのではなく、 「意味」をもっていると考えられていることに注目して欲しい。 刺激に 「注意を向け」 、それを 「同定し」 、最後にそれに意味を 「付与する」 のは乳児であると見なされている。 行動分析学の立場から知覚行動を考えると、 「注目」 と呼ばれる行動を制御しているのはある特定の刺激であり、 「同定」 と呼ばれる行動に関与しているのはある特定の強化随伴性であり、刺激が特定の行動を制御しているときその刺激は 「意味」 を持っていると言われる。 さらに、もしあるものがある刺激に意味を 「付与する」 としたら、それはその刺激と個体の行動を含む環境的な随伴性であると言える。 別の言い方をすれば、こうした名称はいずれも、行動と環境の関係を意味していると言える。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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