![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 木曜日の2歳8か月の女の子の授業。 4歳からのパズルもサクサク進め、九九も二の段は覚えられています。 この日は幼児クラスの後パズル教室です。 幼児クラスでは、主に量的概念から順列に関する問題をやっているのですが、物覚えの早いこの子はスラスラ進んでいってしまいます。 平仮名数字ももう大丈夫なこの子は、あと上手に書けるようになると計算に移行していきます。 このスピードは、今のところ国立大学クラスの進度です。 まだまだこれからが問題ですが、今のところのハードルはクリアしているということで、僕も保護者もとりあえず一安心です。 さぁこの子が、どこまで伸びてくれるかとても楽しみです。 科学を定義する PART 3 行動分析学の創始者B,F,スキナーは、スキナー箱という有名な実験用箱を作成し、行動分析学の基礎的実験、研究をしました。 今では日本の行動分析学界でも、ありとあらゆる研究がなされ、新しい理論も次々と生まれ、言わば「派閥」のようなものさえあります。 しかし行動分析学の原点は、この「スキナー箱」という実験箱です。 「迷ったら実験箱に帰れ。」という言葉があるくらい、この実験箱での実験は重要なのです。 今回は、簡単ではありますがその紹介となります。 -------------------- こうした科学的観察のさまざまな水準をよく理解するために、理論展開の一つの例として、強化の原理あるいは法則を考えてみよう。 標準的なオペラント条件付けの実験箱に、餌の摂取制限を受けたラットを一匹入れる。 この実験箱は、ラットが壁から出ている金属製のレバーを押せば餌が出るようになっている。 レバーを押すと餌が出るという随伴性を維持すると、レバー押しは随伴性が導入される前よりずっと頻繁に起こるようになる。 ある行動 (ここではレバー押し) に続いて、ある刺激 (ここでは餌) が生じ、その結果、それと同様の条件下でその行動の生起頻度が増加するプロセスは「強化」と呼ばれる。(強化に対する最新の概念では、強化子と考えられるのは餌の提示というよりは、他の行動と比較した接触行動の生起確率の変化である。[Premack, 1965; Timberlake & Alison, 1974]) さてここで、ラットがレバーを押しても、餌が出ないようにしたとしよう。 その結果、その行動の生起頻度は条件付けされる前のレベルにまで減少する。 結果的にある行動の生起頻度の減少をもたらす強化の停止プロセスは「消去」と呼ばれる。 もし、このラットを使ってこの観察 (すなわち強化と消去) を何回も繰り返すことができれば、レバー押しと餌の提示との関数関係を発見したと言えるだろう。 全ての条件が同じであれば、レバー押しはその結果出てくる餌の関数であるということができる。 そこで、この発見について結論的に言える事はどういう事だろうか? ビジューとベアー (Bijou & Baer, 1948) が述べているように、これらの観察をある一般的な陳述にまとめることができる。 ここに挙げた例では、空腹の実験用ラットがレバーを押した直後に餌が出ると、レバー押しの生起頻度が増加すると言える。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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