![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ジャパネットたかたで、安売りしていた掃除機を買いました。 月曜日にそれが来たので、子供達と一緒に開梱。 みんな新しい掃除機に、「うち、これの一つ前の持ってる。」とか、「ダイソンだぁ~。」とか大騒ぎでした。 その後ふと思いつき、掃除機の箱を子供達に渡し、ついでにガムテープも渡し、「好きなもの作ってみなさい。」と一声。 すると、みんなが奪い合うように箱を取り合い、結局車を作り始めました。 ![]() ![]() ![]() それを見ていると、個々の子供達の行動の傾向がしっかり見え、とても勉強になりました。 そこで僕は、そうした群れの中にコピー用紙が入っていた箱を投げ入れてみました。 すると物凄い歓声でそれを奪い合い、あそこに使おう、ここに使おうとみんながいろいろな意見を出し合っていました。 それを見ていると急に子供達が横一列に並び、「ありがとうございました。」と礼儀正しく頭を下げたのです。 これにはびっくりです。 別にそうしろと言っていないのに、彼らはちゃんと僕に揃ってお礼を言ったのは、別に厳しく礼儀をしつけなくても、子供達は自らがその場に応じた正しい行動をちゃんとできる、ということを証明していました。 様々な事を考えさせられた今回の段ボールの取り組み。 今後も子供達にこうしたものを与え、その行動を観察し研究していこうと思います。 運動発達を科学する PART 2 運動発達における基本概念 乳児の特定の反射や律動的な繰り返し運動などの例外を除けば、運動発達は姿勢・移動行動か、物を握る行動のどちらかに分類される。 姿勢や移動はその名称が示すように、身体、腕、脚を制御する行動で構成されている。 物を握る個と手の制御は、環境を操作する手の能力の変化に関係する。 乳児が示す他のすべての行動と比べて、運動行動における変化は恐らくかなり固定した順序で生じ、しかもおおよそ予測可能な時期に起こるように思われる。 運動行動の発達の順序は頭部から脚部へ (cephalocaudal) へ向かい、また身体の中心部から周辺部へ (proximodistal) 向かうと言われる。 頭部から脚部へ (すなわち頭から足へ) の発達は、身体の制御と協応が頭から足の方へ向かって生ずる事を意味する。 言い換えれば、下半身 (足と脚部) が制御できるようになる前に、上半身 (例えば頭と首) の制御ができるようになるという事である。 同様に、身体の中心部から周辺部へ (すなわち近くから遠くへ) の発達は、腕など身体の中心に最も近い部位が、手や指など中心から離れた部位よりも先に協応するようになることを意味している。 発達心理学者が指摘するように、運動の主要な発達指標が現れる年齢に多少ずれがあったとしても、その順序はかなり一定している。 このことは、運動発達の重要な決定因が成熟にあることを意味しているように見える。 しかし、成熟それ自体は行動の発達を決定するものではない。 むしろ、身体の組織や行動 (例えば筋肉や骨格) の発達の順序を決定し、行動が発達する限界を定めている。 -------------------- 「身体の成熟が行動の発達を決定するものではない」 今日はこれだけでも覚えておきましょうね 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日、生徒のお母さんからこんなメールをいただきました。 先日、幼稚園のお友達にサイエンススクールまでの時間が三時間あったので、くもんの体験授業に誘われ行ってきました。 最初にレベルチェックテストがあるのですが、出来る子でも幼稚園の1番上のレベルまでという事で、うちの子の○○はそこからでした。 ですが、数字の1〜5を書くだけ、運筆練習で色ぬり、ひらがなの文章を読むなどで、○○は退屈して終わりました。 出来るのにその上には進ませてくれず、時間の無駄でした。 簡単な所から始めるのがくもんのようですが、残りの無料体験はやらずに終わりにしました。 無料体験の時間、うちで勉強した方が良いと思ったからです。 あっちゃん先生の授業でないと、○○には合わないなと思ってましたが、実感できました。 こんな文面でした。 僕はとても恐縮し、同時にうれしかったです。 そもそも公文は、できる子もできない子も基礎的訓練から始めるので、できる子にとってはそれは苦行でしかありません。 逆にできない子や障害児にとっては、同じことを繰り返し長時間させられるので、定着する行動が増えるというメリットがあります。 この子は、3歳前に九九はできていますし、四則計算は年少ですができます。 他の小学生レベルの取り組みを難なくこなし、今小学校に入学しても十分通用します。 ですからこの生徒のように、平均よりかなり上を行っている子供にとっては「退屈でしかない」というのは本当に実感だったんだろうなと思います。 僕の授業は、常に子供のレベルに応じた取り組みとしていますので、同時間に同学年が違うテキストや取り組みをするのは当たり前となっています。 こうした取り組みで成果が出るのは、一度に教える人数が少ない事が大きな原因の一つです。 利益を度外視したこうした取り組みは、通常の塾ではなかなか行えない手法ですが、僕はあえてこれに取り組んでいます。 今後もできる限りこの姿勢は貫き、なるべく安い授業料で、より良い授業を目指していこうと思います。 目覚める知覚 PART 15 奥行きに応じた反応に関する行動分析学的見解 これまでの5つの章で主張してきたことは、人の行動の多くは環境との相互作用の結果として形成され、変容し、維持されるということである。 種々の環境それぞれに適した行動がオペラント条件付けによって選択され、これは遺伝子の突然変異のうち当該の環境で必要とされるものに適したものが自然選択されるのと同じである。 われわれはこうした行動を適応的であるという。 個々の個体の行動が環境との相互作用によって選択されるプロセスが、オペラント条件付けである。 長い間、知覚の発達は主に成熟のプロセスによると考えられていたが、乳児を用いた研究結果の多くは、その発達に環境的な要素も強く働いていることを示唆している。 これは、環境と遺伝に相互作用的な関係があることを意味している。 しかしながら、遺伝子によって学習が制限を受ける度合いは大きく、それは決して小さくは無い。 行動分析学の立場でない研究者が、特に知覚の発達についてオペラント随伴性を見過ごしていると思われる理由の一つは、単にオペラント随伴性による説明の有効性を知らないということである。 もう一つの理由は、知覚行動についての行動分析学の見解を研究者たちが誤解していることである。 例えば、知覚の発達についてのオペラント的な説明の中で言われる強化子は他者から与えられるものでなければならない、と誤解している研究者も少なくない。(Gibson, 1977) 実際はこれとは全く逆で、運動行動の場合と同じく、知覚行動における強化子のほとんどは他者から与えられるというよりも、むしろその人と他者の相互関係の中に本来的に含まれているという意味で自動的なものである。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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