![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 木曜日にはかわいい2歳児の女の子の授業です。 2歳3か月のこの子は、通塾し始めて2か月弱は、なかなか1人でちゃんと座って授業できませんでした。 しかし今ではご覧の通りしっかり授業ができています。 今回は前回行ったパズルの続きです。 ![]() この日は満面の笑顔でドヤ顔ですが、先週はこれができなくてとても大変だったのです。 それが今回はササッとやり切ってくれました。 恐らくお家で練習してきてくれたんだと思うのですが、本人もすぐできて大喜びでした。 この後、新しいものにも挑戦したのですが、先週に比べて格段に早くマスターしてくれました。 次の動画は、本当はウマなのですが、本人が犬だというので犬って事でやってもらいました。 本当によくできました。 次回もしっかりがんばりましょうね。 目覚める知覚 PART 9 具体的実験例です。 この後、それらから得られる結論が記述されます。 分かり辛いかもしれませんが、読んでみてくださいね。 -------------------- 大きさの恒常性については後で別の項で詳しく述べるが、ここでは生後6週間という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性に関するバウワー (Bower, 1966) の報告は、運動視差の動的手がかりが基本的制御変数であることを示唆していることを指摘しておきたい。 生後間もない乳児にとって、奥行き手がかりのうちどの手がかりが最も大きく影響を及ぼしているかを調べるために、バウワーはまず初めに、乳児が1m離れた所に固定された30cm四方の立方体の方へ顔を向けることをオペラント的に条件付けた。 条件付け終了後、立方体の大きさと距離を変えて、般化テストを行った。 般化テストでは、30cm四方の立方体を3m離して置いた試行、90cm四方の立方体を1m離した試行、90cm四方の立方体を3m離した試行が行われた。 この配置では、1m離れて置かれた30cm四方の立方体より網膜像が小さくても、3m離れた30cm四方の立方体への反応が一番多ければ、それは大きさの恒常性を証明するデータと言える。 3m離れた90cm四方の立方体への反応のほうが多ければ、3m離れた90cm四方の立方体の網膜像は1m離れた30cm四方の立方体の網膜像と同じ大きさなので、この場合には網膜像が主な制御変数と考える事ができる。 乳児は3つのグループに分けられ、第1のグループでは、運動視差あるいは絵画的手がかり (両方とも単眼視手がかり) だけを使うことが可能になるように、片方の目を隠しして実物の立方体を見せた。 第2のグループでは、絵画的手がかりだけが可能で、両眼視や運動視差の手がかりは使えないようにするために、実物の立方体ではなくスライドの実写が見せられた。 第3のグループでは、両眼視差と絵画的手がかりが可能で、運動視差は使えないようにするために、特別に作った立体映像メガネをかけ、立体映像のスライド映写が見せられた。 そして、次のような結果が得られた。 第1グループ (単眼視手がかり) の乳児は、遠くにある同じ大きさの立方体に一番多く反応を示し、これは彼らの行動を制御しているのが網膜像の大きさではなく実物の大きさであること (すなわち大きさの恒常性) を示唆していると考えられた。 スライドを見せられた乳児 (第2、第3グループ) では、異なる結果が得られた。 絵画的手がかりだけが利用できた第2グループの乳児と、両眼視手がかりも利用できた第3グループの乳児では、3つの般化刺激への反応に優位な差が無かった。 これらの結果から、生後6週間の乳児にとって奥行きと大きさの手がかりとして最も有効なのは運動視差であることが示唆された。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← トークン経済システムを行っている僕の教室。 続々とメダル獲得者が増えています。 この日も一人、「雨ニモマケズ」を覚えた年中児が銀メダルをゲットしました。 ![]() 今年入会した年中の男の子。 行動に少し問題はありますが、こうして僕が出した課題を必ずこなしてくれます。 もちろん九九だって覚えていますし、今2年生程度の計算ならちゃんとやってます。 舌っ足らずですが語彙は豊富で、記憶も人一倍良い子です。 一部の不適切な行動で医師からもあまり良い評価を得られていませんが、この半年ほどでこの子は大きく変わりました。 また、お母さんも自信を取り戻し、少しずつですが何かが変わってきています。 全ての不安を取り除くことはできませんが、少なくともこの子の将来に対し希望の光が大きくなってきていることは確かです。 今後も悪い評価に押しつぶされることなく、「できる事はドンドン伸ばし、できない事はゆっくりと」を実践し続けようと思います。 科学を定義する PART 1 巷には「脳科学」が溢れています。 また、「科学的」と自称している書籍もたくさんあります。 しかしそうした人たちは、「科学」の意味や定義を理解したうえで「科学」や「科学的」という言葉を使っているとは到底思えません。 それは、科学者と言われる人たちでさえその誤りに気づかず、「科学性」を声高に叫び利益を得ています。 いわゆる「因果関係」と「相関関係」は全く意味が違います。 それら全てを「科学」としている間違いを、このシリーズでは解消していこうと思います。 -------------------- 科学 本章の最初の部分では科学的理論について論議し、単なる推測や意見といった通常の理論の概念と科学的理論を区別する。 本章ではまた、科学的理論は科学的事実と別個のものではなく、むしろこれら事実の広範な一般化であることを指摘する。 次いで、科学的理論の価値を評価するために用いる基準をいくつか紹介する。 最後に、科学的「理解」について簡潔に論議する。 科学的理論の定義 発達心理学のテキストに見られる理論の定義のほとんどは、サントラック (Santrock, 1988) が示したものと似ている。 彼は、「理論は観察したデータや事実を説明し、予測する助けとなる一般的確信である。」と述べている。 この理論の定義は妥当かもしれないが、正確ではなく、誤解も受けやすい。 例えば、事実の先に何もありえない場合、科学的理論は科学的事実とは別個のものであるという考えが出てくるのは容易なことである。 さらに、サントラックの理論の定義は「一般的確信」が何に由来するのかを示していない。 一般的確信とは、単に誰かの意見や推測に過ぎないのだろうか? さらにまた、理論は予測を可能にするというサントラックの定義は正しいが、何が予測可能で、予測はどこから来るかについては何も語っていない。 辞書で「理論」という単語を調べてみると、その意味について混乱がある意味がよくわかる。 つまり、この言葉は使われる文脈によって、あるいは用いる著者によって使い方が異なるのである。 例えば、、『オックスフォード英語辞典』(1989) では、「理論」は次のように説明されている。 #################### ひとまとまりの事実や現象の説明や根拠として提示される考えや陳述の一つの組織あるいは体系。 観察や実験によって証明あるいは確立された仮説で、既知の事実を説明するものとして提示されたり受け入れられるもの。 既知のものや観察されたものについての一般的法則、原理、あるいは原因であると考えられることについての陳述 #################### この定義は、多くの科学者が理論とはこうあるべきと考えているものの基本的な内容を備えていると思われるが、一方では、説明されるべき事実の性質、及び説明として機能する「考えや陳述」の根源についての疑問に何も答えていない。 そこで、科学的理論について実際に役立つ定義を示す前に、すでにその一部について言及した科学的理論に関する誤解のいくつかを晴らす試みを手短に行ってみたい。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 授業終了後のお母さんのお話で、今の小学校の取り組みの情けない実情を伺いました。 1年生の夏休み過ぎた時期でも、「ついたち ふつか みっか・・・」など、日にちの読み方を教えていること・・・。 こんなこと今時の幼稚園や保育園ではちゃんと教えています。(全てではありませんが・・・) にも関わらず、1年生の中盤以降になっている時期でもこの程度の有様。 まぁ、1年生になってから平仮名、カタカタをはじめて学習する、という子もまだまだいるようですから仕方ないのかもしれませんが、それにしてもあまりのレベルの低さはほとほと閉口してしまいます。 できない子供にとってそりゃありがたいことなのかもしれませんが、そんなこと当たり前にできる子にとってはほんと時間の無駄・・・という授業も少なくないと思います。 学校は勉強するだけの場ではない・・・などというのは、無力かつ不勉強な学校関係者の単なる言い訳に過ぎません。 学校は「勉強するところ」なのです。 勉強する=知識をつける=テストで良い点をとる という図式は、僕じゃなくてもみなさんわかっていることです。 「テストで良い点を取るということだけが勉強じゃない」、という人もいますが、それは個人の主観論なのであって、現実はやはり高い点数を取らなければいけないのです。 学校の先生もテストで良い点を取る努力をしたから先生になっているのであって、先生になったとたん「学校は勉強するだけの場ではない」などと言い切るのはもはや自らの責任を放棄しているに等しいのです。 勉強をする=悪 ではないのです。 勉強をしない=悪 なのです。 勉強をする、勉強ができる学校が、もっともっと増えるべきですし、勉強をさせ、成績を上げることに熱心な人がもっともっと校長として力を発揮してほしいです。 いっそのこと遠足や修学旅行もなく、優秀な教授陣を揃えた勉強に特化した英才教育小学校を作ってみてはいかがですかねぇ。 多分、全国から応募が殺到すると思いますよ。 運動発達を科学する PART 27 さぁ、まとめも最終段階です。 お付き合いいただきましてありがとうございます。 -------------------- テスト試行の結果についてはどうであろうか? 行動分析家は、自力で移動する乳児の方がうまくおもちゃを探し出す理由を知りたいと思うだろう。 答えは簡単に見える。 訓練試行では自力移動し、この条件ではおもちゃは見えていたのでそのおもちゃを正しく探し出すことが強化された。 おもちゃが見えないときに探し出す行動は、熟知化期ですでに強化されていた。 テスト試行では、これら2つのレパートリーの結合あるいは組み合わせ、おそらく自然な形でテストしただけである。(Epstein, 1981) 乳児が自力移動後に正しくおまちゃを探し出した後でも、乳児が親によって移動させられる条件で般化が生じなかったと言う事実は、単に弁別行動の一例を表しているにすぎない。 事実、行動分析家は、自力移動を前もって訓練する代わりに、親によって移動させられた後でおもちゃを正しく探し出すよう乳児を前訓練することで、この研究とは逆の結果を示すことができるだろう。 行動発達の通常の経過は、人の場合、自力で動き回り、同時に物を操作する事であるというのは事実である。 しかし、それは認知心理学者が示唆しているような、乳児が「空間理解」や「知識」を獲得した (例えば、Benson, 1990) からではない。 むしろそれが一般に、乳児が自分の欲しいものを見つけ手に入れる方法であると言う理由からである。 行動分析家にとっては、知識や (空間) 理解のような仮説的実在を意味する用語による説明は不要で、それは直接テストできず、倹約性のあるものでもない。 行動分析家は、認知心理学者とは違う意味で運動行動は重要であると考える。 さまざまな形式の運動行動は全て、外的環境における課題としてすでに述べたオペラント随伴性によって選択される。 その最も早い段階では行動は未熟未分化であるが、ある条件化ではある形式の方が他の形式よりうまくいき、そしてそのことによってそうした環境下でその形式が優勢になっていく。 認知心理学者はこれらの行動の多くを随意的あるいは自己始動的と記述するのを好むが、行動分析家はそういった記述の仕方は行動を喚起する条件がはっきりせず多岐的であるという事実から導き出された一つの幻想に過ぎないと考える。 行動分析家は運動発達は重要な適応行動であると考えるが、それはそのことによって人間が外的環境の中で生き残ることが可能になると言う理由からである。 -------------------- さて次回が行動発達の最終回です。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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