![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今年入会してくれた年中さん。 お母さんの話によると、発達障害の疑いがあると診断されたとのこと。 僕が授業し続けていくと徐々にできる事が増え、文字や計算も人並み以上にできるようになってきました。 それそれ以上に、自宅から幼稚園近辺の地図を詳細に描いたり、手紙を書いたり、すごい才能を開花させてきました。 その子が、今回は大好きな車について、独自の見解や絵をまとめ書き始めたとお母さんに伺い、それを見せてもらいました。 これがその数々です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 年中さんになったばかりのこの子。 画像やパンフレットなどを見ながら、自分なりにいろいろ調べ研究しながらレポートとしてまとめています。 これは本当にすごいです。 誰かに言われた訳ではなく、自分で調べ追求していく。 幼児でも環境が整えば、このようなこともできるのです。 この子の素晴らしい行動に、僕は本当に感心したのです。 目覚める知覚 PART 24 では、大きさの恒常性とはいったい何なんだろうか? 大きさの恒常性を客観的に述べれば、対象が実際に小さく見えたりあるいは大きく見えても、いつもとほとんど同じ仕方でその対象に対して行動することである。 キーオとサグデン (1985) が述べているように、対象の恒常性の場合と同じく、大きさの恒常性はこの世界に存在する対象の一つの性質である。 つまり、対象の大きさは変わらないのである。 これは、対象の大きさが変わらないということが、必ずしも理解されたり獲得されるものであることを言っているわけではない。 大きさの恒常性を示す行動の説明では、必ずしも認知的構造やその行動の代用物、あるいは知覚といったものを推論する必要はない。 心理学者は、ある行動が対象の刺激性制御を受けるようになったとか、あるいは対象の大きさ、形、位置についての感覚上の特徴が客観的な随伴性によって変化するときに、行動が変わったり変わらなかったりする、と言うだけで十分なはずだ。 しかし、「どうして」そうなるのだろうか? 奥行き知覚についての説明や大きさの恒常性に関連した知覚についての説明では、経験的な要因にそれとなく言及されることが多いが、その考え方については何も示されていない。(例えば、Banks & Salapatek, 1983) 行動分析学は本質的に適応行動についての価額であり、一つの考え方を提示する理想的な立場にある。 大きさの恒常性を刺激性制御によって説明するためには、対象の距離が変化した時にどのような刺激特性が関与しているかを特定する必要がある。 距離の離れた対象 (あるいは奥行き) に適切に反応する能力は、いくつかのタイプの手がかりや経験による。 デイ (1987) が指摘しているように、乳児が対象の大きさに適切に反応するようになるには、大きさと距離の弁別ができるようになっているか、あるいは学習によって可能になる。 いずれにしても、すでに述べたように、奥行きと大きさに応じた行動を制御するようになる奥行き手がかりには、両眼視手がかりと単眼視手がかりと言う2つの基本的なクラスがある。 重要な問題は、これらの手がかりが「どのようにして」行動を制御するようになるかである。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← リオオリンピックが終了し、メダルの数が過去最高だとか。 僕的には、遠きかの地のイベントなので、いまいち盛り上がりに欠けたかな、なんて思いましたが、それぞれの選手の悲喜こもごもなドラマは結構興味を引きました。 そんな中でも、やはりな・・・と思ったのは、ロシア人選手のドーピング違反によるメダルはく奪です。 結局甘い考えで、知らぬ存ぜぬで参加した選手が摘発され、ロシア人のモラルの低さが露呈しました。 やはり各競技委員会は、今回のオリンピックに限りロシア人選手の原則参加禁止の措置を取るべきだったろうと思います。 そうすることによりロシア国内で自浄作用が強まり、4年かけて東京五輪の際には再出発できたことでしょう。 悪いことしてもバレなければ何をしてもいい、みたいな国家ぐるみの悪だくみは、一度痛い目に合わせないといつまでたっても被害をこうむるのは選手たちです。 ですから、選手たちのためにも、今回は全員不参加の措置こそが正しかったと思います。 また、4連覇した伊調馨選手は、吉田選手より高い評価を与えるべきです。 マスコミは、どうしても話題性の高い方を取り挙げがちですが、今回吉田選手はそっとしておき、伊調選手をもっともっと取り上げるべきです。 そして政府は、伊調選手の早期国民栄誉賞授与を決定すべきです。 最後に、メダルは取らなくてもいい、とか、何色でもいい、なんてのは詭弁です。 選手たちはほぼみんな、メダル・・・しかも金メダルを目指して死ぬ思いで努力しているのです。 そして金メダルを取れなくて悔しがるのは、それこそその人の努力と思いがそうさせているのですから、他人がとやかく言う必要はありません。 東京五輪では、今のような「銅メダルラッシュ」ではなく、「金メダルラッシュ」になるよう、国も予算を大幅に増やし、これからの4年間に選手たちに投資していただきたいと思います。 目覚める知覚 PART 17 対象知覚 われわれが環境内を動いて対象を見ると、対象の網膜像はそのたびに変化する。(Banks & Salapatek, 1983) したがって、こうした網膜像の連続的な変化は、対象を正確に認識し同定する上で当然ながら問題となる。 特に、行動が最初に静止した対象に条件付けられている場合に問題となる。 キーオとサグデン (1985) は対象知覚、特に対象の恒常性 (object constancy) の重要性について、以下のように述べている。 ==================== 新生児は対象を物としてみるが、それらの間にある空間はそれとして見ない。 すなわち、新生児が目に映るものからある対象を抽出するのは空間によってではなく、彼ら自身の視覚的注意によるのである。 ある対象が既知のものとなると、どの角度から見ても、その対象として認識されるようになる。 この時点でその対象は恒常性を持つと言えるが、それは網膜像が変化しているにもかかわらず、その対象の形は同じであると見なされているからである。 もし、われわれが視野にある静止した対象に近づいていくと、形は同じで、大きさも同じで、場所も同じままであるにも関わらず、網膜像は少しずつ大きくなり、網膜上の位置も変化しているはずである。 ==================== 対象は「物として」子どもの行動を適切に制御するようになるが、対象間の空間はどうしてそうならないのだろうか? 対象知覚という場合、対象の恒常性の全てのクラスが含まれるが、ここでは知覚される大きさの恒常性についての議論だけを取り上げたい。 --------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← センター試験に代わり、平成20年度から始まる「大学入学希望者学力評価テスト」の骨子が徐々に固まってきました。 今までとは違い、国語と数学には記述問題が出題され、その採点を記述部分のみ大学側がするとのことです。 その記事が出ていましたので今回ご紹介します。 やはり大事なのは「母語」「国語」ですね。 国語ができないと問題の理解も回答も全くできません。 これに議論の場が設けられることになると、今から国語のしっかりとした準備が無ければ、難関大学合格は夢のまた夢となってしまいます。 幼いころからの継続した準備は、何もオリンピックを目指す子供達の専売特許ではありません。 大学受験に向けての準備も、幼いころからしっかり継続すべきなのです。 スポーツに関しては美談にされがちな英才教育も、こと勉強に関しては、幼いころからやっている家庭に対し偏見の目を向ける人はまだまだ多いです。 スポーツも勉強も、幼いころから継続していかなくては一流になれないのは全く同じです。 訳のわからない根性論や感情論での指導ではなく、科学的で論理的な正しい指導で、目標に向かって幼いころからしっかり努力させ続けましょうね。 <新入試>国語記述式、大学が採点 文科省に「論点整理」 現行の大学入試センター試験に代えて2020年度から導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の記述式問題について、国立大学協会は19日、受験生が出願した大学が採点する案などを示した「論点整理」をまとめ、文部科学省に提出した。 文科省は国大協の案も参考にしながら、17年度初めまでに新テストの実施方針を定める。 論点整理は国語の採点について検討し、新テストの実施時期をセンター試験と同じ1月中旬とした。 マークシート式の採点は従来通り入試センターが担い、記述式の採点のみ各大学が実施する。 各大学は3月の2次試験合格発表までに採点すればよいため時間的余裕が出るうえ、「大学独自の採点基準を採用でき、各大学(学部)の主体性が発揮できる」とメリットを挙げた。 ただ、各大学の負担軽減が不可欠とも指摘した。 論点整理は新テストを12月中旬に前倒しして実施する案なども示したが、部活動など高校への影響が大きく「理解を得るには相当な困難が予想される」としている。 文科省の専門家会議は今年3月、受験生の思考力や表現力を評価するため、新テストで国語と数学に記述式問題を導入するとした最終報告をまとめた。 しかし、記述式はマークシート式に比べ採点に時間がかかり、採点方法や試験の実施時期が課題になっていた。 目覚める知覚 PART 16 これまでの論議からわかるように、奥行きに応じた行動の刺激性制御という点から、研究者は乳児がいつ何をするかについては満足いく知見を得ている。 しかも、距離反応を制御する奥行き手がかりのタイプや、その手がかりが利用される年齢についても十分な知見が得られている。 奥行きに応じた反応の出現に関するこれらの標準的な知見は、成熟プロセス仮説を支持している。 他にもう一つ、奥行きに応じた行動の発達について同じく倹約性のある説明として、適応価値 (adaptive value) の立場からのものがある。 行動分析家にとっては、奥行きに応じた行動が出現する生後7ヶ月までの乳児に何が起きているのかが問題となる。 奥行き手がかり (例えば運動視差) について何か生得的な行動的関係があるかもしれないが、乳児の奥行きに応じた行動のほとんどが生後5ヶ月から7ヶ月の間に出現するという事実は、成熟による説明だけでなく、環境による説明も同じように支持するものである。 行動分析学の立場から言えば、、乳児の行動 (例えば、瞬き、頭を動かす、手を伸ばす、這い這いなど) がさまざまな奥行き手がかりの制御 (刺激関係) を受けるようになるのは、うまく反応するためにそれが必要だからである。 さらに、奥行き手がかりによる刺激性制御は、一定の順序 (両眼視手がかり、動的手がかり、静的[絵画的]手がかり) に従っていると考えられるが、これは乳児と環境の相互作用の順序を反映しているように思われる。 例えば、運動視差という動的手がかりに制御される奥行きに応じた行動のいくつかは、生まれて間もない生後6週の乳児にも認められている。(Bower, 1966;Campos & Langer, 1971) この秋冷の週齢の乳児は手伸ばし行動など他の奥行きに応じた行動の能力はまだないので、乳児の可能な行動 (頭や目の運動) が運動視差手がかりの制御を受けることはさして驚くべきことではない。 したがって、はっきり区別するために、視覚に導かれた手伸ばし行動や移動する行動を検討すべきである。 というのは、これらの行動はもっとはっきりした形で環境を操作し、最初は協応的ではなく、触覚刺激や視覚刺激による制御も弱いからである。 とはいえ、視覚に導かれた手伸ばし行動について検討する前に、視覚的な大きさの恒常性についてもう少し詳しく述べておきたい。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いまだに「早期教育否定論」を言い続けている人がいます。 こうした人達の思い描いている「早期教育」は、七田チャイルドなど「右脳教育」を標榜している教育業者の影響が非常に大きいです。 こうした教育業者達は、お金のためなら何だって「右脳教育」だとし、とにかく集金システムを構築してきた人たちです。 特に宗教的、オカルト的な事を「教育」だとし、フラッシュカード、ドッツカード、オレンジカードなどで訓練すると「超能力」が身に付くなどとしています。 もちろんそんなことはあり得ないのですが(そもそも右脳教育などはありませんし)、甘い言葉で生徒を集めています。 そうした面での否定論なら僕も賛成なのですが、「脳科学」なるものを振りかざし、「早期教育」「暗唱」「知識の詰込み」などに反対する輩も、「右脳教育業者」と何ら変わらない同じ穴の狢です。 そもそも「能力」の有無も、結局は行動結果による評価に過ぎず、その能力自体は幻想的実存です。 そのようなものを考えたところで行動を制御するには全く無意味ですから、そうしたものは考えず、客観的な環境の変化による行動制御をすることこそが最も大事なのです。 僕の生徒達は年齢や障害の有無に関わらず、全ての子供が予想外の良好な行動結果を得ています。 特に教育に関わっている人達にはとても勉強になるようです。 興味のある方は、是非一度ご見学にお越しください。 うちの2歳児はこんなもんです。 やればできるもんですが、日ごろの努力の賜物だということは、言うまでもありません。 目覚める知覚 PART 14 行動分析学の立場では、対象に「親しみがある」とか「親しみが無い」というのはどういう意味があるのだろうか? 対象に親しみを持つのは、その対象との経験によることは明らかである。 行動分析学的な言い方をすれば、対象に「親しみを持つ」ようになるのは、その対象に対する適切な反応を生み出す強化歴 (history of reinforcement) による。 別の言い方をすると、ある対象がその対象に適したオペラント行動に対する刺激性制御をもつようになるのは、対象と相互作用した後であると言える。 例えば、ある対象の扱い方は、過去に結果的にその対象をうまく扱ったことがあるかどうかによって決まる。 こうした行動の中には、網膜像の大きさに加えて対象を見る角度が適切な反応 (例えば手伸ばし行動) の刺激性制御を果たしている時に、知覚行動と記述されているものもある。(大きさに応じた反応に対する刺激性制御については、後で述べる大きさの恒常性の項でも論ずる。) 線遠近法と親しみのある大きさの他にも、ヨナスと共同研究者は静的な絵画的手がかりとして、ある対象がもう一つの対象と重なったり、その対象を覆い隠す場合の「重なり」 (Granrud & yonas, 1984) や、網膜像の明るさにばらつきがある場合の「明暗」 (shading) (Granrud, Yonas, & Opland, 1985) についても調べた。 そして、生後5ヶ月から7ヶ月の乳児は、これらの手がかりを奥行きに応じた手伸ばし行動の手がかりとして利用していることを明らかにしている。 もちろん、発達のある時点で、ある視覚刺激が知覚行動を制御していることを証明したと言っても、必ずしもその変化の基礎となるプロセスを解明したとはいえない。 視知覚行動の発達には成熟的要素が強く働いていると主張している研究者もいるが (例えば、Bower, 1966;Rader et al., 1980)、行動分析学の立場から考えると、こうした行動に経験の影響が関与している程度に応じて、予測される環境的なプロセスを解明するために行動分析学の原理を利用する事ができると言える。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 月曜日。 この日は実験教室の日でした。 毎年恒例になった実験教室。 今回は地震のシステムと、防災について子供達に教えました。 また今回は東日本大震災のビデオも見せ、地震や津波の恐ろしさ、その準備などをしっかり教えたのです。 冒頭では、星の誕生や死について。 そして太陽系や銀河系の話。 地球の話をする時には、こうした天文学や物理の法則がある程度わかっていないと、なかなか理解することはできません。 そして中盤から後半にかけて・・・・ 教材を使って、実際地震がどのように発生するのか学びました。 このような教材を作り、実際動かしてみました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回は、実際の地震のシステムの基礎を学びましたが、それ以上に防災について僕は熱く語りました。 教材として使用した動画には、津波によって亡くなった方々のご遺体も写っていました。 それ故子供達は、食い入るように動画を見てくれ、僕の話もしっかり聞いてくれました。 今年の子供達の自由研究は、この「地震のシステム」を提出します。 子供達の地震や防災に対する考え方が、どうか担任の先生に伝わりますよう密かに祈っているのです。 目覚める知覚 PART 11 知覚を科学するのは、一般読者の方々には非常に難しいと思います。 しかし「知は力なり」です。 とりあえず読んでみてください。 -------------------- 静的 (単眼視) 手がかりによる刺激性制御 ヨナスとアウズリー (1987) は、奥行き知覚における単眼視手がかりの重要性についてうまく説明している。 ===================== もし読者がこのページから目を上げれば、そこには部屋の三次元の光景がすぐに見えてくるだろう。 もし読者が片方の目をつぶれば、両眼視の奥行き情報が失われることになるが、その空間の鮮明度はほとんど失われず、さらに観察者が顔を動かし動的な奥行き情報を生み出せば、失われるものはほとんどない。 もしこのシナリオを一歩進め、観察者が目や顔や身体をほとんど動かさず、しかも対象が動かないようにして、動的な情報をその場から取り除いてしまったとしても、観察者はまだ三次元で世界を見ているだろう。 その部屋はただ色がつぎはぎに配列されたような二次元の光景には見えないはずである。 ==================== この記述には、片方の目だけが見え、静止した視覚的配列しか見えない状態でも、奥行きに応じた反応を制御する刺激があることが示唆されている。 すでに述べたように、こうした静的な単眼視による奥行き手がかりは「絵画的手がかり」とも呼ばれる。 というのは、これらの手がかりは二次元のディスプレー上に奥行き感をもたせるために、芸術家がよく用いるからである。 画家が用いる奥行き手がかりの多くを初めて使って描いたのは、イタリア・ルネッサンスの芸術家レオナルド・ダ・ビンチである。 生後5ヶ月頃には、奥行きに応じた行動が両眼視手がかりによって制御されるようになり、それよりも早い時期に動的手がかりによる制御が見られることについてはすでに述べた。 おもしろいことに、静的 (単眼視) 手がかりによる制御は、両眼視手がかりによる制御よりも遅れて見られるようになる。 バウワー (1966) は、生後6週と8週の乳児の行動は、生後間もないほど運動視差に感受性を示し、その後、両眼視差、静的 (絵画的) 手がかりの順で感受性を示すようになることを見出している。 すでに述べたように、バウワー (1966) の研究の生後6週目と8週目の乳児の大きさの恒常性を示す行動に対して、静的 (絵画的) 手がかりはほとんどあるいは全くと言っていいほど制御力をもっていなかった。 前に論議したように、これらの知見は、知覚手がかりと行動の相互作用が徐々に増していった結果、奥行き知覚の発達が生じるという行動分析学の考え方を裏付けるものである。 静的 (絵画的) な奥行き手がかりにはいくつかのタイプがあるが、ここではそのうち線遠近法と親しみのある大きさについて論議する。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日、3歳児のお母さんから「幼児英会話」について質問をいただきました。 今の頃から英会話教室は必要か?というご質問です。 僕は即座に「必要なし」と答えました。 それよりも大事なことは、「母語の獲得」です。 国策としての英語学習は、ここ数年小学校に及び、今後低学年まで広げようとしています。 今後は大学受験にも、今以上に英語の重要性は増すことでしょう。 しかし日本人である以上日本語は大事ですし、日本で暮らす以上、また教育を受ける以上、日本語の獲得は第二言語以上に大事なことは自明です。 英語以上に大事なものは、やはり日本語です。 日本語がしっかりしていないのに、成績が上がることはありません。 また正しい日本語の獲得は、民族自決の原則からも、アイデンティティーの面からも、教育の中で最も重要な事なのです。 決して英語教育を軽んじている訳ではなく、日本語教育は、「教育」という観点からとても重要だと言いたいのです。 身に付かない早期英語教育より、正しい日本語教育を、是非早期に行ってくださいね。 目覚める知覚 PART 10 難しい実験結果の表記が続きますが大丈夫ですか? がんばって読み続けてくださいね。 -------------------- 運動視差と視覚的拡充の他にも、もう一つの奥行き知覚の静的手がかりとして、きめの増大と削減 (accretion-deletion of texture) がある。 これは、見る人か周囲の対象のいずれかが動くことによって、見る人の目に映し出されたきめの模様が崩れる際に生み出される手がかりである。 ヨナスとアウズリー (Yonas & Owsley, 1987) は、きめの増大と削減について次のように述べている。 ==================== 地球上の環境には光を通さない対象や表面が数多くあるので、視覚的世界は地上のある観察点から見て、目に映る面と目に映らない面とに二分される。 観察者が環境内を動いたり、対象が観察者に対して動いたりすると、目に映らなくなる面と目に映るようになる面が出てくる。 ==================== 他の静的な奥行き手がかりによる制御を用いて、生後5ヶ月頃の乳児の行動が増大-削減手がかりの制御を受けていると結論付けている研究者もいる。 ある研究で、グランラド、ヨナス、スミス、アターベリー、グリックスマン、ソークネス (Granrud,Yinas,Smith,Arterberry,Glicksman & Sorknes, 1984) は、コンピュータによるランダムドットのディスプレーを用いて、きめの増大と削減だけが縁の輪郭や奥行きの手がかりとなるようにした。 ディスプレーが動くと、前方の平面が前に動き、一方で後方の背景が徐々に見えなくなる (増大と削減) 。 しかし、ディスプレーが動かないと、ドットはただ平らに並んでいるように見える。 この研究者は、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児が背景よりも前方の平面の方により頻繁に手を伸ばすことを見出した。 この項で取り上げた研究から導かれる一般的な結論は、乳児の行動は動的手がかりによる刺激性制御の影響を受け、これらの手がかりが実際には生後6週間くらいの生後間もない乳児では唯一の奥行き手がかりであると考えられるということである。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 水曜日。 この日は夏期講習と重なり、満室状態でした。 そんな中、宅配便がお中元を届けてくれました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 桃太郎ぶどう 岡山はもともとマスカットに力を入れており、全国的にも有名です。 今回はマスカットの新しい品種をいただきました。 おそらくこの一房で何千円もするはず・・・・・。 本当に恐縮です。 早速子供達と仲良くいただき、新しいマスカットを堪能したのです。 「先生に来たんだから残りは全部先生が…」と言うか言わないかのその瞬間・・・・ ダメーーーーーー!! と一斉に生徒達(笑) 結局ほとんど生徒達のお腹の中へと消えていったのです。 でも僕もちゃんとおいしくいただきましたよ♪ 目覚める知覚 PART 6 具体的実験の報告です。 図解がないのでわかり辛い方は、ネット等でお調べになってみてください。 -------------------- 動的手がかりによる刺激性制御 動的手がかりには、「観察者によって生み出されたもの」(いわゆる運動視差) と、「環境によって生み出されたもの」(いわゆる視覚的拡充) がある。 前者は観察者が自分の目や顔や身体を動かすことによって生じ、後者は見ている対象の動きによって生じる。(Yonas & Owsley, 1987) 乳児の行動は動的手がかり刺激による制御を受けやすく、また動的手がかりはきわめて年少の乳児の行動の唯一の奥行き手がかりであることが、研究によって示唆されている。(Yonas & Owsley, 1987) 乳児の奥行き知覚 (特に高さ知覚) についてもっとも有名な (そして最も初期の) 研究は、おそらくエレノア・ギブソン (Eleanor Gibson) とリチャード・ウォーク (Richard Walk) が行った研究である。 ギブソンとウォーク (1960) は、彼らが「視覚的断崖」(visual cliff) と名づけた装置を考案した。 その装置は、1枚の大きなガラス板が敷かれ、その下にさらに模様のついたシートが敷かれたものである。 断崖の一方の側には模様のついたシートがガラス板と直に接して敷かれ、もう一方の側では同じ模様のついたシートが床の上に敷かれている。 ガラスの2つの面の違いによって、急斜面あるいは断崖が作り出された。 ギブソンとウォークは、ラット、鶏、猫、羊、犬、豚、山羊などの生まれて間もない子どもが、視覚的断崖の「浅い」方に置かれた時に、明らかに断崖に落ちるのを避けようとする事を見出した。 生後6ヶ月から14ヶ月までの人の乳児では、装置の中央に置かれ、装置の「浅い」方かまたは「深い」方のどちらかから母親が呼ぶと、全員ではなかったがほとんどの乳児が深いほうには這って行かなかった。 実際には、母親が視覚的断崖の深いほうから叫ぶと、乳児のほとんどが泣き出したのである。 ギブソンとウォークは慎重にではあるが、これらの結果は人の乳児は這い始めるまでに奥行きを知覚する事ができる事を証明していると解釈した。 しかしながら、人以外の生まれて間もない動物 (例えば、生後24時間のひよこ) についての結果は、高さの知覚が遺伝的なものであることを示唆している。(Gibson & Walk, 1960) ギブソンとウォーク (1960) は、「目の見える動物は、移動運動が十分に経験できた場合、あるいは生後すぐに歩き始めた場合でさえも、奥行きの弁別ができる」という「より広い結論」を提出している。 この結論は、視覚的断崖で人の乳児が示した回避行動には、人以外の動物の行動と同じく、遺伝的要素が関与している可能性があることを言外に意味している。 ------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今、うちの塾でみんなに取り組んでもらっているのが、星座と日本の都道府県を覚えてもらう事です。 高学年の子はほぼ全てクリアーできているのですが、学年が下の子供達や幼児たちはまだまだです。 もちろんいつもの秀才年長児は別ですよ。 今回、ことば教室の際、幼児たちに星座を覚えてもらう取り組みをしてみました。 すると、いつもはなかなか物事を覚えられない子が、結構な勢いで生まれて初めての星座を10個近く覚えてくれたのです。 もちろん来週来た時まで全て覚え続けてくれているとは限りませんが、それでも能動的に覚えるという行動が起きたという事は高評価に値します。 集団での指導では、こうした事ができるのが大きな特徴です。 もちろんやり方はあるのですが、今回のこの取り組みは、保護者の皆さんもとても驚いてらっしゃいました。 今年の夏休み。 うちの生徒達は、みんな星座博士になってもらおうと思います。 いつもの秀才年長児の過去動画です。 ビルディングのパズルを具体物無しにサクサク解き明かすのは本当にすごいです。 目覚める知覚 PART 2 さあ新しいシリーズの、具体的な記述に突入です。 行動分析学は、全ての行動を単純な法則によって説明します。 それをする上での用語や概念の理解はなくてはならないものです。 しっかり勉強してくださいね。 -------------------- 感覚と知覚 心理学のテキストでは、感覚と知覚が対照的な形で述べられていることが多い。 「感覚」(sensation) という用語は、通常、刺激が感覚受容器に及ぼす基本的な効果を意味している。 一方、知覚については、認知的立場から次のように記述されている。 ==================== 知覚とは、動物が環境について、あるいは環境と自分との関係についての「知識を獲得する」プロセスである。 また、知覚は知識の始めであり、認知の基本的な部分を構成している。 もっと細かく言えば、知覚するということは、刺激作用を通して世界についての「情報を獲得する」ことである。(Gibson & Spelke, 1983) =================== ドワレツキー (1990) は、個体が感覚経験を解釈する仕方という意味で「知覚」という用語を使っている。 ガラヒュー (1989) によれば、感覚が知覚になるのは、「感覚刺激が貯蔵されている情報と統合される。」まさにそのときである。 次の引用は、乳児の知覚発達に対する一般的な認知的アプローチを示している。 ==================== 新生児が感覚刺激を「意味づけ」することはほとんど無い。 しかも、貯蔵されたテータを「統合する」能力は限られたものでしかない。 例えば、目に入る光線は網膜上に作用を及ぼし、大脳皮質の感覚野にある当該の神経中枢に伝達される。 新生児の反応は単純で (感覚レベル) 、光が暗ければ瞳孔が拡大し、明るければ瞳孔が収縮して刺激作用の一部がシャットアウトされる (共感性瞳孔反射)。 やがて、新生児は刺激が近づくとまばたきするようになる。 こうした単純な反射的な反応は生涯続くが、乳児は間もなく受け取った感覚刺激を「意味づけする」ようになる。 そして、ある特定の顔が「母親」を意味するようになる。 対象は3つあるいは4つの面をもつものとして「同定される」。 乳児はいまでは特定の刺激に「注意を向け」、それらに「基本的な意味を付与する」ようになっている。(Gallahue, 1989) ==================== この引用の中で、刺激は行動を制御するのではなく、 「意味」をもっていると考えられていることに注目して欲しい。 刺激に 「注意を向け」 、それを 「同定し」 、最後にそれに意味を 「付与する」 のは乳児であると見なされている。 行動分析学の立場から知覚行動を考えると、 「注目」 と呼ばれる行動を制御しているのはある特定の刺激であり、 「同定」 と呼ばれる行動に関与しているのはある特定の強化随伴性であり、刺激が特定の行動を制御しているときその刺激は 「意味」 を持っていると言われる。 さらに、もしあるものがある刺激に意味を 「付与する」 としたら、それはその刺激と個体の行動を含む環境的な随伴性であると言える。 別の言い方をすれば、こうした名称はいずれも、行動と環境の関係を意味していると言える。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← そろそろ秋の生徒募集広告の段取りをしなくてはいけない時期になりました。 去年まで全く広告を出していなくて、今年初めて春の募集をしたところ、生徒数は2倍に増えました。 ただ、若干まだお席に余裕がある状態なので、今年の秋から春にかけて、計画的に募集をかけてみようと思っているのです。 恐らく何人かの問い合わせはあると思いますので、もし今体験授業等で迷ってらっしゃる方は、お早めにお問い合わせいただければと思います。 特に障害児をお持ちの方は、なるべくマンツーマンでの授業を考えていますので、お席の確保が必要となります。 もちろんそのような場合でも、授業料が変わることはありません。 是非一度お問い合わせいただき、無料体験授業を受講なさってみてください。 目覚める知覚 PART 1 さて今回から、新しい章に突入です。 正しい知識を得ることは、正しい生き方ができると言う事です。 新しい章も、しっかり読んでみて下さいね。 -------------------- 知覚の発達 心理学者が乳児の運動の制御や発達について語るとき、同時に感覚や知覚の発達について言及する事も多い。(例えば、Gallahue, 1989;Keogh & Sugden, 1985) キーオとサグデンによれば、運動を分析する場合、「運動課題の質や動作者を取り巻く環境的な文脈についても説明しなければならない。」。 ガラヒュー (1989) は、乳児が「環境との関わり方を学習するプロセスは・・・・運動のプロセスだけではなく、知覚のプロセスでもある。」と考えている。 本章では、乳児の知覚行動の発達に関するいくつかの研究、特に運動の制御の点で重要な行動に関する研究について述べている。 また、行動分析家は、ほとんどの認知心理学者がしているように、知覚を一つの事物とか一つのプロセスと考えるのではなく、ある特定の刺激制御を受けている行動と考える (例えば、Knapp, 1987;Nevin, 1973;Schoenfeld & Cumming, 1963)。 したがって、知覚行動の発達は、単にこうした刺激性制御が単純なものから複雑なものへと変化する事を意味しているに過ぎない。 本章で最も強調点を置いているのは視知覚行動であり、視覚刺激による行動の制御とそれらの相互関係についてである。 この点を強調しているのは、第5章で述べた移動運動や視覚に導かれた手伸ばし行動などで、視覚刺激が重要な役割を果たしているからである。 本章で論議する主なトピックスは、(空間定位を含む) 奥行き知覚と対象知覚 (例えば対象の永続性) である。 聴知覚行動の発達については、第8章の言語の発達に関連して検討する。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 昨日、100キロ以上離れたところから毎週通ってくださっている生徒さんのお母さんから嬉しいメールをいただきました。 それがこちらです。 こんばんは。 昨日は、お世話になりました。 今日○○が無事に3歳の誕生日を迎えました。 早速、掛け算の問題を解いてみたら、できました。 家族で喜んでいます。 先生に、九九を覚えること、数字をかく練習を勧めていただいたおかげです。 ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。 ○○母より。 このような文章と共に、その証拠写真を送ってくれたのです。 それがこれ♪ ![]() どうです? これが3歳になったばかりの子供の実力です。 すごくないですか? こうしたことは、この子に限ったことではありません。 いつもご紹介している秀才年長児は、2歳8か月の頃には九九を覚え、3歳になる前にちゃんとできていましたし、茨城県の生徒さんもできています。 2歳10か月で平仮名を濁音までしっかり読めるようになっているとか、本当に子供達の成長はすごい勢いです。 ただこれは、僕独自の何か、ではなく、結局は計画的に持続的にやったかやらなかったか、の違いだけです。 その手法は、当然行動分析学が教えてくれますし、その思想は子供達に奇跡の成長を遂げさせます。 みなさんも「手遅れだ」などと考えるのではなく、一度「いくきょうけん」の門を叩いてみてはいかがですか? 子供さんも、あなた自身の人生も変えてしまいますよ。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 1人の医師が、手術の失敗により18人も殺してしまった、群馬大学附属病院事件。 これは、病院ぐるみ、大学ぐるみの医療殺人事件と言っても過言ではないでしょう。 遺族に何の説明もなく懲戒解雇した大学病院側。 今もどこかでこの執刀医が医療行為を行っていると思うと、本当に恐ろしいです。 こんな事が中国で起こったなら、関係者は恐らく1週間後には銃殺刑になっています。 原因の究明、遺族への説明も一切させなかった大学側の対応も、本当に許せない行為です。 現代の白い巨塔は、多くの犠牲者によって炙り出されました。 群馬大学付属病院は、即刻一時休業し、解体的出直しを図る必要があると思います。 5歳になったばかりの頃、いつもの秀才年長児に仮分数を帯分数に直す事を教えると、すぐにできるようになった時の動画です。 よくできる生徒です。 科学を定義する PART 16 さて、今回のシリーズ最終回です。 今回のシリーズでは、「科学とは何ぞや?」ということについての記述でした。 この「科学」の定義が非常に重要で、この基準に沿っているものこそ最も信頼できる、最強の理論というわけです。 行動分析学は、心理学の中で唯一この基準に合致している心理学です。 よって、これを学ばずして指導するとなると、非常に回り道をするか、長時間かけて名人芸を取得しない限り、良い指導者とはなれません。 このシリーズをもう一度読み返していただき、科学の根本を理解していただきたいと思います。 -------------------- 要約 本章では、科学と科学的理論について論じた。 理論は基本的に、それ自体客観的変数間の再現可能な関数関係からなる多数の事実についての言語的ないしは数学的形式による要約である。 科学者が言う用語として、理論は推測や憶測ではなく、研究主題の新しい種類の事例にまでこれらの要約形式を拡大することである。 ひとまとまりの信頼にたる事実が存在すれば、科学者はその研究主題を制御し予測できるようにする。 そして、この2つのことは自然科学の目的でもある。 本章ではまた、科学的理論の価値を評価する基準をいくつか提示した。 これらの基準とは、理論の一般性、テスト可能性、外的妥当性、有用性、簡潔性である。 最後に本章では、科学の第3の目的である科学的理解の問題についても論じた。 科学的理解は、普通、単純な関数関係に始まり、帰納的に科学的法則へと拡大するいくつかの特殊性の水準で達成される。 -------------------- 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 1年生は4桁になる繰り上がり足し算と、3桁の繰り下がりのある引き算、間に0のある繰り下がりのある引き算です。 どれも全く教えず、まずやってもらいます。 足し算はみんなそこそこできたのですが、やはり引き算は難しかったみたいです。 ただ子ども達は、難しい問題を何だか楽しんでいるみたいです。 「結構難しいけど、何だか面白いd(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ」 こんなことを言ってくれます。 この子達の実力は、以前から1年生レベルではありません。 なので学校での学習は、はっきり言って面倒で退屈なのです。 ここが日本の教育の悪いところなんですよねぇ。 どの子も同じに・・・などという、非合理的な主観論が横行し、本当にできる子とまだまだできない子を同一にしようとするのです。 できる子にとっては面倒で退屈。 できない子にとっては難しくてできない。 だからどちらにとっても苦痛。 これが現実なんですよねぇ。 これは、「良き労働者、良き兵士を作る」という義務教育の元々の考え方に基づいた教育方針の弊害なんですよねぇ。 子ども達は、家庭環境も発育状況も、全て同一ではありません。 それぞれが個別の成長をしています。 ですから、本来は同一の教育を同一に・・・・などというのは所詮無理があるのです。 大事なことは、一人ひとりに合った教育を施す、という事です。 「何でも平等」などという主観的、感情的な理想論は、結局子ども達の成長の足を引っ張ることになります。 人間は本来、平等ではないのです。 大事なことは、それを自覚した上で教育をし、強いものは弱いものを助けるという「積極的な利他主義による共恵社会」を構築する事です。 「平等」という錦の御旗を振りかざし、それこそが唯一無二だなどとする教育論は所詮単なる主観論です。 教育の平等とは、個別の子ども達に合った教育です。 国はどのようなコストがかかろうと、そうした教育を行うべきなのです。 今までの教育は、やはりどうかしていると言わざるを得ません。 みなさんはどうお考えですか? 科学を定義する PART 15 僕はこの章を読み、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。 そして最後の言葉が、どのようなことがあろうと揺らぎ無い僕の指導を支える言葉となっています。 「行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である。」 この動かしがたい事実を元に、今後も指導を続けていこうと思います。 -------------------- 科学的理解 自然現象についての科学的理解は、通常、いくつかの特殊性の水準で達成される。 特定の関数関係の水準や関数関係のクラスの水準で理論について語ることができるかもしれないが、科学的法則を確立した後で理論を語った方がおそらくより安全である。 良い科学的理論とは、少なくとも3通りの方法でその理解を深めたり広げるものであろう。 ヘンペル (Hempel, 1966) は次のように述べている。 #################### 第一に、このような理論は極めて多様な現象に対して体系的に統一された説明を提供する。 その理論はそれらの現象すべてを同一の基礎的プロセスまでさかのぼり、現象が示すさまざまな経験的な一様性を共通した一組の基本法則の現れとして提示する。 #################### これは包括性の基準に似ている。 心理学における良い発達理論とは、見た目が異なるさまざまな行動上の現象を、一組の同じ基本法則や原理で説明できるものである。 ヘンペル (1966) は続けて次のように述べている。 #################### 理論はわれわれの理解をさまざまな形で深めるだろう。 つまり、以前定式化され、説明すると思われていた経験的な法則が、厳密にしかも例外なく適用されるものではなく、おおまかに当てはまるものであり、しかもその適用範囲には制限があることなどが明らかになることによって、われわれの理解は深まっていく。 ################### このことは包括性の基準とも関連する。 心理学における行動についての良い理論とは、その理論では行動を説明できない条件や、説明が正確にできない条件を認めるものでなければならない。 例えば、行動の理論は、その理論の適用可能性を制限するような遺伝変数や生物学的変数を認めなければならないこともあるだろう。 ヘンペル (1966) は結論として次のように述べている。 ################## 最後に、良い理論は、その理論が定式化された時にはまだ知られていなかった現象を予測したり説明する事によって、われわれの知識と理解を深めるだろう。 ################## これは一般性の基準と似ている。 心理学における良い理論とは、行動上の諸現象に出会った時、一貫してそれらを予測し説明するものでなければならない。 要約すると、「理論の目的は、ひとまとまりのデータを統一し、それによってそれらのデータを説明することである。」(Green, 1989) ということを覚えておくことが大切である。 前述のヘンペル (1966) の引用文が示唆しているように、良い科学的理論は、その理論を構成する諸法則が適用される条件の範囲を明記する事によって、またいまだ説明されていない現象を説明する事によって、われわれの理解を更に推し進める。 言い換えれば、良い理論は、その理論が最初に定式化された時に知られていた観察だけに縛られるものではない。 本書は、行動分析学が他の心理学理論にもまして、子どもの発達の領域でこれらの必要条件を満足させることができるものであることを明らかにしようとしている。 この主張を支持するためには、行動分析学理論がこの目的にどれほどうまく適合しているかが評価されなければならない。 そのために、いくつかの科学的価値を紹介してきた。 これらの価値基準にさまざまな程度で当てはまる理論は多数あるが、それだけではその理論を良い科学的理論とするには十分でない。 最強の科学的理論とは、全てとは言わないまでも、基準のほとんどを満たすものである。 本書は、行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である、と主張するものである。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 月曜日。 授業中に宅急便が届きました。 はて? どちら様? とよく見てみると、茨城県の生徒さんのご家族から。 早速箱を開けてみると、なんと・・・・・・・ ![]() ![]() 納豆!! 以前授業中に、まだ本格的な納豆を食べたことない、と僕が言ってたのを覚えてくださっていたようで、とても嬉しいお中元でした。 授業後早速いただいたのですが、ウマ過ぎでした(笑) それは今まで食べたことない食感と味でした。 本当においしい納豆に、感動の夕食でした。 これから暫く幸せな日々が続きます(⌒∇⌒) 科学を定義する PART 14 さて残すところ3回ほどになりました「科学」の定義の章、いかがですか? こうした科学を説明する各々の事象が揃ってこそ科学です。 しっかりと「科学」の持つ意味を理解し、真の「科学的教育」を行ってください。 -------------------- 倹約製 (parsimony) の概念は心理学ではよく知られているが、それはどのような意味だろうか? 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によれば、倹約性は節約を意味するラテン語のparcereから派生している。 倹約する人とは、お金の支出について過度に注意深い人のことである。 科学では、理論が最も少ない数の仮定と陳述でひとまとまりのデータを説明する場合、その理論は倹約性があると言われる。 科学における倹約性は理論的経済性を意味するが、グリーン (1989) によればそれは2通りの方法で評価される。 第1は、もし2つ (あるいはそれ以上) の理論がいずれも同一の現象を説明ししかもすべての条件が同じであれば、最も少ない仮定を持つ理論のほうが説明としてはふさわしい。 第2は、もし2つの理論が同数の仮定を持つならば、より多くの現象を説明する理論のほうが理論としてふさわしい。 例えば6歳の子どものかんしゃく行動を考えてみよう。 フロイト派の理論家は、基本的な原因であり、そしてそれゆえその行動の説明となるものは、その子のイドとスーパーエゴの未解決の葛藤であるというかもしれない。 つまり、注目されることを求めるイドの要求が、エゴの理性や適切な行動を求めるスーパーエゴの要求より優位にあると考える。 対照的に行動分析家は、かんしゃく行動が観察される文脈の中で、その行動を増加させるような結果 (ここでは注目) がかんしゃく行動に続いて生じていると提案するかもしれない。 この2つの理論のうち、どちらの方が倹約性があると言えるだろうか? 行動分析理論は観察されていない事象や観察不可能な事象についての仮定がより少なく、一方で同時に、潜在的に観察可能でテスト可能なかんしゃく行動と強化刺激の関係を示唆している。 このこと自体はフロイト派の理論が間違っていることを意味している訳ではないが、ただ科学的な意味でフロイト派の理論は倹約性のあるものとは言えないということである。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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