![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 第二次世界大戦中のナチスドイツがホロコーストを行ったというのは、あまりにも有名で悲惨な事実です。 しかし、東洋に住んでいる人々にあまり知られていないのは、ユダヤ人だけが迫害されていたのではなく、共産主義者、エホバの証人、性的マイノリティーそして障害者の人達の迫害の事実です。 今回、多くの障害者の方々が、無慈悲に刺殺されました。 その犯人は、「ある日ヒトラー主義に目覚めた。」などと言っているようです。 障害児であろうと誰であろうと差別なく受け入れている僕。 いえ、むしろ幼児や障害児の力になりたいと考えている僕にとって、この犯人は現代の悪魔に見えてならないのです。 どの時代にも悪魔は存在します。 どこかの誰かが言っていました。 「一人二人殺せば殺人犯だが、千人、二千人殺せば英雄だ。」 同胞を無意味に殺すのは、自然界において人間だけです。 血にまみれた人の歴史は、いつになったら終わりを告げるのでしょうか? 突然の死に際し、苦しかったであろうあの人たちのことを思い、僕は1人手を合わせるのです。 そして、もうすぐ東京大空襲、原爆投下、終戦記念日と、あの日に思いを馳せる8月がやって来ます。 悲しみの歴史を繰り返さないよう、僕の生徒達には僕なりの指導を行い続けようと思います。 具体的な科学の定義の章に入ってきました。 これからが本番ってとこかも・・・です。 -------------------- 一般性 (あるいは包括性) 科学的理論は、その理論で極めて多様な現象を論ずることができれば、その理論は価値があるとみなされる。 これらの現象はそれぞれ別個の科学的事実でなければならないし、理論を構成する事実がそうであるように関数関係になければならない。 理論が一般的で包括的であるには、理論は他の関連する科学的事実 (つまり関数関係) を説明するものでなければならないし、単なる観察であってはならない。 例えば、フロイトの精神分析理論はほとんど全ての観察を説明できるように思われる。 事実、この明らかな一般性によって、20世紀前半に精神分析学は十分成功をおさめ、流行もした。 しかし、精神分析学が全てのことを説明する方法であることについては疑わしい点がある。 特に、その理論そのものが科学的理論ではなく科学的事実に基づいていないことを考えると、そう思わざるを得ない。 ある理論が一般性 (generality) や包括性 (inclusiveness) を有しているということだけでは十分とはいえない。 まず第1に、科学的理論として適格でなければならない。 しかも、理論自体はその理論を構成する科学的事実や法則から一般化されたものでなければならない。 もちろん、一つの理論を観察される全ての新しい関数関係に当てはめてテストすることはほとんど不可能であり、科学者はこれらの事実を解釈する必要がある。 解釈とは、まだ実験や分析の対象とされていない領域にその理論を拡大することである。 しかしながら、それらの領域は分析の対象となり得るものでなければならない。 マッケインとシーガル (1988) が、理論の目的は「観察可能な事象を記述し説明する」ことであると言う時、この二人はまだテストされていなくても潜在的には観察可能でテスト可能な事象について言及していると考えられる。 心理学における一般性とは、その理論が説明しようとする行動の範囲と、説明する際の条件の範囲を意味している。(Poling et al., 1990) -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← レギュラーレッスンの双子の兄妹。 二人とも年長さんの頃入会し、今1年生です。 当初男の子の方は発達に遅れがあり、このままでは支援級で…・みたいな感じなのでした。 しかし僕は、早くから小学生の取り組みを始め、小学校に入学しても暫く大丈夫なように、計画的に先取りをさせていました。 すると今、お母さんの話によると「先生との話でも、普通級で大丈夫と言われました。」と嬉しそうに教えてくださいました。 また、それまで多分無理だろう、と思われていたことも、なんとなくできるようになっていました。 やはり、最初から諦めず、計画的に指導を続けていくと、やはり花は咲くものなんですね。 今日のこの子を見ていて、更にそれを確信しました。 今通塾している子供達みんなを、この子のようにしっかり実力がついていくよう指導し続けたいと思います。 科学的理論は、科学的評価基準に照らし合わせ、その基準を満たしていないと科学的理論とは言えません。 今回からは、その基準を具体的に紹介する記述です。 最重要項目となりましたので、じっくりお読みください。 -------------------- 科学的理論の評価 科学における理論はその理論を構成する諸法則から導き出されるので、いかなる陳述も科学的法則として適格であるとされる前に、それが満たすべき基準を確立していなければならない。 マッケインとシーガル (1988) は次のように述べている。 #################### ① 陳述は数種類の事象についてであって、単一の事象について直接なされるものではない。 ② 陳述は2種類以上の事象間の関数関係を明らかにしていなければならない。(「事象の種類」とは事物またはその属性のいずれかを言う。」) ③ その法則を立証する多数のデータがあり、それを否定するデータは皆無かあってもわずかなものでなければならない。 ④ その関係は極めて多様な諸事象にも適応可能でなければならない。(条件に制限があるかもしれないが。) #################### ここでも、上記リストから、科学的法則とその展開に先立つ関数関係の独立した関係を知ることができる。 これらの基準については、第2章と第3章で言及する。 しかし、理論という最も大きな問題はどうだろうか? 科学的法則が確かな基準で判断されるように、科学的理論もまたそうであるかもしれない。 次に延べるリストは完全に網羅しているわけではないが、多くの著者 (例えば、Bachrach, 1972;Green, 1989;Mazur, 1990;Sidman, 1960) が科学的理論を判定するのに最も重要であると考える5つの基準である。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日、自主的に星座を覚え始めた障害児の事をご紹介しました。 ただ、今やっている取り組みの効果は、この子だけではありませんでした。 水曜日の夏期講習の際、1年生のお母さんから、「実はこの子も、何も言わないのに覚え始めたんです。」と嬉しそうに話してくださいました。 そこで僕は生徒達に、それに関連した事をもっと覚えてもらう事にしました。 例えば、日本地図には産業とか農産物。 星座には一等星や星雲などです。 実は今回の夏期講習で、多くの生徒達がほぼ覚えてくれたのです。 そこで高学年には、歴史年号の課題も出しました。 またこの日、6年生には憲法に関する授業を行いました。 子供達は目を輝かせて僕の話を熱心に聞いてくれました。 少し話は長くなりましたが、あっという間に過ぎた時間に、子供達はとても驚いていました。 子供達には、もっともっと政治や経済、歴史等に興味を持ってもらい、立派な日本人に育ってもらいたいです。 科学を定義する PART 9 科学の概念は、学んだ人で無い限り真実を語ることはできません。 もし科学の定義をちゃんと学んだ人なら、「脳科学からの云々」という宣伝文句の教育などはしませんし、そんな文句に引き寄せられて子どもを通わせる事などしません。 行動は、当然脳活動によってなされますが、行動が生起するのは環境からの刺激によって起こるのです。 つまり、環境が無い限り行動は起こらないのであって、環境を制御する事がつまりは人を、脳を制御することになり、行動たる能力の向上を図れるのです。 ここをわかった上での指導があれば、子どもに対する的確な指導が行えます。 この際、科学の定義をしっかり学び、いい加減な教育業者に騙されないようにしましょう。 -------------------- 科学的解釈 科学的解釈は予測と関係している。 科学者が自然の中で起こる事象を、実験室と同じレベルの正確さで予測するのは困難である。 しかし、このことは、科学者が自然の事象を理解できないことを意味しているわけではない。 科学的理解は制御と予測から始まる。 ある意味で、もしわれわれがある事を生じさせることができれば、つまりもしそれを制御する事ができれば、われわれはその事を理解したといえる。 しかしながら、この種の科学的理解は、科学的主題となる現象の比較的小さい領域、つまり統制された条件下で観察され測定され得るものについてのみ達成する事ができる。 しかし、科学者は実験室で研究されていない事象についても、はっきりとわれわれに語ることができる。 したがって、科学における重要な要素は解釈であり、実験室で得られた知識と理解から実験室の外の事象を推論することである。 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によると、「推論する」(extrapolate) とは「既知の事実や観察から仮説を立てることによって (結論あるいは結果に) 到達すること」を意味する。 このように、統制された実験条件で見出されたものと類似した自然場面の観察に出会うと、科学者は観察された現象に関して考えられえる関数関係の仮設を立てる。 これが科学的解釈の意味するところである。 パーマー (Palmer, 1991) は次のように指摘している。 ********************* 解釈は科学においてすぐれた役割を果たしてきたし、今も果たし続けている。 あまりすぐれた役割なので、われわれは解釈と実験分析とを区別できないことがよくある。 海洋の潮の干満についてのニュートンの説明は、振り子の動きや、ウール製、ガラス製、コルク製の球の衝突の動きのような現象の実験的分析に基づく解釈である。 ニュートンをはじめ、誰も潮の干満を実験的に制御しようと企てた人はいない。 それでも、ニュートンの (合理的な推論の) 原理はあまりにも堅個に確立され、この現象についての推論がきわめて妥当性があるよう思われるので、われわれは彼の解釈をあたかも実験的分析の直接の結果であるかのように受け入れている。 ******************** 妥当な解釈の鍵は、基礎研究の非常に厳密なプログラムから導き出され十分に確立した原理を基礎にしていることである。 科学者が問題となっている事象について直接実験しないときでさえ、われわれは科学者でない人達の推論を信用するよりも、科学者の仮説や解釈の方を信用する。 行動分析学は経験的に導き出された原理という基礎の上に構築されており、まだ実験的分析が直接なされていない行動上の現象を解釈する事ができる独自の立場にある。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 【重要告知】 来る8月27日土曜日 待ちに待った「算数検定」を行います。 対象は幼児以上です。 幼児向きの検定もありますから、是非ご参加ください。 時間等は、参加者の人数によって変わりますので、決まり次第お知らせします。 恐らく午前中での実施になると思います。 何卒よろしくお願いします。 再掲載の記事です。 僕が最も許せないのは、ネグレクト等の虐待です。 無理心中なども絶対無理です。 親の勝手で子供の命が奪われる現実を、早く根絶しなくてはいけません。 そのためにも、みなさんに行動分析学を知っていただきたいのです。 虐待や差別、いじめなどが無い社会・・・。 これって理想的な社会ですよね。 こうした社会の形成は、現実的には非常に厳しいと思います。 なぜなら意思の統一は不可能だからです。 それは個々人の成育史が、誰一人として同一ではないからです。 つまり受ける刺激がどの人も違う、例えて言うと顔や指紋みたいなものだからです。 しかしそうかといって放置しておくべきではありません。 何とか理想に近づけなくてはいけないのです。 ではどうしたらいいのでしょうか? ここで「神」の出番なのでしょうか? いえいえ神様も心で作り出されたものです。 しかも神は、平和を維持する機能を持ち合わせながら、戦争の引き金になったり、差別や偏見を助長させる機能も持ち合わせています。 これだけに頼るわけにはいきません。 僕が理想とするのは、いざとなった時、科学的に行動を分析し、科学的な原理や法則に則った合理的な判断ができる社会の構築です。 先の大戦も、精神に重点を置いた科学的、合理的判断が欠如した行動が、多くの犠牲者を出したのです。 こうした戦争であっても、虐待事件であっても、「人を殺す」という点では同一の反応クラスとなります。 つまり精神性を重視し過ぎるところに、こうした問題の本質があるのです。 見えなく、しかも操作不可能な精神を、行動の生起要因として考え続けている以上、こうした悲劇は無くならないのです。 逆に行動を客観的に観察し、合理的な判断ができれば、こうした悲劇を無くす、までいかなくてもかなり減少させる事は可能なのです。 見えない心を見ようとし過ぎるところに、疑心暗鬼や嫉妬や妬み恨みなどが生まれてくるのです。 怒りや暴力、今回で言うと虐待などは、それを引き起こしている環境 (弁別刺激) を変えることによって防げます。 それは一個人にできるものでもなく、家族や親族、またはそこのコミュニティー、地方自治体や国などの取り組みも必要です。 それにはまず客観的な事実に基づく、各行政機関の介入条項に法的根拠を与え、それを完全に執行していくという事が大事です。 もっと言えば、教育の場における精神性のみを追求する心理学的アプローチを、徐々に科学的心理学アプローチに変更していくべきです。 道のりは長いですが、命を救い、命を育てるためにはこうした事が不可欠だと思います。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 障害児の4年生。 発達障害で、知的遅れもあると診断されていました。 2年生の時に入会して早2年になります。 知らない人が見ると、この子は動作も緩慢で、手先も不器用です。 言葉もはっきりしていませんし、身体も細いです。 ですから、いかにも「障害児」と診断されそうな事ばかりです。 しかし入会当初に比べ、いろいろなことがたくさんできるようになりました。 今では1日2時間以上勉強もしています。 先日の四谷大塚全国小学生統一テストでは、健常児に比べればできは良くありませんでしたが、一番最初に受けたテストの時は、「書く所がわかるだろうか?」などという基本的な行動を心配していたのですから、その頃に比べて格段に進歩しました。 その子が日曜日の算数パズル教室でアルゴクラブのPキューブをやりました。 多分他の人なら、このような難しいパズルの取り組みは最初からやらせないと思います。 そこには「できないであろう。」などという偏見があるからです。 しかし僕はあえてこの取り組みを指示しました。 すると、授業のほとんどの時間を使ってもさっぱりできなかったのです。 できなかった、というより「やらなかった」という方が正しいかもしれません。 そこで僕は、「これが完成するまで帰れないよ。 早くしないとお父さんとお兄ちゃん帰っちゃうよ。」と言い、ちゃんとやるように促しました。 すると、人が変わったようにパズルに触り始め、およそ10分で「あと一個」のところまでやってくれたのです。 ![]() ![]() ![]() これには見学していたお父さんもびっくりしていました。 つまりこの子は、できないのではなく、「やらなかった」のです。 ではなぜやらなかったのか? それは、やらなければいけないという「環境」になっていなかったからです。 この行動は、「嫌子消去による行動の強化」という事になるのですが、それ以前にやはり指導者のチャレンジと実験とその実証があってこその結果であったと思います。 いずれにしろこの子は、とにかくできる事が増えていることは確実です。 あとは、時間がかかっても「やらせるか やらせないか」にかかっています。 僕は少なくともこの子を信じて、様々な困難に立ち向かわせようと考えています。 オンライン授業の3歳児です。 この時は3歳1か月でした。 掛け算を5分程教えると、こうやってしっかりやってくれました。 準備をしっかりしていると、この時期の子供でも2年生程度の算数ができるのです。 本当にすごいですよね。 運動発達を科学する PART 17 行動分析家は、動くことによってもたらされる次のような結果も指摘するかもしれない。 つまり、動くことによって養育者を含め離れたところにある対象を見たり触ったりする事、あるいは幼児が動くことに対して養育者ががそれに合わせて言葉かけをするようなことである。(例えば、West & Rheingold, 1978) 例えば、グスタフソン (Gustafson, 1984) は、乳児を歩行器を使って自力で移動させることによって、見たり、物を操作したり、直接間接の社会的行動といった行動の生起にどのような効果が見られるかを調べた。 その結果、自力で移動できない乳児と比較して、歩行器を使った乳児では、物の操作を除いて全ての行動で優位な増加が示された。 いったん歩行器に入れられると、乳児はすぐ目の前にあるものよりも、その部屋にあるさまざまな目立つものを見ることが多くなった。 また、物を操作する事に統計的に優位な差はなかったにも関わらず、乳児は遠くにあるものを操作する事のほうが時間的に長かった。 グスタフソン (1984) らよれば、「移動する能力によって、特定の行動能力とその実行が生み出され、そのことによって乳児の社会的環境や非社会的環境からの特定のタイプのフィードバックが生じる確率が変化すると思われる。」。 移動の効果についてのこれらの研究は、移動行動はその行動を強める機能を持つような種々の結果を生み出し、また自力移動によって他の行動 (例えば、見る事、物の操作、直接的な社会行動) が生じたり、それらの行動によってある結果が生み出される機会がもたらされるという示唆を支持している様に思われる。 これらの研究は、社会的な先行事象や結果事象が運動行動の発達に大きな役割を果たしていることも示唆している。 乳児は他の人が歩き、その結果動き回ったり物を手に入れるのを見る。 また、乳児期の早い時期には、乳児はほんのちょっと動いただけでも、それに伴って大きな注目を受ける。 このように、動くことによって視覚刺激が変化したり、物に近づいたりできるだけでなく、養育者との相互作用も増す。 これらの結果は全て、そうした接触をもたらす歩行に関連した行動を強化する。 これはすでに述べたように、テレン (1979) の言う目的志向性である。 オペラント分析は、もし目的 (強化子) が取り去られたら、行動は「発達」しないことを示唆している。 発達心理学者は常に、乳児の発達に膨大な数の類似点や規則性があることを説明しようとする。 運動行動の発達も例外ではなく、乳児個々の発達が極めて類似している。 もちろん、この類似性の一つの理由は、人が遺伝子を共有するということである。 しかし、人の行動の類似性はもっと間接的な遺伝変数によって説明されるかもしれない。 例えば、人は共通の身体構造を有することによって、バランスをとって動くことにかえって非常に多くのやり方があるといえる。 歩き方に見られる個人差はわずかな構造上の違いを反映しているかもしれないが、条件付けの歴史の違いもまたそれに反映しているかもしれない。 これらの変数は微妙で歴史的なものであり、それらを同定する事は難しい。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 土曜日の双子の2歳児の授業。 2か月前までは教室に入るなり泣きわめき、ほぼ授業にならなかった子供達ですが、今では一番泣いてた男の子がとてもご機嫌で授業を受けてくれています。 ご自宅でも、「お勉強、お勉強。」と、積極的に取り組みをやってくれているみたいです。 双子の女の子の方も、僕の教室に来るまでは「あっちゃん先生」を連呼しているらしいです(笑) いずれにしろこの二人が、高学歴のママ友の子供より、はるかにたくさんの行動を身に着けている事実は動かしようもなく、やはり低年齢の子供もできる事からやり続けることの意味を、この子たちはしっかり証明してくれているのです。 そしてこの子たちのお母さんは、この子達の将来に大いに期待しています。 そうした親の思いは、子供の教育にはとても大事です。 具体的な目標の無い育児は、常に迷走しがちです。 このご家庭のように目標をしっかり持ち、それに向けた具体的な取り組みで、子供達に大きな財産を作ってあげてくださいね。 2歳6か月の女の子です。 濁音までしっかり発音し、読み替えています。 今2歳10か月ですが、言葉がたくさん出て、発音も滑舌もしっかりしています。 身体も大きくなり、とても2歳近くなってもハイハイしていた子だとは思えない急成長ぶりです。 日々の正しいアプローチは、子供達を大きく成長させるのです。 乳児の移動手段の獲得は当然成熟度に依存してはいますが、その動作の喚起や習熟は、環境との相互関係において作られる行動の連続体です。 また行動は内的事象によって起こるのではなく、強化される事によって習熟された行動が、環境によって喚起され、また学習されるという環境と行動の相互関係によって起こります。 そうしたことを踏まえ、このシリーズをお楽しみください。 ---------------------- 移動の制御の行動分析 移動スキルの発達に関する行動分析学の見解は、成熟要因 (例えば、筋肉の量的増大、骨格がしっかりすること、身体のプロポーションの変化) を考慮に入れた上で、移動はオペラント行動であるというものである。 ビジュー (1979) が述べているように、「運動の発達は、生物学的構造の成熟と、それによって可能になる行動の先行刺激や後続刺激との相互作用にその源がある。」。 この考え方は、遺伝は重要ではないと言っているのではない。 オペラント条件付けの能力そのものは、遺伝的に受け継いだものである。 オペラント条件付けの能力に種によって差があるのは、遺伝による。 例えば、人の乳児では視覚刺激の変化や、外的環境に関連した動作、物をうまく操作する事などは、すべて無条件性強化子として機能する可能性が高い。 これらのことは、移動行動の発達についてのにある議論に関係している。 例えば、テレン (1979) は、生後1年間に「動きたいという意図的な動機付けや目的指向的な動機付けが育つ」と言っている。 彼女はさらに、「乳児は・・・・移動に脚を使う運動能力を身につけるずっと以前から、目標を達成するために前進したいという動機付けを持っているように見える。」と述べている。(1979) これらの強化子の強さを決定し、適切な移動行動を喚起する動機付け変数を同定するのは、ある場合にはかなりはっきりしていることもあるが、一般には難しいことが多い。 ビジュー (1979) は、硬く鋭い角のあるおもちゃの上に寝ている乳児の例を挙げている。 そのおもちゃによって作り出される刺激は、一つの確立操作として機能する。 つまり、その刺激の除去を (負の) 強化子として確立し、以前同じような嫌悪刺激を軽減したり除去したりできたいろいろな行動を喚起するのである。 先に述べたキーオとサグデン (1985) が指摘している歩行とその動作上のさまざまな難しい課題については、バランスが悪くなったときに転倒するするような動作と、上手に歩きバランスも良い動作には常に相互作用があると言える。 行動分析理論では、未熟でぎこちない歩行が十分に発達したなめらかな歩行へと変化するという行動の分化を説明するために、こうしたとらえがたい形の強化的結果や弱化的結果、すなわち自動的な結果を指摘することになる。 -------------------- 続きます。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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