![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 「目覚める知覚」と題したシリーズも、そろそろ後半に入りました。 難しい言葉とか概念が多く、そうそう誰でもが注目はしてくれないでしょうが、学んでいる人にとっては絶好の機会だと思います。 何度も読み返して、是非学び取ってくださいね。 -------------------- では、大きさの恒常性とはいったい何なんだろうか? 大きさの恒常性を客観的に述べれば、対象が実際に小さく見えたりあるいは大きく見えても、いつもとほとんど同じ仕方でその対象に対して行動することである。 キーオとサグデン (1985) が述べているように、対象の恒常性の場合と同じく、大きさの恒常性はこの世界に存在する対象の一つの性質である。 つまり、対象の大きさは変わらないのである。 これは、対象の大きさが変わらないということが、必ずしも理解されたり獲得されるものであることを言っているわけではない。 大きさの恒常性を示す行動の説明では、必ずしも認知的構造やその行動の代用物、あるいは知覚といったものを推論する必要はない。 心理学者は、ある行動が対象の刺激性制御を受けるようになったとか、あるいは対象の大きさ、形、位置についての感覚上の特徴が客観的な随伴性によって変化するときに、行動が変わったり変わらなかったりする、と言うだけで十分なはずだ。 しかし、「どうして」そうなるのだろうか? 奥行き知覚についての説明や大きさの恒常性に関連した知覚についての説明では、経験的な要因にそれとなく言及されることが多いが、その考え方については何も示されていない。(例えば、Banks & Salapatek, 1983) 行動分析学は本質的に適応行動についての価額であり、一つの考え方を提示する理想的な立場にある。 大きさの恒常性を刺激性制御によって説明するためには、対象の距離が変化した時にどのような刺激特性が関与しているかを特定する必要がある。 距離の離れた対象 (あるいは奥行き) に適切に反応する能力は、いくつかのタイプの手がかりや経験による。 デイ (1987) が指摘しているように、乳児が対象の大きさに適切に反応するようになるには、大きさと距離の弁別ができるようになっているか、あるいは学習によって可能になる。 いずれにしても、すでに述べたように、奥行きと大きさに応じた行動を制御するようになる奥行き手がかりには、両眼視手がかりと単眼視手がかりと言う2つの基本的なクラスがある。 重要な問題は、これらの手がかりが「どのようにして」行動を制御するようになるかである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← NHKの育児番組を観ていました。 すると医者と呼ばれる人が、赤ちゃんの行動の生起要因の説明をしていました。 それによると、指を見つめながら指を動かすのは、「指が動くのを確認するためだ。」とか、6ヶ月の赤ちゃんがお母さんの口元を触ろうとするのは「興味があるからだ。」とか言ってました。 果たして、「確認」とか「興味」という内的事象が本当に働いているのでしょうか? それをこうした認知発達心理学的に説明しても良いのでしょうか? だって「確認」とか「興味」があるなどと、どう確認し、証明できるのでしょう? すべてはそうした行動を、観察した医者や保護者が「確認している」とか「興味がある」などとラベリングしているに過ぎないのです。 結局まだまだ生得的な「反射」という行動に支配されている子どもは、今後の学習・・・つまり強化され維持される行動によって心的な行動も定着すると考えると、そのような「感情」が行動の生起要因と考えるのはあまりにも非合理的で非科学的なのです。 循環論になってしまう説明を公の電波に乗せて平然としていられるのは、僕的にはかなり問題だなぁ・・・と思うのです。 なにか、道はまだまだ長いなぁ・・・と感じました・・・。 -------------------- 大きさの恒常性に関する行動分析学的見解 まず最初に、対象と観察者の距離が変わると何が起こるのかをはっきりさせておこう。 前に引用したキーオとサグデン (1985) の研究を思い出して欲しい。 彼らは対象の恒常性の性質について、次のように記述していた。 ある対象の網膜像が変化しても、その対象自体の形、大きさ、位置は同じままである、という事である。 対象の物理的特長は一定のままである。 彼らはまた、観察者に対する効果を次のように正しく記述していた。 「ある対象が既知のものになると、その対象は見る角度に関係なく同じ対象と認知されるようになる。」。 行動分析学の立場から言えば、対象が「既知」のものとなり、それゆえ「認識可能」となるのは、「相互作用随伴性」(contingencies of interaction) と呼べるようなものの結果である。 相互作用随伴性とは、その対象に適した行動を生み出す強化随伴性の事である。 したがって、ある対象が認識可能になるのは、観察者がその対象に適切に反応するときである。 このことはさまざまな仕方で起こり得る。 大きさの恒常性の場合、網膜上に投影される像は対象との距離が遠くなると小さくなり、距離が近くなると大きくなる。 もしわれわれが自分の車から離れていけば網膜上の像は小さくなるが、対象についてどんな言い方をしたとしても、小さくなった対象を見ているわけではない。 対象と同じ大きさのものとして知覚するという事は、対象に対して同じ大きさのものとして「行動」していると言っているに過ぎない。 言い換えれば、その車はいつもと同じ刺激性制御を果たしていると言える。 われわれはその対象にいまでも車という名称をつける。 どこかに行きたいときには鍵を取り出し、車に向かって歩き出すのである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← どんな困難にもめげず、ひたすら継続し続けることは何よりも大切です。 社会を変えようなどと大それた事を考えているわけではありません。 少なくとも僕に関わる人には、少しでも楽になって欲しいのです。 偏見によって、背負う荷物は徐々に重くなっていきます。 軽くしたいなら、今こそ行動分析学を学んでみてください。 対象に応じた行動に関する行動分析学的見解 視知覚行動に関する行動論の見解は、それを複雑な刺激性制御を受けた行動と考えるというものである。(例えば、Knapp, 1987;Malott & Whaley, 1981;Nevin, 1973;Schoenfeld & Cumming, 1963) しかし、第2章で指摘したように、多くの発達心理学者は、ここでの知覚行動のような、子どもの発達における変化と子どもの年齢の変化との相関関係の方関心を持っている。 本章では、こうした関係を調べた研究をいくつか引用した。 行動分析学的アプローチは、ある行動上の変化を年齢順に記述する事を否定するわけではないが、それよりも年齢による違いを行動と環境の相互作用における変化として説明しようとする。 例えば、単眼視の奥行き手がかりによる制御が、両眼視の奥行き手がかりによる制御より遅れて発達するのは「なぜか」を問題にする。 この問いに対して、行動分析家は、乳児の初期の視覚経験がどのようなものかを明らかにしようとするだろう。 例えば、生後まもなから数ヶ月に渡って乳児の視覚環境を構成しているのは、主に乳児に向かって動いたり、乳児の視野に出たり入ったりする対象 (例えば、人の顔、瓶、おしゃぶりなど) から成り立っていることが明らかになるだろう。 動いている対象は、動的手がかりだけでなく、輻輳や網膜像差という両眼視手がかりも生み出す。 これらのことが生じることによって、乳児が行動すると (例えば、見る、手を伸ばす) 、それに続いてすぐにある結果がもたらされるのである。(例えば、触れる、何かを口に持っていく、単に対象を見る) 乳児の行為のいくつか (例えば、顔を引っ込める、瞬き、手を伸ばす)は、おそらく最初は無条件反射の一部であり、乳児の顔に向かって素早く動いてくる対象によって誘発される。 しかし、その他の行動 (例えば、見る、手を伸ばす) はオペラントになり、両眼視手がかりの刺激性制御を受けるようになる。 近づいてくる対象が無いのに手を伸ばす行動には強化随伴性が伴わないが、対象が近づいてくるときに手を伸ばす行動には、対象に触ったりそれをつかんだりといった行動が続く。 単眼視手がかりの多く (例えば、線遠近法、重なり、きめの勾配) は、生後5ヶ月から8ヶ月にかけて座位が可能になると、おそらくもっと重要な役割を果たすようになる。 潜在的に機能を持ち得る刺激の量と質は、乳児の身体の位置が仰臥から座位に変わるときと、座位から立位に変わるときに劇的に増える。 行動分析家は、これら機能を持つ知覚手がかりが存在するところで、乳児の行動の変化を規定する変数を問題にする。 したがって、ある程度はさまざまなことを問題としながらも、行動分析家は行動の変化について客観的で倹約性のある記述の仕方を提示する。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 訓練や学習の進度は常に一定ではありません。 一進一退が続くものです。 標的行動が予定通り生起した時、指導者は次の目標を決めます。 そこに大きな好子が出現したため、指導者自身の行動が、被訓練者のより高いレベルでの行動を要求するような行動になります。 こうした指導のプロセスが、当然被訓練者の様々な良好な行動のレパートリーを増加させるのではありますが、実はここに落とし穴もあるのです。 当初うまく指導できていたという経験が、より何度の高い行動を要求するようになり、被訓練者により大きな負荷を与えすぎることにつながってしまうということです。 それを防ぐためには、中、長期的な計画を立案し、それに沿った無理の無い指導を行うことが肝心です。 行動分析学を学び、それをうまく利用することにより、より効率的に子ども達を制御できるようになります。 しかし、指導者自身が行動の罠にはまってしまわないよう、常に計画的に指導を行ってくださいね。 デイと共同研究者 (Day, 1987;Day & McKenzie, 1981) は、生後18週の乳児の大きさの恒常性が、刺激対象が移動する場合のようにわずかに条件が異なる時にも見られるかどうかを調べた。 デイとマッケンジー (1981) は生後18週の乳児について実験を行い、この場合の測度は同じく馴化からの回復だったが、刺激対象である模型の顔を動かし、馴化期の間中央軸に沿って近づいたり遠ざかるようにした。 テスト期では、大きさが異なる対象が同じ距離と視覚の範囲で移動するようにした。 この実験デザインを用いると、テスト期における馴化からの回復を、距離や視覚と区別してその対象の大きさによるものとみなすことができる (Day, 1987)。 結果は以下の通りであった。 大きさが同じ対象よりも、大きさが異なる対象が移動する方が馴化からの回復が大きく、これは対象の物理的大きさが変わらないことが制御刺激であり、視角ではないことを意味していてる。 グランラド (1986) の研究は、大きさに応じた行動と奥行きに応じた行動の関連性を明らかにするのに役立つと思われる。 グランラド (1986) は、奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動の両方で両眼像差への感受性が果たしている役割を解明するためにデザインされた一連の研究を行い、以下のような結果を報告した。 ① 単眼視手がかりが現実世界のものとよく似ている状況では、網膜像の大きさが同じになるように距離を変えて並んで置かれた大きさが異なる2つの対象への手伸ばし行動を制御するには、単眼視手がかりよりも両眼視手がかりのほうが効果的である。 ② 両眼像差に感受性のある生後4ヶ月の乳児の方が、感受性の無い4ヶ月の乳児よりも、網膜像が同じ2つの対象が近づくほど手を伸ばす行動が多く見られたが、これは奥行きに応じた行動と大きさに応じた行動を制御する手がかりとして、両眼像差手がかりが重要な役割を果たしていることを示唆している。 最後に、グランラド (1986) は像差に感受性のある4ヶ月児と感受性の無い4ヶ月児について、デイとマッケンジー (1981) と同じ実験条件で追試した。 その結果、像差に感受性のあるグループは、感受性の無いグループよりも、新奇な対象への馴化からの回復が有意に大きいことが明らかになった。(ただし、像差に感受性の無いグループに関する結果は、いま少しはっきりしたものではなかった。) グランラド (1986) によれば、「これらの知見は、両眼像差に対する感受性の発達が、対象の距離と大きさを知覚する能力の増大に伴って生じることを示している。」 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 幼児教育を標榜している方々の中で、どれほどこうした知識を持ってらっしゃる方がいらっしゃるのでしょうか? 単に与えられた教材などで、マニュアルに従って行われている「幼児教室」がいかに多い事か・・・・。 ヘラヘラ笑っているだけの担当者に、疑問を感じたことはありませんか? 科学的なアドバイスではなく、単なる経験論や感情論、はたまた主観論のみによる、誰でも言えそうな説明に満足してらっしゃいますか? みなさん自身がちゃんと学べば、こうした人達に惑わされず、ちゃんとした育児や教育が行えます。 それでは今日もがんばって読んでみてくださいね。 -------------------- 奥行きに応じた反応に対してさまざまな手がかりが果たしている役割を調べた実験の中には、大きさの恒常性についても示唆しているものもあるが (例えば、Yonas et al., 1978;Yonas et al., 1982)、大きさの恒常性を可能な範囲で独立した現象として実際に調べている研究はほんのわずかしかない。(例えば、Bower,1966;Day & McKennzie, 1981;McKenzi, Tootell, & Day, 1980) 生後6週という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性についてのバウワー (1966) の知見は、運動視差が基本的な制御変数であることを意味している。 マッケンジーら (McKenzi et al., 1980) は、着色した模型の人の顔を刺激として、生後18週、26週、33週の乳児を対象に大きさの恒常性を知らべた。 模型の人の顔を刺激として用いたのは、先行研究で用いられた刺激 (例えば立方体) よりも「リアル」な刺激であり、しかも生得的 (つまり生物学的) に見ることを制御していると考えるからである。 そして、次のような対象の大きさ (大と小) と距離 (30cmと60cm) の4つの条件で、注視反応の馴化を調べた。 ① 60cm離れた大きい顔 (統制条件) ② 30cm離れた大きい顔 (大きさだけが統制刺激と同じで、大きさの恒常性条件と呼ばれる。) ③ 60cm離れた小さい顔 (距離だけが統制刺激と同じで、距離条件と呼ばれる。) ④ 30cm離れた小さい顔 (視角だけが統制刺激と同じで、視角条件と呼ばれる。) 馴化条件は、60cm離れた大きい顔であった。(統制条件とテスト条件) 馴化からの回復を調べ、次のような結果が得られた。 生後26週と33週の乳児では、30cm離れた大きい顔 (大きさの恒常性条件) と60cm離れた大きい顔 (統制条件とテスト条件) に対する注視反応の回復はわずかで、これは大きさに応じた反応を示唆している。 一方、距離条件と視角条件での回復は大きかった。 しかし、18週の乳児は、テスト条件だけでなく、大きさの恒常性条件と距離条件に対しても回復を示した。 おそらく対象が静止し、しかもそれほど目立つものではなかったことから、大かさの恒常性について何らかの結論を下すのは難しいことが明らかになった。(Day & McKenzie, 1981) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← スマートフォンがぶっ壊れてdocomoに入院することになりました。 お店に持っていくと不合理な説明で怒り心頭!! 今のスマホ、三回変えてもらって一回修理に出した機種。 明らかにハードの不具合なのにソフトのせいにする従業員。 あのね、その程度のことなら僕にもわかりますって・・・というくらいの説明で、何とか僕を追い払おうとする態度に本当に腹が立ちました。 僕って、docomo15年選手のヘビーユーザーなんですけどっ。 全くの素人相手の態度に腹が立った僕は、少し知識を見せる行動をするととたんに態度が急変。 上司を呼んできての説明になりました。 ウィンドウズがまだ無かった頃、自分でソフトを作って仕事をしてました。 その頃からPC関係とはずっとお付き合いしています。 なので普通の人よりもそこそこは詳しいんです。 やはり人って見た目で判断されるんですねぇ。 大きさの恒常性の実験 すでに別の項で奥行き知覚の実験について論議したが、大きさの恒常性と奥行き知覚は本質的に互いに関連していることを指摘しておくことは重要である。 前述のように、奥行きに応じた反応の最も重要な静的手がかりの一つ、特に生後7ヶ月までの乳児にとって重要な手がかりは対象の相対的な大きさである。 他の研究でも、距離手がかり、特に網膜上の輻輳によってもたらされる手がかりに対する感受性は、大きさに応じた反応 (つまり大きさの恒常性) に必要であることが示唆されている。(Aslin, 1987;Granrud, 1986) 視覚受容器に近づいたり遠ざかったりする対象に対して適切に反応する事は、奥行き手がかりや三次元手がかりに対する反応の本質的な部分の一つである。 もちろん、対象が視野に近づいたり視野から遠ざかったりすると、網膜像はその度に大きくなったり小さくなったりする。 研究者たちは、奥行き知覚と大きさ知覚の手がかりに対する感受性が最初に現れる年齢を明らかにしようとしてきた。 しかし、大きさの恒常性はさまざまな種類の視覚手がかりの制御を受けており、またこうした多様な視覚制御の「発達」は決して一度に現れるものでないことが、ある研究者によって明らかにされている。(Day, 1987) このように大きさの恒常性に成熟と学習が果たしている役割のどちらが重要なのかという論争が起きている。(例えば、Bower, 1966;Pettersen et al,.1980) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳10ヶ月の子がホワイトボードに遊びがてら数字を書きました。 それが、これです♪ ![]() 小さく書いてあるのがアルファベットの「C」。 ひらがな、カタカナ、アルファベットを全て覚えているこの子は、第二段階として「書く」という事ができるようになってきました。 そして土曜日の授業。 1年生の子に「九七は?」と九九を尋ねると、いち早くこの2歳児が「63」と大きな声で答えてくれました。 本当にすごい2歳児ですd(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ 2認知心理学的アプローチによる知覚に対する説明は、循環論になり、もはや科学的な説明ではなくなっています。 そうした意味の無い説明にいつまでも捕らわれず、真実を見る目を養いましょう。 -------------------- 大きさの恒常性知覚に関する伝統的アプローチ 対象の恒常性の規則は、次のように言うことができる。 網膜上に投影された像の大きさ、形、位置が変わっても、その環境における対象の実際の大きさや形や位置は変わらず、同じままであるということである。 バウワー (1966) が説明しているように、「知覚は網膜像よりも対象そのものに忠実であるように思われる。」 もっと正確な言い方をすれば、おそらく対象によって制御される行動は網膜像よりも対象そのものに忠実である、と言えるだろう。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性を、「網膜上に映る像が対象と観察者の距離によって変化しているにもかかわらず、対象の大きさはそのままであるということが学習された知覚である。」と定義している。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性について、以下のような例を記載している。 ==================== 駐車したあなたの車から降りて、歩きながらその車を見るとき、あなたの視覚系は脳にメッセージを送っている。 最初は、レンズを通して両眼後部にある網膜と呼ばれる領域に車の像が投影される。 あなたが (車を見ながら) 歩き出すと、車から離れるに従って、網膜に映る像は徐々に小さくなる。 あなたの車の感覚像は急激に小さくなっていくが、あなた自身は自分の車の大きさは変わらないと知覚している。 ただ、車がだんだん遠く離れていくだけだと知覚しているのである。 ==================== われわれは対象が小さく見えることがあっても、その実際の大きさは変わらないことを「知っている」と言われる。 網膜上に対象の像が小さく映っても、われわれはその対象を同じ大きさのものとして「見ている」と言われることもある。 さらに、発達研究者は、子どもが「大きさの恒常性を獲得する」年齢についても語っている。(例えば、Day & Mckenzie, 1981;Yonas, Granrud, & Pettersen, 1985) このような言い方はこの現象の本質を曖昧にし、行動を構造的に解釈することに伴う問題が全て含まれている。 記述の章で述べたように、行動はある状況下で観察され、その行動に名称がつけられ、この場合は「知覚」という名称、もっと細かく言えば「大きさの恒常性」という名称が付けられているのである。 知識や認識は決して直接観察できるものではないが、このような名称を付けることによって、この世界についての知識や認識の仕方が実体化される。 このような説明をすると、子どもは大きさの恒常性を「獲得し」、大きさの恒常性を「持っている」という言い方ができる。 このような言い方は、ある経験の結果、子どもの中にある構造が作り出され、その構造によって子どもは対象の大きさを正確に解釈できるようになることを意味している。 このような推論的な構造に研究の焦点を合わせてしまうと、経験そのものの性質といった、最も基礎的な行動プロセス (例えば、観察された行動に関与する強化随伴性) の研究がおろそかになってしまう。 ほとんどの認知的な説明は子どもの行動を強調せず、その代わりに「解釈」とか「認知」と呼ばれる行動の推論上の代用物を強調している。 しかし、その推論的な代用物を唯一の証拠は、それによって説明される行動そのものなのである。 実際は、知覚は特定の環境的文脈で子どもが示す行動そのものである。 しかし、研究者は感覚情報を解釈するものとして内的な代用物を考え出すばかりで、このより倹約性のある記述の仕方に目を向けようとしない。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 数字の1、2、3、6、7、10 が書けるようになりました。 九九は制覇してますし、3桁も数えられ、ひらがな、カタカナ、アルファベットも完璧です。 どこまで進んでくれるかとても楽しみです。 d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ 知覚と行動の関係は、かなりおもしろいですねぇ。 今後、発達心理学の矛盾点などの記述も出てきますので、より行動分析学的見解の正しさが浮き彫りになってくると思います。 -------------------- これまでの論議からわかるように、奥行きに応じた行動の刺激性制御という点から、研究者は乳児がいつ何をするかについては満足いく知見を得ている。 しかも、距離反応を制御する奥行き手がかりのタイプや、その手がかりが利用される年齢についても十分な知見が得られている。 奥行きに応じた反応の出現に関するこれらの標準的な知見は、成熟プロセス仮説を支持している。 他にもう一つ、奥行きに応じた行動の発達について同じく倹約性のある説明として、適応価値 (adaptive value) の立場からのものがある。 行動分析家にとっては、奥行きに応じた行動が出現する生後7ヶ月までの乳児に何が起きているのかが問題となる。 奥行き手がかり (例えば運動視差) について何か生得的な行動的関係があるかもしれないが、乳児の奥行きに応じた行動のほとんどが生後5ヶ月から7ヶ月の間に出現するという事実は、成熟による説明だけでなく、環境による説明も同じように支持するものである。 行動分析学の立場から言えば、、乳児の行動 (例えば、瞬き、頭を動かす、手を伸ばす、這い這いなど) がさまざまな奥行き手がかりの制御 (刺激関係) を受けるようになるのは、うまく反応するためにそれが必要だからである。 さらに、奥行き手がかりによる刺激性制御は、一定の順序 (両眼視手がかり、動的手がかり、静的[絵画的]手がかり) に従っていると考えられるが、これは乳児と環境の相互作用の順序を反映しているように思われる。 例えば、運動視差という動的手がかりに制御される奥行きに応じた行動のいくつかは、生まれて間もない生後6週の乳児にも認められている。(Bower, 1966;Campos & Langer, 1971) この秋冷の週齢の乳児は手伸ばし行動など他の奥行きに応じた行動の能力はまだないので、乳児の可能な行動 (頭や目の運動) が運動視差手がかりの制御を受けることはさして驚くべきことではない。 したがって、はっきり区別するために、視覚に導かれた手伸ばし行動や移動する行動を検討すべきである。 というのは、これらの行動はもっとはっきりした形で環境を操作し、最初は協応的ではなく、触覚刺激や視覚刺激による制御も弱いからである。 とはいえ、視覚に導かれた手伸ばし行動について検討する前に、視覚的な大きさの恒常性についてもう少し詳しく述べておきたい。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← どのようなプロセスを経ようと、子ども達が良好な行動をとってくれればそれに越したことはありません。 ただしそれは、弱化の手法を取るのではなく、好子法によって能動的な行動が生起してこないといけないのです。 暴力を伴う弱化の手法は、いずれ子どもの命を奪うところまでいってしまいます。 野球部へのアンケートで、まだまだ体罰を容認する意見が多いとニュースで言っていました。 体罰も「愛情」があれば許される、などという意見は、全く以ってけしからん意見です。 正しい行動理論を知らずして、指導者足りえることはありません。 子どもの命を守るのは、行動理論の実践です。 奥行きに応じた反応に関する行動分析学的見解 これまでの5つの章で主張してきたことは、人の行動の多くは環境との相互作用の結果として形成され、変容し、維持されるということである。 種々の環境それぞれに適した行動がオペラント条件付けによって選択され、これは遺伝子の突然変異のうち当該の環境で必要とされるものに適したものが自然選択されるのと同じである。 われわれはこうした行動を適応的であるという。 個々の個体の行動が環境との相互作用によって選択されるプロセスが、オペラント条件付けである。 長い間、知覚の発達は主に成熟のプロセスによると考えられていたが、乳児を用いた研究結果の多くは、その発達に環境的な要素も強く働いていることを示唆している。 これは、環境と遺伝に相互作用的な関係があることを意味している。 しかしながら、遺伝子によって学習が制限を受ける度合いは大きく、それは決して小さくは無い。 行動分析学の立場でない研究者が、特に知覚の発達についてオペラント随伴性を見過ごしていると思われる理由の一つは、単にオペラント随伴性による説明の有効性を知らないということである。 もう一つの理由は、知覚行動についての行動分析学の見解を研究者たちが誤解していることである。 例えば、知覚の発達についてのオペラント的な説明の中で言われる強化子は他者から与えられるものでなければならない、と誤解している研究者も少なくない。(Gibson, 1977) 実際はこれとは全く逆で、運動行動の場合と同じく、知覚行動における強化子のほとんどは他者から与えられるというよりも、むしろその人と他者の相互関係の中に本来的に含まれているという意味で自動的なものである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← すごい雨ですねぇ。 恵みの雨以上っぽいです。 神様。 ものには限度ってものがありますよ。 たのみます・・・・。 行動分析学の立場では、対象に「親しみがある」とか「親しみが無い」というのはどういう意味があるのだろうか? 対象に親しみを持つのは、その対象との経験によることは明らかである。 行動分析学的な言い方をすれば、対象に「親しみを持つ」ようになるのは、その対象に対する適切な反応を生み出す強化歴 (history of reinforcement) による。 別の言い方をすると、ある対象がその対象に適したオペラント行動に対する刺激性制御をもつようになるのは、対象と相互作用した後であると言える。 例えば、ある対象の扱い方は、過去に結果的にその対象をうまく扱ったことがあるかどうかによって決まる。 こうした行動の中には、網膜像の大きさに加えて対象を見る角度が適切な反応 (例えば手伸ばし行動) の刺激性制御を果たしている時に、知覚行動と記述されているものもある。(大きさに応じた反応に対する刺激性制御については、後で述べる大きさの恒常性の項でも論ずる。) 線遠近法と親しみのある大きさの他にも、ヨナスと共同研究者は静的な絵画的手がかりとして、ある対象がもう一つの対象と重なったり、その対象を覆い隠す場合の「重なり」 (Granrud & yonas, 1984) や、網膜像の明るさにばらつきがある場合の「明暗」 (shading) (Granrud, Yonas, & Opland, 1985) についても調べた。 そして、生後5ヶ月から7ヶ月の乳児は、これらの手がかりを奥行きに応じた手伸ばし行動の手がかりとして利用していることを明らかにしている。 もちろん、発達のある時点で、ある視覚刺激が知覚行動を制御していることを証明したと言っても、必ずしもその変化の基礎となるプロセスを解明したとはいえない。 視知覚行動の発達には成熟的要素が強く働いていると主張している研究者もいるが (例えば、Bower, 1966;Rader et al., 1980)、行動分析学の立場から考えると、こうした行動に経験の影響が関与している程度に応じて、予測される環境的なプロセスを解明するために行動分析学の原理を利用する事ができると言える。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← やっと雨が降り出しました。 みなさんの所ではいかがですか? これが。恵みの雨・・・となりますようにd(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ 親しみのある大きさ 距離に応じた反応の制御変数として、もう一つ親しみのある大きさがある。 対象と慣れ親しむことは、その対象との経験が適切な奥行き反応に不可欠なものとは言えなくても、対象が慣れ親しんだものであれば、網膜像の大きさが奥行き反応の有力な手がかりになることもある。 ヨナス、ピーターセン、グランラド (1982) が行った研究を考えてみよう。 彼らは、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児について、距離反応の手がかりとして親しみのある大きさを検討した。 親しみのある対象として、子どもの母親の顔写真が用いられ、大きさが異なる2枚の写真が使われた。 親しみの無い対象としては、大きさが異なる2枚の市松模様のカードが用いられた。 これらの刺激はいずれも同じ距離から提示され、乳児は片方の目でその刺激を見るようにされた。 その結果、7ヶ月の乳児は顔写真では大きい方に手を伸ばすことが多く、市松模様のカードについては大きさに関係なく手を伸ばしていた。 一方、5ヶ月の乳児はどの刺激に対しても同じように手を伸ばしていた。 これらの結果は、7ヶ月の乳児は親しみのある対象に対して大きさに応じた反応をし、5ヶ月の乳児ではそうではないことを示唆している。 そして、大きさに応じた反応は一般に生後7ヶ月頃までに見られるようになり、空間知覚においては経験が重要な役割を果たしていると結論付けることができる。 (Yonas & Owsley, 1987;Yonas et al.,1982) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 問題です。 第1問 ゾウを冷蔵庫に入れる方法は? 第2問 キリンを冷蔵庫に入れる方法は? 第3問 ライオンの王様がすべての動物を集めて会議を開きました。 しかし一匹だけ参加出来なかった動物がいます。その一匹とは? 第4問 あなたはワニがいる川を泳いで渡らなければなりません。どうやって渡りますか? 連続するこの問題を是非解いてみてください。 線遠近法 いくつかの研究で、さまざまな単眼視手がかりによる知覚行動の制御が検討されている (例えば、Granrud & Yonas, 1984;Granrud, Yonas, & Opland, 1985;Grarud, Yonas & Pettersen, 1984;Grarud, Yonas et al.,1984;Yonas, Cleaves, & Pettersen, 1978) 。 例えば、ヨナス、クリーブズ、ピーターセン (Yonas, Cleaves & Pettersen, 1978) は、前方の平行面に提示された台形窓の写真を用いて、線遠近法の絵画的手がかりによる制御を調べている。 片方の目が目隠しされると、生後6ヶ月と7ヶ月の乳児は、写真の台形窓の大きい (つまり絵画的に近い) 方に (間違って) 手を伸ばすことが多かった。 しかし、両方の目が見えるようにすると、同じくらいの距離にあるように、前方の平行面に提示された写真のいろいろな部分に手を伸ばすことが多かった。 一方、生後5ヶ月の乳児は、台形窓写真のどちら側にも同じくらい手を伸ばしており、絵画的手がかりを利用していないことが示唆された。 しかし、5ヶ月児のもう一つのグループでは、実物の窓を垂直軸から約45度回転させると、実際は長方形の窓であっても近い方に手を伸ばすことが多く、これは動的手がかり (つまり運動視差) を利用していたことを示唆している。 これらの結果は、バウワー (1966) が乳児の行動を制御している奥行き知覚手がかりについて予測していたことと一致する。 他にも、生後5ヶ月の乳児の手伸ばし行動が両眼視手がかりによって制御され、絵画的な奥行き知覚手がかりの制御をそれほど受けていないという点で、ヨナス (Yonas et at.,1978) らの結果を支持する研究もある。(例えば、Kaufman, Maland, & Yonas, 1981) 繰り返しになるが、この結果は、知覚行動の発達は乳児の行動とその環境との斬新的な相互作用の結果と考える行動分析学の見解を支持している。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 30度以上の日が続き、これでもまだ梅雨なのか? と疑問に思います。 雨が降らずに梅雨明け・・・・なんて事にならないでしょうかねぇ・・・・。 恵みの雨を待ち続ける日々なのです。 知覚を科学するのは、一般読者の方々には非常に難しいと思います。 しかし「知は力なり」です。 とりあえず読んでみてください。 -------------------- 静的 (単眼視) 手がかりによる刺激性制御 ヨナスとアウズリー (1987) は、奥行き知覚における単眼視手がかりの重要性についてうまく説明している。 ===================== もし読者がこのページから目を上げれば、そこには部屋の三次元の光景がすぐに見えてくるだろう。 もし読者が片方の目をつぶれば、両眼視の奥行き情報が失われることになるが、その空間の鮮明度はほとんど失われず、さらに観察者が顔を動かし動的な奥行き情報を生み出せば、失われるものはほとんどない。 もしこのシナリオを一歩進め、観察者が目や顔や身体をほとんど動かさず、しかも対象が動かないようにして、動的な情報をその場から取り除いてしまったとしても、観察者はまだ三次元で世界を見ているだろう。 その部屋はただ色がつぎはぎに配列されたような二次元の光景には見えないはずである。 ==================== この記述には、片方の目だけが見え、静止した視覚的配列しか見えない状態でも、奥行きに応じた反応を制御する刺激があることが示唆されている。 すでに述べたように、こうした静的な単眼視による奥行き手がかりは「絵画的手がかり」とも呼ばれる。 というのは、これらの手がかりは二次元のディスプレー上に奥行き感をもたせるために、芸術家がよく用いるからである。 画家が用いる奥行き手がかりの多くを初めて使って描いたのは、イタリア・ルネッサンスの芸術家レオナルド・ダ・ビンチである。 生後5ヶ月頃には、奥行きに応じた行動が両眼視手がかりによって制御されるようになり、それよりも早い時期に動的手がかりによる制御が見られることについてはすでに述べた。 おもしろいことに、静的 (単眼視) 手がかりによる制御は、両眼視手がかりによる制御よりも遅れて見られるようになる。 バウワー (1966) は、生後6週と8週の乳児の行動は、生後間もないほど運動視差に感受性を示し、その後、両眼視差、静的 (絵画的) 手がかりの順で感受性を示すようになることを見出している。 すでに述べたように、バウワー (1966) の研究の生後6週目と8週目の乳児の大きさの恒常性を示す行動に対して、静的 (絵画的) 手がかりはほとんどあるいは全くと言っていいほど制御力をもっていなかった。 前に論議したように、これらの知見は、知覚手がかりと行動の相互作用が徐々に増していった結果、奥行き知覚の発達が生じるという行動分析学の考え方を裏付けるものである。 静的 (絵画的) な奥行き手がかりにはいくつかのタイプがあるが、ここではそのうち線遠近法と親しみのある大きさについて論議する。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今回は冷製シリーズです。 かぼちゃのスープとサラダパスタ・たらこソースです。 ![]() ![]() ![]() 同時に作ったのでシンクがすごいことになってしまいました(笑) しかし出来栄えは上出来で、とてもおいしかったです。 麺好きの僕にとって、冷製パスタははずせない一品です。 難しい実験結果の表記が続きますが大丈夫ですか? がんばって読み続けてくださいね。 -------------------- 運動視差と視覚的拡充の他にも、もう一つの奥行き知覚の静的手がかりとして、きめの増大と削減 (accretion-deletion of texture) がある。 これは、見る人か周囲の対象のいずれかが動くことによって、見る人の目に映し出されたきめの模様が崩れる際に生み出される手がかりである。 ヨナスとアウズリー (Yonas & Owsley, 1987) は、きめの増大と削減について次のように述べている。 ==================== 地球上の環境には光を通さない対象や表面が数多くあるので、視覚的世界は地上のある観察点から見て、目に映る面と目に映らない面とに二分される。 観察者が環境内を動いたり、対象が観察者に対して動いたりすると、目に映らなくなる面と目に映るようになる面が出てくる。 ==================== 他の静的な奥行き手がかりによる制御を用いて、生後5ヶ月頃の乳児の行動が増大-削減手がかりの制御を受けていると結論付けている研究者もいる。 ある研究で、グランラド、ヨナス、スミス、アターベリー、グリックスマン、ソークネス (Granrud,Yinas,Smith,Arterberry,Glicksman & Sorknes, 1984) は、コンピュータによるランダムドットのディスプレーを用いて、きめの増大と削減だけが縁の輪郭や奥行きの手がかりとなるようにした。 ディスプレーが動くと、前方の平面が前に動き、一方で後方の背景が徐々に見えなくなる (増大と削減) 。 しかし、ディスプレーが動かないと、ドットはただ平らに並んでいるように見える。 この研究者は、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児が背景よりも前方の平面の方により頻繁に手を伸ばすことを見出した。 この項で取り上げた研究から導かれる一般的な結論は、乳児の行動は動的手がかりによる刺激性制御の影響を受け、これらの手がかりが実際には生後6週間くらいの生後間もない乳児では唯一の奥行き手がかりであると考えられるということである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← オーソドックスですが、手羽元のから揚げを作ってみました。 ![]() ![]() 二度揚げはもちろんなのですが、加熱の仕方、二種類の粉の使用、その使い方を工夫しました。 すると、外はカリカリ、中はジューシーな理想的なから揚げとなりました。 つけダレとして、マヨネーズと粒マスタード、ケチャップと粒マスタード。 大根としょうゆとゆずで大根ポン酢を作りました。 いろいろな味で味わえました♪ 具体的実験例です。 この後、それらから得られる結論が記述されます。 分かり辛いかもしれませんが、読んでみてくださいね。 -------------------- 大きさの恒常性については後で別の項で詳しく述べるが、ここでは生後6週間という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性に関するバウワー (Bower, 1966) の報告は、運動視差の動的手がかりが基本的制御変数であることを示唆していることを指摘しておきたい。 生後間もない乳児にとって、奥行き手がかりのうちどの手がかりが最も大きく影響を及ぼしているかを調べるために、バウワーはまず初めに、乳児が1m離れた所に固定された30cm四方の立方体の方へ顔を向けることをオペラント的に条件付けた。 条件付け終了後、立方体の大きさと距離を変えて、般化テストを行った。 般化テストでは、30cm四方の立方体を3m離して置いた試行、90cm四方の立方体を1m離した試行、90cm四方の立方体を3m離した試行が行われた。 この配置では、1m離れて置かれた30cm四方の立方体より網膜像が小さくても、3m離れた30cm四方の立方体への反応が一番多ければ、それは大きさの恒常性を証明するデータと言える。 3m離れた90cm四方の立方体への反応のほうが多ければ、3m離れた90cm四方の立方体の網膜像は1m離れた30cm四方の立方体の網膜像と同じ大きさなので、この場合には網膜像が主な制御変数と考える事ができる。 乳児は3つのグループに分けられ、第1のグループでは、運動視差あるいは絵画的手がかり (両方とも単眼視手がかり) だけを使うことが可能になるように、片方の目を隠しして実物の立方体を見せた。 第2のグループでは、絵画的手がかりだけが可能で、両眼視や運動視差の手がかりは使えないようにするために、実物の立方体ではなくスライドの実写が見せられた。 第3のグループでは、両眼視差と絵画的手がかりが可能で、運動視差は使えないようにするために、特別に作った立体映像メガネをかけ、立体映像のスライド映写が見せられた。 そして、次のような結果が得られた。 第1グループ (単眼視手がかり) の乳児は、遠くにある同じ大きさの立方体に一番多く反応を示し、これは彼らの行動を制御しているのが網膜像の大きさではなく実物の大きさであること (すなわち大きさの恒常性) を示唆していると考えられた。 スライドを見せられた乳児 (第2、第3グループ) では、異なる結果が得られた。 絵画的手がかりだけが利用できた第2グループの乳児と、両眼視手がかりも利用できた第3グループの乳児では、3つの般化刺激への反応に優位な差が無かった。 これらの結果から、生後6週間の乳児にとって奥行きと大きさの手がかりとして最も有効なのは運動視差であることが示唆された。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今回は 自家製トマトソースパスタ・イエローパプリカ添え を作ってみました。 ![]() ![]() トマトソースは煮込むのに時間がかかりましたが、仕上げ自体は簡単でした。 ベースがしっかりしていれば、仕上がりは簡単ってとこですね。 これはお勉強にも言えるかも・・・・です♪ 具体的実験例です。 この後、それらから得られる結論が記述されます。 分かり辛いかもしれませんが、読んでみてくださいね。 -------------------- 大きさの恒常性については後で別の項で詳しく述べるが、ここでは生後6週間という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性に関するバウワー (Bower, 1966) の報告は、運動視差の動的手がかりが基本的制御変数であることを示唆していることを指摘しておきたい。 生後間もない乳児にとって、奥行き手がかりのうちどの手がかりが最も大きく影響を及ぼしているかを調べるために、バウワーはまず初めに、乳児が1m離れた所に固定された30cm四方の立方体の方へ顔を向けることをオペラント的に条件付けた。 条件付け終了後、立方体の大きさと距離を変えて、般化テストを行った。 般化テストでは、30cm四方の立方体を3m離して置いた試行、90cm四方の立方体を1m離した試行、90cm四方の立方体を3m離した試行が行われた。 この配置では、1m離れて置かれた30cm四方の立方体より網膜像が小さくても、3m離れた30cm四方の立方体への反応が一番多ければ、それは大きさの恒常性を証明するデータと言える。 3m離れた90cm四方の立方体への反応のほうが多ければ、3m離れた90cm四方の立方体の網膜像は1m離れた30cm四方の立方体の網膜像と同じ大きさなので、この場合には網膜像が主な制御変数と考える事ができる。 乳児は3つのグループに分けられ、第1のグループでは、運動視差あるいは絵画的手がかり (両方とも単眼視手がかり) だけを使うことが可能になるように、片方の目を隠しして実物の立方体を見せた。 第2のグループでは、絵画的手がかりだけが可能で、両眼視や運動視差の手がかりは使えないようにするために、実物の立方体ではなくスライドの実写が見せられた。 第3のグループでは、両眼視差と絵画的手がかりが可能で、運動視差は使えないようにするために、特別に作った立体映像メガネをかけ、立体映像のスライド映写が見せられた。 そして、次のような結果が得られた。 第1グループ (単眼視手がかり) の乳児は、遠くにある同じ大きさの立方体に一番多く反応を示し、これは彼らの行動を制御しているのが網膜像の大きさではなく実物の大きさであること (すなわち大きさの恒常性) を示唆していると考えられた。 スライドを見せられた乳児 (第2、第3グループ) では、異なる結果が得られた。 絵画的手がかりだけが利用できた第2グループの乳児と、両眼視手がかりも利用できた第3グループの乳児では、3つの般化刺激への反応に優位な差が無かった。 これらの結果から、生後6週間の乳児にとって奥行きと大きさの手がかりとして最も有効なのは運動視差であることが示唆された。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ちょっと手間をかけてお料理してみました。 ![]() 白身魚のムニエル オレンジソース仕立て です♪ ![]() 理想には遠い味でしたが、それでもおいしくいただきました。 夏らしい味でした。 「視覚的断崖装置による実験」 僕は結構面白く読んだのですが、みなさんはいかがですか? 科学的根拠のある発達の理解は、その後の科学的育児や教育につながる重要な要素です。 いっしょに学んでいきましょうね。 -------------------- ギブソンとウォーク (1960) によって視覚的断崖における乳児の回避行動が実証されると、奥行き知覚を本当に生得的なものであると結論付けてようかどうかを検討しようとする研究者が現れた。 視覚的断崖研究のもっとも大きな問題は、ギブソンとウォークが用いた人以外の動物のほとんどと違い、人の乳児は生後すぐにあるいはその後暫くしてもうまく這うことができないという点である。 したがって、乳児が十分に這うことができるようになるまで、空間内で位置をうまくとることを学習する機会が極めて多くあることになる。 そのために、人の奥行き知覚が生得的なものであるかどうかに何らかの結論を下すことが難しくなる。 自己産出的な動き以外の反応を研究対象にすることによって、この問題を解消しようとした研究者もいる。 例えば、キャンポスと共同研究者は、視覚的断崖装置の断崖側に置かれると、生後2ヶ月の乳児では心拍数が低下し、9ヶ月の乳児では心拍数が上昇する事を明らかにした。(Campos & Langer, 1971;Campos,Langer & Krowiz, 1970;Schwartz,Campos & Baisel, 1973) 彼らは、人の乳児の回避行動は早熟の動物に見られる生得的な奥行き知覚とは異なると結論している。 彼らは、その行動は自己産出的な運動 (すなわち這うこと) の経験を積んだ後でのみ生じ得る恐怖条件付けによる可能性が高いと考えた。 一方で、このような解釈に疑問を感じ、成熟に基づく説明を展開している研究者もいる。 例えば、リチャーズとレイダー (Richards & Rader, 1981) は、視覚的断崖での回避行動の最も良い予測因は這う行動の経験ではなく、這う行動が始まる年齢であることを明らかにしている。 特に、生後6ヶ月半より前に這い始めた乳児は視覚的断崖を渡ってしまうのに対し、6ヵ月半以降に這い始めた乳児は視覚的断崖の崖側を回避した。(Richards & Rader, 1981) この研究者は、これらの結果を成熟によって制御される「知覚運動プログラム」仮説によって説明し、このプログラムによって視覚入力に対する這う行動が制御されると考えた。 もし、この仮説的なプログラムが働く前に乳児が這うようになれば、その乳児は視覚入力よりも感覚入力によって制御を受ける可能性が高い。(Rader,Bausano & Richards, 1980;Richards & Rader, 1981) したがって、この研究者の考えによれば、視覚情報と這う行動を結びつける臨界期があることになる。 (Richards & Rader, 1981) しかし、これらの研究では相関関係に基づく方法論が採用されており、また仮定されている独立変数は基本的に観察不可能なものであることから、成熟プログラムについての証明は間接的なものでしかない。 第2章で相関関係による研究について検討したことを思い出してもらえば、この説明の仕方にいくつかの難点があることを理解してもらえるだろう。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今年の梅雨は異常だ。 これも温暖化による異常気象だ。 などという人がいます。 でもそんな科学的な証明は一切ありませんし、思い返してみると僕が幼い頃も、「今年は異常気象だ。」などと毎年言っていました。 異常気象も、それが毎年続くとそれ自体は異常気象だなどとは言えなくなってしまいます。 異常か正常かは、あと何年か経た時、データとして成否が決まります。 おそらく、それも経年通りの気象に過ぎなかった、という結論になるでしょうね。 具体的実験の報告です。 図解がないのでわかり辛い方は、ネット等でお調べになってみてください。 -------------------- 動的手がかりによる刺激性制御 動的手がかりには、「観察者によって生み出されたもの」(いわゆる運動視差) と、「環境によって生み出されたもの」(いわゆる視覚的拡充) がある。 前者は観察者が自分の目や顔や身体を動かすことによって生じ、後者は見ている対象の動きによって生じる。(Yonas & Owsley, 1987) 乳児の行動は動的手がかり刺激による制御を受けやすく、また動的手がかりはきわめて年少の乳児の行動の唯一の奥行き手がかりであることが、研究によって示唆されている。(Yonas & Owsley, 1987) 乳児の奥行き知覚 (特に高さ知覚) についてもっとも有名な (そして最も初期の) 研究は、おそらくエレノア・ギブソン (Eleanor Gibson) とリチャード・ウォーク (Richard Walk) が行った研究である。 ギブソンとウォーク (1960) は、彼らが「視覚的断崖」(visual cliff) と名づけた装置を考案した。 その装置は、1枚の大きなガラス板が敷かれ、その下にさらに模様のついたシートが敷かれたものである。 断崖の一方の側には模様のついたシートがガラス板と直に接して敷かれ、もう一方の側では同じ模様のついたシートが床の上に敷かれている。 ガラスの2つの面の違いによって、急斜面あるいは断崖が作り出された。 ギブソンとウォークは、ラット、鶏、猫、羊、犬、豚、山羊などの生まれて間もない子どもが、視覚的断崖の「浅い」方に置かれた時に、明らかに断崖に落ちるのを避けようとする事を見出した。 生後6ヶ月から14ヶ月までの人の乳児では、装置の中央に置かれ、装置の「浅い」方かまたは「深い」方のどちらかから母親が呼ぶと、全員ではなかったがほとんどの乳児が深いほうには這って行かなかった。 実際には、母親が視覚的断崖の深いほうから叫ぶと、乳児のほとんどが泣き出したのである。 ギブソンとウォークは慎重にではあるが、これらの結果は人の乳児は這い始めるまでに奥行きを知覚する事ができる事を証明していると解釈した。 しかしながら、人以外の生まれて間もない動物 (例えば、生後24時間のひよこ) についての結果は、高さの知覚が遺伝的なものであることを示唆している。(Gibson & Walk, 1960) ギブソンとウォーク (1960) は、「目の見える動物は、移動運動が十分に経験できた場合、あるいは生後すぐに歩き始めた場合でさえも、奥行きの弁別ができる」という「より広い結論」を提出している。 この結論は、視覚的断崖で人の乳児が示した回避行動には、人以外の動物の行動と同じく、遺伝的要素が関与している可能性があることを言外に意味している。 ------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 僕たちは、何が正常で、何が正常ではない、としているのでしょうか? 健常者にとって好ましい行動だけが「正常」なのでしょうか? そうした意味の「正常」を障がい児に押し付けるだけでは、できるものもできなくなってしまいます。 大事なことは、「正常」「常識」などという枠組みは、だれにとってのそれなのか、をしっかり考えることです。 あなたの常識は、必ずしも世界の常識とは限らない、ということを覚えておいてくださいね。 さぁ、具体的な記述が始まり、読者の人も少なくなっているかもしれませんが、ここは一つ何度も読み返して、一歩ずつ進んでいきましょう♪ -------------------- 両眼視手がかりによる刺激性制御 両眼視手がかりによって制御される奥行き知覚は、輻轃角 (ふくそうかく) あるいは像差 (または非対応) によってもたらされる。 輻轃角は両眼と凝視点によって生じる角度である。 したがって、距離が近いほど角度は大きくなる。 像差とは、ある対象を異なった距離で凝視するときに輻輳に生じる変化である。(Aslin, 1987) この像差による相対的な奥行き知覚は、 「立体視」 (stereopsis) と呼ばれる。 網膜像差の両眼視手がかりによる制御は生後2ヶ月から3ヶ月にかけて初めて現れ、5ヶ月までにはっきりしてくることは、多くの研究者が一致して認めている。(Banks & Salapatek, 1983;Granrud, 1986) グランラド (Granrud, 1986) は、生後4,5ヶ月の乳児の空間 (すなわち距離と大きさ) の知覚行動では、単眼視手がかりよりも両眼像差の方が有効な手がかりであることを明らかにしている。 実際にいくつかの研究で、両眼視手がかりによる奥行きに応じた反応の刺激性制御が、ほぼ生後5ヶ月頃に生じることが証明されている。(Bechtoldt & Hutz, 1979;Gordon & Yonas,1976;Yonas,Oberg, & Norcia,1978) 例えば、乳児の顔に向かって対象が近づいてくることをシュミレートした立体映像ディスプレーを用いて、ヨナスら (Yonas et al., 1978) は、生後5ヶ月の乳児は手を伸ばしたり、手を引っ込めたり、瞬きを多く示し、一方、生後3ヶ月の乳児にはそうした行動が見られないことを明らかにしている。 ピーターセン、ヨナス、フィッシュ (Pettersen, Yonas,& Fisch, 1980) は、生まれて間もない生後6週目の乳児が、横に向かって動いてくる対象に対して「防御的に」瞬きする事を明らかにし、さらにその瞬きは空気圧の変化には関係なく、ディスプレーの視覚的な特徴と関係していることも明らかにしている。 バンクスとサラパテク (Banks & Salapatek, 1983) は、奥行きに応じた反応が生後4ヶ月以前の乳児では見られないことを示している研究は決定的なものではないことを指摘している。 その理由は、測定された反応 (手伸ばし行動と防御反応) は生後4ヶ月頃まで生じない可能性が高いからである。 したがって、奥行き手がかりによる何らかの制御がその月齢以前に生じていても、手伸ばし行動や防御反応では評定できない可能性もある。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日、あるお母さんから嬉しいメッセージをいただきました。 それがこれです。 同級生の男の子もお母さんに対して、暴言・暴力での訴えがひどい子がいます。彼はとても頭の良い子です。 彼の行為は、お母さんがそうしてしまっていることで長い年月を掛けての結果であることがわかります。 どちらのお子さんを見ていても、その行為が不適切であることを本当の意味で指導されてはいなく、その子達が自分自身でできる方法でもって精一杯表現していると言う事です。 親子関係においてお母さんが主導権を握っていないのが一番の原因ではないかと思います。 ついこの前まで、私も良い指導者ではなく“お母さんらしいお母さん”だったな~なんて思いながら、私にできるアドバイスをさせていただいているところです。 でないと子ども達が理不尽で、可哀想で、見ていられないからです。 これからもあっちゃん先生の教えが、広く世の中に伝わることで救われる子ども達・親達がいると・・・そんな理解が広まって欲しいと思います。 一部の抜粋ですが、本当に嬉しいメッセージでした。 ありがとうございました。 ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ 視知覚については、神経学的立場から見たその構造を少し勉強しました。 視覚は神経学の中で最も研究が進んでおり、そのシステムはほぼ解明されています。 そうした中、行動学的立場からの視知覚行動についての記述は、非常に興味のあるところです。 読み進めていきましよう。 -------------------- 奥行き知覚 奥行き知覚は、環境内を移動したり、環境の配置に正しく反応するために重要であるばかりでなく、対象を正しく認知するためにも重要である。(Banks & Salapatek, 1983) 奥行き知覚の基本的な問題は、視覚像が投影される網膜面が2次元であるにもかかわらず、人はどのようにして3次元の環境に反応できるようになるのか、という問題である。(Banks & Salapatek, 1983) 遠くの (あるいは奥行きのある) 対象に正しく反応する能力は、両眼視手がかり、動的手がかり、及び静的 (単眼視) 手がかりないしは絵画的手がかりという少なくとも3つのクラスの基本的手がかりに依存している。(Aslin, 1987;Banks & Salapatek, 1983) 網膜像差 (retinal disparity ; いわゆる両眼視差) という「両眼視」(binocular) 手がかりは、両眼が少し離れていることによって、近くに置かれた対象の網膜像が若干異なって映ることによる。 動的 (kinetic) 手がかりは単眼視手がかりであり、対象の像が網膜上を異なる距離で動く速さの違いによって生み出される。 これらの変化は、対象の空間内での動き (いわゆる「視覚的拡充」 [optical expansion]) かあるいは見る人の顔や身体の動き (いわゆる 運動視差 [motion parallax]) によって生み出される。 奥行き知覚にとって重要な静的 ( 単眼視 )(static[monocular]) 手がかりは、奥行き感覚を作り出すために芸術家がよく用いており、絵画的 (pictorial) 手がかりと言われることも多い。 この手がかりには、線遠近法 (linear perspective) 、重なり (interposition) 、きめの勾配 (texture gradient) 、相対的大きさと親しみのある大きさ (relative and familiar size) 、大遠近法 (aerial perspective) と呼ばれる手がかりがあり、奥行き知覚にとって重要な手がかりである。 数年間の研究を経て、ある発達研究者はこれら3つのクラスの手がかりによる奥行き知覚が、生後3ヶ月から7ヶ月までの乳児に最初に見られることを突き止めている。(Aslin, 1987) 次の3つの項では、これら3つの奥行き手がかりのクラスそれぞれについて述べ、それらの手がかりによって乳児の知覚行動が制御されることを実証した実験をいくつか検討する。 必要なときには、実験結果についての認知的な記述を行動論的な立場と対比してみたい。 ------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 久しぶりに公園に行ってみると、たまたま障がい児を連れたおじいちゃん、おばあちゃんに出会い、少しお話しすることができました。 動きは鈍く、なかなか言葉も出ない小学校3年生の男の子でした。 知的障がいもあるようで、おばあちゃんもちょっと大変そうでした。 言語療法も行っているそうなのですが、僕は図々しくも、口述よりもまずボディーランゲージによるコミュニケーションをお勧めしました。 早くお孫さんとの意思の疎通が図られることこそが、今後のこのお子さんとご家族の大きな幸せにつながると考えたからです。 僕も少し関わってみたいなぁ・・・と思いました。 少しずつ、行動分析学を学ぼうとしてくださる方が増えてきました。 読者のお母さんの中には、作業療法士の方もいらっしゃいます。 いろいろな方々がいらっしゃいますが、基本的な概念を身につけていただければ、生活のさまざまな場面でそれを生かすことができるようになります。 とりあえず難しい文章ですが、チャレンジしてみてください。 -------------------- 視知覚行動 キーオとサグデン (1985) は次のように述べている。 ==================== 視覚は、われわれが環境を同定するための基本的でもっとも包括的な手段であり、視野に入る環境のさまざまな部分を映し出すディスプレーである。 この視覚ディスプレーを読み取ることが、視知覚発達の基本的課題となる。 人は特定の対象の部分や全体を見て知る必要があり、それはより大きな配置やパターンに結びつけられなければならない。 人は環境を調べることもでき、距離や奥行きを知覚し、それを実行する。 ==================== この引用は、これから述べる視知覚行動の序論として役立つ。 ここには、奥行き知覚と (対象の永続性を含む) 対象知覚という、視知覚発達について検討すべき重要な2つの領域が示されている。 この知覚発達の2つの領域は、運動制御の発達にとっても重要である。(Keogh & Sugden, 1985) 以下で見ていくように、知覚的な制御の一部は、乳児が3次元の空間を十分に移動できるようになる前から成立していることがわかっている。 しかし、この問題について論議を続ける前に、まず最初に、引用したキーオとサグデンの記述を行動分析学の立場から再検討しておきたい。 行動分析学の立場では、「視覚ディスプレイを読み取る」ことが知覚発達の「基本的課題」であると記述するのではなく、視覚デイスプレイ (すなわち刺激) がいわゆる知覚と言われる行動の機能的な制御をどのようにして獲得するかを説明すべきであると主張する。 キーオとサグデン (1985) が、「人は特定の対象とその時空間関係を見て知る必要がある」と述べているのは、おそらく正しいだろう。 これは、結局のところ、その環境で生き延びる上で、人の行動はその人が相互作用すべき対象に関係した随伴性にしたがわなければならないことを意味していると言える。 これには、対象の特定のパターンや形状に反応するだけでなく、他の刺激と比較して、特にその部分や全体に対して反応する事が重要となる随伴性が含まれている。 前に記憶と運動行動について論議した場合と同じく、これらの「知覚」は多くの研究者が言っているような心的あるいは認知的な操作やプロセスではなく、オペラント随伴性に影響され、それによって変化する行動であることをよく覚えておいて欲しい。 最後に、対象そのものやその対象と他のものとの関係を「見て知る」には乳児ではなく、強化随伴性によってその対象に関連した行動が選択されることも銘記しておくべきである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 幼い子どもを指導するのはとても楽しいです。 なぜなら、自分が今まで学び続けてきたことを実験し、証明できるからです。 それはあらゆる意味で合理的で、的確な指導です。 学んだ人だけが得られるこの充実感を、是非みなさんにも味わっていただきたいです。 さあ新しいシリーズの、具体的な記述に突入です。 行動分析学は、全ての行動を単純な法則によって説明します。 それをする上での用語や概念の理解はなくてはならないものです。 しっかり勉強してくださいね。 -------------------- 感覚と知覚 心理学のテキストでは、感覚と知覚が対照的な形で述べられていることが多い。 「感覚」(sensation) という用語は、通常、刺激が感覚受容器に及ぼす基本的な効果を意味している。 一方、知覚については、認知的立場から次のように記述されている。 ==================== 知覚とは、動物が環境について、あるいは環境と自分との関係についての「知識を獲得する」プロセスである。 また、知覚は知識の始めであり、認知の基本的な部分を構成している。 もっと細かく言えば、知覚するということは、刺激作用を通して世界についての「情報を獲得する」ことである。(Gibson & Spelke, 1983) =================== ドワレツキー (1990) は、個体が感覚経験を解釈する仕方という意味で「知覚」という用語を使っている。 ガラヒュー (1989) によれば、感覚が知覚になるのは、「感覚刺激が貯蔵されている情報と統合される。」まさにそのときである。 次の引用は、乳児の知覚発達に対する一般的な認知的アプローチを示している。 ==================== 新生児が感覚刺激を「意味づけ」することはほとんど無い。 しかも、貯蔵されたテータを「統合する」能力は限られたものでしかない。 例えば、目に入る光線は網膜上に作用を及ぼし、大脳皮質の感覚野にある当該の神経中枢に伝達される。 新生児の反応は単純で (感覚レベル) 、光が暗ければ瞳孔が拡大し、明るければ瞳孔が収縮して刺激作用の一部がシャットアウトされる (共感性瞳孔反射)。 やがて、新生児は刺激が近づくとまばたきするようになる。 こうした単純な反射的な反応は生涯続くが、乳児は間もなく受け取った感覚刺激を「意味づけする」ようになる。 そして、ある特定の顔が「母親」を意味するようになる。 対象は3つあるいは4つの面をもつものとして「同定される」。 乳児はいまでは特定の刺激に「注意を向け」、それらに「基本的な意味を付与する」ようになっている。(Gallahue, 1989) ==================== この引用の中で、刺激は行動を制御するのではなく、 「意味」をもっていると考えられていることに注目して欲しい。 刺激に 「注意を向け」 、それを 「同定し」 、最後にそれに意味を 「付与する」 のは乳児であると見なされている。 行動分析学の立場から知覚行動を考えると、 「注目」 と呼ばれる行動を制御しているのはある特定の刺激であり、 「同定」 と呼ばれる行動に関与しているのはある特定の強化随伴性であり、刺激が特定の行動を制御しているときその刺激は 「意味」 を持っていると言われる。 さらに、もしあるものがある刺激に意味を 「付与する」 としたら、それはその刺激と個体の行動を含む環境的な随伴性であると言える。 別の言い方をすれば、こうした名称はいずれも、行動と環境の関係を意味していると言える。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← さて今回から、新しい章に突入です。 正しい知識を得ることは、正しい生き方ができると言う事です。 新しい章も、しっかり読んでみて下さいね。 -------------------- 知覚の発達 心理学者が乳児の運動の制御や発達について語るとき、同時に感覚や知覚の発達について言及する事も多い。(例えば、Gallahue, 1989;Keogh & Sugden, 1985) キーオとサグデンによれば、運動を分析する場合、「運動課題の質や動作者を取り巻く環境的な文脈についても説明しなければならない。」。 ガラヒュー (1989) は、乳児が「環境との関わり方を学習するプロセスは・・・・運動のプロセスだけではなく、知覚のプロセスでもある。」と考えている。 本章では、乳児の知覚行動の発達に関するいくつかの研究、特に運動の制御の点で重要な行動に関する研究について述べている。 また、行動分析家は、ほとんどの認知心理学者がしているように、知覚を一つの事物とか一つのプロセスと考えるのではなく、ある特定の刺激制御を受けている行動と考える (例えば、Knapp, 1987;Nevin, 1973;Schoenfeld & Cumming, 1963)。 したがって、知覚行動の発達は、単にこうした刺激性制御が単純なものから複雑なものへと変化する事を意味しているに過ぎない。 本章で最も強調点を置いているのは視知覚行動であり、視覚刺激による行動の制御とそれらの相互関係についてである。 この点を強調しているのは、第5章で述べた移動運動や視覚に導かれた手伸ばし行動などで、視覚刺激が重要な役割を果たしているからである。 本章で論議する主なトピックスは、(空間定位を含む) 奥行き知覚と対象知覚 (例えば対象の永続性) である。 聴知覚行動の発達については、第8章の言語の発達に関連して検討する。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 足し算を教えた時のものです。 こんな簡単なカードを使って教えます。 ![]() ![]() 最初は読み方を強化し、具体物とリンクさせていきます。 ![]() まず、2+3を言葉として強化します。 ![]() その後、数字の下に色積み木を置き、左の積み木と右の積み木がくっつくことを教えます。 ![]() くっついたところを見せ、数えさせます。 流れはこんな感じなのですが、教えるのにはそこそこコツがいります。 当然強化原理に従った指導なので、そんなに変わったことをやるわけではないのですが、それでも粘り強い指導法が必要となります。 この子はしっかりマスターしてくれました。 ただ、もっともっと「数える」という訓練が必要です。 さて、今回のシリーズ最終回です。 今回のシリーズでは、「科学とは何ぞや?」ということについての記述でした。 この「科学」の定義が非常に重要で、この基準に沿っているものこそ最も信頼できる、最強の理論というわけです。 行動分析学は、心理学の中で唯一この基準に合致している心理学です。 よって、これを学ばずして指導するとなると、非常に回り道をするか、長時間かけて名人芸を取得しない限り、良い指導者とはなれません。 このシリーズをもう一度読み返していただき、科学の根本を理解していただきたいと思います。 -------------------- 要約 本章では、科学と科学的理論について論じた。 理論は基本的に、それ自体客観的変数間の再現可能な関数関係からなる多数の事実についての言語的ないしは数学的形式による要約である。 科学者が言う用語として、理論は推測や憶測ではなく、研究主題の新しい種類の事例にまでこれらの要約形式を拡大することである。 ひとまとまりの信頼にたる事実が存在すれば、科学者はその研究主題を制御し予測できるようにする。 そして、この2つのことは自然科学の目的でもある。 本章ではまた、科学的理論の価値を評価する基準をいくつか提示した。 これらの基準とは、理論の一般性、テスト可能性、外的妥当性、有用性、簡潔性である。 最後に本章では、科学の第3の目的である科学的理解の問題についても論じた。 科学的理解は、普通、単純な関数関係に始まり、帰納的に科学的法則へと拡大するいくつかの特殊性の水準で達成される。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← いつもの2歳9ヶ月の子の、お家での取り組みです。 今は「ひらがな」「カタカナ」パズルに夢中だそうです。 ひらがなは以前からマスターしていたのですが、今回、超短期間にカタカナをマスターしてしまいました。 ![]() ![]() 保育園からお家に帰ると、わき目も振らずこのパズルをやっているそうです。 誰にも手伝ってもらわず、一人で全部やりきるそうです。 これで、「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」「数字(3桁まで)」「九九(九の段までの暗唱)」、「詩(雲)」をマスターしてしまいました。 最近は5までの足し算ならなんとかいけそうです。 本当にすごい2歳児です。 僕はこの章を読み、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。 そして最後の言葉が、どのようなことがあろうと揺らぎ無い僕の指導を支える言葉となっています。 「行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である。」 この動かしがたい事実を元に、今後も指導を続けていこうと思います。 -------------------- 科学的理解 自然現象についての科学的理解は、通常、いくつかの特殊性の水準で達成される。 特定の関数関係の水準や関数関係のクラスの水準で理論について語ることができるかもしれないが、科学的法則を確立した後で理論を語った方がおそらくより安全である。 良い科学的理論とは、少なくとも3通りの方法でその理解を深めたり広げるものであろう。 ヘンペル (Hempel, 1966) は次のように述べている。 #################### 第一に、このような理論は極めて多様な現象に対して体系的に統一された説明を提供する。 その理論はそれらの現象すべてを同一の基礎的プロセスまでさかのぼり、現象が示すさまざまな経験的な一様性を共通した一組の基本法則の現れとして提示する。 #################### これは包括性の基準に似ている。 心理学における良い発達理論とは、見た目が異なるさまざまな行動上の現象を、一組の同じ基本法則や原理で説明できるものである。 ヘンペル (1966) は続けて次のように述べている。 #################### 理論はわれわれの理解をさまざまな形で深めるだろう。 つまり、以前定式化され、説明すると思われていた経験的な法則が、厳密にしかも例外なく適用されるものではなく、おおまかに当てはまるものであり、しかもその適用範囲には制限があることなどが明らかになることによって、われわれの理解は深まっていく。 ################### このことは包括性の基準とも関連する。 心理学における行動についての良い理論とは、その理論では行動を説明できない条件や、説明が正確にできない条件を認めるものでなければならない。 例えば、行動の理論は、その理論の適用可能性を制限するような遺伝変数や生物学的変数を認めなければならないこともあるだろう。 ヘンペル (1966) は結論として次のように述べている。 ################## 最後に、良い理論は、その理論が定式化された時にはまだ知られていなかった現象を予測したり説明する事によって、われわれの知識と理解を深めるだろう。 ################## これは一般性の基準と似ている。 心理学における良い理論とは、行動上の諸現象に出会った時、一貫してそれらを予測し説明するものでなければならない。 要約すると、「理論の目的は、ひとまとまりのデータを統一し、それによってそれらのデータを説明することである。」(Green, 1989) ということを覚えておくことが大切である。 前述のヘンペル (1966) の引用文が示唆しているように、良い科学的理論は、その理論を構成する諸法則が適用される条件の範囲を明記する事によって、またいまだ説明されていない現象を説明する事によって、われわれの理解を更に推し進める。 言い換えれば、良い理論は、その理論が最初に定式化された時に知られていた観察だけに縛られるものではない。 本書は、行動分析学が他の心理学理論にもまして、子どもの発達の領域でこれらの必要条件を満足させることができるものであることを明らかにしようとしている。 この主張を支持するためには、行動分析学理論がこの目的にどれほどうまく適合しているかが評価されなければならない。 そのために、いくつかの科学的価値を紹介してきた。 これらの価値基準にさまざまな程度で当てはまる理論は多数あるが、それだけではその理論を良い科学的理論とするには十分でない。 最強の科学的理論とは、全てとは言わないまでも、基準のほとんどを満たすものである。 本書は、行動分析学が発達心理学の分野の数ある理論の中でも最強の科学的理論である、と主張するものである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 幸せは「与えられるもの」ではなく、自ら「発見する」ものですよね。 幸せな時間を得たいのなら、物事をどう観察し、どう評価するか、です。 こんな事もあんな事もできない、と評価するより、こんな事もできた、あんな事もできる、と評価するほうが、指導者としては的確です。 少しの変化の積み重ねは、いずれ大きな変化と気づきます。 子ども達の少しの変化と、少しの進歩を、大きな喜びとしていきましょう。 さて残すところ3回ほどになりました「科学」の定義の章、いかがですか? こうした科学を説明する各々の事象が揃ってこそ科学です。 しっかりと「科学」の持つ意味を理解し、真の「科学的教育」を行ってください。 -------------------- 倹約製 (parsimony) の概念は心理学ではよく知られているが、それはどのような意味だろうか? 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によれば、倹約性は節約を意味するラテン語のparcereから派生している。 倹約する人とは、お金の支出について過度に注意深い人のことである。 科学では、理論が最も少ない数の仮定と陳述でひとまとまりのデータを説明する場合、その理論は倹約性があると言われる。 科学における倹約性は理論的経済性を意味するが、グリーン (1989) によればそれは2通りの方法で評価される。 第1は、もし2つ (あるいはそれ以上) の理論がいずれも同一の現象を説明ししかもすべての条件が同じであれば、最も少ない仮定を持つ理論のほうが説明としてはふさわしい。 第2は、もし2つの理論が同数の仮定を持つならば、より多くの現象を説明する理論のほうが理論としてふさわしい。 例えば6歳の子どものかんしゃく行動を考えてみよう。 フロイト派の理論家は、基本的な原因であり、そしてそれゆえその行動の説明となるものは、その子のイドとスーパーエゴの未解決の葛藤であるというかもしれない。 つまり、注目されることを求めるイドの要求が、エゴの理性や適切な行動を求めるスーパーエゴの要求より優位にあると考える。 対照的に行動分析家は、かんしゃく行動が観察される文脈の中で、その行動を増加させるような結果 (ここでは注目) がかんしゃく行動に続いて生じていると提案するかもしれない。 この2つの理論のうち、どちらの方が倹約性があると言えるだろうか? 行動分析理論は観察されていない事象や観察不可能な事象についての仮定がより少なく、一方で同時に、潜在的に観察可能でテスト可能なかんしゃく行動と強化刺激の関係を示唆している。 このこと自体はフロイト派の理論が間違っていることを意味している訳ではないが、ただ科学的な意味でフロイト派の理論は倹約性のあるものとは言えないということである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日のオンライン授業の国語では、文章つくりの基本を学びました。 1年生のお子さんですから、学校の授業ですとまだまだ平仮名の練習やカタカナの練習が行われているところも多いと思います。 ですから、今回の問題はこうした子ども達にとってはかなり難易度の高い問題となっています。 ただ、だからと言って全くできないわけではありません。 大事なことは、ある程度言葉を獲得した子どもには、それを正しく使用するという技術の習得が必要だということです。 その技術を習得すると、より言葉が増えるようになります。 すると相乗効果で、より使用技術は向上するのです。 使い方の習得は、語彙を増やす効果があるということを覚えておいてくださいね。 科学を標榜する人、逆に科学を否定したり中傷する人、様々な人がいます。 そうした人たちの主張を読んでいると、正に「科学」という概念の理解が極端に不足し、勉強がなされていない主観論であることがよくわかります。 経験のみによる主義主張は、価値観を固定し、観念論、感情論でしかありません。 こうしたことから「偏見」や「差別」が生まれることを、その人達は全く理解していないのです。 常に科学は事実に基づいているので、こうしたものが生まれる余地が無いのです。 そろそろ終盤に入ってきました。 しっかり読んでくださいね。 -------------------- 外的妥当性 (あるいは正確さ) 理論の正確さ (accuracy) は、その理論によってなされる予測の精度による。(Sidmanm, 1960) ある理論による予測をすべてテストすることがいつも可能とは限らない。 しかし、少なくともそのいくつかはテスト可能でなければならない。 予測が成功するかどうかは、ある部分、それがどれだけ正確か、特にその予測によって明確な独立変数と従属変数ならびに両者の関係が特定できるかどうかによる。 メイザー (Mazur, 1990) が述べているように、「科学的理論は明確な予測ができるものでなければならない。 なぜなら、データが収集された後、再解釈して予測を修正する余地が残されていれば、どのような結果もその理論によって説明できる。」からである。 多産性 (あるいは有用性) 理論の多産性 (fruitfulness) は、その理論によって注意が向けられるようになる「興味深い新しい現象の数」によって決まる。(sidman, 1960) もっと簡単に言えば、理論はそれがなければ実施されることはなかったような研究を刺激するものでなければならない。 これに関連して言えば、ある科学者たちが示唆していることだが、科学的理論は有用性 (utility) をもたねばならない。 つまり、理論は役に立つ応用を生み出すことが潜在的にできなければならない。 自然科学は科学者が自然現象を理解できるようにし、また「現実の」世界でそれらの現象を変えることができるようにする。 シュワルツ (Schwartz, 1989) が書いているように、「科学は良いものを運んでくる。」 自然科学の技術的応用は、科学者は少なくとも自然の一部を理解しているという主張に信頼性を与えるものである。 心理学における良い理論は、特に家庭とか学校のような応用場面で行動を確実に変えられるために使うことができる実践的応用をもたらすものでなければならない。 もしこのような実践的応用が見出されるなら、心理学は少なくとも人間の本質の一部を理解していると主張することができるだろう。 ------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 土曜日は、日曜日に行われる四谷大塚の全国試験対策のためのお勉強でしたので、通常授業とは違った形の授業になりました。 主に過去問に絞ってやらせてみたのですが、結構厳しい現実でした。 できれば選抜に残ってほしいなぁ・・・と願っています。 さてさて、明日はどうなることやら・・・・。 いわゆる、「科学ってのは、こうでなくっちゃ。」というのをご紹介しているシリーズ。 少しわかっていただけましたか? まだまだ続きますので、しっかり読んでくださいね。 --------------------- テスト可能性 テスト可能性 (testability) は、科学的理論の最も重要な特徴の1つである。 グリーン(Green, 1989) によれば、「テスト可能な理論は客観的に確かめることができる。」。 ある理論がテスト可能であるためには、その理論とは経済的支持と理論的支持の両方を備えていなければならない。 「経済的支持」とは、その理論に関連する観察である。 例えば、認知発達についてのピアジェ理論に関する観察は、ピアジェ派の研究者が提示したさまざまな問題に対して子ども達がどのように解答するかである。 「論理的支持」とは、その理論によって提出されたメカニズムが妥当性のあるもの、つまり潜在的に観察可能で測定可能なものでなければならない。(Poling et al., 1990)。 ピアジェの認知発達理論は、いまだ観察されておらず潜在的にも観察不可能な認知的構造を提案しており、その論理的支持は弱く、その理論はテスト不可能である。 理論がテスト可能であるためには、その理論の陳述が予測に使えるほど十分特定化されたものでなければならない。 予測が「もしAならB」という形式であれば、Aは独立変数の操作を意味し、Bは従属変数に及ぼす効果を意味する。 例えば、餌の摂取制限を受けたラットを、以前ライトが点灯している時にレバーを押せば餌が出てくるオペラント条件付けの訓練を受けた実験箱に入れると、今度はライトをつけるとレバー押しの頻度が暫くの間増えることが予測できる。 この個別的な予測が正しいかどうかは、その正確性や外的妥当性 (external validity) の問題である。 ある理論がたとえテスト可能であっても、間違っていたり不確かなものである可能性もあることを指摘しておくのは重要なことである。 --------------------* 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← アカデミックな話題になると、急に読まれなくなります。 結局人々は、HOW TO物を欲しているのでしょう。 しかしそれらの単なる「方法」は、わが子に本当に適しているかどうかわかりませんし、使い方を誤れば何の効果も生まれないはずです。 正しい理論の習得は、どのような方法が正しいのか、またそれをどのように使えば有効なのかを教えてくれます。 人がああやってるからやってみる・・・・だけではだめなのです。 わが子に最も適した指導法を、保護者自らが作っていかなくてはいけないのです。 その為には、行動を科学的に分析し、その最小且つ最高の理論を教えてくれる「行動分析学」を学ばなければいけません。 保護者は最も身近な最高の指導者なのです。 具体的な科学の定義の章に入ってきました。 これからが本番ってとこかも・・・です。 -------------------- 一般性 (あるいは包括性) 科学的理論は、その理論で極めて多様な現象を論ずることができれば、その理論は価値があるとみなされる。 これらの現象はそれぞれ別個の科学的事実でなければならないし、理論を構成する事実がそうであるように関数関係になければならない。 理論が一般的で包括的であるには、理論は他の関連する科学的事実 (つまり関数関係) を説明するものでなければならないし、単なる観察であってはならない。 例えば、フロイトの精神分析理論はほとんど全ての観察を説明できるように思われる。 事実、この明らかな一般性によって、20世紀前半に精神分析学は十分成功をおさめ、流行もした。 しかし、精神分析学が全てのことを説明する方法であることについては疑わしい点がある。 特に、その理論そのものが科学的理論ではなく科学的事実に基づいていないことを考えると、そう思わざるを得ない。 ある理論が一般性 (generality) や包括性 (inclusiveness) を有しているということだけでは十分とはいえない。 まず第1に、科学的理論として適格でなければならない。 しかも、理論自体はその理論を構成する科学的事実や法則から一般化されたものでなければならない。 もちろん、一つの理論を観察される全ての新しい関数関係に当てはめてテストすることはほとんど不可能であり、科学者はこれらの事実を解釈する必要がある。 解釈とは、まだ実験や分析の対象とされていない領域にその理論を拡大することである。 しかしながら、それらの領域は分析の対象となり得るものでなければならない。 マッケインとシーガル (1988) が、理論の目的は「観察可能な事象を記述し説明する」ことであると言う時、この二人はまだテストされていなくても潜在的には観察可能でテスト可能な事象について言及していると考えられる。 心理学における一般性とは、その理論が説明しようとする行動の範囲と、説明する際の条件の範囲を意味している。(Poling et al., 1990) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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