![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 禅宗のお坊さんの有名な説法で、こんなお話しがあります。 有名なのでご存知のお方も多いとは思いますが・・・・。 ある禅宗のお寺のお坊さんと弟子が、町に出かけました。 その日はひどい雨上がりで道はぬかるみ、大きな水溜りがあちこちにありました。 歩き始めて暫くすると、大きな水溜りの前で渡れなくて困っている若い町の娘がいました。 弟子のお坊さんは『あの町娘、渡れなくて困っているんだな。 でも今は修行中だから声もかけられない。 どうしよう・・・・。』と困った様子でした。 すると前を歩いている師匠のお坊さんは、町娘にすぐさま優しく声をかけ、「困っているようですね。 私がおぶって連れて行ってあげましょう。」と言い、さっさと娘を背負い水溜りをジャブジャブ進んで行きました。 渡り終わると娘は、笑顔で「助かりました。 どうもありがとうございました。」とお礼を言い、その場を立ち去りました。 弟子は『戒律では、女に声をかけても、見ても、考えてもだめだと教えられているのに、師匠は女をおぶって水溜りを渡った。 これは戒律違反ではないだろうか・・・・。』と、暫く歩いている間ずっと考えていました。 そして我慢できなくなり、「お師匠様。 先ほど娘を背負ってらっしゃいましたが、あれは戒律違反ではありませんか?」と問いただしました。 すると師匠は、「お前はまだあの娘を背負っているのか?」と一言言いました。 弟子は自分の発言を恥じ、よりいっそう修行に勤めました。 このようなお話しです。 深く考えさせられるお話です。 科学的理論は、科学的評価基準に照らし合わせ、その基準を満たしていないと科学的理論とは言えません。 今回からは、その基準を具体的に紹介する記述です。 最重要項目となりましたので、じっくりお読みください。 -------------------- 科学的理論の評価 科学における理論はその理論を構成する諸法則から導き出されるので、いかなる陳述も科学的法則として適格であるとされる前に、それが満たすべき基準を確立していなければならない。 マッケインとシーガル (1988) は次のように述べている。 #################### ① 陳述は数種類の事象についてであって、単一の事象について直接なされるものではない。 ② 陳述は2種類以上の事象間の関数関係を明らかにしていなければならない。(「事象の種類」とは事物またはその属性のいずれかを言う。」) ③ その法則を立証する多数のデータがあり、それを否定するデータは皆無かあってもわずかなものでなければならない。 ④ その関係は極めて多様な諸事象にも適応可能でなければならない。(条件に制限があるかもしれないが。) #################### ここでも、上記リストから、科学的法則とその展開に先立つ関数関係の独立した関係を知ることができる。 これらの基準については、第2章と第3章で言及する。 しかし、理論という最も大きな問題はどうだろうか? 科学的法則が確かな基準で判断されるように、科学的理論もまたそうであるかもしれない。 次に延べるリストは完全に網羅しているわけではないが、多くの著者 (例えば、Bachrach, 1972;Green, 1989;Mazur, 1990;Sidman, 1960) が科学的理論を判定するのに最も重要であると考える5つの基準である。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 当然のごとく、2,4,6,8・・・・・20までできるようになりました。 1つずつ数えるなら3桁超えます。 今度は奇数だなぁ。 その後は、5,10,15,20・・・・。 様々な数え方を覚えさせ、算数の基礎をしっかり身に付けさせます。 ご褒美はしまじろうの「ハッピー・ジャムジャム」d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ この動画見せると、喜んで踊りまくるんです(笑) とってもかわいいんですよ(^○^) 科学の概念は、学んだ人で無い限り真実を語ることはできません。 もし科学の定義をちゃんと学んだ人なら、「脳科学からの云々」という宣伝文句の教育などはしませんし、そんな文句に引き寄せられて子どもを通わせる事などしません。 行動は、当然脳活動によってなされますが、行動が生起するのは環境からの刺激によって起こるのです。 つまり、環境が無い限り行動は起こらないのであって、環境を制御する事がつまりは人を、脳を制御することになり、行動たる能力の向上を図れるのです。 ここをわかった上での指導があれば、子どもに対する的確な指導が行えます。 この際、科学の定義をしっかり学び、いい加減な教育業者に騙されないようにしましょう。 -------------------- 科学的解釈 科学的解釈は予測と関係している。 科学者が自然の中で起こる事象を、実験室と同じレベルの正確さで予測するのは困難である。 しかし、このことは、科学者が自然の事象を理解できないことを意味しているわけではない。 科学的理解は制御と予測から始まる。 ある意味で、もしわれわれがある事を生じさせることができれば、つまりもしそれを制御する事ができれば、われわれはその事を理解したといえる。 しかしながら、この種の科学的理解は、科学的主題となる現象の比較的小さい領域、つまり統制された条件下で観察され測定され得るものについてのみ達成する事ができる。 しかし、科学者は実験室で研究されていない事象についても、はっきりとわれわれに語ることができる。 したがって、科学における重要な要素は解釈であり、実験室で得られた知識と理解から実験室の外の事象を推論することである。 『ウェブスター新世界辞典』(1984) によると、「推論する」(extrapolate) とは「既知の事実や観察から仮説を立てることによって (結論あるいは結果に) 到達すること」を意味する。 このように、統制された実験条件で見出されたものと類似した自然場面の観察に出会うと、科学者は観察された現象に関して考えられえる関数関係の仮設を立てる。 これが科学的解釈の意味するところである。 パーマー (Palmer, 1991) は次のように指摘している。 ********************* 解釈は科学においてすぐれた役割を果たしてきたし、今も果たし続けている。 あまりすぐれた役割なので、われわれは解釈と実験分析とを区別できないことがよくある。 海洋の潮の干満についてのニュートンの説明は、振り子の動きや、ウール製、ガラス製、コルク製の球の衝突の動きのような現象の実験的分析に基づく解釈である。 ニュートンをはじめ、誰も潮の干満を実験的に制御しようと企てた人はいない。 それでも、ニュートンの (合理的な推論の) 原理はあまりにも堅個に確立され、この現象についての推論がきわめて妥当性があるよう思われるので、われわれは彼の解釈をあたかも実験的分析の直接の結果であるかのように受け入れている。 ******************** 妥当な解釈の鍵は、基礎研究の非常に厳密なプログラムから導き出され十分に確立した原理を基礎にしていることである。 科学者が問題となっている事象について直接実験しないときでさえ、われわれは科学者でない人達の推論を信用するよりも、科学者の仮説や解釈の方を信用する。 行動分析学は経験的に導き出された原理という基礎の上に構築されており、まだ実験的分析が直接なされていない行動上の現象を解釈する事ができる独自の立場にある。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 なんと九九を制覇し、独り言みたいに言っています。 そこで僕は、「2,4,6,8,10」「に、し、ろ、は、とう」を色積み木を使って教えてみると、5分もしないうちに覚えてしまい、しっかりこの数え方をマスターしてしまいました。 ![]() ![]() ![]() ![]() それが終わると本を引っ張り出して「雲」を暗唱したり、平仮名を追って他のところを読んだりしています。 今お家では、カタカナに挑戦しているみたいです。 どこまで行くのかこの子・・・・。 本当にすごい2歳児です。 科学を知ったふりをし、無茶な要求をする人がいます。 しかしそれは全く無意味です。 科学とは関数関係を明確にするものなので、変数がわからなければその関係から予測をする事は不可能なのです。 逆に言うと、変数が特定されれば、法則に基づき高い可能性としての何らかの予測が可能となります。 科学は、危険を回避し、安全で便利で快適な生活を作り出します。 -------------------- 自然場面での事象、つまり実験室の制御の外にあるものについての科学的予想はどうであろうか? 科学者がある自然現象について一つの予測をする場合、その予測は変数が厳密に統制されて測定された実験室で科学者が発見したことに基づいている。 したがって、その予測は一つの理想的な状況に基づいている。 例えば、あなたと友人の物理学者が木から葉っぱが落ちるのを見ているとしよう。 この友人が実際どの程度のことを知っているかテストするために、友人にその葉っぱが落ちる正確な場所とそこに至るまでの経路を予測させてみる。 あなたの友人がどちらもそんなに正確には予測できないと言って断れば、あなたは友人が物理学者として受けた教育や訓練に疑問を感じないだろうか? 物理学者が一枚の木の葉がどこに落ちるかという程度の簡単な予測ができなくて、どうして天体の成り立ちのようなはるかに複雑な自然現象を予測できるのか、あなたは不思議に思わないだろうか? 実際には、もしこの友人が葉の重さや風速など落下に影響する全ての変数の値を知っていれば、その葉がどこに落ちるか予測できただろう。 これらは実験室で制御できる種類の変数であり、このような条件が統制されれば、友人は落ちる場所を高い確率で予測できるだろう。 このような知識があれば、科学者は目的の場所に着陸する機械 (すなわち飛行機) を設計する事ができる。 心理学における類似の例を挙げてみよう。 あなたは特殊教育の担任教師からコンサルテーションを依頼された。 教室に入るや否や、その教師は「あなたは心理学者ですね。 行動について知っていると、はっきりおっしゃっていますね。 そんなに何でもご存知なら、ティミーが次に何をするか予測してみてください。」と言う。 もちろん、あなたはできない。 事実、いくらあなたが科学者であるとしても、その教師や他の子どもたちの方がティミーのすることをあなたよりずっと正確に予測できるだろう。 あなたの行動科学には何か間違ったところがあるのだろうか? もちろんない。 事実、もしあなたがさまざまな条件下で彼がどのような行動を普段行っているか、どのような事象が彼にとって強化や弱化として機能するか、彼の全ての行動に対する強化の相対率など、彼固有の生育史についてある程度知っていれば、あなたもティミーの行動を予測できるだろう。 ティミーについてこれらの関係をあなたが知れば知るほど、類似の条件下で彼がどのように行動するかをより正確に予測できるだろう。 このような知識があれば、特定の時間にある行動が生起する確率を高めるような行動プログラムを作成する事が可能である。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← もう一人の3年生の子も、日本史年号の暗唱を成功しました。 2週間でやり遂げたこの子も、本当にすごかったです。 すでにこれを合格している3年生と小学1年生は日本国憲法前文に挑戦中です。 また、オンライン授業の1年生は元素記号1を合格したので、今度は2に挑戦です。 3までやると全ての元素記号を網羅することになるので、これまたすばらしいことです。 もう一人の子は「竹」に挑戦中。 みんなできることを精一杯やっています。 この子達の努力が将来大きな実を結びますよう、僕はこれからもこの子達のために一生懸命がんばろうと思います。 科学的予測 マッケインとシーガル (1988) によれば、科学理論の目的の一つは、ある条件下で観察「されるであろう」ことについて予測することである。 予測と制御と理解は、自然科学の主要な目標である。 この意味で「制御」という用語は研究主題となっている事柄の制御を意味し、さらにはその科学を構成する諸変数 (独立変数と従属変数) の関数関係を見つけ出すことを意味する。 別の言い方をすれば、 「独立変数」であることがわかっているある変数が系統的な方法で操作されたり変えたりされると、 「従属変数」であることがわかっている他の変数に系統的な変化が観察されることである。 この種の制御は実験室で最もよく見られるもので、基礎実験科学、物理学、化学、生物学が関数関係の発見に成功し、研究主題となっている事柄の制御に成功していることは偶然ではない。 予測と制御は密接な関係にある。 科学者が彼らの研究主題、つまり観察された事象に対してある程度制御が可能になること、彼らがすでに (実験的に) 観察したのと同様な条件下で起こることについて予測を立てることができる。 それがゆえに、科学における予測は制御から始まる。 発達心理学で頻繁に見出されるような種類の予測を、科学的予測と混同してはならない。 発達心理学において最もよく用いられる研究手段は、相関関係を調べる方法である。 この方法では、母集団の中に存在する2つ以上の変数が互いにどの程度対応しているかが算出される。 例えば、特定の母集団の身長と体重の対応関係 (あるいは相関) を算出する事ができる。 この場合に見出される典型的な結果は身長と体重に正の相関関係があるというもので、母集団の慎重が高くなれば体重も増すことである。 発達心理学においては、子どもの年齢が行動の変化と相関していることが多い。 その結果得られたデータは、標準的 (normative) と呼ばれる。 つまり、相関研究の結果は、ある特定の変化が起こる平均年齢あるいは標準を表す統計量を示している。 このような研究が実施されると、研究者は「平均的な」子どもについて予測しようとする。 例えば、バーンツ (Berndt, 1992) は数十年にわたる研究によって、子どもが運動発達における主要な発達指標に到達する平均年齢を明らかにした。 例えば、乳児は5ヶ月から6ヶ月の間に支え無しに座位をとることが知られている。 これは、研究者が何千人もの子どもたちを研究し、支え無しで座れる年齢を記録し、それらの観察から相関関係を算出したからである。 彼らの結果に基づいて、まだ調査されていない子どもも、だいたい6ヶ月までに支え無しで座ることができるだろうと予測する事ができる。 このような情報には重要な価値が無いわけではないが、独立変数と従属変数が統制された実験に基づく科学的予測と混同してはならない。 (相関研究法とその欠点については、第2章でさらに論議する。) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← オンライン授業の1年生。 時計の読み方が徐々にできるようになってきました。 2年生のはじめに始まるこの「時計」の読み方。 多くの子どもがここで一度躓きます。 そうならないためにも、事前にできることはしっかり学ばせ、将来の躓きの芽をすこしでも摘んでおいてあげるのが合理的です。 今後は、「時間」と「時刻」の違いや計算方法など、少しずつ教えて行きたいと思います。 教育、特に幼児教育の現場で、「これは科学的理論だ。」などという事をよく聞きます。 しかしこれらを「科学的理論」だと言っている人たちの中に、どれだけ「科学的理論」とは何か、という事をわかって言ってる人がいるでしょうか? 言うのは簡単です。 しかしその意味を正しく理解して使わない限り、それは疑似科学になってしまいます。 今日はそのあたりを学び取ってみてください。 -------------------- 科学的理論 これまでの論議が系統立った観察の特殊性のそれぞれの水準は、何らかの点でその前の水準に関係があることが暗示されている。 つまり、各々の水準は前の水準に基づいた経験的な一般化である。 それぞれの関数関係が変数のクラス間や科学的事実間の関数関係へと秩序立てられる。 諸変数の関数関係は科学的法則と呼ばれるより一般的な陳述へと整理され、科学的法則は理論と呼ばれるさらに一般的な陳述へと整理される。 科学における理論の目的は、「観察可能な事象や観察された事象を記述し説明することであり、またある特定の条件化で観察されることを予測することである。」(McCain & Segal 1988)。 しかし、(潜在的に) 観察可能な事象を記述する前に、観察された事象をすでに記述していなくてはならない。 そして、このことは特殊性の3つの下位水準でなされる。 すなわち、個々の関数関係、クラス間の関数関係、および法則である。 さらに、特定の条件下で生ずることを予測する前に、普通は実験によって同じような特定の条件下で生ずることがすでに観察されていなくてはならない。 重要なことは、科学における理論は当該の科学の基本的事実についての帰納的結論あるいは一般化であるということである。 それが一つの理論と呼ばれるに十分なほど一般的なものとなるまでに、数多くの異なる条件下でテストされ、その限定条件や制限が十分明確にされていなければならない。 このような科学的理論の概念は、科学的事実と法則はしっかりと結びついたものである。 このように、科学的理論の概念は、理論は事実の発見と法則の展開に先立つ経験に基づく推測や仮設であるとする、通常の見解とは相容れない。 『ウェブスター新大学生辞典第7版』(1965) は、科学者が使う理論の定義として容認できるものを示している。 ① 一組の事実を他の事実と関連づけて分析するもの。 ② ひとまとまりの事実あるいは一つの科学の一般的原理ないしは抽象的原理。 ③ 現象を説明するために提出された妥当性のある、あるいは科学的に承認される一般的原理ないしは一群の原理。 別の言い方をすれば、科学的理論とは、すでに確立されたひとまとまりの事実、そこから導き出された抽象的原理、そして新しい事実を説明するためにその原理を用いることである。 理論についてのこのような記述は、科学者はすでに一組の事実 (諸変数のクラス間の関数関係) を手に入れることを仮定したものである。 科学者がこれら一組の事実から、より普遍的事実であると思われるある共通性を導き出すときに理論が現れる。 これらの共通性は陳述 (あるいは方程式) の形にまとめられ、「抽象的原理」(あるいは法則) となる。 このようにして前記の例を完成させると、観察された一般性がすでに観察されたすべての事例よりおそらくもっと一般的であると示唆することが事実の範囲を超えるとき、「効果の法則」は「強化理論」となる。(BijIou & Bear) われわれが効果の法則と呼ぶ一つの共通性あるいは「観察された一般性」は、行動の結果が行動の重要な決定因であるということである。 ここで、この科学的法則は、ある条件下で生ずることを予測する事によってテストされる準備ができたことになる。 ------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 「数を数える」ということは、みなさんが思っている以上に重要です。 特に日本語では、さまざまな数え方があり、それは言語的にも違っています。 その数え方や言葉も日本人には非常に重要で、幼い頃からの訓練によってそれは身につきます。 また数えるという行動は、言語の取得にも大きく関係しています。 1~10くらいまで数えられるようになり、それが3桁くらいになったからといってそれで全てができたと考えるのは間違いです。 幼い頃からの「数かぞえ」を重要視し、子ども達にしっかり見につけさせてあげてくださいね。 科学的法則 現在の文脈で言えば、法則は科学的観察を秩序立てる際の特殊性の次の水準である。 マッケインとシーガル (McCain & Segal, 1988) らよれば、科学的法則とは「ある種類の現象間の比較的一定した関係についての記述であり、文の形式や方程式のような記号の形式による記述である。 人々にその関係を法則として受け入れさせるのはその現象の再現性である。」。 効果の法則 (または強化の法則) はその一例である。 効果の法則は、行動はその結果の関数であるというものである。 このような行動とその結果の関係が非常に再現されやすいことは、一つの科学的法則としてその記述を堅固なものにする。 もちろん、科学的法則は他の変数にも関係している。 例えば、効果の法則は、その固体が属する種の違いによって影響を受けることは言うまでもなく、摂取制限や痛みを伴う刺激、行動が生ずる文脈、個体の健康といった動機付け操作などの影響を受ける。 効果の法則をもっとも正確に陳述すれば、おそらく次のようになる。 「全ての条件が同じであれば」行動はその結果の関数である。 この陳述は、理論についてわれわれが考える特殊性の最終で最高の水準である。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 連日の夏日に、「もう夏かよっ」なんて嘆いている暇はありません。 一週間はあっという間。 もう週末になりました。 日々の取り組みはしっかりできていますか? 今日くらいはいいじゃん・・・・なんてことの積み重ねが、あぁ、やっぱやっておけばよかった・・・・という後悔につながります。 今日でることは今日しっかりやっておきましょうね。 科学は非常に厳密で、あらゆる可能性を考慮したうえで結論が導き出されます。 つまりこの時、最小限の関数関係 (functional relations) が発見されるのです。 故にこの関係は法則として扱われ、あらゆる場面で適合し、あらゆる応用が可能になるのです。 これが科学なのです。 ある一部の事柄や事象にしか適応しないのはもはや科学ではありません。 それは個別の事象に相関しているに過ぎないので、それは科学ではないのです。 その当たりを、しっかりわかった上で「科学」の冠をつけないといけません。 知能の説明や、行動の生起要因を内的事象に求めるのは、ただの相関関係に過ぎず、科学ではないことをご理解ください。 -------------------- この時点で、われわれは強化の理論あるいは法則といえるものまで明言できるのであろうか? そうではない。 もっと一般的な結論を明言する前に、いくつかの疑問に答える必要がある。 例えば、別のラットでも同じ結果が得られるかどうかを知りたい。 ここで使ったラットは他のラットと違っているかもしれない。 そこで別の何匹かのラットで同じ実験を繰り返す。 この場合の結果としての餌や反応も特別なものだったのかもしれない。 そこで喉が渇いているラットへの水の供給、凍えているラットへの暖房などを使って実験を繰り返し、さらに条件付ける反応としても別のタイプの反応を選ぶ。 さまざまなタイプのラット、強化子、反応について実験した後で、結論は次のようになる。 ある結果が「実験用ラット」の行動の直後に生ずると、その行動の生起頻度は増加するだろう。 この陳述は、データをもう少し広く一般化したものである。 事実、ここで観察した水準は特殊性が少なくなり、変数のクラス間、特に行動クラスと結果のクラスの間に関数関係があることを表しているといえる。 「強化」という用語がもはや一匹のラットのレバー押しと餌の関係について使われているのではなく、ラット一般の行動と結果について使われる。 しかし種としてみると、ラットは他の種と異なり、ここで強化と呼ばれているプロセスはラットだけに有効かもしれない。 この時点で、他の種についてもより一般的な陳述は可能だろうか? それはできない。 取るべき次のステップは、人を含む他の種を対象に、さまざまな反応にさまざまな結果が後続する実験を繰り返しやってみる事である。 さてここで、実験のたびに基本的に同じ結果を得ることができたとしよう。 今度の結論は次のようになるだろう。 ある特定の条件下で、ある行動の直後にある結果が後続すると、その行動の生起頻度は増加するだろう、というものである。 事実と理論の関係についてここで行っている論議の大切なポイントは、科学的事実が蓄積され、分類され、秩序立てられるにつれて、ある一般化が芽生え、最終的に理論を形成する事になるという事である。 われわれが行った最後の一般化はまだ一つの理論とは言えないかもしれないが、一つの科学的法則と見なしてよいと思われるものであり、特殊性の次の水準にあるといえる。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 ![]() お家ではテレビなど見ることなく、こうしたパズルや知的教材を自分で引っ張り出していつもやっているそうです。 この写真は、保育園に行く前のほんのちょっとした時間にやっていた時の写真だそうです。 お母さんが手取り足取りしなくても、この子は一人で日々様々なことを学び、覚え、表現しています。 それは知的な部分の遺伝や、素質などといわれるものでは決してありません。 この子にこうしたことを能動的にやらせる「環境」が整っているからこの子はそうしているだけなのです。 賢い子に育てたいなら、指導者がまずこうしたことを学ばなければいけません。 正しい行動は、正しい環境によってもたらされる。 これを忘れないでくださいd(^∇゚*)ネッ。 行動分析学の創始者B,F,スキナーは、スキナー箱という有名な実験用箱を作成し、行動分析学の基礎的実験、研究をしました。 今では日本の行動分析学界でも、ありとあらゆる研究がなされ、新しい理論も次々と生まれ、言わば「派閥」のようなものさえあります。 しかし行動分析学の原点は、この「スキナー箱」という実験箱です。 「迷ったら実験箱に帰れ。」という言葉があるくらい、この実験箱での実験は重要なのです。 今回は、簡単ではありますがその紹介となります。 -------------------- こうした科学的観察のさまざまな水準をよく理解するために、理論展開の一つの例として、強化の原理あるいは法則を考えてみよう。 標準的なオペラント条件付けの実験箱に、餌の摂取制限を受けたラットを一匹入れる。 この実験箱は、ラットが壁から出ている金属製のレバーを押せば餌が出るようになっている。 レバーを押すと餌が出るという随伴性を維持すると、レバー押しは随伴性が導入される前よりずっと頻繁に起こるようになる。 ある行動 (ここではレバー押し) に続いて、ある刺激 (ここでは餌) が生じ、その結果、それと同様の条件下でその行動の生起頻度が増加するプロセスは「強化」と呼ばれる。(強化に対する最新の概念では、強化子と考えられるのは餌の提示というよりは、他の行動と比較した接触行動の生起確率の変化である。[Premack, 1965; Timberlake & Alison, 1974]) さてここで、ラットがレバーを押しても、餌が出ないようにしたとしよう。 その結果、その行動の生起頻度は条件付けされる前のレベルにまで減少する。 結果的にある行動の生起頻度の減少をもたらす強化の停止プロセスは「消去」と呼ばれる。 もし、このラットを使ってこの観察 (すなわち強化と消去) を何回も繰り返すことができれば、レバー押しと餌の提示との関数関係を発見したと言えるだろう。 全ての条件が同じであれば、レバー押しはその結果出てくる餌の関数であるということができる。 そこで、この発見について結論的に言える事はどういう事だろうか? ビジューとベアー (Bijou & Baer, 1948) が述べているように、これらの観察をある一般的な陳述にまとめることができる。 ここに挙げた例では、空腹の実験用ラットがレバーを押した直後に餌が出ると、レバー押しの生起頻度が増加すると言える。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 ![]() こんなたくさんの平仮名の中から的確に必要な平仮名を選び出し、しっかり言葉を作ります。 ![]() すごいなぁ。 また、この世界地図を指差して、国名をちゃんと言えるんです。 ![]() まぁ、まだ20個ほどではあるのですが、僕が指差すところでわかっているところはしっかり答えてくれます。 今は同時に国旗まで覚えようとしているこの子。 この子、いったいどこを目指しているんでしょうか・・・・・(笑) 前職場で、熱心な某教団の信者の方がいらっしゃいました。 ある日話をしていると「仏教は科学なんです。」と言っていたのを思い出します。 明らかに、「科学」の定義を知らず「科学」という言葉を使っています。 また、出版された教育関係の本などにも「脳」のことに触れているだけで「科学」としているような物もあります。 指導者も、「脳」や「知能」について話しているだけでそれを「科学的」だと信じ込んでいる人もいます。 科学は、関数関係の発見と最小限の法則の解明です。 関数関係とは、独立変数と従属変数の関係です。 最小限の法則は、どのような場合でも共通して当てはまらなければいけません。 またその関係は、実験によって証明されなければいけません。 こうしたことをクリアーしてこそ「科学的」だと言えるはずなのですが、ほとんどの場合、そんな事はおかまいなしに「科学」を乱用し利益を得ています。 このシリーズで、その辺りをしっかり勉強し、騙されないようにしましょうね。 -------------------- 科学における事実と理論 まず最初に、科学者が科学的事実について話す時、普通何を意味しているかをはっきりさせておきたい。 科学的発見は経験的な観察から始まる。 これらの観察は、観察がよって立つ経験的な諸事象が科学者によって関数関係へと秩序立てられるとき、科学的事実と呼ばれる。 「関数関係 (functional relations) 」とは、Aの値がBの値を決定するというような、少なくとも2つの変数 (AとB) の関係を表している。 全ての条件が同じなら、BはAの関数であると言われる。 科学者が2つの事象間に関数関係を見つけたら、基本的な科学的事実を発見したと言われる。 科学的事実は単なる観察ではなく、観察されたことの間に信頼にたる再現可能な秩序があるものである。 自然科学 (例えば、物理学、化学、生物学) では科学的事実の数は非常に多いが、心理学の分野では極めて少ない。 事実と理論の関係の質についても明確にする必要がある。 自然選択による進化についての討議の中で、教師が共通系統と言う考え方、つまり全ての種は互いに関連していると話している場面を想像してみよう。 そこで一人の学生が次のように質問する。 「それは事実ですか? それとも単なる理論でしょうか?」 この学生の質問では、「理論」という言葉は「推測」や「意見」という言葉に難なく置き換えることができ、しかもその意味は同じである。 しかしながら、「理論」という言葉が科学で使われる場合、それは推測とは全く違ったものを意味する。 自然科学では、理論は科学的事実から導き出される。 厳密な言い方ではないが、理論は事実の意味を理解する一つの方法である。 すなわち、諸事実が共通の特徴に基づいて科学者によって秩序立てられると、一つの科学的理論が形となって現れるのである。 とりわけ、「科学的分析はいくつかの特殊性の水準で観察を秩序立てることである。」(Poling, Schlinrer,starin, & Blakely, 1990) -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 僕たちの生活は、科学無しにはあり得ません。 目の前にある物理現象は科学ですし、そもそもほとんどの人たちは現代医療という科学を信じているにも関わらず、心理学の分野においては全くその科学性を無視しています。 恐らく科学的な心理学が存在する、ということを「知らない」ということが原因なのでしょうが、信じざるを得ないこの科学的な心理学・・・行動分析学が、もっと一般化することを切に望みます。 巷には「脳科学」が溢れています。 また、「科学的」と自称している書籍もたくさんあります。 しかしそうした人たちは、「科学」の意味や定義を理解したうえで「科学」や「科学的」という言葉を使っているとは到底思えません。 それは、科学者と言われる人たちでさえその誤りに気づかず、「科学性」を声高に叫び利益を得ています。 いわゆる「因果関係」と「相関関係」は全く意味が違います。 それら全てを「科学」としている間違いを、このシリーズでは解消していこうと思います。 -------------------- 科学 本章の最初の部分では科学的理論について論議し、単なる推測や意見といった通常の理論の概念と科学的理論を区別する。 本章ではまた、科学的理論は科学的事実と別個のものではなく、むしろこれら事実の広範な一般化であることを指摘する。 次いで、科学的理論の価値を評価するために用いる基準をいくつか紹介する。 最後に、科学的「理解」について簡潔に論議する。 科学的理論の定義 発達心理学のテキストに見られる理論の定義のほとんどは、サントラック (Santrock, 1988) が示したものと似ている。 彼は、「理論は観察したデータや事実を説明し、予測する助けとなる一般的確信である。」と述べている。 この理論の定義は妥当かもしれないが、正確ではなく、誤解も受けやすい。 例えば、事実の先に何もありえない場合、科学的理論は科学的事実とは別個のものであるという考えが出てくるのは容易なことである。 さらに、サントラックの理論の定義は「一般的確信」が何に由来するのかを示していない。 一般的確信とは、単に誰かの意見や推測に過ぎないのだろうか? さらにまた、理論は予測を可能にするというサントラックの定義は正しいが、何が予測可能で、予測はどこから来るかについては何も語っていない。 辞書で「理論」という単語を調べてみると、その意味について混乱がある意味がよくわかる。 つまり、この言葉は使われる文脈によって、あるいは用いる著者によって使い方が異なるのである。 例えば、、『オックスフォード英語辞典』(1989) では、「理論」は次のように説明されている。 #################### ひとまとまりの事実や現象の説明や根拠として提示される考えや陳述の一つの組織あるいは体系。 観察や実験によって証明あるいは確立された仮説で、既知の事実を説明するものとして提示されたり受け入れられるもの。 既知のものや観察されたものについての一般的法則、原理、あるいは原因であると考えられることについての陳述 #################### この定義は、多くの科学者が理論とはこうあるべきと考えているものの基本的な内容を備えていると思われるが、一方では、説明されるべき事実の性質、及び説明として機能する「考えや陳述」の根源についての疑問に何も答えていない。 そこで、科学的理論について実際に役立つ定義を示す前に、すでにその一部について言及した科学的理論に関する誤解のいくつかを晴らす試みを手短に行ってみたい。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 小さい頃は子どもの好きにさせればいい。 いずれ何でもできるようになるのだから。 このようなお考えで子育てをなさっている方は世の中に大勢いらっしゃると思います。 また、 子どもの意見を聞き、なるべく子どもの意に沿った子育てをする。 という子育てをなさっている方もいるでしょう。 なぜそうするのか?という問いに、みなさんそれぞれ理由をおっしゃるでしょうが、一様に言えることは、子どもの「心」の問題をしきりにおっしゃることです。 もちろん子どもの「心」は重要ですが、そうした子育てに何らかの「科学的根拠」があるのでしょうか? そうでないなら、それは単に主観論、感情論、経験論に過ぎず、何の合理性も無くやみくもに子育てをしていると言われても仕方ありません。 行動分析学は行動を科学しているので、本当に大事な子育ての方法の理由をきちんと説明してくれます。 では「科学」とはいったい何なんでしょうか? 明日からは以前にもご紹介した「科学の定義」についての文章を掲載いたします。 ピアジェ派の「原理」と行動分析学の原理のいずれによっても、これらの観察の解釈が可能である。 行動分析学の解釈は極めて簡単である。 すなわち、紐で結ばれた時に右手の動きが増えたのは、セルロイドの容器が動き、その中にあるガラガラが鳴るという結果が後続したためであるという説明である。 容器が動く様子とガラガラが鳴る音が行動に及ぼす効果が強化である。 左手に紐が結ばれると、左手の動きも増した。 これは、行動分析家が「反応般化 (response generalization) 」あるいは「反応誘導 (response induction) 」と呼ぶ現象を証明するものである。 反応誘導 (あるいは反応般化) とは、ある限定されたオペラントクラス以外の反応にも強化が初めて効果を及ぼす現象に対してつけられた名称である。(Catania, 1992) この例では、右手の反応が強化されたことによって、左手の反応の増加がもたらされたことが当てはまる。 ピアジェ派は、ローランの行動をどう解釈するのだろうか? ギンスバーグとオパー (1988) によれば、ピアジェの息子が示した学習には4つの段階が含まれている。 ******************** 第1段階では、乳児の偶然の動きによって、彼にとって適度に新しく「おもしろい」外的な結果が生み出された。 第2段階では、乳児は自分の行為がその外的な結果と関連していることを「知覚する。」 第3段階では、行為と結果の関係と関心がいったん確立されると、乳児はその興味ある出来事を繰り返そうと「願う。」 第4段階は調節である。 すなわち、乳児はその結果を引き続き繰り返すために、手を動かすことが必要であることを学習しなければならない。 ******************** 行動の結果が乳児の「関心を引く」という証拠とは何だろうか? あるいは、乳児が自分の行為と結果の関係を「知覚する」という証拠は? 乳児はその結果が繰り返されることを「願う」という証拠は? それが「おもしろい」という証拠は? これらの答えは、これら認知的な推論すべて唯一の証拠が、まさにその行動、つまり結果、及び同じような条件化でその行動の頻度が増すことであり、どれも認知的な推論や代用物を必要としないものである。 事実、ピアジェが息子ローランに観察したことは、乳児の記憶を研究するためにロビー - コリアー - と共同研究者が採用した手続きの一つで、第4章で述べた接合強化とよく似ている。 読者は記憶という概念が、結果として生じる乳児の足の動きを理解する上で、必ずしも役立つものではなかったことを覚えているだろう。 したがって、ピアジェが考え出したこれらの概念も、息子の行動の理解に必ずしも有益であるとは言えない。 もちろん、両方ともオペラント条件付けの実例であることには変わりないが、「第一次循環反応」と区別するために、これらの反応を「第二次循環反応」と呼ぶことには問題はない。 しかし、このような区別の意義は、構造的な特徴によって行動を分類する事による不利益よりはまだましなように思われる。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日の授業で、すばらしい暗唱の発表がありました。 僕が作った日本史年号のプリントを一週間で暗記し、それを完璧に暗唱した3年生がいるのです。 内容は、「仏教伝来 538(ごさんぱい) 百済から仏教が伝わる。」から始まり、50個程のこうした文章があります。 これまでの僕の生徒の中で、この課題を一週間でこなした生徒はいません。 今回の生徒は、この記録を破り1週間で仕上げてきたのです。 しかも誰に手伝ってもらうことなく、自分ひとりで覚えきったのです。 これにはとても驚きました。 覚えがいいというのは、これから大きな武器となります。 この記録を破る生徒が、これからもっともっと出てきてくれればいいのになぁ・・・・と思いました。 第3段階 : 生後4ヶ月から7ヶ月まで ピアジェ (1952) は、この段階を「『第二次循環反応』と興味ある光景を持続させる方法」(The 'Secondary Circular Reaactions' and the Procedures Destined to Make Interesting Sights Last) と呼んでいる。 第3段階における循環反応がまだ循環的と言われるのは、それらの反応の中にすでに学習した行動を繰り返すことが見られるからである。 しかし、この段階の循環反応が「第二次」と呼ばれるのは、乳児の外的環境にある事象や対象が関係していることによる。 ギンスバーグとオパー (1988) は、「第二次循環反応は、最初は偶然「外的環境」に発見した興味ある出来事を再現するためのスキームを発達させる能力が、乳児に新たに見出されることを記述している。」と述べている。 次のようなピアジェからの引用の中に、オペラント条件付けが単純なものから (彼が第二次循環反応と呼ぶ) より複雑なものへと進んでいく様子がよくわかる。 ==================== ローランは生後2ヵ月半頃から、乳母車に吊るされたおもちゃを見ているときに、身体全体で喜びを表現した。 彼は声を出し、身体を弓なりにし、手足をバタバタさせたりした。 そして、乳母車を揺らし、もっと大きく動かした。 ・・・・・・・彼が動くことによっておもちゃが動くと、動きを止めてそれをじっと見つめ、しかしそれを動かしたのが自分自身であることは理解していないようであった。 おもちゃが動かなくなると、再び揺らし始め、それを繰り替えした。 ・・・・・・・ローランが胸を叩いたり、(指吸いをしないように) 包帯がされ乳母車の取っ手に紐で結ばれた両手を振ったりしていたときに、私はこの状況を利用しようと思い、フードに吊るされたセルロイドのガラガラを見た (ガラガラの中で音がした)。 揺れがますます多くなると、ローランは身体を反らし、手足をバタバタさせた。 つまり、彼は一層大きな喜びを示し、そのことによって興味ある結果を持続させたのである。 ・・・・翌日・・・・私は彼の右手にセルロイドのガラガラほ結びつけた。 ・・・・左手は自由だった。 最初は手の動きが不十分だったので、ガラガラは動かなかった。 そのうち動きが大きくなり、ガラガラも動き出した。 ・・・・これは意識的協応のように見えるが、両手は同じように動いており、単に喜びの反応を示しているだけとも考えられる。 次の日にも、同様の反応が見られた。 ==================== その2日後、ピアジェがローランの右手に紐でガラガラを結びつけると、彼は一度ガラガラを動かし、そのことによって「驚き、びっくりし」、その後は「左手は動かさないままで、右手だけを規則的に動かした。」。 右手について6日間「実験」した後、ピアジェは左手に紐を結び、次のようなことを観察した。 ==================== 最初偶然ガラガラが揺れると、彼は驚き、好奇心を示した。 そして、その後、協応した循環反応が見られた。 その時、右手は伸びてほとんど動かず、左手だけが動いていた。 ・・・・したがって、これは明らかに第二次循環反応を物語っている。 ==================== -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 数えることの大切さは誰しもご存知のことだろうと思います。 しかし、数えることがなぜ大切なのかはあまり考えないと思います。 数えることは、単純に日常生活における利便性を上げるだけではなく、それが考えることや言語の強化に大きく寄与する事をみなさんはご存じないと思います。 また、見続ける、考え続けるなど、「続ける」という行動の強化になることを知っておいてください。 とにかく、言葉を獲得するのと同時期に、「数える」ということを少しずつ教えてあげてくださいね。 ピアジェ派と行動分析学のアプローチノ類似点は、ピアジェが「原初的予期 (primitive anticipations) 」 と呼んでいるものに見ることができる。 前に述べた新生児の吸啜反応の例をもう一度見てみよう。 乳児は乳首 (あるいは別の対象) が口に入ったときだけ吸うが、もう少し月齢の高い乳児は母親の腕に抱かれただけでも吸い始める。 ギンスバーグとオパー (1988) は、この観察について可能な解釈を2つ提案している。 一つは、母親の腕に抱かれることが乳首に代わって吸う反応の手がかりになっているという解釈であり、これはいわゆる古典的条件付けと類似していると考えられる。 もう一つの可能性は、「乳児は授乳について原初的予期を示しているという解釈であり、時間が経過するにつれて、この予測は以前より数は少ないがより適切な事象によって引き起こされる。」 (Ginsburg & Opper, 1988) という考え方である。 本書の立場から言えば、この違いはもちろん、「予測」や「予期」の唯一の証拠がその言葉が意味している行動そのものであるという点である。 実物の乳首が口に入る「前に」吸う反応が生じることについて、最も適切な説明はどういったものだろうか? ギンスバーグとオパーは、ピアジェは吸う反応とそれに先行する環境刺激の連合は認めているものの、その連合が「機械的に」獲得されるという考え方には反対していると考えている。 しかし、次の引用からわかるように、ギンスバーグとオパー (1988) の説明は、現実に起こっていることに疑問を差し挟むようなことはほとんどしていない。 ===================== 生後数ヶ月の間、乳児が乳首を吸うときはほとんどいつも同じ姿勢で抱かれ、またこの姿勢と結びついた内的な身体感覚が吸う反応の一部になっている。 その身体感覚と唇の動きは一つのまとまりとなっている。 そのために、乳児が授乳の状態に置かれ、姿勢感覚と運動感覚が生じると、吸う反応のサイクルが開始されることになる。 ==================== ギンスバーグとオパー (1988) が示唆しているように、この例には古典的条件付けが含まれている。 さらに、彼らは次のようにも付け加えている。 ==================== この連合は、環境によって引き続き一貫して「固定化」されなければ維持されない。 すなわち、姿勢手がかりによって子どもに予期的な吸う反応が引き起こされるためには、その吸う反応にいつも必ず母乳やミルクが後続して与えられる必要がある。 ==================== しかしながら、彼らがこの例に、古典的条件付けとオペラント条件付けの両方が含まれる可能性を見逃していたことは明らかである。 というのは、ギンスバーグとオパーは、この予期学習を条件反射と呼ぶことは、「重要な要素を見落としてしまうことになる」と述べているからである。 しかし、彼らの例には条件反射の機能がいくつか含まれているだけではなく、オペラント条件付けも同時に生じており、その方が「重要」であると考えられる。 ピアジェも、感覚運動期の第2段階で乳児は新しい「好奇心」を示し、それは乳児が新しい対象や慣れ親しんだ対象を見る時間の長さの差によって証明できると述べている。 ピアジェはこのような行動は必要なものではなく (おそらく生命維持には必要ではない) 、それゆえにこの行動の説明には機能的同化の原理の適用が妥当であると述べている。 機能的同化とは単に乳児が既存のスキームを「練習する」傾向を言っているに過ぎないことを思い出して欲しい。 ピアジェによれば、乳児は新しい刺激作用を探し出す。 しかし、すでに、感覚 (例えば視覚や聴覚) が明らかに人の行動に対して無条件性強化子として機能を持つようになることを見てきた。 こうした結果事象によって、ピアジェが好奇心と呼ぶ行動が形成され維持されるのであって、あえて機能的同化という概念を持ち込まなくてもそうした行動を十分説明できるはずである。 ------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳9ヶ月の子。 今回ひらがなで言葉を作る取り組みをしました。 ひらがな積み木でまずは簡単な言葉を作ってもらいます。 「い」と「か」を出し、「これで何か言葉を作って。」というと「か」を上に、「い」をしたにしてくっつけてくれました。 「おぉ~、『いか』ができたねぇ。 すごいねぇ。」と言って好子を与えました。 しばらく2文字の取り組みをしてから今度は3文字です。 僕は「れ」と「も」と「ん」を前に出し、「何か作って。」と指示しました。 するとこの子は偶然かもしれませんが、「れもん」と作ってくれ、「れ、も、ん・・・・、れもん」d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ と答えてくれました。 ひらがな、アルファベット、数字(3桁)、九九、世界地図など様々な概念を制覇しているこの子。 すごい2歳児です。 1970年以降、「認知」も考慮した行動療法が考えられ、今日では「認知行動療法」としてその手法が確立されています。 そうした面からも、認知についての知識を得ることは、非常に意義深い事です。 --------------------- 第2段階 : 生後1ヶ月から4ヶ月まで ピアジェはこの段階を「最初の獲得性適応と第一次循環反応」 (The First Acquired Adaptations and the Primary Circular Reaction) と呼び、この段階での最も重要な進歩は、「第一次循環反応」の出現であると考えた。 この段階は、オペラント条件付けがはっきりしてくる時期でもある。 例えば、ギンスバーグとオパー (1988) は、第一次循環反応について次のように述べている。 ********************* 乳児の行動によって、偶然、好都合な結果や興味深い結果がもたらされることがある。 そのとき、乳児はすぐにうまくいったその行動を再現したり再発見しようとし、試行錯誤の結果うまくいく。 その後、その行動と結果は繰り返され、その一連の流れが一つの「習慣」となるだろう。 ******************** スキナー (1989) はオペラント条件付けは試行錯誤ではないと言っているが、この第一循環反応に関する記述は、オペラント条件付けの説明とほとんど異なるところが無い。 第一次循環反応が「第一次」と呼ばれるのは、それが最も早い時期の循環反応だからである。 行動分析家は生後1ヶ月目に観察されたオペラント条件付けと、その後数ヶ月の間に観察されたオペラント条件付けについてこのような区別はしないかもしれないが、このような相互作用が徐々に複雑さを増すことは認識しているはずである。 いずれにせよ、第一次循環反応が「循環」と呼ばれるのは、偶然に発見したことを繰り返すという特徴があるからである。 ピアジェ派の説明では、子どもは2つ以上のスキームが一緒に働いたり協働する仕方を「発見し」、快的な結果をもたらす行為を繰り返すことを「望んでいる」という言い方がされる。 このような記述の仕方は、ピアジェ派のアプローチに共通して見られる。 このような言い方は乳児の学習が能動的であることを意味し、しかもその活動が観察された行動以外の別のレベル (すなわち認知レベル) でも生じていることを意味している。 残念ながら、ピアジェ派のに人たちは自分達のアプローチは子どもを能動的な学習者と見なし、行動論的なアプローチは子どもを受動的な学習者と見なしていると考え、両者を対比的にとらえることが多い。(Ginsburg & Opper, 1988) しかし、これは正しくない。 行動分析学的アプローチでは、子どもを受動的な存在とはみていない。 子どもを受動的な存在と見なすことは、行動における変化を行動と環境の「相互作用」の関数として記述するオペラント条件付けの本質に反する。 行動分析学的アプローチは、選択主義者 (selectionist) と同じである。 それゆえに、個々の個体を自らの行為の始動者と見なしたり、オペラント条件付けを認知的に考えなければならない理由は何も無い。 したがって、乳児は環境に合わせて自分の行動を変えるというような記述の仕方は、行動の個体発生を理解する上で生産的な方法であるとは思えない。 --------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 子ども達にはある程度の負荷を与えなくてはいけません。 そうしたことをわかってはいても、ほとんどの親は負荷を「良し」とせず、それを排除したり事前に取り払ったりします。 また親は、子どもを満たせようとします。 渇望させることをしません。 子育ては、子どもにどのくらい負荷を与え、どのくらい渇望させられるかによってその成果が違ってきます。 もちろん負荷を与え渇望させるだけではなく、その対価としてそれを補う好子を与えなければなりません。 ただそうした場合の好子は、負荷を与えず、渇望させない時よりも、はるかに小さな好子で済みます。 常に好子のみを与え続け、嫌子を排除し続けると、それは馴化し、飽和化し、好子出現、嫌子消去での行動を制御することができなくなります。 親の行動を変えなければ、子どもの行動は変わりません。 子どもの不適切行動は、少なくとも子どもの皮膚の内側にあるのではなく、全て環境にあることを忘れないでくださいd(^∇゚*)ネッ。 吸啜スキームは誘発刺激が外見上存在しない状況で生起するだけでなく、毛布や人形など他の新しい対象が存在する状況でも生起する。 ピアジェはこの現象を、「般化的同化」 (generalizing assimilation) と呼んだ。 ピアジェ派の研究者は、乳児は自分の持っているスキームを練習しなければならないので、この要求を満たすために使える対象を必要としてているという言い方をするかもしれない。 しかし、このような言い方は現象を正しく説明しているのではなく、ただ観察したことを記述しているに過ぎない。 刺激般化という概念が、ピアジェの観察を理解する助けになると思われる。(Stevenson, 1970) 第1段階の反射の最も重要な側面は、恐らくその反射が分化することであり、これは環境との接触によって変化する事を意味している。 ピアジェ (1952) は、このことを自分の息子を例に次のように記述している。 ********************* 彼は目の前に出された母の胸の乳首から5cmのところを噛んだ。 ちょっとの間そこの皮膚を吸い、そして2cmほど口を動かした。 繰り返し吸っては止め、吸って止めた。 しかし、続けて探しているうちに、(大きく開いた) 上唇の粘膜が偶然乳首に触れ、そのときもう一度唇をすぼめ、吸い始めた。 ********************* ピアジェは乳児が示したこの原初的な「認知」を記述するために、「再認的同化 (recognitory assimilation) 」という用語を用いた。 このような吸啜スキームの弁別あるいは調節は、乳児が空腹のときだけ生じる。 それをどう呼ぼうとも、ピアジェは単純なオペラント条件付けを記述する作業を十分になし得ていないといえる。(Stevenson, 1970) この2つの説明の違いは、オペラントとしての解釈が科学的に確立された原理に基づいているのに対し、ピアジェの解釈は観察だけから導き出されているという点である。 ギンスバーグとオパー (1988) が感覚運動発達の第1段階を要約する際に述べているように、「吸啜スキームは洗練され、かなり複雑な心的構造に発達し、いまや乳児が経験したことを組み入れることができるようになっている。」 行動分析学家はこの同じ観察を、吸啜行動のオペラント条件付けや弁別を証明するものとして解釈するだろう。 しかしながら、オペラントとしての吸う行動が実際に反射的な吸う行動にとって代わるかどうかということについては、観察データだけから判断することはできない。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 子どもの行動を制御するためには、あらゆる方法を使わなくてはいけません。 好子を与えるだけ、嫌子を与えるだけ、好子を消去するだけ、嫌子を消去するだけ・・・・ どれか一つだけではいけないのです。 常に子どもの行動を観察し、これがだめだったらあれ、というふうに、臨機応変にその手法を変えなくてはいけません。 とかく嫌子を出現させる弱化の手法がとられがちですが、この方法のみに陥らないよう気をつけましょう。 第1段階 : 誕生から生後1ヶ月まで 感覚運動期の最初の下位段階は、「反射スキーム」の段階と呼ぶことができる。(Lamb & Bornstein, 1987) ただし、ピアジェ (1952) は「反射の行使」(The Use of Reflexes) と呼んでいる。 この名称からもわかるように、この段階では反射が優勢である。 とはいっても、すでに経験を積むことによって生得的な反射活動が変化し始めている。 新生児の行動に関するピアジェ派の考え方を表しているよい例は、吸啜反応 (きゅうてつはんのう) である。 第1に、ピアジェは、乳児の口に入った乳首や指という特定の刺激が吸啜反応を誘発する事を認めているということである。 ピアジェはまた、吸う行動は別の機会にも同じように生じ、明確な誘発刺激存在しないときにも生じることも観察している。 ピアジェはこの現象を説明するために、 「機能的同化」 (functional assimilation) という原理を考え出した。 これは、機能向上のために、その構造を「練習する」という基礎的 (生得的) な傾向があることを意味している。 このようなピアジェの示唆には同意できないが、彼が言う機能的同化という原理を支持する唯一の証拠は、反射的行動の誘発刺激となるものが外見的には存在しないことであるということは指摘できる。 また、別の説明も可能である。 誘発刺激が内的なもので見逃されているかもしれないし、あるいは吸うという動作の「感触」が条件性強化子として確立されるような強化的な結果が存在するのかもしれない。(Stevenson, 1970) ギンスバーグとオパー (1988) は、「快感と吸う行動の場合は、非常に短い期間に限られている。」という理由から、後者の説明には否定的である。 しかし、ピアジェは、この最初の1ヶ月に生じる学習の量について統制は行っておらず、この結論が妥当かどうかはわからない。 生後間もない乳児の行動は、オペラント条件付けレスポンデント条件付けの両方に対して感受性があるということは周知の事実であり、このことから、ピアジェが推論した機能的同化を受け入れる前に、これらの説明は論理的にではなくまず実験的な証拠に基づいて否定されるべきである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← あなたのお家では、お子さんにどのような食事を与えていますか? 柔らかく、食べやすいものを与えていますか? それってもしかしたら危険かもです・・・・。 野菜も大きめ、太めに切り、肉も安いものを買い、魚の干物など噛み応えのあるものをしっかり与えましょう。 何度も噛む習慣は子どもを健康にし、それ故頭を良くするかもしれません。 愛情をかける・・・というのは、決して子どもにとって好子を与えることばかりではありません。 時には「硬い」という嫌子も必要なのです。 東京のお母さんも大阪のお母さんも、もちろん宮崎、香川のお母さんも、みんなしっかりこの取り組みをやってみてくださいね。 認知発達心理学を知る事は、行動分析学の正しさを知る上で欠かせない学習です。 また認知発達心理学者の行った相関実験や相関理論は、行動分析学理論が証明する因果関係を補足する実験理論として非常に役に立つ部分もあります。 継続して読み続けてくださいね。 -------------------- 認知発達における感覚運動期 ピアジェが言う認知発達における感覚運動期は、この発達期を定義する2つの主な全般的変化から、「自己中心性 (egocentrism) の減退と対象概念 (object concept) の出現」と記述されている。(Lamb & Bornstein, 1987) 第1の変化である自己中心性の減退とは、子どもの行動が自分自身の身体によって方向づけられる (行動分析学的に言えば、制御される) ことが徐々に少なくなり、外的環境によって方向付けられることが多くなることである。 例えば、誕生時に優勢であった無条件反射が数ヵ月後には消え、環境との相互作用の結果である学習された行動が優勢になることである。 第2の変化である対象概念の出現とは、行動が環境内の対象によって制御されることが徐々に増えることを意味し、これには対象が視野から消えてもまだ反応を制御しているような場合も含まれる。 後者の現象は「対象の永続性」 (object permanence) と呼ばれ、対象の形、位置、大きさのほかに、対象の恒常性を示唆するものがまさにその対象自体が存在することであるという意味で、第6章で論議した対象の恒常性とも関連している。 感覚運動期の下位段階 ピアジェは感覚運動期を6つの下位段階に区分している。 それぞれの下位段階に対応する年齢は固定的なものではないが、連続したものではある。 このように下位段階が連続したものであるというのは、子どもの認知発達は認知的な構造とプロセスの質的変化を意味し、前の変化は後の変化が生じるために不可欠であるというピアジェの確固たる信念を反映している。 以下の論議の大部分は、すでに引用したハーバート・P・ギンスバーグとシルビア・オパー (1988) の『ピアジェの知的発達理論』 を参考にしている。 この本は、ピアジェ理論を簡潔に記述し分析したものである。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 2歳8ヶ月のお子さんが、わずか20分ほどのレッスンで山村暮鳥の「雲」を暗唱できるようになりました。 これには僕もびっくりです。 そしてこの子はまだまだ覚えたいみたいで、「私と小鳥とすずと」をずっと見続けています。 この子はただ暗唱するだけではなく、自分の声と、書いている文字が一致しているのです。 すごいなぁ・・・。 この子の将来が楽しみです。 ピアジェが観察し続けたことも、結局は行動なのであり、心的行動の推測に過ぎませんでした。 それは全く無駄な事ではなく、相関的な説明としてのあり方として考えるならば、一定の貢献はしていると言えます。 ただ科学的な信憑性は薄く、結局は行動分析学によってのみ説明し得る理論に凌駕されます。 -------------------- 心理的構造 ピアジェによれば、体制化と環境への適応の結果として、子どもの年齢によってそれぞれ異なる心理的構造が発達する。 認知発達の各段階は、それぞれの段階に固有な心理的構造が存在する事によって特徴づけられる。 心理的構造とは習慣的な行動パターンのことであり、子どもが年長になるにしたがって複雑になり、また環境との相互作用を積めば積むほど複雑さが増す。 乳児の場合、体制化の構造はスキーム (scheme) と呼ばれ (ピアジェはシェマ[shema]と呼んでいる。) 、7歳から11歳の子どもではこの体制化の構造は操作 (operation) と呼ばれる。 乳児の認知的行動の発達を扱う場合に限って、われわれはスキームを取り扱うことになる。 スキーム 「スキーム」という用語は、世界への働きかけ方 (Lamb & Bornstein, 1987) 、あるいは組織化された行動パターン (Ginsburg & Opper, 1988) を意味している。 ギンスバーグとオパー (1988) が指摘しているように、スキームには2つの重要な側面がある。 第1は、それは行為であるということである。 別の言い方をすれば、スキームには行動が含まれるということである。 第2は、スキームは行動の「基礎的構造」あるいは「本質」を意味するということである。 指吸い行動に関するギンスバーグとオパー (1988) の以下のような記述に、このような用い方が示されている。 ******************** もし、乳児の行動を丹念に調べれば、一人の子どもがする指吸い行動で、厳密に同じものは1つもないことがわかるだろう。 あるときには、親指が口から20センチ離れていたときにその行為が始まり、別の時には22センチ離れた時に始まったりする。 またある時には、親指が一直線に口に向かい、別の時にはその軌道がまったく不規則であったりする。 つまり、もし行動を十分詳しく記述すれば、全く同じ行為は存在しないことがわかるだろう。 一つの指吸い行動があるのではなく、その行動は数多くあり、実際には子どもが親指を口に持っていく回数と同じ数だけあると言える。 ******************** ピアジェにとって行動の構造は重要である。 では、ピアジェの「行動の構造」とは、何を意味しているのだろうか? ギンスバーグとオパー (1988) によれば、それは「細かい部分は異なっていても、幅広い行為に共通する特徴を抽出したもの」を意味している。 では、指吸い行動を定義する共通した特徴とは何だろうか? その答えは、「乳児は親指を口に入れる習慣的な方法を獲得したこと」である。 (Ginsburg & Opper, 1988) この習慣性が、ピアジェの言うスキームの概念である。 行動分析家もこのようなスキームの記述を是認しているように思われる。 というのは、本質的には1つのオペラント単位の記述と同じだからである。(Stevenson, 1970) 親指を口を入れる一つひとつの行為全てに対して、指吸い行動の結果が後続する。 いわゆる「指吸い」オペラントは、その行動のさまざまな形式すべてに共通する特徴を抽出したものである。 もちろん、共通特長というのはすべてのものが等しいということであり、この場合は、その行動すべてが同じ結果を生み出すということである。 これは、ピアジェの考え方と行動分析学の考え方に違いが無いということを意味しているのではなく、ピアジェが観察した行動も、その行動のオペラントとしての特長による制御を受けていることを意味している。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 認知に関しては、学んだ方もたくさんいらっしゃるでしょう。 なので分かり易い事も多いかと思いますが、このシリーズでは基本的に、行動分析学的立場から認知心理学的立場からの「認知」についての矛盾点などを追求しています。 おもしろく論じていますので、是非ご覧ください。 -------------------- ピアジェが考えている人と環境の相互作用の概念は、行動分析学の相互作用の概念とよく似ている。 第1に、「能動的」という意味は、おそらくピアジェ派と行動分析学派でまったく同じとは言えないとしても、両方の立場ともある環境の中で行動する (つまり能動的) 個体を前提としている点では同じである。 第2は、両学派とも、子どもの行動は常に環境に適合していくと考えている点である。 最も大きな違いは、行動上の適応そのものを説明するプロセスである。 ピアジェのアプローチでは、(同化や調節によって) 適応するのは個体の側であり、一方、行動分析学の立場では、行動を徐々に形成するのは個体の行動の結果が果たしている選択的な役割である。 ピアジェの体系では、体制化 (organization) と適応 (adaptation) ということは必ずしも意識的なプロセスとは限らないが、ともに意図的なものと考えられ、それゆえに目的論的アプローチであることを意味している。 行動分析学の立場は、ダーウィンの進化論と同じく選択説の立場である。 ピアジェの同化の概念に対する行動分析学の見解は、同化とはある行動が過去にうまくいったときに存在していた刺激が、将来その行動を喚起するようになることを意味しているに過ぎず、結局のところ刺激性制御の原理を言っているに過ぎないというものである。 もし、その行動が同じ結果を生み出すことができれば (消去) 、その行動の変動性は大きくなり、その後生じた行動のバリエーションの一部が効果的な結果を生み出すと、そのときの複合刺激の制御を受けるようになる。 これが、ピアジェの調整の概念を行動分析学の立場から解釈したものである。 この2つのアプローチの違いは、すでに上記の例の中に見ることができる。 行動分析学の立場では、同化と調節ののプロセスは比較的単純である。 ガラガラの姿がSDとして手でつかむ行動を喚起するが、その行動は過去に同じような状況でうまくいったものである。 もし、ガラガラが少し離れたところにあれば、手でつかむ前に手を伸ばす行動が必要となり、この場合の手でつかむ行動の形式は以前のものと異なったものとなるはずである。 行動には本来的に変動性があるので、手を伸ばす行動や手でつかむ行動に見られるバリエーションにも、うまくいくものといかないものがある。 その中でうまくいったバリエーションが、その後極めて短時間のうちに優勢になる。 というのは、それらの行動は手でつかんだ後に生じるガラガラの音や感触によって強化されるからである。 対照的にピアジェの立場では、乳児は多くの問題に直面し、それらを解決しなければならないとされる。 乳児は単に手を伸ばしたりつかんだりするだけではない。 乳児はむしろその新しい対象を「取り込んだり」、「変換したり」、それに「意味づけしたり」している。 乳児が自分の行動の始動者であると考えるなら、あたかも同化と調節が乳児自身の行為であるがごとく、乳児がガラガラを「同化」し「調節」するという言い方はあながち言い過ぎとはいえない。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 本格的に新シリーズが始まりました。 まずは発達心理学のオーソリティ ピアジェの理論について考えていきましょう。 ---------------------- ピアジェ派の概念 体制化と適応 ピアジェは、世界に関する知識の獲得を意味する知的発達や認知発達は、人が環境に適応するために自分自身の心理的構造を体制化することによって生じると考えた。 ピアジェの認知発達理論を学んだことのある読者の多くは、人は同化 (assimilation) と調節 (accommodation) という2つの精巧なプロセスによって環境に適応する、ということを覚えているだろう。 行動分析学の用語で言えば、特定の場面における個人の行動は、その場面でその行動がうまくいったかいかなかったかによって決まる、ということである。 ピアジェによれば、その行動がうまくいっている間は、その人はその環境 (知識) は既存の心理的構造に「同化」する。 しかし、もし以前獲得した行動ではその環境とうまく相互作用できなくなると、その人は環境の要請に合わせて自分の心理的構造を「調節」することになる。 ギンスバーグとオパー (Ginsburg & Opper, 1988) は、乳児の同化と調節の例として次のような例を挙げている。 この例では、乳児にそれまで遊んだことがまったくないガラガラが与えられた。 乳児は最初、既存の認知的構造でそのガラガラを同化させる。 ******************** 過去にその子は手で物を掴んだことがあった。 彼にとって、つかむというのは十分に確立された行動の構造である。 初めてガラガラを見た時、彼はそれをよく慣れた行動パターンに取り込もうとして、その新しい対象に対処した。 ある意味で、彼はその新しい対象を自分がよく知っている物、つまり手でつかむ物に変換しようとしたと言える。 したがって、この乳児は対象を彼の枠組みに同化し、それによって対象を「意味」づけいしたと言う事ができる。 ******************** 同化が総体的にうまくいかない場合には、乳児は環境に合わせて自分の行動を調節する必要が出てくる。 ******************** 乳児はガラガラをつかもうとする。 それがうまくいかないと、彼はそのやり方を少し調節しなければならない。 例えば、ガラガラが離れたところに置かれると、その子はガラガラを正しく知覚するために、まず最初に自分の視覚的活動を調節しなければならない。 次いで、自分とガラガラの距離に合わせて腕の動きを調節しながら、腕を伸ばさなければならない。 ガラガラをつかむ時には、指をその形にしなければならないし、ガラガラを持ち上げるときには、その重さに合わせて筋緊張を調節しなければならない。 ******************** ---------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今日から暫くの間、以前に記述しました論文を掲載させていただきます。 行動分析学の真実、認知心理学の真実を知る上で欠かすことのできない論文です。 是非ご覧ください。 新シリーズが始まりました。 認知発達心理学の矛盾を追及し、行動分析学の正しさを証明する大きな章となっています。 是非お読みください。 -------------------- 認知の発達 「認知」という用語は発達心理学の文献でしばしば使われているが、おそらくその定義はどれも全く同じというわけではない。 しかし、認知的事象、認知プロセス、認知的構造といった概念がただ単に作り出されたものに過ぎないことを考えると、それぞれの定義が全く同じとはいえなくとも、おおよそ似通っているのは興味深い。 認知とは次のことを意味していると考えられる。 ① 「知ること」(Vasta, Haith, & Miller, 1992) ② 「内的な心的プロセス」(Dworetzky, 1993) ③ 「注意、記憶、問題解決を含む思考プロセスと精神活動」 (Butkatko, & Daehler, 1992) ④ 「人が世界に関する知識を獲得する心的プロセス」 (Scarr, Weinberg & Levine, 1986) これらの定義から、認知に共通する2つの特徴を導き出すことができる。 すなわち、認知とは、① 内的 (心的) プロセスで、② それによって人が世界に関する知識を獲得するものなのであるといえる。 表面的に見て、これらの認知の「定義」には客観的な証拠が無い。 というのは、定義の中で言われている事象やプロセスは観察や測定ができず、直接分析する事ができないからである。 したがって、認知発達の研究を理解するためには、認知発達心理学者が「認知」という場合に、子どもに生じている行動そのものをよく見ていく必要がある。 本章では、誕生から2歳くらいまでに見られる乳児の行動発達を中心に取り上げる。 読者の多くは、この年齢範囲がジャン・ピアジェ (Jean Piaget) の言う認知発達の「感覚運動期」(sensorimotor period) と重なることに気づくだろう。 ピアジェの貢献はまさしく認知発達そのものと言ってよく、本章では論議の基礎として彼の枠組みを用いる。 しかし、これまでの章でも述べたように、本章でも認知発達のプロセスを反映していると言われる行動について、行動分析学の原理によってもっと倹約性のある説明が可能であることを明らかにするとともに、認知的な概念を推論する事が不必要であることを明らかにしたい。 そこで、本章ではまず最初に、ピアジェが強調している主な発達上の変化について感覚運動期を概観し、それらの変化に関する認知-発達的な解釈と行動分析学的な解釈を比較する。 次いで、両方の立場から模倣と対象の永続性について詳しく論議し分析する。 感覚運動期の発達段階の話に入る前に、読者の助けになるように、認知発達に関するピアジェのアプローチ全体の基礎的な部分をいくつか明らかにしておきたい。 次節では、それ以降の節で取り上げ、また行動分析学の用語で説明する事になる、彼の基本的な考え方のいくつかについて述べておきたい。 -------------------- 続きます。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 昨日は30度になったところもあったとか・・・・。 高松は「暑い」というより「暖かくてよい日和」という感じでした。 もう少しするとまた肌寒くなりそうなので、まだまだ油断できませんね。 さて大阪では、「刺青アンケート」を拒否したバスの運転手さんが訴訟の取り下げを促された上司に、不正な職場移動させられたということで二度目の訴訟を起こしたらしいですね。 そりゃ訴訟は憲法で保障された権利ですから、それをするからと言って不利益を蒙るというのは違法でしょう。 ただ、刺青の有無を問うアンケートくらい答えてもいいのではないか・・・なんて僕は思うのです。 橋下市長は批判を受けることも多いですが、この事に関しては僕は賛成派なのです。 そもそもの発端は、刺青をチラつかせる職員がいたことに端を発しているのです。 役所の職員が刺青をチラつかせるなんて言語道断。 どうしても刺青したいのなら、それが許される職場で働くべきだというのは至極当然です。 これが市役所の職員だけでなく、教職員にもこういう人がいるとすると、なんだか暗澹たる気持ちになります。 刺青をタトゥーと言い換え、日本人がファッションとして入れ始めたのはそう遠い昔の話ではありません。 海外で許されていることでも、日本では文化的に受け入れられないこともあるんです。 橋下市長の教育に対する見識の低さは目に余るものがありますが、それでも「刺青問題」に関しては僕は「あっぱれ」な対応だと思います。 この件に関しては、 がんばれ大阪市!! です。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日の国語の授業。 今回体験授業で2年生の子が来てくれました。 ただ今回、この子だけパソコンを中心に算数の問題に取り組んでもらいました。 ![]() もう九九を覚えている子だったので、その理屈がわかるような取り組みにしてみました。 また学校ではやっていない問題だったのでどうかなぁ・・・と思っていましたが、本人は休憩時間を削ってまでこの問題に取り組んでくれました。 3年生はいつもの4年生の長文読解です。 ![]() 今回2年生に重点を置いてしまったので、いつもよりこの子達に関われませんでしたが、生徒たちはそんな事をものともせず、黙々と解き明かしてくれていました。 さすが先輩たち。 この先輩達の姿を見てかどうかわかりませんが、体験の2年生も黙々と取り組んでくれました。 途中ちょっと厳しい場面もありましたが、おうちに帰ってから「楽しかったぁ。」と言っていたそうです。 やはり大事なことは、自らの力で難問を解き明かしたという大きな好子が発生することです。 これが勉強に次々と内在してくると、子ども達は能動的にちゃんと勉強してくれるようになります。 プロセスが厳しいものであっても、結局ゴールにたどり着けた・・・ということが大事なのです。 できればまた会いたいなぁ・・・と思うあっちゃん先生なのでした。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← プランターにかわいい花達が咲いていました。 ![]() ![]() ![]() 同じような花達ですが、一つ一つそれぞれ違います。 同じ種類のものでも、それぞれ全く同じ花はないのです。 これは人間にもいえますよねぇ。 学校の教育では、近年個性を尊重しよう、などという動きがあります。 実際そういうことも行われているのでしょう。 しかし学校教育の基本は、みんな平等、みんな同じなんだ、ということを学びます。 はたしてそれだけでいいのでしょうか? 当然人間というカテゴリーでは一緒でしょうし、権利や義務は一緒でしょう。 しかし生まれ方や生まれた後の環境や、もちろん顔形、体格など、同一の人間なんているはずはありません。 また、将来の職業や年収も違いますので、そこにできる生活環境も当然違います。 どんなにがんばっても、どの世界に行っても貧富の差はありますし、差別や偏見もあります。 本当に大事なことは、「人は違う」ということをもっともっと教えることです。 この根本をしっかり教育し、ではその違いをどう埋めていくか、ということを考えなければなりません。 そしてお互いの違いを認め、違いがあることこそが社会を作っているのだ、ということを子ども達にしっかり教えていくべきなのです。 子ども達がいつか出会うであろう社会の矛盾や不平等を正しく乗り越え、そしてそれらがなくなるような努力ができる大人にする事が指導者の大きな役割なのです。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 僕は様々な指導の中で、具体物を使った指導をお勧めしています。 それは算数や国語などの学校での勉強に関わらず、子どもの概念の形成を目的とした指導です。 かの多重知能論のハワード・ガードナーも、博物館での指導を強く勧めています。 教科書やテキストなどの問題を解き明かす訓練も必要ですが、その根本となる様々な概念の形成は、幼少期からのたゆまぬ環境の整備からなされます。 ※ この際の環境とは行動分析学でいう弁別刺激のことです。 つまり、実際現物を触らせたり見せたり、味わわせたりすることが大事だということです。 子どもの行動を観察していると、何を今弁別刺激として使用するのか、ということがよく見えてきます。 その一例が、先週の学習報告に出ていましたのでご紹介します。 兄が年長の秋くらいから、幼稚園から石を持ち帰り始めました。 大きなのから小さいのから様々で、幼稚園の靴のロッカーにも大きなのが入っており、靴が入れられないほどでした。 最近も小学校から小さな石を持ち帰り、クリップで石の周りを囲んで展示を演出していました。 ただの石ころだと思っていたら、どうやら化石のつもりだったようです。 っということで、ちょうど恐竜化石展に行ってきました。 また、植物園ではいろんな花や案山子を見てひとつひとつ説明をしました。 案山子は見る機会がないため、写真に撮っておきました。 妹が白鳥に突かれるというハプニングもありましたが、楽しかったです。 こうしたものでした。 子どもが意思を持ち帰る行動を、ただの迷惑な行動だ、不適切な行動だとして対策を練るのではなく、そこにどういった意味があるのかということを考え、それそのものを教材にしてしまう。 また、そこから広げて新たな刺激の場を与えるというのはとてもすばらしい指導法です。 普段見過ごしてしまいがちな子ども達の行動の中に、指導のヒントがたくさん隠されているということをみなさん覚えておいてくださいね。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 日曜日のオンライン授業では、本格的にトークン経済システムを導入しました。 今回は教室でも行っているのと同様、ポイント制を行います。 良い行動をするとポイントが与えられ、不適切な行動をするとポイントが没収されます。 そしてある程度ポイントが溜まれば、そのポイントに比例して子ども銀行券を送ります。 その子ども銀行券の金額に応じたものを、子どもは得ることができます。 この際大事なことは、トークンに大きな好子を内在させることです。 最初のうちはちょっとしたことにでもポイントを与え、早く一定量の子ども銀行券を手に入れさせます。 そしてそれが貯まり何かおもちゃなど買ってもらえるレベルになると、保護者はすばやくそれを子どもに与えます。 こうすることによって、トークンに価値を持たせ、より行動制御し易くするのです。 今回本格的に授業でこれを使用しました。 お母さんの感覚では、一つの良好な行動に対し、1つまたは2つのポイントを与えていました。 また、行動制御する際、「そんなことをしてるとポイント消しちゃうよ。」という弱化の手法を多用していました。 そこで僕はそうした手法ではなく、好子法を主体としての指導を心がけるように指導しました。 例えば、「そんなことをしてはだめ。 ポイントを減らすよ。」という言い方ではなく、「もっとこうしてくれたら、ポイントをあげられるよ。」というふうに言い換えるのです。 最初のうちなかなかこうしたことができなかったお母さんも、最後には「この部屋から出ておとなしくしてくれたら10ポイントあげるよ。 がまんできるかな?」という言い方に変わっていました。 別に「だめ」という言い方が悪いといっているのではありません。 そうではなく、「だめ」と言わなくても行動を制御できる場面がたくさんあるので、それを考えて指導してください、と言っているのです。 今回このような指導が功を奏して、今までまるでチックのように顔を常に触るような行動がほとんど消去されました。 また、できないとふてくされたり机を叩くような行動も消去されていました。 逆に勉強する行動が強化され、目があらゆるところから情報を得ようとするがごとくあっちこっち動き、正解がいつもより早く正確に言えるようになっていました。 やはり行動分析学の行動原理に従った方法は、合理的で確実に行動を制御できます。 計画的に子どもの行動に介入する事により、今まで成し得なかったことがいとも簡単に成しえる事も数多くあります。 もちろんそこには当然行動コストがかかるので、全てがうまくいくとは限りません。 しかし、主観論や経験論、感情論のみで指導するよりはるかに大きな効果が現れるのは事実です。 今後もこのお子さんにさまざまな手法でアプローチし、大きな結果を得ていきたいと思います。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 東京にお住まいのオンライン授業のお子さんのお母さんから報告書をいただきました。 このお子さんは発達障がいの診断をくだされたお子さんです。 お母さんはお勉強したことを一生懸命実践されています。 今回はなかなか眠ってくれない子に一工夫し、眠ってもらえるようにできました。 そのご報告です。 また、質問もありましたのでそれにもお答えさせていただいています。 ただ、今回はGWの後半は取り組みをしていない等の報告がありましたので、とても厳しい回答となっています。 少ない情報の中、適切なアドバイスにはなっていないかもしれませんが、できるだけ具体的な回答を心がけてみました。 みなさんも是非ご参考になさってください。 『生活面』 ・毎晩、入眠までの時間が長い。 これまで絵本の読み聞かせや子守唄、トントン体をたたいてあげたり、眉毛をなでたり、こちらはひたすら寝たふりをしたり、これまで○○の『ねむりスイッチ』を散々探ってきた。 入眠までの時間を見越して早めに布団に入るも、周囲の状況が気になる(お気に入りのぬいぐるみや私へのちょっかいなど)のか体がじっとしていられず、目を閉じることをしない。 眠いけど寝れない状況→入眠までに必要なプロセスを考えてみる。 とにかく目を閉じることができなければ眠るに至らないので、自作でアイマスクを作成する。 素材は○○が気に入るようなモコモコのタオルを使用。 アイマスクには魔法がかけてあり、マスクを装着している時だけ“おめめちゃん”とお話ができる設定を作り、とにかくアイマスクを装着する行動を強化する。 「○○、今日も疲れたわね。このおめめのお布団とっても気持ちいいわ~(○○がアイマスクを外そうとすると)お布団取らないで~寒いわ・・・」などと妖精のような声で○○が楽しいと感じる会話をする。 だいたい5分くらいは会話をし、そのうち“おめめちゃん”も眠くなりお互い「おやすみ~」をしてまもなく○○も眠ることができるようになった。(ここ10日間くらいの取り組み) アイマスクの素材の良さもあって今のところ非常に気に入ってくれている。(眠るまでのプロセスに好子が発生していると思える) GWの帰省中もアイマスクをすることで、○○も「おうちとおんなじみたい」と言いながら早々に入眠することができる。 質問 ここ最近1・2週間の間で手を舐める行為がひどくなっており、それまでのようにただ手を舐めるだけでなく、いろんなところを触った際その都度舐めたり、ひどいと直接物を舐めたりすることがあります(衣類を舐めたり、抱っこした際に私の顔を舐めたり、お散歩中に小枝を手に持ってはそれを舐めたり) とにかく食事や眠りに集中している以外はありとあらゆる場面で舐めています。 チックであるという捉え方をしているので、大目に見ていますが、改善法はあるでしょうか? ご報告ありがとうございます。 早速ですが、アイマスクの工夫はお見事でした。 このような独自の創意工夫こそが一番大事なことなのです。 通り一遍等のやり方ではなく、その子に合った方法を探る・・・・というのは、最も適切な指導法です。 さて、お勉強はお休みとの事ですが、できれば休むことなく少しでいいので何か触れさせてあげてください。 勉強の習慣は、長い時間かけて身につくものです。 全く何もしない期間が長ければ長いほど、今までの苦労が水の泡になることもあります。 何より、指導者自身の何らかの言い訳に使われることを恐れた方がいいかもしれません。 ですから、取り組みとしてしっかりやる・・・ということではなく、何となく何かをやらせる・・・ということでもかまわないので、全くやらないという日はなるべく作らないほうがいいと思います。 ご質問の件ですが、チックとみるか特有のこだわりと見るか、くせと見るかは分かれるところですが、いずれにしろ不適切行動は消去しなくてはいけないので何らかの介入、修正が必要だと思います。 「舐める」という行為が頻発するのは、その行動に好子が内在してるからであって、決してチックだから舐めるのではありません。 舐めるから「チック」だとか判断されているだけです。 ということは、その行動自体に好子が消去されるか、中性子化されるか、嫌子を内在させるかしか方法はありません。 抹殺法として、舌を抜き取るなんてのは冗談にもなりませんから。 その都度叱るというのは弱化の手法なのでこれはあまりお勧めできません。 それではどうすればいいのでしょうか? これは一例ではありますが、まず赤ちゃん用の「おしゃぶり」を与える、という方法があります。 物理的に他のものを「舐める」ということができないようにするのです。 次は棒付キャンディーを与える、という方法です。 舐めるのを我慢すると、棒付キャンディーが与えられる、舐めるとなんらかのペナルティーがある、とすれば、「舐める」行動を抑制できるかもしれません。 いずれにしろ、こうすれば絶対こうなる、という確実な方法はありません。 行動原理、強化原理に従って、まずは観察し、その後様々な手法を実験してみることが大事です。 大目にみて何も対策を打たない、というのは全く合理的な手法ではありません。 悪く言えば、指導者の怠慢と言われても仕方ないと思います。 ご自身がそれを不適切行動だとお感じになってらっしゃるのなら、それがチックであろうとなかろうと、行動を修正させるのが一般的かと思います。 GWだから取り組みを休む チックだから大目にみる というのは、お母さん自身が少し残念な行動結果となっていると思います。 もちろんこれは僕の主観であり、大きいな偏見なのではありますが、少ない情報の中で僕が考えるのはこのようなことです。 とても厳しい言い方をして申し訳ありません。 ただ、オブラートに包んだ言い方よりも、単刀直入に申し上げるほうが良いのではないかな、という僕の判断です。 よろしければご参考になさってください。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 亡き父も大好きだった吉牛が、並280円になったというので久しぶりに行ってきました。 ![]() ![]() ![]() 今回はサラダセットにしてみました。 変わらぬおいしさに大満足♪ それと僕の勘違いかもしれませんが、肉の量が若干多くなったような気が・・・・。 とても幸せな時間でした。 その後、2歳8ヶ月の子の取り組み。 今日ははさみを使ってもらいました。 好きなように切ってもらうのですが、、みなさんのやり方とちょっと違うところは、「片付ける」という行動をしっかりと強化する、というところです。 ![]() ![]() ![]() (写っていませんが、テーブルの横にはゴミ箱が置いてあります。) この子の場合、まずしっかり切るということをやってもらいます。 すると当然細かなゴミが出てきます。 それをいちいち指摘はしません。 暫く自由にやらせた後僕が、「あっ、ゴミが落ちてる。」と言い、驚いた顔をします。 するとこの子は僕の視線の先に目をやり、そのゴミを確認します。 そこで僕はすかさず、「ゴミはこうやって捨てるんだよ。」と言いながら、捨て方の見本を示します。 そして、「お片づけしない子は、チョッキンできないよ。」と言いながら、片づけをするよう促します。 この子は直後に椅子を降り、ゴミを一つ拾いゴミ箱に入れました。 「よくできたねぇ。 えらいねぇ。」と直後に褒めます。 するとこの子は、椅子に戻ることなく全てのゴミを片付けました。 その後、不定期に切り方を褒め、ゴミがあることを告げると、片付けの直接的な指示をしなくてもこの子はゴミの片づけをしました。 それから20分後、僕が何を言わなくてもこの子は片づけをし、最後の紙を切り終えるとその場は元の綺麗な教室になっていました。 指導は、何を強化し何を弱化、消去するのか、という確固たる標的行動が必要です。 それは一つの取り組みに対し、1つでも2つでも結構です。 大事なことは、何を教え、何ができるようになって欲しいかを明確にし、子どもが能動的にその行動を起こすように指導者がアプローチすることです。 そのためには、行動原理、強化原理が必要不可欠です。 それに基づき、しっかりと指導してください。 またその他大事な事として、指導者は演者になる、ということです。 演技の下手な人は指導者としては厳しいです。 演技するお勉強も必要ですよ。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 先日お伺いしたオンライン授業の新1年生。 発達障がいだとか1年遅れているだとか無茶苦茶言われて、お母さんはかなり凹んでいました。 しかしいろいろな取り組みをやってみると、どれも人並み以上にできています。 ですから、改めて検査、相談に言ってみると、あっさり「もうそのような兆候は見られない。」だとか。 どういうこと? 最初の診断でショックを受けたお母さんの気持ちはどうしてくれるの? 幼児期の子どもは、発達障がいであろうとなかろうと、少なからずそれを疑われるような行動傾向があります。 ですから、それを疑われるのは仕方ありません。 ただ、そうしたことを医療関係者は知っているはずなので、それなりの慎重な対応は必要です。 僕のこの子との関わりは、一週間に2回、数時間のものです。 たったそれだけの関わりではありますが、お母さんの行動は徐々に変化し、それにつれてお子さんの行動も変化しました。 そして数ヵ月後、もうそうした兆候は見られない、という診断までされました。 通常学級も大丈夫だろうとの事です。 これってどういうことなんでしょうか? つまり、それなりの正しい対応と日々の訓練があればそうした診断を受けなくても良い子どもが、現実にははっきりと「発達障がい」と診断されている事実があるということです。 行動分析学は行動の原理を解明しています。 これは何かをどうにかできる魔法の薬ではありません。 それは、何かを作り出すため、また解明をするための材料であり、道具に過ぎないのです。 しかしこれは科学的根拠のあるものなので万能です。 ですからこれを正しく理解し使用すると、今までどうにもならなかった事がなんとかなる、という事が多々あります。 僕がこのブログで今まで何度と無く勉強しましょうと訴えてきましたが、多くの方々はそうしたことはしません。 なにかの具体的な方法や教材には多くの反応がありますが、そうで無い場合は無反応です。 勉強をする、ということは手間がかかるし面倒なことなので、そこに嫌子が生まれているので人の行動は生起しないからです。 しかし本当に大事なことは、基礎的学問をしっかり身に付け、正しい指導を子ども達にしてあげることです。 あれにもこれにも手を出し、結果あまり良い成果が生まれないということよりも、一見遠回りかもしれませんがきちんと勉強して対応するほうが、結局近道になるということもあります。 こうした勉強は、家庭においてしっかり行われなくてはいけませんが、それにも増して学校での指導者の方々にこそおこなわれなければいけません。 どこかの小さな自治体でもいいので、誰かがやり始めてくれないかな・・・と密かに思う日々なのです・・・・。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ラジオ番組で、子育ての質問を受け付けていました。 その質問に某大学院の教授という方が答えていました。 質問は、「2歳の長女が0歳の次女に嫉妬し、妹を小突いたりする。 どうしたらいいだろうか?」というものでした。 その教授は、何かいろいろ言っていましたが、 1、その頃はイヤイヤ期、反抗期である。 2、嫉妬しないように姉を認めてあげる。 3、もし小突いたりした時は頭ごなしに注意するのではなく、逆に抱きしめたり、抱きしめてあげるような気持ちで接する。 4、自分が幼かった頃のことを思い出し、姉の身になって接する。 5、良いお母さんとは、自分が幼かった頃のことをよく覚えているお母さんだ。 このような内容のことを言っていました。 はぁ・・・・。 大学院の先生ともあろう人がこの体たらく・・・・。 行動原理を全く知らないようです。 そもそも子どもが不適切行動をした時、注目という好子・・・。 しかもお母さんが抱きしめてあげる、とか笑顔を見せるなんてことをして、本当にその不適切行動が無くなると思っているのでしょうか? これは全く逆の効果を生み出します。 行動は、行動直後に発生する好子や嫌子、消去される好子や嫌子によって再び生起したり弱化、消去されたりします。 これは実験によって証明された科学的な原理です。 これを無視した理論は、単なる主観論や感情論であると言わざるを得ません。 どれだけ偉い先生か知りませんが、「自分が幼かった頃のことを良く覚えているお母さん」が良いお母さんだなんて、よくもまぁ公共の電波を使って、また国営放送で言えたもんです。 科学的根拠も無く偏見に満ち溢れたコメントで、全く聞くに堪えませんでした。 認知心理学で発見されたものはありません。 それらは全て発明されたものです。 これは、僕の尊敬する杉山先生の著書に書かれてありました。 こうした人達が次代の教育者を養成していると思うと、本当に暗澹たる気持ちになります。 もっともっと行動分析学がメジャーになり、教育現場の主たる心理学としてたくさんの人に学んで欲しいです。 また、政治家にも学んで欲しいですね。 ※ いつもランキングにご協力いただきましてありがとうございます。 本日もまた1個だけでも結構ですので、お手数ではございますが、下の四角のバナーに矢印を合わせて押していただけませんでしょうか? あなたの一押しが、僕の元気の源なのです・・・・。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ![]() ![]() ![]() テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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