![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 一か月程ほぼトレーニングしませんでした。 数年前、ケガでトレーニングできなかった以来です。 その際、再開当日は初心者並みに力が落ち、たいへんな思いをしましたが、その後今までにない筋肥大が起こりました。 今回はその時の経験を生かすべく、当時を思い出しながらトレーニングしてみました。 案の定、泣きたいくらい弱くなり、初心者以下になっていましたがこれも想定内。 今後一か月、今まで以上に辛い日々が続くと思いますが、スケジュール通りにメニューをこなしていこうと思います。 体重も筋肉量も体脂肪率もほぼ変わりませんが、神経は弱っています。 怪我をしない程度にしっかりがんばってみます。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 14 行動分析学の立場では、対象に「親しみがある」とか「親しみが無い」というのはどういう意味があるのだろうか? 対象に親しみを持つのは、その対象との経験によることは明らかである。 行動分析学的な言い方をすれば、対象に「親しみを持つ」ようになるのは、その対象に対する適切な反応を生み出す強化歴 (history of reinforcement) による。 別の言い方をすると、ある対象がその対象に適したオペラント行動に対する刺激性制御をもつようになるのは、対象と相互作用した後であると言える。 例えば、ある対象の扱い方は、過去に結果的にその対象をうまく扱ったことがあるかどうかによって決まる。 こうした行動の中には、網膜像の大きさに加えて対象を見る角度が適切な反応 (例えば手伸ばし行動) の刺激性制御を果たしている時に、知覚行動と記述されているものもある。(大きさに応じた反応に対する刺激性制御については、後で述べる大きさの恒常性の項でも論ずる。) 線遠近法と親しみのある大きさの他にも、ヨナスと共同研究者は静的な絵画的手がかりとして、ある対象がもう一つの対象と重なったり、その対象を覆い隠す場合の「重なり」 (Granrud & yonas, 1984) や、網膜像の明るさにばらつきがある場合の「明暗」 (shading) (Granrud, Yonas, & Opland, 1985) についても調べた。 そして、生後5ヶ月から7ヶ月の乳児は、これらの手がかりを奥行きに応じた手伸ばし行動の手がかりとして利用していることを明らかにしている。 もちろん、発達のある時点で、ある視覚刺激が知覚行動を制御していることを証明したと言っても、必ずしもその変化の基礎となるプロセスを解明したとはいえない。 視知覚行動の発達には成熟的要素が強く働いていると主張している研究者もいるが (例えば、Bower, 1966;Rader et al., 1980)、行動分析学の立場から考えると、こうした行動に経験の影響が関与している程度に応じて、予測される環境的なプロセスを解明するために行動分析学の原理を利用する事ができると言える。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 手首を怪我して先週はなかなか思った通りのトレーニングができませんでした。 そこでリハビリがてら加圧トレーニング始めました。 今まで全くやったことなかったので新たなチャレンジだったのですが、自分なりに工夫しながらやってみました。 軽重量で大きな効果を得られるこのトレーニングは、反面とてもキツイものでした。 しかしトレーニング終了後のバンプ時間が長く、十分効果を実感しました。 様々な手段を使って身体を慣れさせることなく、しっかり鍛えていこうと思います。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 認知発達を科学する PART 7 吸啜スキームは誘発刺激が外見上存在しない状況で生起するだけでなく、毛布や人形など他の新しい対象が存在する状況でも生起する。 ピアジェはこの現象を、「般化的同化」 (generalizing assimilation) と呼んだ。 ピアジャ派の研究者は、乳児は自分の持っているスキームを練習しなければならないので、この要求を満たすために使える対象を必要としてているという言い方をするかもしれない。 しかし、このような言い方は現象を正しく説明しているのではなく、ただ観察したことを記述しているに過ぎない。 刺激般化という概念が、ピアジェの観察を理解する助けになると思われる。(Stevenson, 1970) 第1段階の反射の最も重要な側面は、恐らくその反射が分化することであり、これは環境との接触によって変化する事を意味している。 ピアジェ (1952) は、このことを自分の息子を例に次のように記述している。 ********************* 彼は目の前に出された母の胸の乳首から5cmのところを噛んだ。 ちょっとの間そこの皮膚を吸い、そして2cmほど口を動かした。 繰り返し吸っては止め、吸って止めた。 しかし、続けて探しているうちに、(大きく開いた) 上唇の粘膜が偶然乳首に触れ、そのときもう一度唇をすぼめ、吸い始めた。 ********************* ピアジェは乳児が示したこの原初的な「認知」を記述するために、「再認的同化 (recognitory assimilation) 」という用語を用いた。 このような吸啜スキームの弁別あるいは調節は、乳児が空腹のときだけ生じる。 それをどう呼ぼうとも、ピアジェは単純なオペラント条件付けを記述する作業を十分になし得ていないといえる。(Stevenson, 1970) この2つの説明の違いは、オペラントとしての解釈が科学的に確立された原理に基づいているのに対し、ピアジェの解釈は観察だけから導き出されているという点である。 ギンスバーグとオパー (1988) が感覚運動発達の第1段階を要約する際に述べているように、「吸啜スキームは洗練され、かなり複雑な心的構造に発達し、いまや乳児が経験したことを組み入れることができるようになっている。」 行動分析学家はこの同じ観察を、吸啜行動のオペラント条件付けや弁別を証明するものとして解釈するだろう。 しかしながら、オペラントとしての吸う行動が実際に反射的な吸う行動にとって代わるかどうかということについては、観察データだけから判断することはできない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 昨日、トレーニングチームに新しいメンバーが加わり、初の合同トレーニングがありました。 その男性はまだ19歳で、今夏のボディービルコンテストで上位入賞した人です。 僕は恒例の原始反射のテストをし、その人の特性の把握をしました。 原始反射の残存の可否は、その人の生き辛さや動作のしにくさを把握することができ、トレーニングレクチャーをする際には欠かせないテストです。 そうした事が分かることで、指導する側だけでなく、本人に事実がわかり、それまで疑問に思っていたことの解決や今後の自分の行動を決めるのにとても役立ちます。 自分の特性を知らず、思い悩んだり社会や人を疎んじたりし始めると、本人にもその周辺にも良い事は何もありません。 事実を知り、本当の自分を分った上で物事を考えると、前向きな行動が増えていきます。 僕のトレーニングチームでは、トレーニングだけでなく、こうしたことで効率よくメニューを組み身体づくりに励んでいます。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 21 ホワイト (1971) によれば、彼の研究結果はいくつかの視覚-運動発達の可塑性を証明している。 行動分析家はこのような研究結果に驚くことは無い。 行動分析家にとって「豊かな」環境とは、ある行動に対する潜在的な強化随伴性が豊富にある環境を意味する。 ホワイトの研究では、視覚に導かれて手を伸ばす乳児の行動に先行したり後続する形でより機能的な刺激を作り出すことによって、環境が「豊かに」された。 手の凝視についての結果を検討してみよう。 明らかに、乳児が自分の目の前で動いている自分自身の手の様子が、まさにその行動にとって機能的な刺激となっている。 この場合、動いている手の様子が、おそらく手を見る行動 (視覚的注意) だけでなく、手の動きそのものも強化している。 一方、統制群の乳児の豊かでない環境で、手の凝視がかなり早く頻繁に見られるようになったことは、それ以外の強化子がその場になかったことによって説明できるだろう。 実験群の乳児で手の凝視がそれほど頻繁に見られなかったのは、おそらく視覚的注意や手の動きに対する別の強化子があったことになる。 実験群の乳児は生後およそ72日頃にステービルのガラガラを叩くようになり、その後この動作の頻度は増大した。 叩く動作に随伴するガラガラの音は、おそらくこの行動にとって機能的な結果 (つまり正の強化子) となっていたと考えられる。 ホワイト (1971) は、子どもの瞬間瞬間の経験という点から発達のメカニズムを扱っていないという理由で、ピアジェ理論を批判している。 しかし、行動分析学はこの問題を克服している。 すなわち、行動分析学は、視覚的注意、手の凝視、最終的にはトップレベルの手伸ばしへと変化させる、瞬間瞬間の相互作用に関わる変数を明確にしようとする。 「(豊かにするという手続きによって) 近くのものを見たり触れたりすることが増加することは、結果的に協応プロセスを加速する」とホワイトが述べているのは、環境を「豊かにする」ことで強化随伴性が変わり、そのことによってこの加速がもたらされたことを意味している。 本書の立場から考えると、ホワイトがまとめた研究結果は、強化随伴性によってさまざまな形式の運動行動が選択され、成熟変数によってその限界となる範囲が設定されるという考えを支持している。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← ほぼ毎日同じ時間でジムに行っていると知り合いが徐々に増えていきます。 そんな中には「教えて下さい。」と言ってくる人も少なく無く、そうこうしているうちに何となくトレーニングチームができました。 メンバーの中の数名は、来月コンテストに出場予定です。 その中に19歳の男の子がいて、その子がチームのTシャツやグッズのデザインをしてくれたので、その中の数点を購入しました。 下の写真がその中の一つのTシャツです。 みんながお揃いのウエア着るのは、何か一体感があって気持ちがいいです。 これからもいろいろあるでしょうが、こつこつトレーニングを続けて行こうと思います。 ![]() マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 18 大きさの恒常性知覚に関する伝統的アプローチ 対象の恒常性の規則は、次のように言うことができる。 網膜上に投影された像の大きさ、形、位置が変わっても、その環境における対象の実際の大きさや形や位置は変わらず、同じままであるということである。 バウワー (1966) が説明しているように、「知覚は網膜像よりも対象そのものに忠実であるように思われる。」 もっと正確な言い方をすれば、おそらく対象によって制御される行動は網膜像よりも対象そのものに忠実である、と言えるだろう。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性を、「網膜上に映る像が対象と観察者の距離によって変化しているにもかかわらず、対象の大きさはそのままであるということが学習された知覚である。」と定義している。 ドワレツキー (1990) は大きさの恒常性について、以下のような例を記載している。 ==================== 駐車したあなたの車から降りて、歩きながらその車を見るとき、あなたの視覚系は脳にメッセージを送っている。 最初は、レンズを通して両眼後部にある網膜と呼ばれる領域に車の像が投影される。 あなたが (車を見ながら) 歩き出すと、車から離れるに従って、網膜に映る像は徐々に小さくなる。 あなたの車の感覚像は急激に小さくなっていくが、あなた自身は自分の車の大きさは変わらないと知覚している。 ただ、車がだんだん遠く離れていくだけだと知覚しているのである。 ==================== われわれは対象が小さく見えることがあっても、その実際の大きさは変わらないことを「知っている」と言われる。 網膜上に対象の像が小さく映っても、われわれはその対象を同じ大きさのものとして「見ている」と言われることもある。 さらに、発達研究者は、子どもが「大きさの恒常性を獲得する」年齢についても語っている。(例えば、Day & Mckenzie, 1981;Yonas, Granrud, & Pettersen, 1985) このような言い方はこの現象の本質を曖昧にし、行動を構造的に解釈することに伴う問題が全て含まれている。 記述の章で述べたように、行動はある状況下で観察され、その行動に名称がつけられ、この場合は「知覚」という名称、もっと細かく言えば「大きさの恒常性」という名称が付けられているのである。 知識や認識は決して直接観察できるものではないが、このような名称を付けることによって、この世界についての知識や認識の仕方が実体化される。 このような説明をすると、子どもは大きさの恒常性を「獲得し」、大きさの恒常性を「持っている」という言い方ができる。 このような言い方は、ある経験の結果、子どもの中にある構造が作り出され、その構造によって子どもは対象の大きさを正確に解釈できるようになることを意味している。 このような推論的な構造に研究の焦点を合わせてしまうと、経験そのものの性質といった、最も基礎的な行動プロセス (例えば、観察された行動に関与する強化随伴性) の研究がおろそかになってしまう。 ほとんどの認知的な説明は子どもの行動を強調せず、その代わりに「解釈」とか「認知」と呼ばれる行動の推論上の代用物を強調している。 しかし、その推論的な代用物を唯一の証拠は、それによって説明される行動そのものなのである。 実際は、知覚は特定の環境的文脈で子どもが示す行動そのものである。 しかし、研究者は感覚情報を解釈するものとして内的な代用物を考え出すばかりで、このより倹約性のある記述の仕方に目を向けようとしない。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← トレーニングをレクチャーしてる男性(50代)が、どうも不器用なので原始反射のテストをしてみると、正にSTNRとATNRがしっかり残っていました。 原始反射が残っている人は、上位運動ニューロンに障害を持つ可能性があるか、もしくは発達障害の可能性を考慮しなくてはいけません。 そこでADHDの特徴をその人に伝えると、過去にそれに類する経験をし、今でもそうした状況にあるそうです。 こうしたタイプの人にはそれなりのトレーニング方法が必要で、一般トレーニーと同じメニューを機械的に行っても成果が上がりません。 僕は単なる個性でありそれを自覚することが大事だと話し、その人のためのメニューを作りました。 その辺のトレーナーにレクチャーされているトレーニーは、自分の特徴をしっかり把握してもらっているのでしょうか? 因みにこの人は僕のトレーニング仲間で、僕のトレーニングチームに入っているので全て無料でレクチャーしています。 緊張性頸反射 緊張性頸反射は非対称性緊張性頸反射として知られ、生後一ヶ月頃に現れ4カ月頃に消える。 この反射では、子供の頭が一方の側に向けられた時に向けられた側の腕が伸びて逆側の腕が曲がる(この動作は非常にわずかである場合もある)。 もし乳児が自力でこの姿勢から抜け出すことができないか、6カ月を過ぎても反射が引き起こされる場合は、上位運動ニューロンに障害を持つ可能性がある。 研究者によると、緊張性頸反射は乳児の手と眼の協調の先駆けであるという 対称性緊張性頸反射(たいしょうせいきんちょうせいけいはんしゃ、Symmetrical Tonic Neck Reflex;STNR) 乳児に見られる原始姿勢反射の一つである。 腹臥位で顎を上げると腕が伸びて足が屈曲し、顎を下げると、逆に腕が曲がって足が伸びる。 生後6カ月頃から発達し、11カ月頃に見られなくなる。 非対称性緊張性頸反射(ひたいしょうせいきんちょうせいけいはんしゃ、Asymmetrical Tonic Neck Reflex;ATNR) 新生児にみられる原始姿勢反射(原始反射)の1つである。 乳児を仰向けに寝かせ、首を一方に向けると顔面側の上下肢が伸展し、後頭側が屈曲する反応である(例:首を右に向けると、右の手足は伸び、左の手足は曲がる)。 大脳の発達に伴い、生後4カ月を過ぎた頃から見られなくなる反応である。 マイプロテイン プロテイン、サプリメントは信じられないほど激安で購入できます。 コード1HBY-R2を入れると、さらに500円引きとなります。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 運動発達を科学する PART 22 生態学的強化子・・・・つまり生得的好子や嫌子が、子どもの行動発達については不可欠なものであり、この概念こそが、乳児の行動発達をより明確に、科学的に説明します。 循環論に陥る発達心理学に依存せず、客観的事実による因果関係によって行動発達を説明すれば、わが子に対する育児も自信を持って行えます。 ではどうぞっ。 -------------------- 生態学的強化子 手でつまむことの発達に関する行動分析学的な解釈の良い例が、ビジューとベアー (1961) によって提示され、ビジューはその例を取り上げている。 彼は極めて幼い子どもの場合、小さい物を拾い上げるのに親指と他の指を向かい合わせてつまむといった。 個々の指の反応を通常示さないことを指摘している。 反対に、きわめて幼い子どもは手を開いたり閉じたりする時に、全部の指を伸ばしたり曲げたりする。 ビジュー (1979) は次のように述べている。 個々の指の反応が分化するためには、さまざまな強化随伴性が複数の指の動きに作用するのではなく、さまざまな強化随伴性が一本一本の指の動きに作用するような環境を必要とする。 ・・・・・・・テーブルの上にある一粒のエンドウ豆は、その環境の例である。 5本の指全部使って豆をすくって、手のひらに載せることはめったに成功しないし、それはかなりの時間と努力が必要となる。 しかし、親指と人差し指を使ったはさみ握りの動作でその豆を拾い上げるともっと頻繁に成功するし、そのほうがもっと簡単である。 ビジューは強化子は口の中にあるエンドウ豆と考えたが、強化子はエンドウ豆をつまみ、拾い上げることであるとする方がより妥当なように思われる。 この例は、生態学的強化 (ecological reinforcement) と呼ばれる強化のタイプを示している。 生態学的強化は、その行動によって生み出された刺激変化が、同じような状況でその行動の頻度を増加させる自動強化子の一種である。 行動行動分析家は他者の仲介を必要としないという通常の意味で「自動強化」(automatic reinforcement) という用語を用いている。 もっと限定して言えば、自動強化とは「行動の自然な結果が、行為者自身の身体か周囲の世界に作用することである。」(Vaughan & Michael 1982) これは、キャンディーのような実物や賞賛やトークンといったものを他者が与える必要が無く、強化の中でも重要なタイプである。 もちろん、行動分析理論の強みの一つは、強化子は先験的に定義されるのではなく、それに先行する行動への効果によって定義されるという事である。 生態学的強化子という概念は、行動の変化に関する行動分析理論にとって極めて重要である。 というのは、この概念は潜在的に効力を持つ強化子の範囲を拡大し、そして非社会的な環境との相互作用が広範で多様な行動をどのようにして十分に条件付ける (例えば、形成し、分化し、刺激性制御の下におく。) ことができるのかを示している。 本章では、生態学的強化子が乳児の運動行動の発達にとって、おそらく強化の根本的な源であるということを強調しておきたい。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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