![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 1歳児に新しく購入したパズルをやってもらいました。 新しいパズルでもサクサクやってくれました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 10 運動視差と視覚的拡充の他にも、もう一つの奥行き知覚の静的手がかりとして、きめの増大と削減 (accretion-deletion of texture) がある。 これは、見る人か周囲の対象のいずれかが動くことによって、見る人の目に映し出されたきめの模様が崩れる際に生み出される手がかりである。 ヨナスとアウズリー (Yonas & Owsley, 1987) は、きめの増大と削減について次のように述べている。 ==================== 地球上の環境には光を通さない対象や表面が数多くあるので、視覚的世界は地上のある観察点から見て、目に映る面と目に映らない面とに二分される。 観察者が環境内を動いたり、対象が観察者に対して動いたりすると、目に映らなくなる面と目に映るようになる面が出てくる。 ==================== 他の静的な奥行き手がかりによる制御を用いて、生後5ヶ月頃の乳児の行動が増大-削減手がかりの制御を受けていると結論付けている研究者もいる。 ある研究で、グランラド、ヨナス、スミス、アターベリー、グリックスマン、ソークネス (Granrud,Yinas,Smith,Arterberry,Glicksman & Sorknes, 1984) は、コンピュータによるランダムドットのディスプレーを用いて、きめの増大と削減だけが縁の輪郭や奥行きの手がかりとなるようにした。 ディスプレーが動くと、前方の平面が前に動き、一方で後方の背景が徐々に見えなくなる (増大と削減) 。 しかし、ディスプレーが動かないと、ドットはただ平らに並んでいるように見える。 この研究者は、生後5ヶ月と7ヶ月の乳児が背景よりも前方の平面の方により頻繁に手を伸ばすことを見出した。 この項で取り上げた研究から導かれる一般的な結論は、乳児の行動は動的手がかりによる刺激性制御の影響を受け、これらの手がかりが実際には生後6週間くらいの生後間もない乳児では唯一の奥行き手がかりであると考えられるということである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 一歳児の授業の導入です。 この日はとても調子よさそうでした。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 9 大きさの恒常性については後で別の項で詳しく述べるが、ここでは生後6週間という生まれて間もない乳児の大きさの恒常性に関するバウワー (Bower, 1966) の報告は、運動視差の動的手がかりが基本的制御変数であることを示唆していることを指摘しておきたい。 生後間もない乳児にとって、奥行き手がかりのうちどの手がかりが最も大きく影響を及ぼしているかを調べるために、バウワーはまず初めに、乳児が1m離れた所に固定された30cm四方の立方体の方へ顔を向けることをオペラント的に条件付けた。 条件付け終了後、立方体の大きさと距離を変えて、般化テストを行った。 般化テストでは、30cm四方の立方体を3m離して置いた試行、90cm四方の立方体を1m離した試行、90cm四方の立方体を3m離した試行が行われた。 この配置では、1m離れて置かれた30cm四方の立方体より網膜像が小さくても、3m離れた30cm四方の立方体への反応が一番多ければ、それは大きさの恒常性を証明するデータと言える。 3m離れた90cm四方の立方体への反応のほうが多ければ、3m離れた90cm四方の立方体の網膜像は1m離れた30cm四方の立方体の網膜像と同じ大きさなので、この場合には網膜像が主な制御変数と考える事ができる。 乳児は3つのグループに分けられ、第1のグループでは、運動視差あるいは絵画的手がかり (両方とも単眼視手がかり) だけを使うことが可能になるように、片方の目を隠しして実物の立方体を見せた。 第2のグループでは、絵画的手がかりだけが可能で、両眼視や運動視差の手がかりは使えないようにするために、実物の立方体ではなくスライドの実写が見せられた。 第3のグループでは、両眼視差と絵画的手がかりが可能で、運動視差は使えないようにするために、特別に作った立体映像メガネをかけ、立体映像のスライド映写が見せられた。 そして、次のような結果が得られた。 第1グループ (単眼視手がかり) の乳児は、遠くにある同じ大きさの立方体に一番多く反応を示し、これは彼らの行動を制御しているのが網膜像の大きさではなく実物の大きさであること (すなわち大きさの恒常性) を示唆していると考えられた。 スライドを見せられた乳児 (第2、第3グループ) では、異なる結果が得られた。 絵画的手がかりだけが利用できた第2グループの乳児と、両眼視手がかりも利用できた第3グループの乳児では、3つの般化刺激への反応に優位な差が無かった。 これらの結果から、生後6週間の乳児にとって奥行きと大きさの手がかりとして最も有効なのは運動視差であることが示唆された。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 基本図形のパズルは、この子の得意としているもので、見ればすぐやりたがります。 休憩がてらやってもらいました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 8 ギブソンとウォーク (1960) は、人以外の動物の子どもの視覚的断崖での行動を制御する基本的手がかりについて、大人になると模様やきめの密度 (texture density) の影響を受ける事が多くなるものの、子どもの場合は運動視差が基本的な手がかりである、と結論付けている。 距離に対する基本的な2つの視覚手がかりの一つである運動視差の場合 (Bower, 1966) 、顔を回したり動かしたりすると、網膜上の像が移動する事を思い出してほしい。 網膜上での移動の程度は、焦点が合っている点から実際に見ているものまでの距離と方向に関係している。(Keogh & Sugden, 1985) 視覚的断崖装置では、ガラス板の上で動物が位置を変えたりただ頭を動かすだけでも、断崖側の模様と比べて平面側の模様の方が視野を移動するのが早い。 視覚的断崖で人以外の動物の子どもについて見出された事は、キャンポスと共同研究者が観察した生後間もない乳児の心拍数の変化が、動的手がかりによって制御されていることを示唆しているように思われる。 それらの研究に参加した乳児は生後まだ間もなく、這う事ができず、そのために実験者の手で視覚的断崖を渡らせ、その場合当然ながら平面側から断崖側に移動する際に模様の変化が生じている事にも留意すべきである。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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![]() にほんブログ村 ![]() 人気ブログランキングへ ![]() ↑ ↑ ↑ コメント&応援していただいた方は必ずお伺いして応援させていただいております。 なんとか4ポチお願いできないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。m(_ _"m)ペコリ → 育児教育研究会公式HPはこちら ← 今回は平面図形の認知です。 よくできました。 ※ 育児教育研究会では、只今無料体験を随時募集しています。 是非一度ご連絡ください。 育児教育研究会(いくきょうけん) 761-8081 香川県高松市成合町1066-13 エメロード成合102号(本部教室) 087-813-6969 ikukyouken@energy.ocn.ne.jp 目覚める知覚 PART 7 ギブソンとウォーク (1960) によって視覚的断崖における乳児の回避行動が実証されると、奥行き知覚を本当に生得的なものであると結論付けてようかどうかを検討しようとする研究者が現れた。 視覚的断崖研究のもっとも大きな問題は、ギブソンとウォークが用いた人以外の動物のほとんどと違い、人の乳児は生後すぐにあるいはその後暫くしてもうまく這うことができないという点である。 したがって、乳児が十分に這うことができるようになるまで、空間内で位置をうまくとることを学習する機会が極めて多くあることになる。 そのために、人の奥行き知覚が生得的なものであるかどうかに何らかの結論を下すことが難しくなる。 自己産出的な動き以外の反応を研究対象にすることによって、この問題を解消しようとした研究者もいる。 例えば、キャンポスと共同研究者は、視覚的断崖装置の断崖側に置かれると、生後2ヶ月の乳児では心拍数が低下し、9ヶ月の乳児では心拍数が上昇する事を明らかにした。(Campos & Langer, 1971;Campos,Langer & Krowiz, 1970;Schwartz,Campos & Baisel, 1973) 彼らは、人の乳児の回避行動は早熟の動物に見られる生得的な奥行き知覚とは異なると結論している。 彼らは、その行動は自己産出的な運動 (すなわち這うこと) の経験を積んだ後でのみ生じ得る恐怖条件付けによる可能性が高いと考えた。 一方で、このような解釈に疑問を感じ、成熟に基づく説明を展開している研究者もいる。 例えば、リチャーズとレイダー (Richards & Rader, 1981) は、視覚的断崖での回避行動の最も良い予測因は這う行動の経験ではなく、這う行動が始まる年齢であることを明らかにしている。 特に、生後6ヶ月半より前に這い始めた乳児は視覚的断崖を渡ってしまうのに対し、6ヵ月半以降に這い始めた乳児は視覚的断崖の崖側を回避した。(Richards & Rader, 1981) この研究者は、これらの結果を成熟によって制御される「知覚運動プログラム」仮説によって説明し、このプログラムによって視覚入力に対する這う行動が制御されると考えた。 もし、この仮説的なプログラムが働く前に乳児が這うようになれば、その乳児は視覚入力よりも感覚入力によって制御を受ける可能性が高い。(Rader,Bausano & Richards, 1980;Richards & Rader, 1981) したがって、この研究者の考えによれば、視覚情報と這う行動を結びつける臨界期があることになる。 (Richards & Rader, 1981) しかし、これらの研究では相関関係に基づく方法論が採用されており、また仮定されている独立変数は基本的に観察不可能なものであることから、成熟プログラムについての証明は間接的なものでしかない。 第2章で相関関係による研究について検討したことを思い出してもらえば、この説明の仕方にいくつかの難点があることを理解してもらえるだろう。 テーマ:英才・幼児・早期・障害児教育 - ジャンル:育児 |
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